商品を売り買いするツールとしてよく使われて、浸透しているのがオークションサイトだが、最近ではスマートフォンからでも手軽に使えるフリマアプリというものもの需要も伸びてきている。
では、一体どちらを利用すればいいのだろうか。そもそもこの2つにはどんな違いがあるのだろうか。両方とも、出品したい人、買いたい人の取引を行うという点では同じものである。どのような取引を行うのか、取引の仕方はどうなのか。
そんな疑問を解決するべく、今回は「オークションサイトとフリマアプリの違い」、その中から特筆して「ヤフオクとメルカリの違い」を調べ、その長所と短所を比べていこう。
Yahoo! & Times Square Alliance Free WiFi / Yahoo Inc
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ヤフオク(オークションサイト)の特徴

オークションサイトには様々なものがある。「楽天オークション」、「ビッターズ」、「モバオク」など、様々なオークションサイトが日々利用されている。人気があり利用者の多い代表的なオークションサイトと言えば「ヤフオク(Yahoo!オークション)」が挙げられるだろう。今回はそれを基盤に解説していく。
価格と落札
出品された時に最低価格は決まっているものの、その商品が欲しい買い手が次々入札していくシステムのため、競り合いにより価格は変動・上昇していく。上昇に上限はないので自分で予算を決めて入札する上限を把握しておかなければ予想外の出費になってしまうことがあるので要注意。
相場より高騰することもあるので入札のタイミングには注意が必要だ。商品の相場も事前に調べておくといいだろう。 落札する時には、終了時間間際の入札が多くなる時間には画面の前にいれるようにしておくとよいだろう。
○長所
予算と競りの技術があれば、商品が手に入る確率が上がる。決められた日数の中であれば、いつ参加しても最終的には終了時間に最高額を入札していた者が落札できる。出品者が詳しく状態などを記述している場合が多いので参考になる。また、出品者もオークションになれている人が多いのでトラブル等が少ない。
×短所
価格の上限がないため、落札額の推測が難しい。同じ商品があっても、随時変動していくため値段の比較が難しい。相場を大幅に越える場合がある。
取り引き形態と出品
まず、出品するためにはYahoo!Japan IDにプレミアム登録をする必要がある。先にIDを取得しておこう。そしてプレミアム会員は月410円の会費が必要となる。
商品をカメラで撮影し画像を取り込み、入金方法(各銀行ごと)や発送方法の選択肢を先に作って提示しておくなど、出品するまでの工程に手間がかかり、初心者には難しい。だがそれは裏を返せば、出品者が知識と技術をしっかりと持っている場合が多いということになる。
また、取り引きの際は長文でのやりとりが主で、毎回住所や どの入金・発送方法を選択したかを入力して連絡する必要がある。これは相手との信頼を構築するためにかなり重要な作業となってくる。取引は信頼の上に成り立つので、連絡のやりとりは面倒くさがらずにきちんと行うようにしたい。
○長所
取り引き過程のやりとりで安心感がうまれる。またオークションになれている人が多いので、梱包や発送などが丁寧に行われることがほとんどである。販売手数料が5.4%と低めのため、使いやすい。
×短所
初心者には出品する側に回るハードルが高い。また、取り引きの際の連絡事項が多く手間がかかる。手間が多く面倒に感じる人もいるかもしれない。入札が少ないと希望の価格まで行かず、低価格での取引になってしまうことが多々ある。
「ヤフオク」まとめ
複雑な手順を要し、時間もかかるが取引自体の信頼性が保たれている。テクニックが必要なので初心者には難しい部分がある。買う際も売る際も予算から大きく金額が離れてしまうことがあるので注意が必要。
メルカリ(フリマアプリ)の特徴
フリマアプリにも様々な種類がある。「フリル」、「ラクマ」、「ZOZOフリマ」などがあるが、その中人気があり利用者の多い代表的なフリマアプリと言えば「メルカリ」が挙げられるだろう。今回はそれを基盤に解説していく。
