札幌市では粗大ゴミを大型ごみと呼ぶが、なかなか出す機会がないため「出し方がわからない」と困っている人もいるだろう。
そこで、この記事では札幌市で粗大ゴミを出す際の申込先や手順について詳しく紹介していく。また、品目や費用についてもふれているため、初めて粗大ゴミを出そうと検討している人は参考にしてほしい。
さらに、収集できないものや家庭ゴミについても解説しているため、気になる人は合わせてチェックしておこう。
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粗大ごみの品目と手数料
札幌市では粗大ごみは大型ごみと呼ばれ、指定のごみ袋に入らない耐久消費財や固形廃棄物を指す。粗大ごみの品目と処理手数料の一部は下記の通りだ。その他の品目と処理手数料については、大型ごみ処理手数料一覧から確認してほしい。
品目 | 単価 |
---|---|
加湿器(除湿器) | 200円 |
食器洗い乾燥機 | 500円 |
ストーブ(据置型のもの) | 500円 |
扇風機 | 200円 |
掃除機 | 200円 |
家具調電気こたつ | 500円 |
電子レンジ | 500円 |
布団乾燥機 | 200円 |
プリンター | 200円 |
たんす(高さが1m以上のもの) | 1300円 |

札幌市では粗大ごみを捨てる際の費用を、大型ごみ処理手数料シールを購入するかたちで支払う。指定のコンビニエンスストアやドラッグストアなどで購入できるので、取扱店一覧から取扱い店舗を確認しておこう。
また、処理手数料シールは一度購入してしまうと払い戻しができない。そのため、必ず申込みを先にしてから購入するようにしておこう。なお、引越しなどで大量の粗大ごみを処分する際は以下のコラムで費用や処分方法についてまとめているので、参考にしてみてほしい。

札幌市で粗大ごみを出す際の申込先
札幌市では粗大ごみを収集のみで受け付けている。そのため、粗大ごみを出す際は、「大型ごみ収集センター」へ申込をする必要がある。詳細については、下記を参考にしてほしい。(2021年3月時点)
- 申込先
- 大型ごみ収集センター
- 電話番号
- 011-281-8153
- FAX
- 011-281-4622
- 受付曜日
- 月~日曜日(年末年始を除く祝日・休日も受付可能)
- 受付時間
- 午前9:00~PM16:30
基本的に電話での申込となっているが、耳や言葉が不自由な人の場合はFAXでの対応が可能。また、収集希望日の2週間前から受付ができるため、早めに申込をするほうがおすすめ。
なぜなら、月曜日の午前中や平日の午前9時~10時は電話が混み合う傾向にある。そのため、早めに申込をしておかないと希望日に収集してもらえない可能性も。
さらに、ネットによる申込ができないため、急ぎの収集が必要な場合は申込期限の確認をしておこう。各区の収集曜日や申込期限は下記の通りだ。
収集区 | 収集曜日 | 申込期限 |
---|---|---|
清田区 | 月曜日 | 収集週の前週木曜日 |
東・西・北・手稲区 | 水曜日 | 収集週の月曜日 |
中央・豊平区 | 木曜日 | 収集週の火曜日 |
白石・厚別・南区 | 金曜日 | 収集週の水曜日 |

札幌市で粗大ごみを出す際の申込手順
札幌市で粗大ごみを出す場合は、下記の手順に沿っておこなう。
- 1.「大型ごみ収集センター」へ電話し、住所・氏名・電話番号を伝える
- 2.ごみの品目・大きさ・個数・収集日を確認
- 3.ごみを出す場所の打ち合わせ(玄関前などの建物外に限る)
- 4.受付番号・処理手数料の確認
大型ごみ収集センターから粗大ごみについて確認をされるため、事前にごみの大きさを確認しておくことが大切だ。
札幌市で収集できないもの
札幌市では下記のようなものが収集できなくなっている。ここで紹介しているものは一部であるため、気になる人は札幌市のホームページから確認することが可能だ。
- ・テレビ
- ・冷蔵庫
- ・冷凍庫
- ・エアコン
- ・パソコン
- ・タイヤ
- ・バッテリー
- ・消火器
- ・オートバイ
- ・自転車
- ・ピアノ
- ・ドラム缶
- ・ホームタンク
また、収集ができない粗大ごみの処分で困っている場合は、下記の記事も合わせて参考にしてほしい。


札幌市の家庭ごみについて
家庭ごみを出す際に便利なごみカレンダーの入手方法やごみの分別区分について紹介する。また、ごみの分別アプリについても解説しているので、ぜひ参考にしてほしい。
ごみカレンダーと分別区分
ごみの分別や出し方、収集日などを知るのに便利なごみカレンダー。札幌市では全戸を対象に配布しており、追加配布が必要な場合は各清掃事務所や区役所市民部総務企画課広聴係などでも配布をおこなっている。
また、札幌市のホームぺージからも確認が可能。中国語やロシア語など、外国語版のものも用意されているため便利だ。ごみの分別区分は6分別(燃やせるごみ、燃やせないごみ、容器包装プラスチック、びん・缶・ペットボトル、雑がみ、枝・葉・草)である。
札幌市では燃やせるごみや燃やせないごみは有料であるが、その他の家庭ごみは無料で収集されるのが特徴。しかし、指定ごみ袋で捨てるものや透明の袋で出すものなど、分別が細かいものも多いので分別に厳しい地域と言える。
ごみ分別アプリ「札幌市ごみ分別アプリ」
スマートフォンやタブレット端末などから簡単にごみの分け方、出し方などの情報を知ることができるのが「札幌市ごみ分別アプリ」だ。主な機能は下記の通りである。
- ・ごみの分け方、出し方
- ・ごみ分別大辞典
- ・エコ出し
- ・ごみ減量大作戦
- ・収集日カレンダー
AndroidとiOSに対応しており、無料でダウンロードすることが可能。ただし、ダウンロードにかかる通信料は自己負担となっている。
まとめ
札幌市で粗大ごみを出す場合は、「大型ごみ収集センター」へ申込が必要。申込方法は電話のみとなっているため、受付時間内に連絡をしておこう。
特に、平日や月曜日の午前中は電話が混み合う可能性が高いため、急ぎの場合は早めの申込がおすすめ。また、申込期限は区によって異なるため確認しておくと良い。
手数料シールは、申込後に購入する必要があるので、間違っても申込前に購入しないようにしておこう。家庭ごみは細かく分別する傾向にあるため、厳しく感じてしまう可能性がある。
参考サイト:札幌市公式ホームページ