シバウラの中古農機具を高く買い取ってもらいたいとお考えの方もいるだろう。日本を代表する農機具ブランドであるシバウラは、中古市場でも人気であり、買取価格が高いことでも知られている。
本コラムでは、シバウラの中古農機具が中古市場において、どれくらいの買取相場なのかについて詳しく見ていきたい。適切な買取相場を把握することで、中古で売るときにも安い値段で買いたたかれることを避けられるだろう。それではさっそく見ていこう。
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こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。
中古の農機具は売れるのか?
中古の農機具なんて、買い取ってもらえるのだろうかと疑問に思っている方もいるかもしれない。作業などで劣化した農機具にニーズがあるかどうかという疑問に対して、まず結論を述べるなら中古の農機具は需要が高いということだ。
農林水産省の調べによると、もっとも農機具の需要が高かったのは昭和60年であり、それ以降、需要が若干下がったものの平成25年には過去5年の中で最高出荷額を記録している。もう少し分解してみると国内出荷額と輸出額に分けることができ、特に国内出荷額が平成25年以降上り調子となっているのだ。
国内での農機具ニーズが増えるということは、中古農機具でもいいから買いたいと考える層が増えるということでもある。このような状況にあって、中古農機具を買取査定に出すのに絶好のタイミングだといえるのだ。
また、JA全農生産資材部から農機具を所有するよりも、共同利用するユーザーが増えているといった報告が2017年に出ている。また、農機具の需要が上がる一方で中古買取に出そうとする人も多いのだ。
あまりに中古市場の農機具流通数が増えれば買取価格は下がってしまう。そのため、今のうちに不要な農機具については買取に出しておくというのが吉だ。このような理由も踏まえた上で、中古の農機具は買取市場において、まさに今が売りのタイミングであると考えられる。
シバウラとは?
さて、さっそくシバウラの中古農機具の買取相場について発表していきたいところだが、その前にシバウラ農機具の特徴や歴史などについて、簡単に紹介していこう。
シバウラの農機具について
シバウラの農機具の中でもトップクラスで人気の農機具といえば、やはりトラクターだが、他にもエンジンやドライブトレインなど、さまざまなジャンルの機材を開発していることで知られている。
国産農機具ブランドの中でもトップクラスの実力と人気を誇るシバウラだが、特徴として過去にヒットした機材に少しずつ改良を加えていくというマイナーチェンジ戦略を取っている。人間の文化に寄り添う農業ではあるが、農機具については、時代によってニーズが異なる。
微細なニーズの変化にいち早く察知できるシバウラは、まさにかゆいところに手が届く農機具を国内に普及させてきた。業界トップクラスのポジションにおごるでもなく、常にその時代に合わせていこうとするスタンスは、まさに業界リーダー企業のあるべき姿だろう。また、農業市場だけに限らず、グローバルスタンダードとして環境に優しい農機具開発などもおこなっている点も人気の理由の1つだ。
シバウラの歴史
現在、シバウラブランドを扱っているのは、IHIアグリテックという北海道千歳市を拠点とするメーカーである。誕生は1942年で、芝浦製作所が東京石川島造船所とともに出資をし、石川島芝浦にタービン工場を作ったのが始まりだ。
1991年には、有名なヤンマー(当時・ヤンマー農機)と業務提携をおこない、パートナーシップ ヤンマー・シバウラという名称に切り替わった。このころにシバウラブランドとして販売されていた国内販売向けの農機具純正パーツについては、現在すべてヤンマーが保有する形式になっている。
シバウラ 中古農機具の買取相場を徹底比較
ここまで、簡単にシバウラという農機具メーカーについて紹介をしてきた。さまざまな魅力のあるメーカーであるだけに、中古市場においても需要が高いことが分かった。こちらでは、中古市場におけるシバウラ農機具の買取相場を紹介していく。ぜひ、農機具を売りたいということであれば、以下の買取相場を参考にしてみてほしい。
なお、これからお伝えしていくシバウラの買取相場については、2020年5月のリサーチをベースとしたものである。買取査定依頼をおこなうタイミングによっては、実際の価格と以下の相場が異なる可能性がある点をご留意いただいた上で参考にしてほしい。
シバウラ 中古農機具の買取相場
以下は、シバウラの中古農機具の買取相場について調査した結果だ。
- ・トラクター D228 → 800,000円
- ・トラクター SD3000AD0 → 125,000円
- ・トラクター SD3000A → 90,000円
- ・トラクター P19 → 20,000円
- ・トラクター SD4000A-0 → 300,000円
中古市場で人気なシバウラ 中古農機具は?
