メルカリでジャンク品のiPhoneを出品できるのをご存知だろうか。新品や美品はもちろん、水没や破損などのジャンク品でも出品できる。フリマサイトとしても誰でも気軽に出品できるメルカリは、訳ありiPhoneを買取に出すには最適なサイトといえるかもしれない。
当コラムでは、水没・破損したジャンクiPhoneをメルカリで売るためのポイントや相場について紹介している。水没してしまったiPhoneや破損品など破棄するしかないのではと諦めていた人に読んでほしい内容となっている。なお、このコラムは2019年4月から2024年1月までの間で更新されており、今後変動する可能性があるのでご留意いただきたい。
（2024年1月12日更新）
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このコラムには、合法的な広告・宣伝が含まれている可能性があります。また、当社のサービスである「ヒカカク！」と「magi」の紹介も含まれています。
メルカリとは？
今や誰しもが一度は覗いたことがあるであろうメルカリ。メルカリの名前の由来は、公式サイトにも記載があるのだが、マーケットの語源になる商いすることから来ているという。メルカリはインターネットのフリーマーケットだ。
日本だけでなくアメリカやイギリスでもサービスを提供しており、日本では1億をこえるダウンロード数で日本最大規模を誇るフリマアプリである。アプリの開始当初は若いユーザー層が多かったが、2024年1月時点で調べてみるとに一部の世代だけでなく、老若男女が使用しているデータもある（未成年者の場合は親の承認が必要）。フリマサイトがたくさんあるなかでどうしてここまでメルカリの人気が出たのだろうか。
参考：フリマアプリ「メルカリ」、サービス開始10周年記念インフォグラフィックス公開
メルカリが人気の理由
メルカリの最大のメリットは、好きなタイミングで売りたいものを出品して、好きなタイミングで購入できる点だろう。会費などもいっさいかからないので何か欲しいものがある時に購入して、それ以外は何かいいものがないかなと探して楽しんでいる人もいるのではないだろうか。
初心者でも気軽にスマホから始められる。PCからもできるのだが、スマホやタブレットからアプリを通して使うのがメインだ。
メルカリは個人の出品者も多いため、他のヤフオクなどと比較して安い価格で出品されることも多く商品の幅も広い。iPhoneといってもさまざまな状態のiPhoneを出品したり購入できる。それゆえ、条件がいいと出品してすぐに買取手が見つかるケースも少なくない。さっきはあったはずなのに、あっという間にソールドアウトになっているケースも多く見られる。
メルカリで水没・破損などのジャンク品iPhoneの相場は？
メルカリで水没・破損などのジャンク品iPhoneがどのぐらいの相場で買取されているのか気になる人もいるだろう。トップ画面上部に検索欄があるのでこの部分に水没iPhoneや破損iPhoneなどのキーワードを入れて検索してみてほしい。絞り込み機能を使って、売却済のiPhoneも見ることもできるので、過去に売れた商品情報も確認してみよう。
2019年の時点と2024年1月の時点でiPhoneにおけるジャンク品の売却価格について調べた結果は以下の通りだ。
iPhoneジャンク品の相場（2024年1月）
| 機種 | 状態 | 買取価格 |
|---|---|---|
| iPhone 6 | フロントパネルを含む本体の破損 | 1.050円 |
| iPhone8 64GB | 本体湾曲 | 5.500円 |
| iPhoneSE2 128GB | フロントパネルの破損 | 8.888円 |
| iPhoneSE2 128GB | フロントパネルの破損 | 15.000円 |
| iPhoneXs 256GB | 本体ひび割れ | 11.000円 |
| iPhoneXs 256GB | フロントパネルの破損 | 17.000円 |
| iPhone12mini 256GB | BluetoothとWi-Fi動作不能 | 25.000円 |
iPhoneジャンク品の相場（2019年4月）
| 機種 | 状態 | 買取価格 |
|---|---|---|
| iPhone6s 16GB | 水没 | 4.500円 |
| iPhone6s 64GB | 水没 | 18.000円 |
| iPhone7plus 256GB | 水没 | 45.000円 |
| iPhone8 | 水没 | 62.000円 |
| iPhone6s | フロントパネルの故障 | 3.300円 |
| iPhone7 128GB | フロントパネルの故障 | 33.500円 |
iPhoneの破損品について
