自動車を持っている方の中には、古いタイヤの処分に困っている人もいるだろう。特にスタッドレスタイヤなどは数年で買い替えるのが普通で、まだまだ使えそうでも費用をかけて処分している人も多い。しかし、実は古いタイヤや廃タイヤでも買取してもらえることがある。
当コラムでは、5年前のスタッドレスタイヤでも売れるのかどうか、廃タイヤの買取価格まで詳しく解説していく。不要になった古いタイヤを持っている人は、ぜひ参考にしていただきたい。
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こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。
5年前の古いスタッドレスタイヤは売れるのか?
まず、5年前の古いスタッドレスタイヤは売れるのかどうかについてだが、結論から言うとほとんどの業者で買取不可となっている。というのも、スタッドレスタイヤは年式が大事であり、スタッドレスタイヤは大体3年をめどに買い替えがおこなわれる。
そのため、5年前の古いタイヤの場合は中古でも販売できないため、業者では買取されていないのだ。特に雪の降る地域は3年履ければいいほうで、もっと早く買い替えるのが普通となっている。もちろんタイヤの状態にもより、溝が残っていてヒビなどがなければ3年を超えても履けるが、買取は無理だと思っておいたほうがいいだろう。
スタッドレスタイヤの買取は古くても3年が目安ということを覚えておこう。ただし、よほど状態が良くて、アルミと一緒に売る場合は買取してもらえる業者もある。状態の目安としては、タイヤの山が7分ほど残っている状態であり、大体1万ぐらいで買取してもらえるだろう。
廃タイヤの買取価格はどのくらい?
次に、廃タイヤの買取価格を紹介していこう。タイヤの廃棄には大体1本500円ぐらいの費用がかかり、4本処分するなら2,000円前後の費用がかかってしまう。処分にお金がかかるなら、できれば買取に出して売りたいところ。
どれぐらいの価格で買取されているのか、詳しく見ていこう。なお、2022年5月時点に調査した買取価格のため、今後変動する可能性もあることを注意しておくとよい。
業者での買取価格
まずは業者での買取価格だ。しかし、業者では廃タイヤの買取価格は記載されていなかったため、それぞれのタイヤの買取相場を参考までに記載しておく。状態の悪いタイヤを売る場合は、下記の価格から減額されることを考慮して読んでみよう。
商品名 | 夏タイヤ | 冬タイヤ |
---|---|---|
12インチ4本セット | 2000円 | 2000円 |
13インチ4本セット | 4000円 | 4000円 |
14インチ4本セット | 6000円 | 6000円 |
15インチ4本セット | 8000円 | 10000円 |
16インチ4本セット | 10000円 | 16000円 |
17インチ4本セット | 16000円 | 20000円 |
18インチ4本セット | 20000円 | 26000円 |

また、買取できない廃タイヤの場合は、1本300円で引取りしているようだ。
ヤフオク!での相場
続いて、ヤフオク!での相場価格を見ていこう。
商品名 | 買取価格 |
---|---|
13インチ PCD114.3 4本 ADVAN RALLY | 4000円 |
15インチ NANKANG NS-2R 195/50-15 2本 | 1300円 |
15インチ NANKANG NS-2R 195/50-15 TW120 2本 | 1600円 |
14インチ TOYO TIRE 155/55R14 2本 | 300円 |
15インチ グッドイヤー イーグルRVS 195/65R15 | 500円 |

