ズバットやGoo、カーセンサーなどの「中古車一括査定サイト」を利用すると、複数の業者に対して中古車の買取査定を一括で申し込める。中古車を1円でも高く売りたいときには大いに役に立つ。便利なサービスではあるが、複数の業者に依頼するがために10社、20社と多くのお店からやってくる「営業電話がうっとうしい」というデメリットもある。
中古車買取業者は一括査定サイトに登録された情報をもとに、こぞって営業電話をかけてくる。これが実に早く、たくさん連絡が来るのだ。場合によっては何度も。業者によっては、一括査定サイトに情報を登録してから1時間もせずに営業電話をかけてくることがある。また、遅くても1日~2日の間には、ほとんどの業者が電話でコンタクトを取ってくると思ったほうが良いだろう。

一括査定サイトは、たくさんの業者に一括で査定依頼できることを利便性として謳っているが、あまり多すぎるのもそれはそれで考えものだ。問い合わせる業者が多ければ、それだけ多くの営業電話に対応する必要があるからだ。

買取業者からすれば、見込み客の情報が入ったら他社に取られまいと、我先にコンタクトを取るというのは自然なことではあるが、成約につなげようと少々強引な営業をかけてくるしつこい業者がいるのも事実だ。ここでは、中古車一括査定サイトを利用したはいいが、営業電話がしつこくて困ったときの対処法を紹介しよう。
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こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。
どのくらい電話がしつこいの?
電話がしつこいと言われているが、実際にどのくらいしつこいのだろうか。実際に中古車一括査定サイトを利用したときの体験談をまとめていく。
朝から晩まで電話が鳴りっぱなし
中古車一括査定サイトを利用しただけなのに、1日中電話がかかってくる。朝から晩までずっとかかってくるので、非常に迷惑だ。なかには、朝8時と忙しい朝の時間にかかってくることもあり、うんざりしてしまう。
電話の量がすさまじい
複数の買取業者から一気に電話がかかってくるので、着信履歴が買取業者でびっしりと埋まってしまう。30分で30件以上の電話がかかってくることもあり、ろくにスマートフォンも使えない状態だ。
毅然とした態度ではっきりと断る
もっとも確実でトラブルも生みづらい方法は、「毅然とした態度ではっきりと断る」ことだ。つまり、営業電話に対して正面から受けて立つ方法が、正攻法とも言える。
断る理由は正直に述べても良いし、ただ単に売る気がなくなった、気が変わったと言ってもよい。「30万円なら売ります」などハイボールを投げるという手もある。向こうから「それは難しい」とあきらめてくれる場合もある。
ここでは、断る理由は大した問題にならないのだ。ただ、断るときは、決して付け入る隙を与えないように注意してほしい。

こちらから査定を依頼している分「断るのはなんだか悪いな」と思ってしまうかもしれないが、その気持ちこそが営業電話をなかなか切れない大きな理由なのだ。
「ちょっと考えてから…」「他社の見積もりと比較してから…」「前向きに検討します…」など曖昧な態度を見せると、買取業者は「まだチャンスがあるのではないか」と思い、なかなか電話を切らせてくれない、あるいは何度も電話をかけてくる。
こういったことにならないよう、はっきりと不要であること、または検討すらしないことを断言するように断ろう。見込みがないとわかれば、業者は思いのほかあっさりと手を引くものだ。
しかし、はっきりと断るというのは、できそうで、なかなかできないものだ。性格が優しかったり、穏やかであったりすると、余計に抵抗があるかもしれない。そんなときは、誰か頼りがいのある人に電話対応を代わってもらうか、下記のような手段を使ってみてはいかがだろうか。
魔法の言葉「もう売っちゃった」
中古車一括査定サイトによっては、かなり多くの業者から営業電話がかかってくることもあり、1件ごとに真正面から対応していくのは手間がかかる。また、上述のように、人によってはハッキリと断るのが苦手であったり、そもそも人と話すのがそんなに得意ではなかったりする人もいるぐらいだ。
そんなときは、「もう売っちゃった」と説明するのが手っ取り早いだろう。売ってしまったのなら、もはや業者としては何もできない。そのうえ、電話を切った後にまたかけてくるということもなくなるだろう。少し白々しいかもしれないが、相手は事実を知る由もないので堂々と伝えよう。

情報の登録後、すぐに営業電話が掛かってきたような場合には、この理由はやや不自然かもしれない。気になるようなら、「(買取業者は)もう決めちゃった」と言い換えてもよいが、これだと特典や買取額を上げるので乗り換えてくれないかと迫ってくる可能性もあるので注意しよう。
なお、「もう売っちゃった」というと、どこの業者に売ったのか聞かれる場合があるが、これは別に疑われているわけではない。営業・経営データとして教えてほしいと言っているだけなので、適当な業者の名前を挙げてもよいし、「お答えできません」と一言いうだけでも大丈夫だ。

どちらの方法を取るにせよ、要は業者に対して「車を売る可能性はゼロだ」ということを早く納得させられれば良いわけだ。このポイントさえおさえておけば、たいていの営業電話は苦も無くかわせるものだ。
これらの方法は、基本的に完全にその業者に売る気がないときに取る方法なので、もし査定額だけで聞きたいのなら査定に来てもらい、その後に断るなり、成約するなりということになる。
しかし、実際には、お目当ての業者以外は足切りしたいことも多いと思う。そんなときにこそ、ここで紹介した方法を試してみてほしい。あまり業者数が多いと査定に来てもらうだけでも大変なので、余計な業者を取り除いた後、本命の業者から吟味するのが良いだろう。