iPhoneの破損の場合、その状況によっても買取額が変わってくる。破損品のiPhoneは出品されているものが少ないが、比較的新しい機種になるとその分出品している価格も高額になる。たとえば充電ができなくなってしまった、ホームボタンが反応しないなどのケースが考えられるが、簡単な修理で使用できる場合もあれば、分解して修理しなければならないこともある。
ジャンク品とは、その名前からもわかるようにガラクタのことをいい、故障していて携帯としての使用ができないものを指す。具体的には、水没して機能しなくなったもの、電源がつかず使えなくなってしまったものなどだ。メルカリにもジャンク品として出品されているが、明確な定義が違う場合もあるので、買取額を一概に出すことはできない。一般的な定義では、検品せず動作の保証をしないものと表されることが多い。
メルカリで出品するときはタイトルに【ジャンク品】と明記すると壊れているという認識になる。これには、動作しないがクレームをいわないでねといった意味も含んでいる。ジャンク品を購入する場合はこのあたりの解釈も正しく理解して置く必要があるのだ。
メルカリの登録方法や使い方をマスターしよう
メルカリをスタートしたいけど、どうやって登録するべきなのか迷っている人もいるだろう。この章では、メルカリの使い方について紹介する。メルカリには独自ルールなどもあり、知らないまま取引してしまうとトラブルの元になることもあるので注意してほしい。
会員登録から出品まで
メルカリを使用するためには、まずは無料会員の登録をする。メールアドレスやFacebook・Googleなどのアカウントで簡単に登録できる。また、メルカリの招待コードを使用するとお得になるケースもある。会員登録ができたらプロフィールを登録して、本人確認をして完了となる。
次はいよいよ出品作業だ。まずは出品する写真を撮影して、商品名やタイトル、商品説明などを項目ごとに入力していこう。出品作業が完了したら後は購入希望者から連絡が来るのを待つだけになるのだ。
配送作業から入金まで
メルカリにはさまざまな配送方法があり、クロネコヤマトと日本郵便の配送方法を使える。中でもおすすめなのはらくらくメルカリ便とゆうゆうメルカリ便だ。
送料はできるだけ安くしたいと思うものだが高額なiPhoneの場合は、補償付きのものを選ぶと万が一にそなえることができる。せっかく出品した商品がトラブルにあって購入者の手元に届かなくなってしまったら意味がないだろう。
また、メルカリのは購入者が決まってすぐに手元にお金が入るわけではない。実際に商品が購入された後に購入者はクレジットや現金なりその人の希望の形で支払いの手続きをするが、購入者が受取評価をおこない、その後にあなたが評価してはじめて売上代金を受け取れる。その後、自身で入金作業をする。そのため、急ぎで現金を必要としている人にとっては、すぐにお金が入らないのをデメリットに感じてしまう人もいるかもしれない。
かしこい購入方法
出品の方法だけでなく、購入方法についても把握しておこう。ちょっとしたポイントを知るとより安い価格で良い品物を購入できる可能性が高くなる。
値段交渉
特徴的なのがは購入前に値段交渉ができることではないだろうか。出品されている商品が高いと感じたら、コメント欄で値段を交渉したり、出品者に個別で希望価格をリクエストしたりもできる。しかし、交渉中に他の人に購入されてしまっケースもあるので注視しなければならない。
今はメルカリの知名度が高くなっていることもあり、中古品の買取といえばメルカリをイメージする人も多いのではないだろうか。利用者が多い=すぐに買取手が決まりやすい面もあるので、このあたりは忘れないようにしておきたい。
いいね機能の活用
ちなみに、商品価格の下に表示されているハートマークはお気に入りの数を示す。たとえば、気になっているものや後で確認したいものをお気に入りに登録しておくと便利だ。お気に入りの数が多い=需要の高いiPhoneであることがわかる。中には、お気に入り数が多いiPhoneをあえて選ぶ人もいるぐらい重要なポイントだ。
メルカリで水没・破損などジャンク品iPhoneを出品するには？
せっかく水没・破損などのジャンク品iPhoneをメルカリに出品するのであれば、少しでも高額で買取してもらえたほうがいいだろう。特にメルカリはヤフオクなどと比較すると値段が安いものの方が売れやすいと言われている。そんなメルカリの中で高額出品するためのポイントについて説明する。
メルカリのルールを守る
メルカリで出品する場合はルールを守るのは絶対条件だといえるのではないだろうか。メルカリではさまざまな商品を販売できるのだが、中には出品禁止になっているものもあるので事前に把握しておく必要があるのだ。携帯端末においては以下のものは出品禁止である。
- ・現在も契約が継続しているもの
- ・残債が残ってしまっているもの
- ・アクティベーションロックがかかっているもの
- ・ネットワーク利用制限のかかったもの
- ・SIMカードが挿入されているもの
iPhoneの場合はこれらのペナルティ条件に繋がり、出品停止となるので注意が必要だ。