価格と落札
基本的にフリーマーケットのネット版なので、出品者が予め設定した価格から変動しない。 コメント欄での値下げ交渉等は可能なので利用してみるといいだろう。相場から大きく離れた商品が少ないので、予算を組みやすい。
○長所
予算と比較・検討して購入しやすい。また、同じ商品が複数出品されていた場合、値段の比較がしやすい。連絡も多く行わなくてよいので手間がかからない。アプリが使いやすく、連絡などもわかりやすい。間に会社が入っているので、商品の詐欺などにあいにくい。
×短所
完全な先着順になるため、欲しい商品が出品されていないかこまめにチェックする必要がある。人気商品になると、出品後数秒で購入されることもあるため、その場合はとにかくタイミングとスピード勝負。
取り引き形態と出品
商品撮影はカメラアプリで行え、住所はアプリ登録時以降いちいち入力する手間もなく、入金はクレジットカードかコンビニ・ATM支払い、またはフリマらしいとも言える売上金からの支払いから選べる(売上金は振込申請をしない限りアプリ内に貯められていき、そこからの支払いが可能)。
発送方法も送料込みor着払いの二択。短文でのやりとりも多く見られ、とても手軽に出品できるシステム。
○長所
自宅にあるちょっとしたいらない物も出品し、お金に替えることができる。この出品へのハードルの低さから、高額にはならないであろう商品やマイナーな商品もここには出品されやすく、思わぬ出会いができることも。
また、代金を事務局が一度預かる取り引きシステムにより、詐欺被害に遭う確率を大幅に軽減できる。
×短所
簡単であるがゆえ初心者や低年齢層も出品できてしまい、梱包の雑さややり取りの稚拙さからトラブルに発展してしまう場合がある。そうならないために、出品者の自己紹介文や評価を事前にチェックしておく等、注意が必要だ。
また、値下げの交渉に対しての対応もトラブルの原因となるので慎重に対応しておく必要がある。他には販売手数料が「ヤフオク」よりも高く、「ヤフオク」では5.4%だが、「メルカリ」では10%となっている。買取してほしい値段から販売手数料が引かれることも考えて値段を決めなければならない。
「メルカリ」まとめ
買取も販売も手順が簡単で誰でもできる。希望通りの値段で買取、販売が可能なので予算から外れることがない。誰でも使えるため、マナーが悪くなっている部分があり、そこの信頼性に欠ける。
まとめ
いかがだっただろうか。オークションサイトとフリマアプリ、同じ売り買いを行えるツールでもこのような違いがあった。それぞれに長所と短所があり、出品する側と落札する側で受ける印象も異なってくるだろう。
だが、それらを理解して使い分けると、双方共にとても便利なツールである。皆さんもぜひこの2つを使いこなして、お目当ての商品を手に入れてみてほしい。
最近ではフリマアプリやネットオークションで問題が発生し、ニュースになっていたりするが、便利なものを便利に使いこなすことは必要なことだ。利用する時には、自分の買うもの、売るものに問題がないのかの確認は怠らないようにしてほしい。
また、それぞれのサイトでのルールに則った利用を行なわないと利用停止にされてしまったり、評判が悪くなってしまったりすることがあるので重ね重ね気をつけて欲しい。実際に相手の見える取引ではないので、きちんと考えて取引を行うことが重要だ。
オークションサイト、フリマアプリの差は使いやすさや手頃さ、出品者など様々あったが、この情報から自分にあった出品、買取をしてほしい。出品するものなどによって使いわけたりするのもひとつの手だろう。便利なものを便利に使いこなして快適な買取を行っていただきたい。
スマホの売買ならスママ
もし中古スマホの売買を考えているなら、安心して出品、買取ができるスマホのマーケット(スママ)がオススメだ。
スママにはデータ削除オプションがあり、確実に端末内のデータを削除することができるため、個人情報が心配な人も安心して出品することができる。 また、動作保証サービスを提供しているため、購入後万が一初期不良が起きた場合でも返金対応してもらうことができる。売りたい人にも買いたい人にもメリットがあるフリマサイトだ。
