長年乗った車を手放したり、新しい車に買い替えようと思っている人もいるだろう。そうしたとき多くの人は車の買取業者で売ろうとするが、そのほかにもフリマサイトなどで個人売買するという方法があることをご存じだろうか。その中でもジモティーは使い勝手が良く、多くの人に利用されている。
そこで当コラムでは、ジモティーで車は売れるのかどうか、出品方法から税金について詳しく解説していく。車の売却を考えている人は、ぜひ最後まで読んでいただきたい。
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ジモティーで車は売却できる?
はじめにも言ったように、車は何も中古業者で売るしか方法がないわけではない。フリマやオークションでも売却は可能だ。そしてもちろん、ジモティーでも車の売買は活発におこなわれている。
中には買取業者よりも高い価格で売れる車もあるため、売却するときはチェックしておくのがおすすめだ。
ジモティーとは?
ジモティーとは、地元に密着した掲示板サービスのことである。日本全国の地域ごとにさまざまな情報が掲載されており、もっとも人気なのが「売ります・あげます」というカテゴリーだ。
ほかにも、副業などの仕事を請け負うことができたりなど、便利なwebサービスとして注目されている。フリマアプリとは違い、住所が近いところでの取引きが可能なため安心感があるのも特徴。手数料もかからないので、気軽に利用できる。
特に古い車の売買が人気
ジモティーの車売却は、古い車でも売買が可能なのが特徴だ。業者ではほとんど値がつかないような年式が古い車でも、ジモティーに出品すれば買い手がつくことも珍しくない。業者では値がつかない車は引き取り料がかかってしまうが、そうした車はジモティーで売るのがおすすめである。
サイトを見てもわかるように、走行距離が15万kmを超える車であっても数十万円で売れているものもある。個人売買は手数料がほとんどかからないため、車体の売値がそのまま利益になるのもジモティーの魅力のひとつだ。
地元に特化しているので取引も楽
ジモティーは名前のとおり、地元の取引に特化したサービスである。通常のフリマやオークションであれば、名前も住所も知らない相手と取引をするため不安を感じる人も多いだろう。
しかし、ジモティーでの車売却では、直接相手を確認できるので安心感がある。これは最大のメリットともいえるだろう。誰でも自由に利用でき、買取業者では売れず手数料がかかる車でも売却が可能。興味がある人は、ぜひ一度使ってみることをおすすめする。
ジモティーでの車売却は危険?
ジモティーを使ったことがある人でも、車を売るときに不安を感じる人は多い。取引に危険はないのか、トラブルなどの注意するべき点はないのか。実際、ジモティーで車を売るときは、いくつか気をつけておくべき点がある。それは以下の3つだ。
- ・個人情報の取り扱い
- ・名義変更のトラブル
- ・落札者の評価など
詳しく解説していく。
個人情報の取り扱いに注意
ジモティーで車を売るときは、個人情報の取り扱いに注意しておこう。ジモティーで取引する場合は、基本的にメールを使ってやり取りすることになる。しかし、取引相手によってはめんどうだからと電話番号やLINE、その他の連絡先を聞いてくる人もいる。
取引相手が確実に安全な相手だとわかっている場合は問題ないが、実際にはどんな危険があるかはわからない。そのため、連絡先などの個人情報を教える際には十分に注意しておく必要がある。
ただ安全に車を売却したいだけなら、多少手間がかかってもメールのみのやり取りで済ませるのが一番安全だと言えるだろう。
名義変更のトラブルに注意
車の個人売買において、名義変更のトラブルはもっとも多くなっている。というのも、ジモティーはあくまで個人間取引なので、間に仲介業者が入ってくれるわけではない。そのため、名義変更などの手続きについてもしっかり明確にしておく必要がある。
主なトラブルとしては、落札者が名義変更をおこなわないケースが多いようだ。ジモティーで車を売る場合は、出品者である自分が名義変更をするのか、それとも購入者にしてもらうのかをハッキリさせ、トラブルが起きないように気をつけておこう。
落札者の評価を確認することが大事
ジモティーの取引きでは評価システムが導入されている。車などを売買するときは、評価がいい相手と取引することが大事だ。評価が悪い相手だと、車の受け渡しなどでドタキャンされたりなどのトラブルになることも少なくない。
