事故をおこして車をぶつけてしまった、ぶつけられてしまった。突然のことに戸惑うかもしれないが、それよりも破損した車の現状を見てショックを受けたことはないだろうか。
あまりの惨状にこれはもう廃車しかないと思ったとしても、ちょっと待ってほしい。本当に選択肢は廃車しかないのだろうか。手放すしかなくなったとしても、その車、もしかしたら売れるかもしれないのだ。
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車が事故車になってしまったら
車を運転していて、車体をぶつけたりこすったりしたという経験はないだろうか。少しの傷であればすぐに直して、また同じ車に乗り続けるだろう。しかし、破損の具合が大きい場合はどうだろう。
事故車とは
バンパーが外れてしまった、助手席側のドアがめちゃくちゃになってしまった、フロント部分がつぶれてしまったなどなど、車体を大きくゆがませてしまう原因は、たいていにおいて車体に過大な力をかけてしまったことが挙げられる。どこかの壁にぶつかったり、誰かの車とぶつかったりぶつけられたり。それを事故と呼ぶ。そして事故に遭った、起こしてしまった車を事故車と呼ぶ。
その後の選択は
車が事故車になってしまったら、その車をどうするかは悩むところだ。修理して乗れるようであれば、乗り続けるという選択肢があるが、修理代が高額になってしまう場合が多い。どうしてもその車でなくてはならないという愛着があるような人なら別だが、そこまでこだわりがなければ、手放してしまう人がほとんどだろう。
廃車以外の選択肢があるか
破損が大きいと中古車として売却することをあきらめ、廃車にすることを選択するのはなぜだろうか。事故車は売り物にならないと思い込んでいるからだ。でもちょっと待ってほしい。本当に事故車は売り物にならないのだろうか。
事故車でも売却は可能
以前であれば、事故車は売り物にならないというのが一般的な認識だった。だが現在では違う。事故車でも売却することが可能なのだ。理由としては二つのことが挙げられる。
日本車の海外需要
まず一つ目。多くの人が所有している日本車は、海外で非常に人気が高い。新車に限らず、中古車でもそうだ。そのため修理して中古車として海外に輸出できるので、買い取ってもらうことができる。
パーツの再利用
二つ目は、乗用車としては使えなくとも、パーツとしてならまだ使える部分があるという点だ。フロント部分がつぶれてしまい走行が不可能な車でも、そのほかの部分を解体して、中古部品として再利用ができるのだ。
事故車とは何か
ところで、事故を起こしたり事故にあったりした車を事故車と呼ぶといったが、実は買い取り市場において、事故車という定義はない。
修復歴車
あるのは修復歴車というものだ。この修復歴車というのも、壊れた箇所を直した車すべてが修復歴車になるのかというと、そうではない。どこを直したかによって、修復歴車になる、ならないが決まっているのだ。
その境界線は、日本自動車査定協会や日本中古自動車販売協会連合会、自動車公正取引協議会、自動車販売協会連合会の各団体が中心になって、1997年に統一基準を示している。
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修復歴車の基準とは
修復歴車とは、「骨格(フレーム)部分を交換・修復(修正・補修)した車両」をいう。なおボルト部分は骨格に含まれない。具体的な個所をあげるなら、
- 1.フレーム(サイドメンバー)
- 2.フロントクロスメンバー
- 3.フロントインサイドパネル
- 4.ピラー
- 5.ダッシュパネル
- 6.ルーフパネル
- 7.ルームフロアパネル
- 8.トランクフロアパネル
- 9.ラジエータコアサポート(ボンネットタイプのみ)
に該当する部分の修理を行ったり、部品を交換したりすれば修復歴車とみなされる。
逆に言えば、所有者が事故車と思っていても、この部分を外れていればそれは修復歴車ではない。例えば、ぶつけてドアを丸ごと交換していても、ドアはフレーム部分には当たらないからだ。
車を売るとなったら
では修理費用が高額になるなどの理由で、破損した車を売るにはどうすればいいだろうか。
