美術品買取市場で多く見受けられる東洋画は、日本、朝鮮、中国といった東アジアの一部で描かれた絵画作品の総称だ。
人間本性を根拠とする独特の美学のある東洋画は、科学的な観点や構図で描かれる西洋絵画と相反する存在として、ゆっくりと伝統を内包しながら発展していった。
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東洋画のファンは世界中にいる
自由自在な画面構成で知られる東洋画には、型にはまらない美しさに魅せられる欧米コレクターもたくさんいる。
また茶室などに欠かせない掛け軸や色紙に描かれることの多い東洋画は、馴染みの深さといった意味でも日本人に愛される存在であると考えて良いだろう。
今回は、希少性の高い本物であれば数百万円もの高額査定も狙える東洋画について、買取相場や査定情報を紹介していきたい。
東洋画の人気作家と買取実績、買取相場
東洋画の買取実績は、前述のとおり日本画、朝鮮画・韓国画、中国画という3カテゴリの中に存在する。
なんぼやや有馬堂のように東洋美術品カテゴリを設ける業者では、ひとつの窓口にて、全地域の東洋画査定依頼ができる。
これに対してサイト内に東洋画・東洋美術カテゴリのない業者では、掛け軸、絵画、色紙という作品の形状や作家名などの情報を手掛かりに査定士とのコミュニケーションを図るしかないようだ。
まずは、こうした形で少し幅広く特殊な分類となる東洋画について、制作された国ごとの人気作家と買取相場を確認していこう。
伊東深水
大正~昭和時代に活躍した伊東深水は、歌川派浮世絵の正統を受け継いだ有名画家だ。
美術研究家の中には、伊東深水などによって描かれた日本発祥の美人画を東洋画の代表的な存在と位置づける人たちも存在している。
日本画特有の柔らかいタッチで制作された美人画の多くは、500,000円~2,500,000円という、大変幅広い価格で買取が行われている。
また、コレクターの誰もが知る作品の中には1,000万円以上の価値のある美人画も存在するようだ。
鏑木清方
伊東深水や上村松園と同じように、たくさんの美人画を描いた鏑木清方も東洋画を語る上では欠かせない有名作家だ。
鏑木清方の代表作「三遊亭円朝像」や「花びらが舞う中の婦人」などは、世界的に知られる美術館に収蔵されている。
伊東深水と比べて柔らかなタッチで制作された美人画は、代表的な作品で1,000,000円~2,000,000円ほどの査定となるようだ。
掛け軸の場合は少し買取相場が異なるため、作品の種類を含めてしっかり査定士に情報を伝えるようにして欲しい。
横山大観
近代日本画壇の巨匠・横山大観も、多くの買取店で驚きの高額査定を出す話題の作家だ。
彼が生涯に渡って描き続けた富士山の中には、大正時代だけに見受けられる特殊な形状・構図により8,000,000円もの鑑定額がついたものも存在する。
また横山大観は自身のプロデュースで印刷の工芸画も作っているため、こういった作品の場合は10,000円前後の価値にしかならないこともあるだろう。
作品の時代や形状によって価格が大きく異なる横山大観は、その名前だけで購入を決めない慎重さも高価買取に欠かせないことだと言えそうだ。
斉白石
東洋画の買取専門店では、斉白石などの中国人作家についても高額査定対象としている。
さまざまな先輩作家の影響を受けた斉白石は、絵画とともに篆刻や書といった幅広いカテゴリで素晴らしい中国美術品を残している。
落款の中に彼の年齢も入った掛け軸には、多彩な墨の技法を用いていたことで4,000,000円~5,000,000円もの査定がついているようだ。
張大千
全世界の絵画競売市場でピカソを抜き、画家別・取引額のトップになった張大千は、話題性といった意味でも注目すべき台湾の書画家だ。
世界的な贋作者としても知られる張大千は、清朝をはじめとする有名画家の作品を真似ることで現代的な水墨画や中国絵画をたくさん作っている。
張大千によって描かれた扇型の作品の中には、自作の詩が書かれていることで2,000,000円近い価値がついたものもあるようだ。
呉昌碩
近代中国で最も優れた芸術家とされる呉昌碩は、東洋画だけでなく詩、篆刻、書にも精通している。
彼の作品は年代によって印象が異なる傾向がある。50代後半~69歳の間に作られた色鮮やかな掛け軸には、びわの花の美しさにより3,000,000円もの価値がつくこともある。
また呉昌碩の場合は、書についても数百万円の高額査定実績が見受けられるため、異なるカテゴリの作品を一緒に売却するのもおすすめと言えるだろう。