ほかにも、直接受け渡しするときに色々文句を言われたり後からクレームを入れられたりするケースもある。せっかく売れた後にトラブルで揉めないためにも、車の売却相手は評価がいい人を選ぶようにしておこう。
明らかに評価が悪い相手との取引は、できるだけ避けておくのが危険を回避するコツでもある。
ジモティーでの車の出品方法
ジモティーで車を売却するとき、どのように出品すればいいのか迷う人もいるだろう。そこで以下では、ジモティーでの車の出品方法について解説していく。とはいっても、ジモティーはどんなものでも簡単に出品できるので、難しいことはなにもない。
以下の2つを抑えておけば、失敗することもないだろう。
高額商品の売買には身分証が必須
ジモティーでは基本的に、高額商品の売買には身分証が必須となっている。具体的には、5,000円を越える商品の売買には身分証2点の承認が必要である。車の売買であれば免許証が使えるので、もう一点はマイナンバーカードなどを使うのがいいだろう。
身分証が承認されれば、車を出品するための準備が整う。後はほかの商品を出品するときの手順と同じく、車の詳細情報を入力すればOKだ。
車の詳細を入力する
個人売買をおこなうときは、売る商品の情報を詳しく記載しておくのが大事だ。特に車の場合は細かい部分まで気にする人が多いため、しっかりと記載しておかなけば後々トラブルやクレームの原因となるので注意しておこう。
車の詳細の入力としては、さまざまな角度から撮影した写真を載せ、取引条件や受け渡し場所、名義変更などについても詳しく記載しておくこと。また、年式や車検の有無、走行距離やオプションの有無なども重要な点となる。夏タイヤや冬タイヤがある場合も、きちんとセットになっていることを記載しておくことで売れやすくもなるだろう。
ジモティーの車売却では税金はかかる?
次に、ジモティーの車売却では税金がかかるのかどうかを解説していく。結論から言うと、ジモティーで車を売っても基本的には税金はかからない。ただし、税金がかからないケースには条件があり、車の売却額が購入価格以下だった場合と車を生活のために使用していた場合のみ無税である。
一方、税金がかかるケースもあるので、気になる人はチェックしてみてほしい。
譲渡所得がかかるケース
ジモティーでの車売却では、車の売却額が購入価格以下だった場合は税金がかからない。しかし、購入価格よりも50万円以上高く売れた場合は課税対象となるので注意が必要だ。というのも、 車を売却してお金が発生すると「譲渡所得」という所得税が発生するのである。
具体的な計算方式は「売却車の譲渡価格」-「売却車取得費用+売却にかかる必要経費」となっており、この計算で譲渡所得が50万円以上となった場合、所得税の納税義務が生じる。
ジモティーで売るなら古い車
ジモティーで車を売って無税にするには、購入価格以上に高い値がつく車を売らないことだ。たとえば、リセールバリューが高い車は、あまり使っていない場合は購入価格より高く売れることがある。そうした車を売るときは、ジモティーではなく買取業者を利用するのがいいだろう。
そのため、ジモティーでの車を売るなら古い車に限定し、もっと言えば買取業者ではあまり値がつかない車を売るときがおすすめだ。
ジモティーでの車売却相場
続いて、実際にジモティーでどのような車がどれぐらいの価格で売れているのかを紹介していく。ジモティーでは多種多様な車が売買されており、古い車でも売却できているのがわかるだろう。
車を売却しようと思っている人は、ぜひ参考にしていただきたい。
商品名 | 走行距離 | 買取価格 |
---|---|---|
SUBARU H17年式フォレスター | 158.760km | 9.8万円 |
NISSAN モコ | 55.100km | 8.8万円 |
NISSAN オッティ オーテックライダー・HIDヘッドライト | 67.615 km | 22.9万円 |
三菱 eKワゴン | 65.000km | 24万円 |
NISSAN キューブ15X Mセレクション | 93.800km | 24万円 |
マツダ デミオ 13C 2007年式 | 123.500km | 24万円 |
TOYOTA ラクティス 2010年式 | 57.423km | 34.8万円 |
TOYOTA ウィッシュG 2008年式 | 33.795km | 24.8万円 |
TOYOTA エスティマハイブリッドGエディション 2002年式 | 125.430km | 22.5万円 |
HONDA バモスM 2001年式 | 3.560km | 16万円 |
HONDA フィット gスマートスタイルエディション 2009年式 | 68.000km | 24.9万円 |
