かつては録画といえばビデオテープが主流だったが、今の主流はDVDやブルーレイになっている。DVDやブルーレイは、ビデオテープに比べると音質も画質も非常にレベルが高く、さらにホームシアターを使うことによってその魅力を十分に引き出すことができる。そのためホームシアターは人気が高く、中古でも高額買取をしてもらえることが多い。
そこで当コラムでは、そんなホームシアターの中古取引について紹介していこうと思う。ぜひ、今後の参考にしてほしい。
Home theater / MIKI Yoshihito (´・ω・)
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ホームシアターの需要
ホームシアターを所持することのメリットは多く、持っていると手放せないものになってくる。そのため、買取需要もあると言える。電気代が高い、すぐに壊れる、維持費がかかる、というイメージがあるホームシアター。しかし実は、LEDの普及によって今は電気代が安く、球切れの心配もほとんどなく、維持費は0円の場合がほとんどである。
主なメーカー
ここで、プロジェクターとスピーカーに分けて主なメーカーについて紹介していく。
プロジェクター
EPSON(エプソン)、BenQ(ベンキュー)、ASUS(エイスース)、SONY(ソニー)などがある。これらはどこも聞いたことがあるメーカーで、見た目も昔ながらのデザインになっている。価格帯も3万円程度から販売されているため、過去に比べると値段が大幅に下がっているが、安くなった製品は初心者には不向きである。
スピーカー
YAMAHA(ヤマハ)、BOSE(ボーズ)、パナソニック、SONY(ソニー)、ONKYO(オンキョー)、Cambridge Audio(ケンブリッジオーディオ)などが販売されている。
買取のメリット
ホームシアターを処分するよりも、買取に出す方法が断然おすすめである。プロジェクターだけ、スピーカーだけを買取に出す方法よりも、ホームシアターセットで買取に出すと、素人にも良さが伝わるため売る金額が少し高くなる可能性もある。
ホームシアターはセットで買うのは高額な場合が多いため、ただゴミで捨てることよりも換金した方がお得である。
買取査定
高額商品のため、査定についてお店側も厳しくなる。説明書、保証書や使用環境(喫煙者の有無)、本体の傷など、どうにもならないものは仕方ないが、拭いてキレイになる汚れなどは綺麗にしておけば買取が可能となる。
海外メーカーのプロジェクターの場合はお店側も確認に手間取るため、査定の際は操作方法を教えた方が無難である。英語表示が多いことから万が一、設定などを変えた際に無線ランが切れてしまったり、ルーメン(光源)やピント調整などが変わって、結果査定が下がってしまうことも十分にあり得る。
お店にもよるが、アルバイトの素人が型番と年式、付属品を確認し、POSシステムの中にあるデータを引っ張ってきて照合するだけで査定は完成する、といったようなことは大型リサイクルショップによく見られる。
ホームシアターの参考買取相場
小さいもので2.1ch、現在主流となっているのは5.1chとなっている。もちろん、こういった違いも買取の相場には関係してくるのだが、価格を決める要素はそれだけではない。
買取相場は、2,000円~10,000円といったところである。あくまでも相場なので、これを大きく上回ることもあれば下回ることもある。特に、人気のある有名メーカーのものであれば、相場を大きく上回り20,000円~30,000円となることもある。
メーカー別の相場に関しては、SONY(ソニー)VPL-HW50ESの3D対応品は、相場8万円以上。EPSON EB-1724は卓上で使いやすいものだが残念ながら数千円にしかならない。3D対応、明るさ2400ルーメン、無線ラン対応で最大300インチのEPSON EH-TW8200は12万円以上も期待できる。
プリメインアンプなど、音響機器で有名なMarantz(マランツ)のVP-12S3は、発売当時は120万円だったが、今では買取2万円程度にしかならない。LEDではなく、従来のランプ式だがその解像度、画像の美しさは素晴らしく、「さすが定価120万円」と思うほどの美しさである。
しかし、2003年発売のこの製品も年月と製品のスペックには勝てずにここが精一杯となってしまう。
査定基準と高く売る方法
需要の多い商品なので、高く売るために事前準備をしておきたい。売却前に確認したい点について紹介する
正常に作動すること
これは大前提である。世の中にはジャンクという故障品を買い取る専門店もあるが、ホームシアターに関しては正常に作動しなければ意味がない。正しく動くかどうかは第一の査定基準になるものと考えておきたい。
また、改造を施しているものや過度に汚れているものなどは、買い取りしてもらえない場合がほとんどである。
製造から5年以内であること
製造から何年経っているのかというのは非常に重要である。時間が経てば経つほど査定額が下がっていくが、査定においてひとつのラインとなってくるのが、製造から5年という期間である。
だいたい5年~6年をひとつのラインにしている業者が多い傾向にあるが、これ以上時間が経っていると買い取ってもらえないという可能性も出てくる。
高く売る方法
まずは、複数の業者に査定をしてもらうことである。その中で一番高値をつけてくれた業者を選ぶようにしたい。
また、手入れも重要である。ホームシアターで特に重要なパーツは、レンズである。ここが汚れていると査定額もかなり下がってくるため、査定前に丁寧に掃除をしておきたいところである。
減額ポイント
欠品は減額になる
減額の対象となるのは買った時の状態が保たれていないことが大きい。例でいうと、配線ケーブルがない、アダプターがないということで減額されてしまうため、買ったときの物があるかどうかは大きなポイントとなる。
改造品
自分で手を加えたりするのも買取不可になる。改良とはいえ、改造品ということになるので、これも減額の対象であり、買取対象から外される場合が多い。欠品をなくし、きちんと前のままを保っていることが高価買取の秘訣となる。
売りに出すべきタイミング・売り時
製造してから5年以内のものであれば、早い段階で売ったほうがいいだろう。基本的に、売りたいと思ったときが売り時と考え、すぐに行動に移すのが良い。
製造から5年以上経っているものであれば、そこまで時期は気にしなくても問題ない。すでに高価買取はあまり期待できないため急ぐ必要はない。じっくりと時間をかけて、少しでも高い買取をしてくれる業者を見つけるようにしたほうがいいだろう。