上記では、シバウラの中古農機具の中でもトラクターの買取相場についてピックアップした。やはり、トラクターが人気な農機具メーカーであるだけあってトラクターの買取相場情報が多い。
ただ、買取相場が記載されていない中でも、シバウラのコンバイン・耕運機・発動機・脱穀機などを買い取った旨の報告をしている業者は多い。
そのため、もしトラクター以外にシバウラの中古農機具をお持ちの方であっても、高価買取してもらえる可能性は十分にある。まずは、買取査定依頼を出してみるところから始めてみよう。
シバウラ中古農機具のおすすめ買取業者
以下に、シバウラの中古農機具を買取に出す際におすすめの業者を紹介していこう。
農機具ひろば
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
農機具ひろばは、故障した農機具や過度に劣化した古い農機具であっても買取をしてくれることで有名な業者である。もし他社に状態が悪いために買取を断られたという場合には、査定依頼を出してみることをおすすめしたい。青森から鹿児島まで無料で出張査定をおこなってくれる。
関西農機買取センター
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
関西農機買取センターは、海外に幅広い販売ネットワークを保有する買取業者である。円安が進む現在、貿易販売が有利である。そのため、高価買取がおこなえる。和歌山県に特化した出張買取をおこなっており、査定は無料だ。
シバウラの中古農機具を高く売るコツ
さて上記では、中古市場におけるシバウラの農機具の買取相場を調査してきた。トラクターの人気が高いメーカーだけに、トラクターの買取相場情報が市場に多く出回っている。ただ、中にはトラクター以外の農機具を高く売りたい方もいるだろう。
そこでシバウラの中古農機具を高く売るコツでは、ほとんどの農機具に共通する高価買取テクニックを紹介していく。どんな農機具であっても、以下のコツを活用していただければ買取査定額がアップする可能性が高まる。ぜひ、参考にしてもらいたい。
買取査定前にきれいにしておく
もし中古の農機具を買取に出すなら、必ず査定前に農機具をセルフクリーニングできれいにしておくことが大切だ。使用して土や泥がついている状態で買取査定に出すと、状態評価が悪くなって査定額が低くなってしまう恐れがある。
複雑な構造の農機具の場合、わざわざ分解して1からパーツをきれいにするところまでは不要だが、表面をきれいにタオルで拭いたり、水洗いをしたりと第一印象の見た目を良くすることで査定額がアップする可能性が高くなる。
なぜ、きれいにしておくことによって高価買取になるのかというと、中古市場における新たな買い手が付きやすくなるためだ。中古市場における農機具のニーズが高まるように、ぜひ、買取査定前にセルフクリーニングをおこなうようにしてほしい。
付随するアイテムも一緒に買取査定に出す
農機具を購入した際にセットでついてきたアイテムがあれば、そちらも必ず買取査定に出すようにしよう。基本的に農機具には、説明書や保証書、梱包用の箱、各種アタッチメントなどがあるはずだ。
特に保証書の期限が残っている場合は買取査定額がアップする可能性が高いため、自宅に保管している保証書は必ず探しておこう。逆に、付属アイテムがない場合は買取査定額がダウンするというケースも珍しくはない。
説明書や保証書などがなければ購入する上で不安が残るし、アタッチメントがなければ通常通りに使用できないからだ。セルフクリーニングも含めてだが、農機具を中古で売る際には新品同様の状態で買取業者に渡せるようにしよう。売りたいアイテムが新品状態に近ければ近いほど、高く買い取ってもらえる。
新モデルが出る前に早く売ってしまう
農機具メーカー各社は、自社製品の開発・改良を精力的におこなっている。そのため、新モデルが発売されることによって、旧モデルの値段が下落してしまうというケースが多い。
顧客心理を考えると、性能が高い上に使用期間が短いため、新モデルを購入したいのは当然である。そういった意味で、旧モデルの中古市場における買取価格が下がってしまうのは避けられないことなのだ。
もし、自宅で農機具を使っていないということであれば、新モデルが発売される前に売ってしまうということが得策だといえる。大事に家で保管していたとしても、時代とともに値段が下がっていく。家に使用していない農機具がある場合は、急いで買取に出そう。
劣化する前に早く売ってしまう
新モデルの発売によって旧モデルの値段が下がることを述べたが、できるだけ早く農機具を売ることで経年劣化を避けることができるメリットもある。どれだけ大切に保管していたとしても、燃料タンクが劣化してしまったり、金属パーツがサビ付いてしまったりすることは避けられない。
劣化してしまったパーツは、費用をかけなければ直すことができないし、保管しておいた方が損になると言っても過言ではないのだ。自宅に保管している間に農機具の価値は少しずつ下がると考え、もし今後も使用する予定がないのであれば、中古買取に出すことが賢い選択だろう。
複数の買取業者に査定依頼を出す
ここまで早く買取査定に出すことをおすすめしてきたため、急いで査定依頼を出さなければならないと焦っている方もいるだろうが少し待ってほしい。農機具の高価買取を成功させたいのであれば、知り合いの業者1社に買取を依頼するのではなく、複数の買取業者に査定依頼を出すことがおすすめだ。
なぜなら、必ずしも信頼している買取業者の査定価格が中古買取業界で最高値であるとは言えない。むしろ、1社目から最高額で買い取ってくれる業者と出会えるのは難しい。できるだけたくさんの買取業者に査定依頼を出して、複数の見積額を比較し、最高額を提示してくれた業者と取引するのが確実な方法だ。
このテクニックはどうしても時間や労力がかかってしまうが、大事な農機具を価値に見合った値段で買い取ってもらえるよう、複数の買取業者に査定依頼を出すことをおすすめしたい。
まとめ
中古市場において、シバウラの中古農機具がどれくらいの買取相場なのかについて解説を進めてきた。シバウラは農業に携わる方ならご存じの通り、高性能という点で人気なため、買取価格も高いことがわかった。
後半では、シバウラの中古農機具を高く売るコツについて紹介した。中でも、複数の買取業者に見積もり依頼を出して査定額を比較することがおすすめである。しかし中には、忙しく多くの買取業者へ査定依頼を出す時間がない方もいるだろう。
そのような方には、ヒカカク!の買取業者一括査定がおすすめだ。こちらから、複数の買取業者へ査定依頼を簡単に一括でおこなうことができる。もし、シバウラの買取査定を検討しているのであれば、ぜひ試してみてほしい。