ジョンディアと言えば、アメリカのディア&カンパニーの創業者の名前をかかげるブランドである。農機具としてのネームバリューが高く、グリーンカラーのエンブレムと鹿のシンボルが多くの人の印象に残っている人もいるだろう。
今回のコラムでは、そんなジョンディアの中古農機具を買取に出す際の相場を紹介していく。ほかにも農機具を高く売るためのテクニックやおすすめの買取業者を紹介していくため、こちらも目を通してほしい。
CONTENTS
こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。
ジョンディアとは?
まずは、本コラムで取り上げるジョンディアについて、簡単に紹介していく。
アメリカ基準の農機具メーカー
ジョンディアの名前くらいは聞いたことがあるだろう。数ある農機具メーカーの中でも、世界一ユーザーが多いことで有名だ。黄色い鹿のエンブレムに、「JOHN DEERE」の文字は農業に携わる人なら、多くの人が思い浮かべるだろう。
我が国でも、特に平成初期〜中期にかけてCMがテレビでよく流されていた。馬力がアメリカ基準だからか、意外なことに日本での普及率はあまり高くない。
アメリカといえば農業。日本の国土面積が約38,000,000haであるのに対し、アメリカの国土面積はおおよそ980,000,000haである。さらに、日本では国土の10%強程度しか農地として使われていないのに対し、アメリカでは40%強が農地だ。
25倍以上の面積を持つアメリカにおいて、ジョンディアのように高い馬力の農機具は必須。反面、高馬力の農機具は日本において、オーバースペックともいえる。そこで、主に活躍する場所が、北海道のように広範な農地を持つ場所に限られているのだ。
ジョンディアの誕生
ジョンディアは、ディア&カンパニーという農機具メーカーが製造している。その誕生は1837年で、創業者はブランド名と同じく、ジョン・ディア氏だ。メーカーが誕生した時代は、まだ農地を耕すために鍬(くわ)などを使用していた。
しかし、創業者であるジョン・ディアが耕していた農地一帯は、粘質の土になっていたため、従来の鉄製農具で耕すことは容易ではなかったのだ。そこで考案したのが、鋼製農具だ。
これをきっかけに、彼はさまざまな農具を開発し始め、1918年にエンジンメーカーを買収し、トラクターの開発に成功した。そして、農機具メーカーを牽引する代表的なブランドであるジョンディアとして、現在でも多くの農家に支持されているのである。
ジョンディア 中古農機具の買取相場
ジョンディアの中古農機具の買取相場を調べたところ、以下のような買取相場情報を見つけることができた。
芝刈機 JP-6130REQBFの買取相場
こちらの価格は、2020年6月調査時点のものだ。同メーカーの農機具は新品同様のもので、5,000,000円を超える高価買取がおこなわれていることがわかる。
状態 | 買取価格 |
---|---|
新品・新古品 | 520.96万円 |
中古美品 | 416.76万円 |
故障品・パーツ売り | 65.12万円~130.24万 |
ジョンディアの新品価格情報
ジョンディアの新品販売価格の情報については以下の通りだ。販売価格は2020年6月時点のものとなる。
商品名 | 販売価格 |
---|---|
JD-6MCシリーズ | 1017万円~1455万円 |
JD-6RCシリーズ | 1017万円~1455万円 |
JD-6Mシリーズ | 1124万円~2065万円 |
JD-6Rシリーズ | 1662.12万円~3425万円 |
JD-7Rシリーズ | 1017万円~1455万円 |
このように見ると、ジョンディアの中古農機具は、新品価格の5割程度であることがわかる。ネームバリューが高く、機能性も高いメーカーの農機具だからこその高価買取相場だ。
そのほかの買取相場
そのほかのジョンディア製農機具の買取相場については以下の製品が確認できた。こちらの価格は、2023年1月26日調査時点のものとなる。
商品名 | 買取価格 |
---|---|
トラクター 1320 | 36万円 |
トラクター 2250 | 90万円 |
ジョンディアのおすすめ買取業者
ここまで、ジョンディアの特徴や、農機具の買取相場について解説を進めてきた。やはり、人気メーカーだけに、中古市場における買取価格も高い。もし、不要なら、売ってしまうことをおすすめしたい。ただし、闇雲に近くの買取業者を利用するのはリスクがある。
どの業者も買取相場に則った価格で買い取ってくれるとは限らない。そこで以下に、当サイトがおすすめするジョンディアの専門買取業者を紹介していこう。ぜひ、業者選定に困った場合には、参考にしてほしい。
