世界中の女性達に絶大な人気を誇るブランド「CHANEL(シャネル)」は、ココ・シャネルが興したファッションブランドである。服飾・香水・化粧品・時計・宝飾品と幅広く展開している。
「古い価値観にとらわれない女性像」をブランドのポリシーとしており、ファッションの歴史を大きく変えた存在である。多くの人々に愛されているシャネルの製品は人気も高く、それ故に多くの偽物・コピーが出回っている。
正規店で購入する分には問題ないが、海外の露店、ネットショップやオークション、フリマサイトで買う際には注意が必要だ。
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ロゴ・ココマーク・シリアルナンバーを検証
まずはCHANELのロゴ・ココマーク・シリアルナンバーについて検証していこう。
ロゴを徹底検証
シャネルのロゴは「C」「H」「A」「N」「E」に特徴がある。
本物の「C」は切り口が斜めになっており、延長線上はCの中心点を通る。切り口を繋げると綺麗な円になるのが特徴だ。対して偽物の場合は円を繋げても綺麗な丸になることはなく、楕円になってしまう。
本物の「H」は横線がやや上の方に引かれているのが特徴だ。横線より上が短く、下が長くなる。対して偽物はちょうど均等に横線が引かれている。
本物の「A」は上部の先端部分が平らになっている。対して偽物は平らになることなく尖っている。
「N」の場合は、本物は「A」と同じく左上の先端部分・右下の部分が平らになっている。また、左上の先端部分の方が右下よりも幅が広い。対して偽物は左上と右下の幅が均等になっている。
「E」は横に引かれた3本の線がバラバラの長さであるのが本物だ。中央の線が短く、その次に上、その次に下と長くなっていく。対して偽物は3本とも同じ長さをしている。
この点を押さえておけば、ロゴを見た時点で偽物に気づくことができるかもしれない。また、シルバー金具の場合にはシルバーで刻印されている。ゴールド金具の場合にはゴールドである。
ココマークに注目
シャネルと言えば「C」を重ねたココマークを思い浮かべる人が多いだろう。
ココマークの由来はいくつかあるが、1920年頃にフランス・ニースにある古城を訪ねたシャネルが香水作りの為に近くを訪れた際、城主に古城のパーティーに招待され古城の名前であるシャトー・ド・クレマ(Chateau de Cremat)の頭文字の2つのCを組み合わせたシンボルマークを気に入り、城主に許可をもらいブランドマークにしたというエピソードがある。
また、「C」のロゴを描いた2枚の薄い用紙が偶然裏返しになり、反転した「C」と通常の「C」を重ねてみたことがきっかけでココマークが出来たとも言われている。
そんなココマークだが、本物は2つの「C」が互い違いに重なっている。互い違いではなく単に重なっているだけの「C」の場合は偽物である可能性がある。しかし例外もあり、洋服にプリントされたマークは互い違いになっていないココマークが使用されている。
シリアルナンバーを確認
バッグや財布には必ず「シリアルナンバー」が表記されたシールが貼ってある。製造が1985年~2005年の途中までは7桁の数字、2005年から現在は8桁の数字になっている。このシールにも特徴がある。
- ・数字の「0」の中に斜め線が入っている
- ・×の切り込みが入っている
- ・シール全体に金色のラメが入っている
- ・右側に黒のラインが入っている
- ・左側にココマークと「CHANEL」のロゴが記載されている
- ・2つのココマークの下にシリアルナンバーが記載されている
- ・白い部分の周りには透明のシートが貼ってある
偽物の場合は左右のラインが入っていなかったり金色のラメが確認できなかったりするので、注意して見てほしい。このシールは剥がれにくい特殊な構造になっている。無理やり剥がしたとしても痕跡は残る。剥がそうとしても完全には取れないシールが貼られているのが本物である。
ただし、内装の張替え等をシャネルに依頼した場合にも、このシールは張り替えてはくれない。使っていくうちに無くなってしまう場合がある。年代ものの場合には、シールの有無だけで判断するのではなく、他チェックポイントとあわせて判断してほしい。
金具・ギャランティカード・プレートをチェック
次に、金具・ギャランティカード・プレートの特徴をご紹介しよう。