売れなかったタイヤの処分方法
廃タイヤは業者ではほとんどが引取り処分となっている。では、売れなかった廃タイヤはどう処分すればいいのだろうか。以下では、買取業者で引取り処分してもらう以外の方法を紹介していく。
廃タイヤの処分に困っている人は、ぜひ参考にしていただきたい。
カーショップへ持ち込む
廃タイヤの処分方法には、カーショップへ持ち込むという方法がある。カーショップでは大体1本数百円程度で引取りをおこなっており、どんなタイヤでも引取り処分してもらえる。ただし、店舗によって価格が変わるので、持ち込みする場合は事前に費用を確認してからのほうがいいだろう。
不要品回収業者へ依頼する
廃タイヤは不要品回収業者へ依頼して処分してもらうこともできる。不要品回収業者は基本的に何でも回収、処分してもらえるので、悩んでいるときには最適な方法である。ただし、出張費や運搬費などの手数料がかかる点に注意しておこう。
利用する場合はカーショップでの処分価格と比較してから依頼するのがおすすめだ。自分で持ち込む必要がなく、楽に処分できるのが最大のメリットである。
ガソリンスタンドへ相談
廃タイヤをガソリンスタンドへ持ち込むと、処分してもらえることがある。こちらも店舗によって対応しているかが変わるが、OKの場合は若干の費用と引き換えに廃タイヤを処分してもらえる。
手数料は店舗によって変わるので、近隣のガソリンスタンドに持ち込むのであれば、事前に料金を確認しておこう。
ディーラーへ相談
廃タイヤはディーラーへ相談することで無料で引取ってくれるかもしれない。たとえば、車を購入したディーラーやショップに相談することで、今回だけは無料で引取りをしてもらえることがある。だが、この方法も店舗によって異なるため、可能かどうか電話で確認してから持ち込むようにしよう。
いきなり持ち込んでも対応してもらえないことがほとんどなので注意しておこう。
オークションに出品してみる
状態が悪く、通常の走行では履けないようなタイヤでも、オークションでは買い手がつくこともある。というのも、オークションではドリフトの練習用として廃タイヤを探している人も多く、そうした人たちからの人気があるのだ。
しかし、廃タイヤなので高値での売却は期待できず、さらに送料がかかる場合だとほとんど利益は残らない。そのため、オークションで処分する場合は、利益を考えずに処分できればいいという意識で利用するのがおすすめだ。
タイヤを売るのにおすすめの買取業者
タイヤは買取対応している業者が限られるが、しっかりと業者選定すれば予想以上の価格で売れることもある。そこで以下では、タイヤを売るのにおすすめの買取業者をいくつか紹介していく。
廃タイヤを買取してくれるかどうかはわからないが、タイヤを売りたいと思っている人は、以下の業者を参考にしてみよう。また、ほかの業者が知りたい人は以下のコラムを読んでいただきたい。

大阪のタカガイ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
タカガイは買取実績50万件以上を持つ業者だ。高価買取専門店としても人気が高く、顧客満足度も良い。買取強化されている商品も多いため、不要なものをまとめて買取に出すのにも最適だ。基本的には何でも買取してもらえる便利な業者である。
買取は宅配・店頭・出張の3つの方法。宅配・出張ともに日本全国対応となっており、送料や出張費といったコストもかからない。タイヤの買取では出張買取を依頼するのがおすすめだ。1点からでも快く対応してもらえるだろう。
福岡のタイヤ買取ナンバーワン
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
タイヤ買取ナンバーワンは、名前のとおりタイヤの買取を専門におこなっている業者だ。タイヤのみの買取に特化していることで、他店よりも高い金額での買取をおこなっている。累計査定件数は20万件を超えており、タイヤのことなら何でもお任せできる業者である。
買取は宅配・店頭・出張の3つ。出張買取は東京・福岡エリアで対応しており、大量に売りたいものがある人におすすめの方法。宅配では日本全国どこからでも査定に出せ、専用の梱包キットもあるので、安心して利用できるだろう。
香川のリサイクルショップアーティクル
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
リサイクルショップアーティクルは、ブランド品や貴金属、家具や家電などを買取している業者だ。ありとあらゆる商品の買取をおこなっており、タイヤの買取にも快く対応してくれる。身の周りにある不要なものなら、何でも買取してもらえるだろう。
買取は宅配・店頭・出張の3種類。出張範囲は四国全域となっているので、該当地域の人は気軽に出張依頼してみるのがいいだろう。見積もりも無料なので、まずは相談だけでもしてみよう。
東京のイエローハット
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
イエローハットは車関連の製品を買取強化している業者だ。タイヤの買取も積極的におこなっており、買取と同時にタイヤやホイールセットを購入する場合は買取額が増額される。買取強化しているタイヤメーカーも多いので、他店よりも高い価格で売却できるだろう。
買取は基本店頭買取だ。店舗は全国に展開されており、どこの地域でも持ち込みしやすい。査定料や見積もり料もかからないので、気軽に持ち込んで査定してもらうのがおすすめだ。
横浜のアップガレージ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
アップガレージは車やバイクのパーツの買取をおこなっている業者だ。業界では大手として知られ、買取額に対する評判も良い。他店では売れないようなものでも買取してもられることが多いため、状態が悪いタイヤもまずは一度査定に出してみよう。
買取は宅配・店頭の2つの方法だ。タイヤの場合は直接店舗へ持ち込んでみるのがいいだろう。店舗は全国展開されており、査定料もかからないので安心して持ち込める。特にアルミホイールは買取強化されているようだ。
タイヤを少しでも高く売るコツ
最後に、タイヤを少しでも高く売るコツを紹介していく。廃タイヤの場合は処分するしか方法がないこともあるが、多少状態が悪いタイヤであれば、いくつか気をつけることで買取してもらえるかもしれない。
タイヤの売却を考えている人は、以下の点を意識して買取へ出してみてほしい。
不要なタイヤはできるだけ早く売る
タイヤを売るときは、できるだけ早く売るように意識しよう。タイヤはそのまま保管しているとどんどん劣化してしまい、まだ使えるタイヤであっても値がつかなくなってしまう。さらに、タイヤは使用年数よりも製造年数が重要視されるため、古いタイヤはそれだけで買取価格が下がってしまう。
使っていないタイヤを保管している人、新しいタイヤの購入を考えている人は、できるだけ早く売ることを頭に入れておこう。また、タイヤと一緒にアルミも売ると査定額がアップするので、特に理由がない場合はアルミと一緒にタイヤを売るようにしよう。
アルミホイルの買取情報については、以下のコラムを参照。