業者によって違う買い取り価格
まずは買い取り業者による査定をおすすめする。この場合、一社だけから見積もりを取るのではなく、数社にお願いしたほうがいい。新車であれば、車の値段というのは決まっている。車両本体価格は、どの販売店でも同じだ。
ところが中古車はそうではない。そもそも中古車は車ごとによって条件が違う。車種、年式、走行距離など様々な条件を加味して価格が決まる。また買い取り業者の販売力によっても違ってくるだろう。
一括査定がおすすめ
査定をしてもらうなら、一括査定がおすすめだ。いちいち買い取り業者を調べて同じことを聞いて回るには手間がかかるし、第一面倒だ。お金が絡むことだから手間をかけるのは当然という考え方もあるだろうが、手間をかけただけの収穫が得られるだろうか。むしろ足元を見られたりはしないだろうか。
一括査定のメリット
一括査定であれば、インターネットで一括査定を行うサイトがいくつもある。入力の手間も一度だけでいい。しかも、登録している買い取り業者は、その車が自分以外の同業者にも見積もりを依頼されていることを知るのだ。この効果は大きいといえないか。
決定は売る側にある
売りたい方は高い価格で売りたい。買う方は低い金額で買えればいいが、買えないということもありうる。あくまでも決めるのは売る方だ。買い取り業者はどうしてもその車がほしければ、同業者よりも高い金額を提示しなくては見向きもされないだろう。
ある意味、買い取り業者に競争をさせることができる、それが一括査定の利点だといえる。
一括査定サイト比較
廃車買取比較ナビ
http://haisha-hikaku.net/index.html
※買取サイトではなく、比較サイト
廃車やいわゆる事故車を高値で買い取り、もしくは即日買取してくれる業者を集めたサイトである。買い取り業者として、19社(2016年6月現在)の一覧が提示されている。掲載されている業者は、インターネットによるアンケート調査で高い評価を得た業者だけを集めたという。また、買い取り実績も重視し、どの業者も買い取り実績があるのだそう。
ただ対応エリアが関東と関西に限られてしまうので、地方在住者には向かないサイトになっている。
みんカラ下取相場(現カービュー)
https://kaitori.carview.co.jp/jiko/
※買取サイトではなく、比較サイト
運営しているのは、クルマ情報総合サイトのカービュー。車両情報と個人情報を入力すると最大で8社までを紹介されるので、その中から気になる業者を選んで紹介してもらう。カービューから確認メールが届き、その後各業者から2日以内に連絡が来るという仕組みだ。
時間がかかるのがネックだが、390万人以上がカービューの一括査定サイトを利用しているという実績、また全国ネットワークを持っているのが強みといえる。
かんたん車査定ガイド
※買取サイトではなく、比較サイト
車両情報の入力項目は4項目で、個人情報も名前と郵便番号、住所、電話番号、メールアドレスを入力するだけのシンプルなサイトだ。見積もり依頼も最大10社と多いため、すぐに比較することが可能である。
また買い取り業者もテレビのCMや車雑誌でもおなじみの業者から専門の業者まで幅広く取り揃えている。また、大手買い取り業者がどの車種の買い取りに力を入れているのかも公開されているので、自分の車が当てはまるのかどうかのチェックもできる。

終わりに
車をぶつけてしまっただけでもショックは大きいが、破損の度合いが高いとさらにショックは大きくなるものだ。お気に入りの車だったり、ローンを支払っている最中だったりすればなおさらのことだろう。修理費用の面から手放すことになっても、廃車にしてしまうか売却するかで損害額は違ってくる。廃車にしてしまえば逆に廃車費用がかかってしまう。国産の普通車であれば、2万円ほどだ。
まずは売却の検討を
ところが売ることができれば、いくらかでもお金が手に入ってくる。ならば諦める前に、売却できないかを考えてもらいたい。インターネットで一括査定を行えば、売れるかどうかの判断ができる。廃車にしてしまうのは、その後でもいいのではないだろうか。
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