金具・ネジ部分に注意
「マトラッセライン」を始めとするバッグには、金具が多く使われている。留め具のネジ部分に注目しよう。本物の留め具のネジは基本的にマイナスのものが使われている。
もしもプラスのネジが使用されていたなら、偽物の可能性が高い。製品によってはネジの場所が異なっていたり、そもそもない場合もあるので注意が必要だ。また、偽物の場合にはメッキが剥がれていることが多い。併せて確認したい。
ギャランティカード(保証書)をチェック
シャネルの全ての商品には、付属品としてギャランティカード(保証書)がついてくる。このギャランティカードにはシリアルナンバーが必ず刻まれており、シャネルで製造された最高級品質の商品である旨が書かれている。
本物のカードは厚みがありしっかりした作りをしているが、偽物の場合は安っぽく薄い紙である場合が多い。また、「シャネル」が「シヤネル」になっていたりするなど、どこか怪しい日本語で書かれた文言が記載されていることもある。
カードを見ると右上に白い丸が記載されているが、1980年代からココマークの透かしが入るようになった。また、ブラックライトを当てると一部が発光する仕様にもなっている。
しかし、ヴィンテージシャネルについているギャランティカードは発光しない可能性もあり、偽物のギャランティカードも日々進化している為、これ1枚で判断せずに総合的にチェックしたい。
プレートの刻印を確認
シャネルはイヤリング・ピアス・ブローチなどのアクセサリー類も大変人気がある。ヴィンテージブームもあり、古い製品であっても高値で取引されている。
そんなアクセサリー類には、バッグや財布についているシールとは異なり「プレート」「刻印」が入っている。プレートや刻印から、シールと同じく製造年やいつのコレクションの製品であるかを特定することができるのだ。
左側に刻まれた数字が製造年、右側に刻まれたアルファベットが季節やコレクションを表す。
- ・「A」秋冬コレクション
- ・「S」ハイサマーコレクション
- ・「T」春夏コレクション
- ・「P」スプリングコレクション
- ・「C」クルーズコレクション
- ・「V」定番品
また、アルファベットではなく数字が刻まれていれば製造した月を表している。しかしヴィンテージシャネルの中には数字が入っていないものもあるので、年代の数字が入っていない場合でも偽物であるとは限らない。
偽物の場合には、そもそもプレートが存在するか、刻印が綺麗に入っているかをチェックする。
香水・サングラスにも偽物がある
CHANELの偽物には香水・サングラスも存在する。これらの本物と偽物を見分けるポイントをご案内する。
偽物の香水を見分けるポイント
シャネルの香水は多くの人々に支持されている。1921年、ベストセラーとなる「オードゥ・パルファムNO.5」が登場。番号が付けられた実験ボトルが並ぶ研究室で、シャネルが5番目のサンプルを取り上げ「これにするわ」と言ったことが由来である。
そんな香水にも残念ながら偽物が存在する。本物のボトルのデザイン、容量、香り等を覚えているならすぐ偽物に気づけるかもしれないが、知らない場合には判断するのは難しい。いくつかポイントを押さえておきたい。
ボトルの作り
まず、偽物はボトルの作りが雑である。歪みがあったり、明らかに作りがおかしかったりする。また、底部分に存在する刻印がなかったりもする。
香り
当然ながら香りも違う。見た目だけは似ているが香りはまったく違う偽物もあると言われている。こちらは本物を知らなくても分かる程に雑な作りであることも多い。そもそも香水名自体が存在しない名前や、一文字違いの製品であることもある。
販売価格
そして偽物は安価に出回っていることも多い。海外の露店でワゴンで大量に売られている光景も見かけるが注意が必要だ。あまりにも安すぎるシャネル製品を見つけたら慎重になりたい。
偽物のサングラスを見分けるポイント
洗練されたデザインで人気のサングラスにも、困ったことに偽物が存在する。
外箱
まず商品の入った外箱に注目したい。ビジューシリーズにはホワイトも存在するが、現在はほとんどグレーの外箱に入れられている。サングラスや眼鏡本体の大きさに合わせ、数種類のサイズがある。
