今から300~400年前に作られていた大名時計は、コンディションさえ良ければ50~100万円以上の高額査定が見込める人気のコレクターズアイテムだ。
台東区の大名時計博物館がNHKの連続テレビ小説「あまちゃん」のロケ地となった近頃では、知名度の低かった大名時計や昔時計、和時計に多くの関心が集まりつつあると言われている。
今回は、大名時計の鑑定・査定実績などを見ながら、この商材をより高く確実に売る方法を皆さんと一緒に確認していきたい。

Rare and authentic lantern design Japanese Clock 和時計 of the Yanaka Elementary School in Yanaka 谷中 Tokyo Jpan / Arjan Richter
CONTENTS
こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。
大名時計とは?
大名時計とは、季節によって変わる昼と夜の長さを6等分する不定時法を前提とする、日本独自の機械式時計の総称である。
昔時計、からくり時計、日本時計、和時計などと呼ばれるこの時計には、大名を中心とした富裕層が所持していたことにより「大名時計」と名付けられたと言われている。
製作年月が判明している日本最古の和時計としては、時計屋左兵衛によって作られた1673年製(延宝元年)のものがある。
また現存する二挺天符式としては、当時京都四条通堺町に住んでいた荒木大和によって製作された1773年(安永2年)のものがあるようだ。
大名時計の買取相場
300~400年前に作られたことで現存数が大変少なくなってしまった大名時計には、買取実績や買取相場の情報公開が大変少ない傾向がある。しかし人気テレビ番組・開運なんでも鑑定団では、過去にいくつかの和時計鑑定依頼があったようだ。
オークションサイトでも骨董品店などが和時計や大名時計の出品をしているため、今回はそういった情報をベースに、この商材の買取相場情報をまとめていきたい。
江戸時代の大名時計
元禄時代に作られた二挺天符袴腰という種類の大名時計には、芸術性の高さによって1,200,000円もの高い鑑定額がついたことがある。
全て鉄で作られたこの大名時計は、江戸時代後期に作られた真鍮製のものと違って、壊れにくい特徴があるようだ。
数百年という長きに渡って保管され続けた大名時計は、修理跡の美しさなども査定基準に含まれると言われている。
幕末に作られた大名時計
日本の加工技術が一段とレベルアップした文化文政期以降の大名時計や和時計は、細やかで美しい彫刻が施されることにより、美術品としての価値も兼ね備えるようになった。
なんでも鑑定団に持ち込まれた幕末型和時計については、歴史的価値と芸術的価値の充実により2,350,000円もの鑑定額がついている。
1,000,000円以上の高値が見込める比較的後期に作られた大名時計には、目覚まし装置や十干十二支のカレンダーといった現代の時計と変わらない機能が備わっているようだ。
印籠時計
構造によっては持ち運びも可能な印籠時計も、大名時計と同じ和時計に分類される存在だ。
美しい蒔絵が施された印籠時計には、ユニークなアイデアと芸術性によって3,000,000円もの高額査定がつくこともある。
印籠時計についても現存数がかなり少なくなっているため、遺品整理などで見つかった品がある場合は、早めに査定依頼にかけるべきと言えるだろう。
大名時計を高く売るために実践して欲しいこと
世界中のコレクターから注目される大名時計は、これから紹介する5つのポイントを心掛けることで、数十万円~数百万円もの高額査定に繋げやすくなる。
より良い環境で保管をする
江戸時代に作られていた大名時計は、普通に保管していても木材などの経年劣化を免れない存在だ。
高温多湿の場所に大名時計を設置・保管しておくと、一般家具と同じように背面にカビが生えることもあるため、時々周囲の確認をすることも忘れないようにして欲しい。
また蔵や倉庫の湿度が高い場合は、定期的に掃除をするだけでなく除湿剤を使うなどの工夫も必要だと言えるだろう。
不要なら早く手放す
歴史的価値と希少性によって確実に高く売れる大名時計は、経年劣化による損傷やカビなどが生えないうちに手放すべき存在だ。
湿度の大変高い日本の家は、骨董品や古美術品の長期保管には適さない難点がある。
近頃では、コレクターである本人が亡くなったタイミングで、高価な古時計が遺品整理によって処分されるケースも多く見受けられるため、収集家自身が査定依頼のできるうちに売却することも理想的な売り時のひとつと捉えて欲しい。
査定前に簡単な掃除を行なう
査定前に箒を使って簡単なホコリ落としをすると、買取業者の査定士に好印象を与えられる。
手入れの行き届いた大名時計には、プラス査定がつくこともあるため、簡単な掃除を通して「大事に保管していたこと」をアピールすると良いだろう。
大名時計や和時計はどこで売れる?
大名時計や和時計の高価買取をするのは、骨董品店、古美術品店、アンティーク専門買取店などが中心となる。
柱時計に近い構造の大名時計の大半は、比較的コンパクトな古い置時計や懐中時計を取り扱う「時計買取専門店」では持ち出しや査定が難しいケースが大変多い傾向があるようだ。
反対に、ロレックスやオメガなどの高級腕時計買取をする専門店では、大名時計については興味を示さない傾向があるため、査定依頼をする際には「古くて大きな時計」の買取に積極的なショップを選ぶのが理想と言えるだろう。
大名時計買取は出張査定が最もおすすめ
移動や運び出しが大変難しい大名時計は、ユーザ自ら運搬する店頭買取よりも、査定士が自宅に来てくれる出張査定サービスの利用がおすすめとなる。この方法で大名時計の査定をお願いすると、同じ蔵や倉庫に眠っている骨董品や古時計を一緒に売却することもできる。
出張査定を利用すれば、運搬時に大事な時計に傷をつけることもないため、「現状で効率良く売却する」といった意味でもこのサービスは大変活用度の高い存在と捉えて良いだろう。
口コミ評価の高いエコリングがおすすめ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
数多く存在する業者の中でも、特にエコリングがおすすめ。同社では16時までの申し込みなら、当日の出張買取に対応してもらうことができるのだ。もちろん地域や予約によって対応は異なるが、目利きのプロによる高水準な買い取りが期待できるだろう。
まとめ
江戸時代の大名たちが所有していた大名時計は、どんなにボロボロであっても高価買取される希少性と歴史的価値がある。
また大名時計博物館の存在が知られるようになった近頃では、この商材に目を向ける骨董品コレクターも増えているため、高額査定を狙う人たちにとっても嬉しい状況が生まれていると考えて良いだろう。
大名時計買取に積極的な骨董品・古美術品買取業者が見つからない場合は、たくさんの専門店が集う当サイト・ヒカカク!も活用してみて欲しい。
↓おすすめ!無料見積もりはこちらから↓
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策