捨て方が複雑な粗大ごみ。誤った方法で出せば、いつまでも集積所や自宅前に残っていることになりかねない。ご近所トラブルを避けるためにも、安心して処分したいところだ。また、粗大ごみによってはニーズがあるため、売却できる場合もある。
当コラムでは令和3年4月現在の情報を参考にし、いわき市での粗大ごみの申し込み方法から発生する費用までを、手続きが苦手な人にも簡単に理解できるよう解説。同時に売れやすい粗大ごみも紹介するので、ぜひ最後まで読んでほしい。
CONTENTS
こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。
粗大ごみの品目と手数料
粗大ごみは一般的に大型ごみのことを指し、いわき市は大型ごみを次のように定義している。
大きさ60cm以上180cm未満、または、重さ10kg以上50kg未満のもの
だが、定義通りでも大型ごみとして回収できない品目もあり、大きさや重さにかかわらず、大型ごみとして処理しなければならない品目もある。それぞれの一例を紹介していく。
もし、品目ごとの判別が複雑と感じるなら、いわき市の提供しているごみ分別アプリを利用するとよい。ごみ別検索で品目ごとのごみの分け方や出し方を確認でき、ごみ収集カレンダーでは、アラームで収集日を通知する機能も備わっている。
手数料は申込み方法によって変わるため、後述する。
大型ごみになるもの
大きさや重さによって大型ごみになる品目の一例は、次の通りだ。
- ・自転車
- ・戸棚
- ・テーブル
- ・タンス
- ・ソファー
- ・ゴルフバッグなど
需要の大きなものを中心に掲載したため、大型ごみに該当するものはほかにもある。不用品の大きさや重さを測り、大型ごみか判断するとよい。


大型ごみに指定される品目
大きさや重さにかかわらず大型ごみに指定される品目の一例は、次の通りだ。
- ・電子レンジ
- ・ファンヒーター
- ・グリル付きガステーブル
- ・チャイルドシート
大型ごみに指定される品目には、売却可能なものも多い。ヒカカク!では簡単に相見積もりが取れ、高額買取が実現できる一括査定サービスを提供している。お金を払うのではなく、受け取るための行動を起こしてみてはいかがだろうか。


市もしくは区で収集できないもの
収集できないものの一例は、次の通りだ。
- ・自動車 バイク
- ・オイルヒーター
- ・ピアノ
- ・パソコン
いわき市では、法律で処分方法を指定されている不用品や引っ越しのように臨時的・多量にでるものを、大型ごみとして収集できない。収集には専門業者に依頼する必要があるため、余分な費用が発生する。
だが、パソコンのような小型家電リサイクル法で規定されている品目や引っ越しで出た比較的新しい不用品は、売却できる可能性がある。売却には、次の記事を参考にしてはいかがだろうか。


申込み手順
いわき市の大型ごみの処分方法には2通りある。それが戸別収集と持ち込みだ。それぞれ手続きが違うため、解説する。
戸別収集の申込み手順
戸別収集は、集積所か自宅前にいわき市が大型ごみを収集することで、申し込みステップは次の通りだ。
申込み先
大型ごみ収集には、いわき市の大型ごみ受付センターへの連絡が必要になる。連絡時に住所・氏名・電話番号・ごみの品目・大きさを伝え、料金・収集日・出す場所を確認しよう。
- 申込先
- 北部地区大型ごみ受付センター
- 電話番号
- 34-0053
- 受付日時
- 平日:8:30から17:00(年末年始は休み)
- 該当地区
- 平、内郷、四倉、小川、好間、三和、川前、久之浜・大久
- 申込先
- 南部地区大型ごみ受付センター
- 電話番号
- 92-0053
- 受付日時
- 平日:8:30から17:00(年末年始は休み)
- 該当地区
- 小名浜、勿来、常磐、遠野、田人
大型ごみ納付券の購入
市内のコンビニエンスストアなどで大型ごみ納付券(シール)を購入する。値段は大きさや重さで変わり、520円・1,040円・1,560円の3段階の設定になっている。市内のセブンイレブン・ファミリーマート・ローソン(田人地区では、名曽屋商店・川前地区では、川前視点で取り扱っている)で購入可能だ。
戸別収集の準備
購入した大型ごみ納付券に名前を記入。収集したい大型ごみに貼り付け、収集日の8時30分までに指定場所に出すことで、昼間に収集が完了する。指定のごみ袋もないため、抜き身の状態で問題ない。また、雨でも実施され、立ち会う必要もない。
持ち込みの申込み手順
持ち込みは、大型ごみを処分場に自分で搬入する処分方法で、申し込みステップは次の通りだ。
大型ごみの種類を確認
大型ごみが可燃物か不燃物かによって、持ち込み先が変わる。そのため、事前の把握が大切だ。可燃物は北部清掃センターと南部清掃センター。不燃物はクリンピーの丘に持ち込むとよい。
申込み先
可燃物の大型ごみ北部清掃センターと南部清掃センターに持ち込みをする際には、事前の連絡が必要である。連絡後、持ち込みをして完了だ。なお、持ち込み点数の指定はないが、10kgにつき100円の処分費用がかかる。
・可燃物
- 施設名
- 北部清掃センター
- 住所
- いわき市平上片寄字大平23
- 電話番号
- 0246-34-2301
- 受付日時
- 月曜日から土曜日:8:30~11:30/13:00~16:30(年末年始は休み)
- 施設名
- 南部清掃センター
- 住所
- いわき市泉町下川字境ノ町63
- 電話番号
- 0246-56-7963
- 受付日時
- 月曜日から土曜日:8:30~11:30/13:00~16:30(年末年始は休み)
・不燃物
- 施設名
- クリンピーの丘
- 住所
- いわき市山田町家ノ前31
- 電話番号
- 0246-63-6216
- 受付日時
- 月曜日から土曜日:8:30~11:30/13:00~16:30(年末年始は休み)
まとめ
いわき市で粗大ごみを出すには、戸別収集か特定の施設に持ち込みする必要がある。戸別収集では、粗大ごみの大きさと重さによって520円・1,040円・1,560円の3段階で費用の設定され、持ち込みでは、10kgにつき100円の費用が発生する。
どちらにしても最初の受付手段は電話のため、廃棄したい粗大ごみの品目や大きさ、重さを把握。電話先に粗大ごみの内容を伝えられるようにしよう。もし、保存状態がよさそうであれば、売却を検討してもいいだろう。
【参考リスト】