古い時代は「中古車市場において価格下落幅が大きすぎる」と毛嫌いされていたマツダも、近年では高速域でのハンドリングなどが世界的に高評価されて、トヨタや日産、ホンダなどと同じように「高価買取が期待できるメーカー」へと成長を遂げている。今回はマツダの人気シリーズに興味を持つ皆さん向けに、買取専門店で高値が付く理由や、一般的に知られていない意外な特徴などを紹介していきたい。

Mazda Logo / Mister Hambo
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マツダの中古車に秘められた意外な魅力とは?
マツダの中古車売却や購入を検討しているなら、査定額に繋がる魅力や特徴を把握しておくべきである。
手の届きやすい普通車
デミオやアクセラといったコストパフォーマンスの良いラインナップを拡充しているマツダは、「お手頃価格で普通車に乗りたい」といった人たちから注目度の高いメーカーとなっている。機能の拡充によって他社との差別化が実現した近年では、唯一の難点であって中古車買取における下落率にもブレーキがかかっているため、「安く買えて、高く売れる代表的な自動車メーカー」というイメージが浸透してきているのだ。
コンパクトカーでもワクワクできる
デザイン性や走りといった付加価値が充実しているマツダのデミオは、ヴィッツやマーチといったコンパクトカーに物足りなさを感じるユーザでも満足できる車種となっている。J.D.パワーによって行われた「2015年日本自動車商品魅力度調査」でも高評価を受けているマツダの車は、経済性や安全性といった一般的な価値だけでなく、楽しさや走行性能といったワクワク感も兼ね備えている点が、近年の人気上昇の理由に繋がっていると言えるだろう。
女性が求めるスタイリッシュな中古車が多い
女性のチーフエンジニアが活躍するマツダでは、キャリアウーマンとして社会的に活躍する女性が好む「カッコいい車」をたくさん作っている。特にアクセラやCX-3といった小型車種には、スタイリッシュな外観と運転のしやすさが兼ね備えた仕様となっているため、マツダの中古車を求めるユーザの中には「一般のコンパクトカーや軽自動車はちょっと・・・」と退屈感を覚えている女性が多い傾向があるのだ。
ディーゼル車が豊富である
マツダの中古車需要が高まっている背景には、走行性能やコストパフォーマンスの良いディーゼル車人気が関係している。ハイブリッドカーの時代にクリーンディーゼルに力を入れているマツダの取り組みは、「自動車購入における選択肢を広げた」という意味でも世界的に注目されているのである。
ヨーロッパ車に似た楽しい仕上がり
「楽しみたい、運転したい、所有したい」といったユーザのニーズに対してシンプルに応えたマツダは、コツコツとした努力の積み重ねによって世界に通用するメーカーとなった。またトヨタや日産といったベーシックな車に退屈感を覚えたユーザもマツダにシフトしている傾向があるため、今後もマツダの中古車市場は活性化すると考えられている。
北米需要が高い
マツダの中古車が売れているのは、日本国内だけではない。腕時計メーカーのカルティエでは「ロードスター」を時計の新シリーズ名に採用しているため、国産車にはないマツダのデザインは世界的に受け入れられていると言えるだろう。特にアメリカでは、ロードスターを買い求めるコアなファンが急増している。
マツダの買取相場から売り方を考える
トヨタや日産、ホンダといった国産車と比べてリーズナブルな価格で購入できるマツダ車には、売却時の買取相場も若干低い難点がある。これは下落率の問題ではなく、「元値が安いから」という要因によるものであるため、効率良く現金化に繋げるためには売却のタイミングにも注意をして行動を起こして欲しい。またコアなファンに好まれるマツダの車は、一括査定サイトの利用でも高額査定に繋がる傾向が高いと言われている。
デミオ
- ・デミオ 13C(平成23年式、走行距離3万キロ) 47万円
- ・デミオ スポルト(平成22年式、7万キロ) 30万円

ロードスター
- ・ロードスター RS(平成21年式、2万キロ) 91万円
- ・ロードスター S RHT(平成23年式 2万キロ) 105万円

CX-5
- ・CX-5 XD(平成25年式、6万キロ) 155万円
- ・CX-5 XD Lパッケージ(平成25年式、2万キロ) 228万円

アクセラスポーツ
- ・アクセラスポーツ 20S(平成23年式、2万キロ) 48万円
- ・アクセラスポーツ 15C(平成24年式、1万キロ) 81万円

プレマシー
- ・プレマシー 20CS(平成24年式、7万キロ) 45万円
- ・プレマシー (ベースグレード)(平成13年式、3万キロ) 17万円

まとめ
高速域でのハンドリングやデザイン性の高いマツダの車は、MPVやビアンテなどのミニバンよりもアテンザやCX-5、ロードスターといったスポーティーな車種の方が高価買取されやすい傾向がある。特にロードスターはグローバルな需要を維持しているため、将来的な売却を検討しているなら車種選びにも注意をして自動車購入を行って欲しい。