出張買取の農機具ひろば
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
農機具ひろばは、保有している幅広い販売ネットワークから高値で売れる買取先に受け渡せるため、高価買取が可能というアドバンテージを持った業者だ。ネットオークションや自社保有のカスタマーだけではなく、海外販売代理店などへも販路を広げている。
そのため、国内相場にとらわれず、国外で高く売れる農機具ならば積極的に買取しているのだ。ジョンディアは広範な農地に適したブランド品ため、アメリカやロシア、中国などにも人気があり、同社であれば高額で取引ができる。
なお、農機具ひろばでは、岩手から宮崎までのエリアで出張買取対応している。大型農機具は、店舗まで持っていくことはなかなかできないため、近隣に買取店がない人にとってもありがたい存在だ。
滋賀の農機具王
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
農機具王は、故障した農機具やパーツのみの買取にも対応してくれることで有名な買取店だ。長く使って壊れてしまった機材は、買取拒否されることも多い。しかし、同社であれば買取査定額をつけてくれるため、少しでも費用を回収したい人にはうってつけだ。
どれだけ高額な買取査定額になったとしても、即日現金化が可能。ジョンディアの農機具は、高いもので5,000,000円を超えてしまう。高額な機材でも、その日に現金化したい人におすすめだ。
なお、全国に33の店舗があるため、どこでも出張買取が可能である。しかも、出張訪問費用はかからないため、軽い気持ちで査定依頼できるだろう。
福岡のハンズクラフト
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ハンズクラフトは農機具だけではなく、お酒やパソコン、スマホ、金券、工具など、いろいろなジャンルのアイテムを買取してくれる。そのため、出張買取で家にある不要品をすべて売ってしまいたい人にも、ぴったりだ。
毎月強化買取アイテムジャンルがアップデートされている。もし、高額なジョンディアの農機具が強化買取対象となった場合には、買取価格の大幅アップも期待できるため、チェックしておきたい。
ちなみに、店頭買取・宅配買取・出張買取を利用できる。大型農機を店舗に持っていくのは難しいため、自宅訪問してくれるハンズクラフトはありがたい存在だろう。
出張買取の特選中古農機市場 農キング
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
特選中古農機市場 農キングは、中古農機具の買取から販売までを一手におこなっている買取業者だ。自社Webサイトで販売までできるため、販売コストがかからない。販売する際のコストを抑えられるシステムが整っているので買取価格も高め。
ちなみに買取リクエストをユーザーから受け付けているため、農機具を売りたい人と買いたい人をマッチングできる。大事にしてきた農機具が必要な人に行き渡ることが確認できるため、売るのに気が引ける人にもおすすめだ。
なお、出張買取は、東北・関東・甲信越・北陸・四国・中国エリアが対象である。対象エリアでの買取については、一切費用がかからないため、該当エリアにお住まいの人にとってはありがたい。
出張買取の鹿深サービス
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
鹿深サービスは、農業倉庫にある農機具をまとめてすべて買い取ってくれるスッキリプランが人気の買取業者だ。農業から引退する人や機材を引き継いだものの使っていない人にとっては心強い。劣化が酷いものや、故障して動かなくなってしまったものでも買取可能。
もし、値段がつかなかったとしても、処分費用は無料なのでお金がかかることはない。自らも兼業農家として活動しているので、実際に農機具の利用価値を農家目線で評価できる。そのため、ジョンディアのようなメーカー品の買取価格は期待できるのだ。
なお、鹿深サービスでは、関西エリアを対象に出張買取がおこなわれている。対象エリアであれば、出張費用にお金がかからないため、気軽に申し込むこともできるだろう。
ジョンディアの中古農機具を高く売るコツ
ジョンディアを買取に出す際におすすめの業者について5社を紹介した。ぜひ、査定依頼を出す際には、こちらの買取店も検討してほしい。農機具を売りに出す際には業者選定のほかにも、いろいろな高価買取テクニックがある。
