「ゼロハリバートン(ZEROHALLIBURTON)」は、アタッシェケースなどを専門に製造するアメリカのメーカーである。1938年にアール・P・ハリバートン・シニアがハリバートン・ケース社を設立、その後1952年にゼロ・コーポレーションの傘下に入ることになり、1959年に「ゼロハリバートン」と名称が変更になった。
アポロ11号の月面着陸の際に「月面採取標本格納器」を製造したことでも知られている。その頑丈さ・スタイリッシュさから人気のゼロハリバートンであるが、残念ながら偽物も多く出回っているのが現状だ。誤って偽物を購入しないためにはどのような点に気を付ければ良いのだろうか。
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ゼロハリバートンとは?
ビジネスマンの憧れである「ゼロハリバートン」とはどのようなブランドなのだろうか。
飛行機製造技術者からのアドバイスを受け誕生
ビジネスで世界中を旅していたハリバートンは、旅行鞄の中が湿ったり砂だらけになってしまうことに悩んでいた。エンジニアとしての経験があったハリバートンは、飛行機製造技術者からアドバイスを受け、アルミニウム合金を使用した頑丈な旅行鞄作りを始める。こうして生まれたのが「ゼロハリバートン」である。
日本国内での販売体制
株式会社大沢商会グループが正規代理店であったが取扱いが終了し、2005年からエース株式会社が販売代理店として提携を結ぶ。2006年には商標・販売権を買収してグループ化した。
現在はアメリカのゼロハリバートン社が運営し、日本では北海道などに拠点を置いている。ゼロハリバートンが製造するスーツケースやアタッシェケースは、今やビジネスマンには欠かせないアイテムになっている。
逸話が多く存在する
その「頑丈さ」から逸話も多く存在するゼロハリバートン。ゼロハリバートンの魅力と言えば「堅牢性」と答える人も多い。
アポロ11号の「月面採取標本格納器」を製造したことで世界中に知られることとなったゼロハリバートンであるが、宇宙でも壊れることなく使用できる製品を日常で使用できるということも大きな魅力だ。NASAの依頼で作られたという格納器であるが、実は通常の製品の内側を改造しただけであったという。
また、ハイジャックされてしまった飛行機が人質解放後に爆破されると、残骸の中に残っていたゼロハリバートンは外観こそ変色していたものの中身は全く損傷がなかった、というエピソードもある。
アメリカのみが所有を許された黒いブリーフケースもゼロハリバートン製である。このブリーフケースは、核兵器に関する重要機密事項が入っていると言われている。
ゼロハリバートンの偽物の特徴
ゼロハリバートンはビジネスマンの憧れの逸品であるが、その人気の影で偽物も多く市場に出回っているので、本物と偽物を見分けるポイントを押さえよう。
「中国製」=「偽物」ではない
現在はアメリカが運営しているゼロハリバートンであるが、運営会社が変わった影響から、過去のモデルには中国製も存在する。中国製=偽物と断定する必要はない。しかし、新しい製品で中国製のゼロハリバートンを見かけた場合には注意が必要だ。
不自然なほどに軽い
スーツケースを利用すると筋力がつく、と言われているほど重みがあるのがゼロハリバートンの特徴であり魅力だ。愛用している人々の中には「その重みが良い」という声も多い。発売当初よりも軽量化が進んでいるとはいえ、もしも手に取って非常に軽いというような場合には注意が必要だ。
また、このような偽物は使用して数ヶ月も経たないうちに壊れてしまうことも多い。堅牢さが売りであるゼロハリバートンが簡単に破損してしまうということは考えにくいのだ。
ビンテージ品は独特の匂いがする
ビンテージの商品も出回っているゼロハリバートンだが、ケースの中は古い繊維の独特の匂いがするはずだ。これは特に偽物であるということではない。また、内装が赤のサテンやベージュである場合があるが、これもビンテージの特徴である。
限定のアメニティポーチにも偽物が存在する
航空会社とスーツケースブランドがコラボした、アメニティが入ったポーチが発表されることがあるが、ゼロハリバートンも過去に登場し話題となった。このアメニティポーチをコレクションするという人々も多い。
JALとコラボ
JALとコラボしたゼロハリバートンのポーチは、日本から海外へのフライトではソフトタイプ、海外から日本へのフライトではセミハードタイプが配布された。このポーチであるが、希少なものであるためか偽物も多く出回っている。
オークション出品分は要注意
オークションでの出品時の謳い文句でよく見られるのが「オークションで譲ってもらったが不要になったので譲ります」「開封済みですが未使用ですので出品します」などである。
本物であれば、外装のビニールは破らなければ取り出すことができないようになっているため、偽物を出品する際にはこのような文言を記載することが多いのだ。偽物の場合には、商品全体に細かい傷がついていたり、ロゴが不自然であったりする場合が多いので注意してほしい。
ネットショップで購入する際の注意点
ネットショップでは、ゼロハリバートンの商品が大量に出品されており、さらに店頭価格に比べて大幅な値引きをされている。そのため、少しでも安く買いたい人はネットショップでの購入をまずは考えてしまうかもしれない。
スーパーコピー
近年出回っているコピー品のクオリティはハイレベルなものになっている。ゼロハリバートンも例外ではない。「スーパーコピー」と言われるものもある。本物と同じ材料を使用をしている贋作(コピー)である。この「スーパーコピー」品であるが、最高ランクになると値段もそれなりの価格になる。ランク付けがされているのだ。