あえて電話を利用して交渉する
迷惑なしつこい電話だが、この電話を利用して高額で車を売るのも方法のひとつ。電話がたくさんくるので、多くの見積りを得られるだろう。その見積りを利用して、交渉してみてはいかがだろうか。
たとえば、「A社は〇円の査定額だったけれど、もう少し高い価格で買取できませんか」といったように交渉してみよう。買取価格が上がる可能性がある。
ただし、このように交渉すると営業は「この人には売る意志がある」と判断し、さらにしつこい営業をしてくる可能性がある。交渉するなら闇雲にたくさんの業者に交渉せずに、「ここに売りたい」と決めたところに絞って交渉するようにしよう。
間違った撃退法
また、せっかくなのであまり効果的では無い断り方も少し紹介しておこう。
無視または着信拒否
業者からの電話を無視したり、着信拒否設定してしまったりするのは、あまりおすすめできない。なぜなら、買取業者からすれば、問い合わせがあったのにコンタクトが取れないお客さんという扱いになってしまうからだ。
業者にも業務責任があるので、コンタクトが取れないお客さんを放っておくわけにはいかない。電話は無視していてもひたすら鳴り続けるだろうし、着信拒否に設定してしまえば、住所などを頼ってコンタクトを取ってくることも否定できないので、くれぐれも気をつけよう。
攻撃的な口調で断る
営業電話がしつこいと、やはりイライラしてくるものだ。しかし、いくらイライラしたからといっても、攻撃的な口調で断るのはおすすめできない。これは、基本的なマナー違反なだけではなく、営業電話を撃退するのには大した効果がないのだ。営業はそんなに簡単に怯んだりしないからだ。
加えて、怒りをあらわにすると精神衛生上にもよくない。そんなことを何度も続けていたら、余計に疲れてしまうだろう。前述のようなスマートな撃退法を使った方が、お互い平和的に疲れることなく、短い時間で電話を切ることができるので、いちいち攻撃的になるのは控えよう。
電話がこない中古車一括査定サイトはないの?
大量の電話がかかってくるとはいえ、中古車一括査定サイトは便利である。高値買取のためにも、できれば中古車一括査定サイトを利用したいところだ。そこで、ここからは大量の電話がかかってこない中古車一括査定サイトを紹介しよう。
カーセンサー
カーセンサーでは連絡方法や連絡可能時間帯を指定できる。個人情報入力の欄に「連絡希望時間帯」という箇所があるので、そこに「電話不可、メールのみ可能」と連絡方法について記しておこう。
ただ、業者が連絡方法について見落とす可能性もある。その場合は電話がかかってきてしまうので、確実に電話がゼロになるとは断言できない。
- 業者HP
- カーセンサー
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グーネット買取
「売るかどうかは決めていないけれど、とりあえず車の査定額を知りたい」という方もいるだろう。そんなときに便利なのがグーネット買取だ。厳密には一括査定サイトではないが、車の大まかな査定額がわかるサイトである。
車の情報を入力するだけで、その場で車の買取相場がわかるシステムだ。買取相場を出すと、郵便番号やメールアドレスを入力するページが表示される。しかし、そこに情報を入力しても査定申込になるわけではなく、最寄りの買取店が表示されるだけだ。一括査定ではなく、車の買取相場を知りたいなら活用してみよう。
- 業者HP
- グーネット買取
ユーカーパック
ユーカーパックは独特の方式で査定するサービス。査定の流れは以下のようになっている。
- 1.ユーカーパックの提携査定員が車を査定する。
- 2.【1】の査定結果を使い、車をオークションに出品する。(この際、業者に開示するのは車の情報のみで、個人情報は開示しない)
- 3.車を落札した業者とやりとりをおこない、車を売る。
この流れで車を売るので、査定は1度のみ。そして、実際にやりとりをするのはオークションで車を落札した業者1社のみとなる。オークションの時点では電話番号やメールアドレスなどの情報を開示しないので、落札した業者以外に個人情報が伝わることはなく、余計な営業電話がこない。そのため、ユーカーパックを使えばやりとりは必要最小限ですむのだ。
- 業者HP
- ユーカーパック
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一括査定ならヒカカク!を使うのもアリ!
ここまでおすすめの中古車一括査定サイトを紹介したが、ヒカカク!も中古車の一括査定が可能だ。ヒカカク!は最大20社に一括査定依頼ができるサービスで、車以外にもさまざまなジャンルの一括査定ができる。
一括査定を依頼すると、基本的にはサイト上で見積り額を確認できる。電話やLINE、メールで見積り結果を伝えてくる業者もあるが、調べてみると「電話が大量にかかってきた」「電話がしつこい」といったクチコミはほぼ見受けられない。
一括査定をしたいがしつこい電話が面倒だという方は、ヒカカク!を使ってみてはいかがだろうか。
まとめ
中古車一括査定サイトを利用すると、大量のしつこい電話がかかってくることがある。しつこい営業を対処するには、毅然とした態度で断ったり、「もう売った」と嘘をつくなどの方法が効果的だ。
そもそも営業電話がほとんどかかってこない一括査定サイトを利用するのもおすすめ。また、ヒカカク!でも車の一括査定ができるので、一括査定サイト選びに迷ったらヒカカク!を活用してほしい。