以下に、中古農機具を高く売るコツを紹介していく。こちらもぜひ活用して、ジョンディアの農機具が高価買取されるようにしていこう。
メンテナンスして劣化しないようにする
買取査定時にきれいであればあるほど、高値で買い取ってもらえる可能性は高まる。これは農機具に限らない話だが、特に土汚れなどがつきやすい機材だけに、意識してメンテナンスをすることをおすすめしたい。
もっとも大切なのは、買取査定前にしっかりとセルフクリーニングをしておくことだ。査定時には、第一印象が最重要になる。土や泥がついていない、傷が目立たない状態であれば、買取評価が高まるケースが多いのだ。
また、将来的に買取に出す予定があるのなら、オイルやグロスを金属部分に塗っておくこともおすすめしたい。これらをネジなどに塗っておくことで、サビが発生しないようになる。金属部分がきれいであれば、第一印象もよくなるだろう。
細かいメンテナンス方法やクリーニング方法については、農機具の種類によって異なる。そのため、説明書を見て、適切に扱うことがベストだ。大事に扱うことで、将来的に高値で買い取ってもらえる可能性も上がるため、日頃からメンテナンスを怠らないようにしよう。
不要ならできるだけ早く売ってしまう。
実は、農機具の中古買取依頼数は増加傾向にある。中古市場に数が溢れてしまうと買取価格は下落するため、もし使用していないのであれば、できるだけ早く買取査定に出してしまうことがおすすめだ。
農機具の中古買取依頼数が増えている背景には、農業引退者の増加・機材の共有化という2つの理由がある。少子高齢化の進む第1次産業において、農機具を売って引退してしまう人が多いのだ。また、機材を個人で所有せず、近隣でシェアするケースも増えている。
このような事情もあり、農機具はどんどん中古品として売られている。需要よりも供給が高まれば、価格も下がってしまうのは、農機具以外でも同様のことだ。もし、将来的にも農機具を使う予定がないのであれば、急いで買取に出してしまおう。
複数の買取業者に買取査定を出す
上記の事情を見たときに、すぐにでも農機具を売らなければと考える人は多いだろう。しかし、少し待ってほしい。安易に知っている買取業者1社に見積もりを依頼するのはリスクがある。
もし、お持ちの農機具をできるだけ高く買い取ってほしいのであれば、複数の買取業者に買取査定を出すことがおすすめだ。
複数の見積額の中から最高額を提示してくれた業者と取引できるからである。場合によっては、他社の見積書を持ち込むことによって、それ以上の査定額を提示してくれる業者も少なくない。ジョンディアの農機具は価値が高いため、買取したい店舗は多いだろう。
ただ、この方法は少々手間がかかってしまう。もし、忙しくて複数の買取業者に買取査定を出せない場合には、ヒカカク!の買取業者一括査定を利用してほしい。
ヒカカク!を使えば、複数の買取業者に一括で査定依頼を出すことができる。手軽に使える上に、査定額を比較できるのでおすすめだ。
そのほかの売却先
ここまで農機具を業者に売却する内容を解説してきた。しかし、実際には業者以外にも売却先は存在するのだ。ここでは、業者以外の売却先を紹介する。
メルカリ
最初に紹介するのは、日本最大級のフリマアプリであるメルカリだ。メルカリといえば、服やアクセサリーなどの取引を連想されるかもしれないが、車や大型家具なども取引されていて、農機具の取引実績も確認できる。
メルカリのメリット
メリットは、業者に売却するより高額で取引できる点だろう。業者は中古機として販売するために農機具を買取する場合が多い。しかし、中古機として販売するためには、メンテナンスなどさまざまなコストがかかる。
そのため、業者は買取の際に、コスト分を差し引く場合が多い。対して、メルカリは個人間取引がほとんどのため、購入した農機具をそのまま使用することが多い。販売時のコストをかけないため、結果として業者より高額で取引成立する場合が多くなるのだ。
メルカリのデメリット
一方、デメリットとしては業者に売却するより手間がかかる点だ。業者であれば面倒な引取や配送なども手配してくれるが、メルカリはすべて自分で手配しなければならない。そのほか、購入者とのやり取りも必要で、場合によってはトラブルになる可能性もある。
また、売却代金を入手するまで時間がかかる点や利用手数料がかかる点もデメリットだろう。業者であれば、売却が成立した時点で代金を入手できるが、メルカリは誰かに購入してもらうまで代金を入手できない。
さらに販売手数料が10%差し引かれてしまう。10%を大きいと感じるかは人によってことなるが、人によっては買取業者に売却した方がお得感を感じる可能性も低くはないだろう。
ヤフオク!