ネットワーク利用制限の正常化
ネットワーク利用制限の確認方法は、普段使う機能ではないので知らない人もいるだろう。方法として契約しているキャリアのサイトより確認する。スマホには15桁のIMEIがあり「◯△✕－」といった記号でネットワーク制限がかかっているかどうか、確認できる。
- ・◯→ネットワークの利用制限なし
- ・△→ネットワークの利用制限の対象となる可能性があり分割購入の途中
- ・✕→ネットワーク利用制限中
- ・－→Appleで修理交換
これで利用制限がかかっていると出品すできないので必ず確認しよう。
IMEI番号でネットワーク利用制限を調べられるサイト
- 【docomo】http://nw-restriction.nttdocomo.co.jp/top.php
- 【au】https://my.au.com/cmn/WCV009001/WCE009001.hc
- 【SoftBank】https://ct11.my.softbank.jp/WBF/icv
利用制限がかかっている場合は、携帯キャリアの会社に連絡してロック解除を依頼したり、分割中の代金全額を一括で支払ったりする方法がある。詳しくは以下のコラムを確認してみよう。
商品説明に記載して欲しいのはこれ！
メルカリに水没・破損などのジャンク品iPhoneを出品する上で、以下の内容は必ず提示しなければならない条件だ。
iPhone出品時に記載する内容
- 契約情報
- 入手方法
- 端末番号(IMEI)
- ネットワーク利用制限の有無
入手経路についてはショップ経由で購入したものなのか、フリマで購入したものなのかなど購入者の立場になって考えたときに、より詳細にわかると安心して取引できる。IMEI=端末番号も必要だ。これは、各端末より確認できる。これらの情報がわからない場合は、メルカリといえども出品するのはおすすめしない。このまま出品してしまうとトラブルになる恐れがあるためだ。
メルカリに出品するときに初期化するのを忘れずに
iPhoneの中には個人情報がたくさん含まれているので、必ず初期化しなければならない。初期化しておかないとプライバシーを含む個人情報が漏れてしまうからだ。個人情報が悪質な業者へ渡ってしまい悪用されてしまうことも十分に考えられる。
iPhoneのデータ消去の方法
データの初期化は以下の手順にてできる。
- 1. iCloudからサインインを事前におこなう
- 2. 設定を開く
- 3. 一般をタップする
- 4. リセットを選択する
- 5. すべてのコンテンツと設定を消去をタップする
初期化する場合は、万が一の時にそなえて事前にデータをバックアップしておくのをおすすめする。初期化が完了したらSIMを取り出して完了だ。iPhone売却前にすべきことに関しては詳しく解説した記事がある。機会があればぜひ目を通してみてほしい。
メリカリの安心データ消去
2024年１月に調査したところ、メルカリでは、スマホを出品する際のオプションサービスとして「あんしんデータ消去」を選択することができる。このサービスは、スマホが売れた際にメルカリと提携している業者へ売却品を発送し、データを消去してもらうというものだ。発送したスマホは安全にデータ消去され、業者がそのまま購入者へ発送してくれる。オプション料金は1400円だ。なお、このデータ消去オプションを申し込む意味として、初期化しないで良いということではなく、初期化した上でさらに安全にスマホを売却するための念押しと捉えることをおすすめする。
水没・破損などのジャンク品iPhoneを高く売るのは写真が鍵
引用：メルカリ
水没・破損などのジャンク品iPhoneをできるだけ好条件で買取手を見つけるためには、掲載する写真が重要となる。メルカリは写真で購入するフリマアプリといっても過言ではない。興味を持った写真をタップして詳細が見えるようになっているのだ。
明るさや背景の色だけでも雰囲気が変わり、四角い画面の中でいかにバランスの取れた写真を撮るのかが重要な鍵になる。また、傷や汚れはあえて写真を撮ることで、購入後のトラブルを防ぐので覚えておいて欲しい。これからジャンク品を出品する人は是非参考にしてほしい。
買取店で売るなら
地域別の壊れた水没iPhone買取店情報
まとめ
今回は水没・破損・ジャンクiPhoneの売却を検討中の方に水没・破損・ジャンクiPhoneはメルカリで売買可能か、いくらが相場かを紹介した。買取店はそれぞれ独自の経営スタイルや方針があるので、水没・破損・ジャンクiPhoneの査定を受ける際には、買取価格や買取方法、評判を比較することをおすすめする。
インターネットでの取引に抵抗がないなら、コストをかけずに水没・破損・ジャンクiPhoneを売りやすい。特にメルカリは全国から気軽に利用ができるのがメリットだ。スマートフォンは貴重品なので慎重に売り買いしたいもの。ぜひ買取をうまく利用しながら、コレクションを楽しんでいただきたい。
参考サイト