朝鮮画・韓国画
李の時代に仏教をテーマにした作品が弾圧されていた朝鮮の絵画は、日本画や中国画と比べて買取業者での査定実績が少ない傾向がある。
しかし、このような歴史的背景により現存数が少数の朝鮮画は、希少性の高さにより多くの絵画買取業者で歓迎されやすい実情があるようだ。
そんな朝鮮絵画の中には13世紀前半に描かれたものもあるため、真作であれば歴史的価値により数百万円もの高額査定も狙えると考えて良いだろう。
東洋画の買取に積極的な業者まとめ
最後に、これから東洋画の売却にチャレンジする皆さんに、おすすめ度の高い買取業者を紹介していこう。
岩田美術
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兵庫県姫路市の岩田美術は、目利きのプロによる査定が魅力的。出張買取では出張料・査定料が無料。安心して大切な東洋画を売ることができるだろう。さらに遺品整理にも対応しているので、自宅で眠っていた骨董品や美術品もきちんと鑑定してもらうことができる。この機会に気軽に問い合わせてみてはいかがだろうか。
なんぼや
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東洋画に関するオリジナルコンテンツを用意するなんぼやは、高価買取も期待できる人気業者だ。
このページを確認すれば、査定士とのコミュニケーションに欠かせない、東洋画のカテゴリや技法などの知識も得られる。
また、なんぼやは中国骨董買取も得意としているため、東洋で作られた芸術品全般の売却に適した業者と位置付けて良いだろう。
寿永堂
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伊東深水の作家紹介の中で美人画について言及する寿永堂も、東洋画の売却におすすめの専門店である。
買取品目の中に古書画のある寿永堂は、山水画や水墨画、掛け軸などの査定依頼もしやすい業者になることだろう。
メールまたは郵便で落款や署名の写真を送付すると、事前査定も受け付けてもらえる。
総合美術買取センター
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中国作家・白雪石などの紹介も行っている総合美術買取センターも、東洋画の鑑定実績の豊富な業者である。
買取カテゴリごとに複数の鑑定人が在籍する総合美術買取センターは、スタッフとのコミュニケーションを重視して売却を決める人にもおすすめ度の高い存在になることだろう。
GALLERY VOYAGE
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ギャラリーボヤージュは、韓国絵画の紹介ページを持つ大変珍しい業者だ。
コンテンツの中では韓国抽象絵画の注目度などにも言及しているため、美術品マーケットの動向に興味のある人にも良い情報源になることだろう。
ギャラリーボヤージュのサイトには韓国の有名作家も一覧で公開されているため、売却だけでなく収集目的の人にも閲覧のメリットは高いと言えそうだ。
ぎゃらりー彩
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中国・韓国古美術に詳しいぎゃらりー彩も、東洋画の売却におすすめの業者だ。
この業者のサイトには日本画や版画などのカテゴリも用意されているため、歴史的価値だけでなく、技法などの角度からもより良い査定が得られる業者と位置付けて良いだろう。
査定依頼専用のフリーダイヤルを設けるぎゃらりー彩では、年中無休で問い合わせ対応を行っている。
高い評価の業者をクチコミ比較で探そう
西洋画と相反する存在に位置付けられる東洋画も、その作品が作られた国や時代背景に詳しい専門店に査定依頼をすれば、地味な描画からは想像もできない高値が提示されると言えるだろう。
東洋画を高額査定に繋げるためには、落款や刻印の写真を買取業者に送付するオンライン査定の利用がおすすめだ。
また当サイト・ヒカカク!でも業者比較に必要な情報を多数掲載しているため、売却先がなかなか決まらない場合は活用してみてほしい。
無料査定をスタートしよう
作品の価値をまずは知るために無料で鑑定して貰おう。価値を知ってから売るかどうかは決めればよい。まずは電話やメールで無料査定が出来る総合美術買取センターで問い合わせてみよう。
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