新品のウォシュレットを買う金銭的な余裕がないなら、中古品を買う方法もある。中古ウォシュレットはショップなどでも購入できるが、費用をなるべく安くおさえたいなら、フリマアプリの「メルカリ」を利用してみるといいだろう。
ここでは、メルカリで中古ウォシュレットを購入するときの注意点や、事前にチェックしておくべきポイントなどについて解説していく。大事なポイントをおさえておけば、スムーズに買い物を楽しめるだろう。
CONTENTS
このコラムには、合法的な広告・宣伝が含まれている可能性があります。また、当社のサービスである「ヒカカク!」と「magi」の紹介も含まれています。
ウォシュレットは自力で取り付け可能
ウォシュレットは業者に頼んで取り付けてもらうことができるが、自力で取り付けることもできるため、費用を節約したい人や、今すぐにウォシュレットを取り付けたい人は試してみるといいだろう。
自力で取り付けるときにかかる時間
ウォシュレットを取り付けるときに必要な工具があらかじめ備わっていれば、素人でも1時間くらいで簡単に設置することができる。早い人であれば30分程度で取り付け完了となるため、それほど手間はかからない。力仕事は必要ないため、女性でも簡単に取り付けられるだろう。
取り付けに必要な工具
ウォシュレットを自力で取り付ける際に必要となる工具は、プラスドライバーとモンキーレンチのみだ。どちらも数百円で購入できるので、それほど高いコストはかからない。スパナやボックスレンチなどはウォシュレットを購入した際に付属してくるため、自分で用意する必要はない。
ウォシュレットの取り付け手順
ウォシュレットを取り付ける前に、まずは便座を外し、止水栓を閉めてから、給水管と分岐金具を外す必要がある。その後でウォシュレットのベースプレートを取り付ける。あとは新しい分岐金具と給水管を取り付けて便座をはめれば、取り付け完了となる。最後にコンセントに電源をはめ込めば、すぐに使用可能だ。
一つ一つの工程は難しいものではない。ネットには画像付きで工程を紹介しているサイトもあるので、参考にしてみるといいだろう。
中古ウォシュレットのチェックポイント
中古ウォシュレットを購入するときは、チェックすべきポイントがたくさんある。買ってから後悔することがないように、商品の詳細をきちんと確認しておこう。
便器の寸法をチェック
サイズの合わないウォシュレットを買ってしまうと、使用することができない。取り付けに必要な寸法はウォシュレットの機種ごとに異なるため、自宅のトイレがどの機種に適しているのか事前に調べておくといいだろう。
機能をチェック
比較的新しいウォシュレットには、自動でトイレを流す機能や、自動でフタが開閉する機能など、便利な機能が備わっている。ただし、古いウォシュレットだと限られた機能しか使えない場合があるので注意が必要だ。中古ウォシュレットを買うときは、どんな機能が備わっているのか事前によく確認しておく必要がある。
付属品の有無をチェック
ウォシュレットの付属品が欠けていると、取り付けるのが難しくなってしまう。特にハイエンド機は付属品も多くなるので、すべて揃っているかどうか事前確認が必要だ。商品説明欄に付属品に関する記載がない場合は、出品者に直接問い合わせたほうがいい。
動作確認をチェック
壊れたウォシュレットを買っても意味がない。中古ウォシュレットを買うときは、ボタンがきちんと作動するかどうか、温水やノズルが出るかどうかなど、しっかりチェックしておく必要がある。メルカリで中古ウォシュレットを買う場合、手元に実物が届くまで動作確認ができないので、わからないことがあれば出品者に問い合わせておくといいだろう。
汚れの有無をチェック
ウォシュレットは衛生面が気になるアイテムだけに、汚れの有無はきちんと確認しておくべきだ。見た目が悪いと、使うのが億劫になってしまう。購入する前に、クリーニング済みの物かどうか確認しておこう。
中古ウォシュレットを購入する際の注意点
中古ウォシュレットは一点ごとに状態が異なるため、購入する際は慎重に品定めをしたほうがいい。よく確認せずに購入してしまうと、イメージと異なる商品が届いて落胆することもあるだろう。そのような事態を避けるためにも、中古ウォシュレットを買うときは安易な判断を避けるべきだ。
ウォシュレットにも寿命がある
ウォシュレットは電化製品のため、いつかは寿命がくる。ウォシュレットの寿命は使用頻度によって異なるが、一般的に7年〜10年と言われている。そのため、あまりに古いウォシュレットを買ってしまうと、すぐに故障する可能性がある。
メーカーの中には、修理用の部品を5年しか保有していないところもあるため、万が一故障した場合はメーカーに頼んでも修理ができなくなってしまう。そのような手間を考えると、5年以上経過したウォシュレットを買うメリットはあまりない。いくら値段の安い中古ウォシュレットでも、発売してから何年も経過しているものは購入を控えたほうがいいだろう。
電気代に注意
古い型のウォシュレットは省エネ効率が悪いため、電気代が高くなりやすいデメリットがある。古いウォシュレットなら安く購入できるが、電気代が高くなってしまっては、あまりいい買い物をしたとはいえないだろう。