ネットで取引するなら、フリマアプリより歴史が長いネットオークションも忘れてはならない。そして、ネットオークションといえば日本最大級の規模を誇るヤフオク!が代表格といってもよいだろう。
実は、ヤフオク!ではメルカリ以上に農機具が取引されている。ヤフオク!でジョンディア製農機具の取引を検索してみると、2023年1月26日調査時点で、過去180日間に13件落札されていて、平均で382,613円、最高で1,980,000円。
直近の落札品として以下の物が確認できた。
商品名 | 落札価格 |
---|---|
トラクター 5425 | 198万円 |
トラクター 6100 | 150万円 |
ロールベーラー 545 | 10万円 |
トラクター1130 | 28万円 |
トラクター 3005 | 12.3万円 |
ヤフオク!は購入方式がオークション形式以外はメルカリと仕組みは同じであることから、メリット、デメリットもメルカリと同じと考えていいだろう。
ただ、農機具の取引量はメルカリより多く、メルカリでは直近のジョンディア製農機具の取引は確認できなかったが、ヤフオク!では上記のように確認できた。そのため、ジョンディア製農機具の売却を考えるのであれば、ヤフオク!の方がより有利に取引できる可能性はあるといえる。
ジモティー
コミュニティサイトで不要品の取引を募集しているところがあるが、ジモティーはそんな不要品の取引と求人の募集の広告だけを集めたサイトだ。
ジモティーでジョンディアを検索してみると、2023年1月26日現在で以下の募集が確認できた。
商品名 | 募集価格 |
---|---|
芝刈機 F1145 | 20万円 |
芝刈機 D120 | 3万円 |
ジモティーの特徴は、地元密着で同じ地域の人と取引可能な点がある。地元であれば、引取に来てもらうこともできるので、面倒な配送手続きも不要となる場合が多い。また、取引相手からその場で代金を受け取れば、ジモティーに手数料を支払う必要がない点も特徴として挙げられる。
一方、ジモティーを通しておこなわれる農機具の取引量はメルカリやヤフオク!に比べて少なく、取引相手が見つかるまでの時間は、メルカリやヤフオク!以上に長い可能性が高い。
農業協同組合(JA)
日本で多くの農家が加入している協同組合がJAだ。JAは農業に関わる事業を多く手掛けており、その中には農機具の買取事業も含まれている。
しかし、JAは農機具の買取より販売をメインに据えており、買取は新しい農機具を購入した場合の下取りとしておこなわれることが多いようだ。また、協同組合であるJAは組合員の利益を第一に考えているので、買取した農機具も組合員に比較的安価で販売することが多い。
そのため、買取価格はあまり期待できないと考えた方がいいだろう。一方で、日本全国をカバーしているJAは、業者によっては対応不可な地域もある引取も、どこでもスムーズに対応してくれるメリットもある。
ヒカカク!
最後に紹介する買取価格比較サイトのヒカカク!は、厳密にいえば売却先とは言えないが、売却する上で一番大切な高額売却を実現する便利なサイトだ。
先にも解説したが、高額で売却するには複数の業者に査定を出すことが必要で、最低でも3社以上に出した方がよい。ただ、実際に複数の業者に査定依頼するのはなかなか大変な作業だ。しかし、ヒカカク!はたった一度の入力で最大20社の買取価格がわかる。
つまり、簡単な作業で買取価格が比較でき、高額売却が可能となるのだ。ジョンディア製農機具の売却を検討する場合は、ヒカカク!の利用がおすすめダダ。
まとめ
今回のコラムでは、ジョンディアの中古農機具を買取に出す際の相場について紹介した。同社の農機具は、中古の機材メーカーの中でも高価で買取がおこなわれているものの1つである。
そのため、本コラムで紹介したおすすめ買取業者など、高価買取実績が豊富な買取店を利用し、できるだけ高い値段で買い取ってもらえるようにしよう。コラム内で述べたような高価買取テクニックを活用していただければ幸いだ。
また、業者以外の売却先についても紹介したが、その中でも最大20社の買取価格がわかるヒカカク!をぜひ利用してほしい。
以下のコラムでは他メーカー製農機具の買取相場を紹介しているので、こちらも参照してほしい。
- クボタ(Kubota)中古農機具の買取相場を徹底調査
- ヤンマー(YANMAR) 中古農機具の買取相場を徹底調査
- シバウラ 中古農機具の買取相場を徹底調査
- ホンダ(Honda)中古農機具の買取相場を徹底調査
- マメトラ農機 中古農機具の買取相場を徹底調査
- ヒタチ(HITACHI)中古農機具の買取相場を徹底調査