市場調査会社の株式会社カンター・ジャパンが昨年9月から11月に実施した調査によると、日本におけるスマートフォンのOS別販売シェアでは、iOSの機種、すなわちiPhoneのシェアが69.1%、Androidの機種のシェアが30.0%だった。グラフを見てもらえればわかる通りであるが、日本でのiPhoneユーザー率は異常である。実は元々アップルのスマートフォンは日本で全く流行らないのではないかと噂されていたほどだ。
出典:カンター・ジャパン
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世界ではAndroidが主流
米調査会社ガートナーの調べでは、世界で昨年7~9月に販売されたスマホのOS別シェアは、Androidが82%でiOSは12%だったという。世界全体で見るとAndroidが7~8割を占める傾向なのだが、日本市場だけが逆転しており、iOSが高シェアを占めていることになる。
なぜ日本ではiPhoneのシェアが高いのか
日本でiPhoneのシェア率が高水準となっているのはどうしてだろうか。
Androidは日本市場進出に遅れている
「スマートフォン」という新しい市場を切り開くにあたって、AndroidというOSは人々にとって理解しにくく(メーカーとOSが一致しない)、身の回りに使っている人もいなかったため、一般の人に普及しにくかった。
価格の問題
あまりイメージが無いかも知れないが、実は日本で買うiPhoneは非常に安い。携帯各社が販促のため「端末料金が実質ゼロ円」といった優遇策をとってきたためである。
海外ではAndroidが安いために高いシェアを誇っている。ZTE Warp、LG Motion、サムスン社のCaptivateなどといったモデルは1万円を切るほど安い端末代となっており、彼らの給与水準を考えると非常に魅力的である。インド・インドネシア・中国・ブラジルではiPhone 5(16GB)の価格は平均月収の2.5〜3倍であった。ほとんどの国ではiPhoneは高級品という扱いになっている。
GALAXYが不調?
日韓関係が冷え込む中、サムスン社のGALAXYモデルの購買を日本人が控えているという見方もある。確かに、GALAXYが出始めたころに比べると、あまりGalaxy携帯を使っている人を見なくなったような・・・。
携帯販売店が効率性を追求した?
携帯販売店のビジネスモデルとして、顧客への面倒な説明の時間を短縮し、なるべく回転率を上げようという発想がある。その時、iPhoneは顧客に説明する手間が省け、非常に短時間で売ることができるのだ。意識的に販売店はiPhoneを売ろうとするだろう。契約単価としてはAndroidの方がサービスメニューが豊富で高く、利益率が良いのだが、カバーなどの周辺アクセサリでその分をiPhoneは補うことができる。
日本でのAndroid端末は高い
安いはずのAndroid端末が、実際には国内の独自機能(おサイフケータイ、ワンセグ、赤外線通信など)を盛り込むことにより、iPhoneと同等か、それより高い価格で売られている。iPhone自体が世界標準に比べると安くなっていることに加え、Android自体も世界標準で見て高くなっているのだ。同じようなスペックで同じ値段であればやはりブランド力もあるiPhoneを選んでしまうだろう。
Androidはなぜ日本で安く売られなかったのか
次の疑問はこれだろう。安さがウリのはずのAndroid端末が、あえてiPhoneと同じようなポジショニングをとっているのはなぜなのか。これはおそらく元々の日本の携帯市場に原因がある。
「ガラケー」と呼ばれた、非常に多くの機能を備えたガラパゴス携帯電話を皆が使っていた。その中でスマートフォンに買い替える際には誰もが上位互換したいと考える。もしもそこで廉価版を売ってしまえば、機能をそぎ落とし、低スペックの製品を握らせることになり、日本人を満足させることはできなかっただろう。普通に考えて高スペックのスマホを売りにかかるだろう。そもそも廉価版のAndroidというポジションがあり得なかったのである。
一方、海外ではそもそもそれほど高機能でない携帯電話が使われていた。廉価版のスマートフォンの購入でも低スペックな携帯電話からの「上位互換」となり、人々は安いAndroidを喜んで買ったのではないか。また、極端にアジア圏でのみ安く売る、ということができないグローバル製品である。そのため低い給与水準の中で、廉価版によりニーズもあったのかもしれない。

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