ダイハツ ムーブカスタム カスタムRS純正フルエアロ 2007年式 | 79.584km | 24.5万円 |
スズキ ワゴンR FXワンオーナー 2010年式 | 50.910km | 24.8万円 |

車を売るのにおすすめの業者
車はジモティーで売ることもできるが、状態が良い車はジモティーよりも買取業者で売ったほうがお得に売れるだろう。そこで以下では、車を売るのにおすすめの業者をいくつか紹介していく。
ジモティーに出品する前に、まずは以下の業者を利用して査定依頼してみるのもいいだろう。
大阪のカーズネット
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
カーズネットは特に輸入車の売却に適した査定業者だ。最低価格保証サービスもあり、動く車であれば必ず3万円以上の値がつくようになっている。ほかのサイトと比べ、海外への販路が豊富で、ユーザーへ直販するなどのシステムのため高価買取が可能。
買取は宅配・店頭の2つ。全国に買取対応しており、事故車でもOK。手続きなどの費用も一切かからず、即日に現金買取も可能となっている。車を高く売りたい人におすすめだ。
出張買取のハッピーカーズ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ハッピーカーズは専門家が相場に適正な価格で買取してくれる業者だ。査定は24時間365日買取受付しており、引取りの手数料や名義変更といった費用はすべて無料。はじめて車を売却する人でも安心して利用できる業者である。
買取は出張買取での対応。査定申し込みも簡単で、メールアドレスと電話番号、車の車種や走行距離などを入力するだけですぐに査定してもらえる。最短15分で査定が可能なので、今すぐ査定額が知りたい人に向いている。
兵庫のSellCa
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
SellCaは車の買取オークションをおこなっている。人気の高級車から輸入車、その他さまざまな車の買取実績があり、古い車でも最大限高い価格を提示してくれる。オークション形式なので買取価格は高く、どこよりも高い価格で売れるサービスが人気になっている。
買取は宅配・店頭・出張の3種類。査定サイトにありがちな営業の電話なども一切なく、手続きも楽ちん。全国6000社のバイヤー数は業界トップクラスだ。安心して高価買取が期待できる魅力的なサービスである。
東京のガリバー
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ガリバーは中古車買取実績ナンバーワンの業者だ。全国に店舗を構え、丁寧な接客と他店を上回る高価買取は多くの利用者から高い評価を獲得している。査定も車種と走行距離、年式を入力すると最短45秒で結果が出て、故障車でも買取してもらえる魅力的な業者である。
買取は店頭・出張の2つの方法。年間買取実績は20万件以上、鑑定士の経験も豊富なので安心して査定を任せられるだろう。はじめて車を売る人は、ぜひ一度査定に出してみよう。もちろん手数料関連はすべて無料なので、コストをかけずに査定依頼ができる。
埼玉のビッグモーター
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ビッグモーターは、中古車の買取と格安販売をおこなっている業者だ。中古車の販売台数1位、中古の買取価格満足度もナンバーワンを獲得しており、とにかく評判が高い業者である。他店より1円でも安ければ相談が可能なので、気軽に査定依頼してみるのがおすすめだ。
買取は店頭・出張の2つ。店舗は全国に240店舗以上を展開し、スタッフの対応も優れている。いつでも相場に適正な価格を提示してくれるので、気になる車はまず査定へ出してみよう。年間査定申し込みは120万件以上と業界トップクラスだ。
まとめ
当コラムでは、ジモティーで車は売れるのかどうか、出品方法から税金について詳しく解説してきた。ジモティーではさまざまな商品が売買されており、車においては業者で売れないようなものも出品して売却できる。出品自体も簡単ですぐにでき、取引きにはいくつか注意する点があるものの、便利なサービスとして人気となっている。
一方、状態が良い車は買取業者のほうが高値がつくので、今回紹介した業者へ査定に出してみるのがおすすめだ。また、ほかの車売買サイトやアプリについて知りたい人は、以下のコラムも読んでみよう。



参考サイト:ジモティー