スタッドレスタイヤは冬の前に売る
タイヤの中でもスタッドレスタイヤを売るときは、冬の前に売ることで買取価格を高くすることができる。言うまでもなく、スタッドレスタイヤは冬に使用するタイヤであり、雪が降る前の季節にもっとも需要が高くなる。需要が高くなれば業者でも高価買取がおこなわれ、通常よりも高い価格での売却が狙えるだろう。
具体的には、大体10~11月あたりに業者では強化買取を開始するため、不要なスタッドレスタイヤを売る場合はその期間に合わせて売ってみよう。雪が降り始めると冬タイヤに交換している人が増えるため、業者でもあまり買取には力を入れなくなるので注意しておこう。
4本セットで売る
タイヤは4本セットで売るのが基本である。買取してから販売する側の立場を考えてみてもわかるように、1本や2本だけのタイヤよりも4本セットになっているほうが需要があり、買取もしやすいだろう。2本だけ売っても買い手が多くないため、買取価格も控えめになる可能性が高い。
また、業者によっては4本セットで売ることで買取金額アップのボーナスがつくこともあるので、よほどの理由がない限りは4本セットで売ることをおすすめする。オークションなどで処分するときも、4本セットで出品したほうが高値がつきやすいのは言うまでもないだろう。
全体を洗浄してから売る
タイヤは基本的に汚れているものだが、買取に出す前には全体を洗浄してから売るようにしよう。タイヤの汚れの状態によっては減額を受けることもあり、あまりにもひどい場合は買取不可となることもある。汚れていれば傷やヒビなども見分けにくく、査定にも時間がかかるので、買取店のことも考えてなるべく綺麗にしておいたほうがいいだろう。
時間的に余裕がある人は、通常の水洗いのほかにも洗剤などを使って洗うのもおすすめだ。アルミなどもしっかり洗浄すればかなり綺麗になり、査定での印象もアップする。タイヤに限った話ではないが、買取に出すのなら最低限状態には気を配っておくようにしよう。
まとめ
当コラムでは、5年前のスタッドレスタイヤでも売れるのかどうか、廃タイヤの買取価格まで詳しく解説してきた。5年前のスタッドレスタイヤはほとんどの業者で買取不可となっており、廃タイヤにしても多くの業者で引取り処分となっている。状態によっては買取してもらえるかもしれないが、その場合も価格はかなり低いことを頭に入れておこう。
古いタイヤや廃タイヤの処分に困っている人は、ぜひ今回の記事を参考にしてみてほしい。また、壊れたタイヤの買取情報については、以下のコラムを読んでみよう。

参考サイト:カーリプロデュース