最新型のウォシュレットであれば省エネ効率も改良されているため、電気代を年に1~2万程度節約することも可能だ。中古ウォシュレットを買うときは、電気代のことも考えて、なるべく最新型のものを購入したほうがいい。
ユニットバスのトイレは設置が難しい
ウォシュレットはタンクの位置に関係なく、基本的にどんなトイレにも設置可能だ。ただし、ユニットバスのトイレは専用モデルが必要だったり、電源工事が必要になるため、取り付けるのが難しくなる。
トイレ内にコンセントがない場合も、新しいコンセントを設置する工事が必要になるため、何かと手間がかかってしまう。ウォシュレットを買う前に、自宅のトイレのタイプやコンセントの有無をチェックしておこう。
写真を隅々までチェックする
メルカリで中古ウォシュレットを買うときは、商品写真が購入の決め手になることもある。商品が綺麗に撮影されていると、購入意欲も湧いてくるだろう。ただし、綺麗な部分だけ撮影して、傷がついている部分はあえて撮影しない出品者もいるので、写真を過信してはいけない。
写真だけで商品の良し悪しを決めるのではなく、商品説明などもきちんとチェックして、問題がないことを確認してから購入すべきだ。
メルカリで購入する際の注意点
中古ショップで買う場合と違って、メルカリは個人間取引になるため、トラブルに発展しやすいデメリットがある。事前にメルカリで購入する際の注意点を把握しておけば、トラブルを避けて楽しい買い物ができるだろう。
事前に相場をチェックしておく
メルカリの商品価格は出品者が自由に設定できるため、中には相場より高すぎる価格で販売されている商品もある。相場を知らずに購入してしまうと損してしまう可能性があるので要注意だ。事前に中古ショップなどでウォシュレットの販売価格をチェックしておけば、相場より高すぎる商品を購入することもないだろう。
送料込み価格かどうかチェック
メルカリに出品している商品は、送料込み価格で提示されているものとそうでない商品がある。送料を含めると他の商品よりトータル価格が高くなる可能性もあるので注意しなければならない。価格を比較するときは、必ず送料込み価格かどうか確認しておこう。
写真は自分で撮影したものかチェック
商品画像の中には、メーカーの写真を無断転載しているものがある。実物の写真が使われていない商品は、購入を控えたほうがいいだろう。
出品者の評価をチェック
トラブルを避けるためにも、信頼できる出品者から購入すべきだ。商品を購入する前に出品者の評価を見て、誠実に取引しているかどうか、過去にトラブルが起きていないかどうかを確認しておこう。
賃貸物件にウォシュレットを取り付ける際の注意点
最近は多くの賃貸物件にウォシュレットが備えられているため、わざわざ自分で購入する必要はない。ただし古い賃貸物件だと、トイレにウォシュレットが付いていないこともあるため、物件探しをするときは注意が必要だ。
比較的新しい物件でも、ウォシュレットがついていない場合もあるので、どうすればいいか困ることがあるだろう。ウォシュレット自体は賃貸物件でも取り付けることができるが、取り付ける際はいくつか注意すべき点がある。
大家に連絡する
賃貸物件はあくまで大家から借りている物件なので、大家や管理会社の許可なしに勝手にウォシュレットを取り付けることはできない。許可なして取り付けてしまうと、退去するときに退去費用を請求される場合もあるので注意しなければならない。トラブルを未然に防ぐためにも、必ず許可を得てからウォシュレットを取り付けよう。
許可自体はすんなりもらえることが多いので、特に心配する必要はない。入居前にウォシュレットの取り付けについて聞いておくと、大家さん側が取り付けてくれる場合もあるので、まずは気軽に相談してみるといいだろう。
コンセントの有無をチェック
便座の近くにコンセントがないと、ウォシュレットを取り付けることができない。もしコンセントがない場合は増設工事が必要になるため、大家さんに交渉するのも難しくなってしまう。どうしてもウォシュレットを使いたいのであれば、他の物件を選んだほうがいいだろう。
便座選びに注意
ウォシュレットを選ぶときは、トイレのタイプに合うものを選ばなければならない。トイレのサイズも物件ごとに異なるため、購入前にきちんと調べておくべきだ。
退去時の注意点
賃貸物件を退去するときは、ウォシュレットを置いたままにしていいのか、それとも取り外すべきか、大家や管理会社に確認しておく必要がある。ウォシュレットの故障を恐れている大家もいるため、退去時に元に戻すように言われることもある。
元に戻すときは、以前取り付けてあった便座を戻さなければならず、手間がかかってしまう。前の便座がないとトラブルに発展する可能性があるため、ウォシュレットを取り付ける際は注意が必要だ。
まとめ
メルカリで中古ウォシュレットを購入する際の注意点と完全チェックポイントをご紹介した。まずは、購入する前に自宅のトイレがどの機種に適しているか調べておくことが必要だ。またメルカリを利用する上での注意点も頭に入れてから利用したほうが良いだろう。
メルカリで中古ウォシュレットを購入するときは、チェックすべきポイントを全ておさえて、スムーズに悔いのない買い物を楽しもう。