本物だと偽ってフリマサイトなどで出品する例もあるが、中にはコピー品だと知らずに購入し、本人も本物だと思い使用した後、そのままフリマサイトなどで販売してしまうケースもある。
サイトの掲載写真
悪質な業者になると、掲載写真には公式サイトなどから流用した本物の画像を使用しておきながら、実際に発送する商品は偽物という場合もある。もしも購入する際に少しでも不安を感じるようならば公式オンラインショップ・正規店で購入するのが安心・安全だ。
会社概要に注目
ネットでゼロハリバートンを検索すると、公式オンラインショップの他にさまざまなネットショップが見つかるだろう。その多くに「本物」・「割引」などの魅力的な文言が記載されているはずだ。
まずは会社概要の項目があるか確認したい。安全なネットショップであれば、必ず会社概要の項目があるはずだ。住所や電話番号・メールアドレスや代表者の氏名などが記載されていない場合には注意したい。偽物を取り扱う詐欺サイトである可能性が高い。
半額以下など、あまりにも安すぎる価格
ネットショップの中には半額以下の価格を設定している場合もある。もちろん、企業努力により割引が実現している場合も完全に否定することはできないが、ゼロハリバートンの仕入れ値を考えると半額以下の激安価格で販売することは現実的ではない。正規品の商品を確認して、不自然に安い価格が設定されていないか注意しておきたい。
返品不可である
偽物を取り扱っているショップの多くが「返品不可」である。偽物(贋作・コピー品)を売り逃げしようとしているためである。返品できない旨が記載されているような場合には購入を控えておきたい。
不自然な日本語が使用されている
ネットショップの中には、不自然な日本語で書かれたサイトも存在する。例えば「てにをは」の使い方が明らかにおかしい、文言を読んで違和感を覚えるなどだ。日本のサイトと書いていてもこのような場合には、詐欺サイトである可能性がある。購入は控えておくのが安全だ。
大手ショッピングサイトに登録しているか
大手ショッピングサイトに登録しているかも確認しておこう。Amazon、ヤフーショッピング、楽天などである。しかし、大手ショッピングサイトに登録しているから必ず本物である、ということはないので注意したい。
評価コメントも忘れずにチェック
評価コメントを忘れずにチェックしておこう。偽物を取り扱っているショップなら、低評価がつけられていることはもちろん、コメント欄に「偽物だった」など、注意を促すようなものがあるだろう。また、低評価がつけられていなかったとしても不自然なほど大量の高評価コメントがついている場合にも注意したい。業者が不正に良いコメントを水増しして投稿している場合がある。
並行輸入品=必ず安全というわけではない
並行輸入品とは、正規ではないルートで輸入した商品のことを指す。ネットショップやオークションでこの言葉を見かけたことのある人も多いだろう。ブランド、メーカーとは特に関係のない会社や個人が、直営店などで流通している商品を買い付け、それを輸入して販売することを並行輸入という。
直営店で買い付けした商品ならば偽物ではないと安心してしまいがちだが、サイトには並行輸入品と記載しておきながら、実際には偽物を発送する悪徳業者も存在する。画像や商品説明を吟味して不安に感じる点があれば、購入するのは控えておこう。
支払方法が限定されている
支払方法が限定されているような場合にも注意が必要だ。サイト上では、代金引換や各種クレジットカードが利用可能と書いてあるにも関わらず、実際の支払い段階になると銀行振込しか選択できないというようなケースである。これは詐欺サイトに多い傾向だ。
振込をしても商品が届かないという場合もある。また、たとえカード利用が可能であっても、怪しいと感じるサイトにカード情報を入力するのも避けておこう。
リーズナブルに購入したい人は買取専門店
粗雑な作りのものならばともかく、「スーパーコピー」になるとプロの鑑定士でもすぐに見分けることは難しい。偽物(贋作・コピー品)を見分けることができるか不安だと感じるようなら、やはり正規店での購入が安心である。しかし、少しでもリーズナブルに購入したいという人も多いだろう。そこで、買取専門店「おたからや」を紹介したい。
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「おたからや」とは?
各種ブランド品を始め、貴金属や絵画、楽器や時計などさまざまな商品を取り扱っている「おたからや」は、買取実績40年の歴史を持つ業界最多数の出店数を誇る買取専門店である。法人・個人を問わず利用されており、メディアにも度々紹介されている。
大手ショッピングサイトでも販売
そんな「おたからや」だが、楽天などの大手ショッピングサイトでも商品を販売している。ベテランの査定員達が厳しくチェックした商品をお得に購入できるのだ。もちろん、厳しいチェックをくぐり抜けた商品であるため、偽物が出品されるようなこともない。
まとめ
本物のブランド品を手に入れるためには、正規の販売店から購入するのが確実だろう。売るときも買うときも、信頼できる店を選びたい。
もっとも、ゼロハリバートンにあこがれているけれども、新品を買うのは高くて手が出ないという人も多いだろう。なるべく安くブランド品を手に入れたい人は、「おたからや」のように信頼できるネットショップから購入のも手だ。
有名映画にも幾度となく登場し、多くの人々に愛されているゼロハリバートン。本物の商品をぜひ手にいれてほしい。