この外箱だが、本物は独特の質感があり、細かい凹凸がある。また、シャネル公式のロゴがプリントされている。しかし偽物は質感が異なり、シャネルのロゴも本物と違う場合が多い。また、本物の箱の裏には、型番やカラー、サイズ等がプリントされたラベルが貼られている。
左のテンプル部分のプリント
左のテンプル(つる)部分には、シャネルのロゴやカラーコード等の情報がプリントされており、右のテンプルには「MADE IN ITALY」の文字とと一文字のアルファベットに続いてCEマークがプリントされている。
CEマークとは商品がEU各国の品質基準を満たしている物に付けられるマークである。サングラスでは、両方のレンズにシャネルのロゴがエッチングされている。
正規店以外で本物を買うためには
著名人も多く所持しているシャネルは憧れのブランドである。正規店で購入することが確実で安全ではあるが、もしもお得に購入できるならそれに越したことはないだろう。
ネットオークションやフリマサイトでは手の届きやすい価格で出品されていることもあるが、直接手にして確かめることもできない為、やはり慎重に購入したい。
安心・安全に少しでもお得に、と考える場合には買取専門店が出品しているネットショップがお勧めだ。
「おたからや」は、国内最大の出店数を誇る買取専門店である。
買取価格
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ポリシー
ウイルス
対策
各種ブランド品の他、時計や貴金属、金やプラチナ等幅広く取り扱っている。ベテランの査定員達が厳しく商品をチェックしており、メディアでも取り上げられている。そんなおたからやは、楽天市場やヤフーショッピング等のネットショップでブランド品を販売している。
シャネルの製品ももちろん取り扱っているが、全て査定員による厳しいチェックを終えたものだ。リーズナブルな値段で購入できるので、こういった信頼できるネットショップで購入してみるのも良いかもしれない。
シャネルを売るには
前項でシャネルを買う際におすすめの業者をご紹介したが、シャネルを売る際におすすめしたい業者もある。
リライフクラブ
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対策
リライフクラブではシャネルなどのブランド品や時計、宝石、化粧品など女性の身の回り品を幅広く買取っている。状態によって買取価格は上下するものの、他社では断られがちな傷みのある品物も買取OK。また、日本流通協会にてブランド品に関する研修を終えた鑑定士が査定を担当するので、シャネルに関する知識も問題なく、信用して任せられる。買い叩きなどを心配することもないので、まずは無料見積もりをしてみよう。
ブランドハンズ
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対策
ブランドハンズはプロの査定士が在籍しているため、適正な価値をつけてもらうことができる。店舗は大阪府内にしかないが、宅配買取や出張買取もおこなっているため全国のブランド品を売りたいユーザーに対応している。店舗がしっかりあるということは悪徳業者ではないという1つの目安にもなるので、安心して高価なシャネルの製品を売却することができるだろう。
ブランドレックス
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対策
ブランドレックスではシャネルの製品を積極的に買取している。経験豊富なブランド品の鑑定士が在籍しており、安心の無料査定をおこなう。宅配・出張・店頭とどの買取方法でもユーザーの出費はゼロ。宅配用の梱包キットも無料で用意してくれる。
まとめ
インターネットの普及でブランド品の流通も活発になっている。また、CHANELに関しては、多くの偽物が出回っているのが現状だといえるだろう。
よく見れば、CHANEL本物のCHANELと偽物のCHANELには、さまざまな違いがあるものの、パッと見ただけでは分かりにくいというのも、偽物を買ってしまう人が多くなっている原因である。
本物と偽物を見分ける時に見るべきポイントはいくつかあるので、ここで紹介したチェックポイントを確認して、本物のCHANELの製品を見極めよう。品質も本物と偽物では大きな差があるので、せっかく購入するなら、本物と偽物を見極めて、正しいCHANELの製品を手に入れてほしい。

