iPhoneのリチウムイオンバッテリーは消耗品だが、誤った充電を続けると通常よりも早く寿命がきてしまう。そのため、正しい充電方法を知っておくことが大切だ。そもそもスマホの充電は、残量が何%になったらするべきなのだろうか。今回は、正しい充電のタイミングや方法について紹介していくので、ぜひ参考にしてみてはいかがだろうか。
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正しい充電がバッテリーを長持ちさせる
冒頭でiPhoneに搭載されるリチウムイオンバッテリーは消耗品であると説明した。消耗品ゆえ、時期がくればバッテリーを交換する必要があるが、正しく充電できていればiPhoneのバッテリーの寿命は3〜4年もつと言われている。しかし、誤った充電方法を続けるとバッテリーの寿命を早め、1年ほどでバッテリー不良を起こしてしまうこともあるのだ。
正しい充電方法を理解し、バッテリーを長持ちさせよう。
バッテリーを余計に消費してしまう充電方法
まずは、バッテリーを余計に消費してしまうダメな充電方法について説明する。 以下に当てはまればあなたのスマホの寿命も危ないかもしれない。
- ・充電が少ししか減っていないのに、頻繁に充電する
- ・充電を完全に使い切ってから充電する
- ・充電が0%になっても長時間そのまま放置
- ・充電器に繋げたままiPhoneをいじる
- ・高音多湿の場所で充電する
正しい充電は今からでも遅くない
普段、以上のようなダメな充電をしてしまっている方は多いはず。実はこのような無意識の行為が、バッテリーの消耗を促す原因につながっていたのだ。
では、正しい充電方法について説明していこう。
充電は残量が何%になったらするべき?タイミングは?
実際のところ、充電は残量が何%になったらするべきなのだろうか。 また、ふさわしいタイミングとはいつなのか。
充電をするのは残量20%ほどになってから
iPhoneを充電をするのは絶対この数字になってから、という決まりはないが、0%になる前には必ず充電してほしい。リチウムイオンバッテリーは、電池残量が0%になってしまうと過放電状態となり、セルの劣化が著しく進行してバッテリー消耗の原因となってしまう。そして過放電状態で何日も放置してしまうと、やがて電池は破損状態となり、充電自体ができなくなってしまうのだ。
そのため、バッテリーはなくなるギリギリまで使おうとせず、残量が20%ほどになったら継ぎ足しで充電するようにしよう。
頻繁に充電しない
残量が20%ほどになったら充電すると説明したが、頻繁に充電するのもよくない。
リチウムイオンバッテリーは充電回数が増えるとその分電池を消費してしまう。iPhoneのバッテリーは約500回充電したあとに通常の50〜70%のパフォーマンスしか出せなくなってしまうため、頻繁な充電は控えたいのだ。そのため、少しくらい充電が減ってもすぐには充電しないようにしよう。
充電にふさわしいタイミング
正しい充電に大切なのは、バッテリーの残量に合わせて行うことと、頻繁に充電しないこと。 充電のタイミングとしては夜就寝する前がよいだろう。
また、充電器に繋げながらiPhoneを操作し続けるのも電池を消費してしまう原因となる。
リチウムイオンバッテリーは熱によって劣化すると言われており、負荷を与え続けるとバッテリーが熱を持つ。ひどくなると膨張してデバイス本体の故障にもつながってしまうのだ。充電している最中は極力デバイスを触らないよう意識しよう。
充電したまま放置NGの噂は本当か
バッテリーの寿命を早めない法則として、「充電が満タンの状態で充電を続けるのはバッテリー劣化に繋がるので避けるべき」という話がある。噂のとおり、充電器に差したままにしておくのはまずいのだろうか。
iPhoneなら充電したままでもダメージなし
以前のバッテリーは噂どおり、充電が満タンの状態で充電を続けることがバッテリー劣化を促す原因となっていた。そのため、充電が100%になる前に充電器から外すことを推奨されていたようだ。しかし、iPhoneのバッテリーが「トリクル充電」を採用したことで、充電したままでもダメージが起きない仕様に変わったようだ。
トリクル充電とは
Appleのリチウムイオンバッテリーは、バッテリー容量の80%までは高速充電し、それ以降は低速のトリクル充電に切り替わる。トリクル充電とは、電流を弱めることでバッテリーの耐用年数を延ばす充電方法だ。現在搭載しているバッテリーは、内部の基盤のコンピュータが自動で充電に関する制御を管理してくれるため、100%になっても過充電状態に陥らなくなった。
そのため現在は充電量を気にせずに放置しておいても問題ないとのことだ。
充電に最適な気温
ここまでは充電の方法について説明したが、実は充電する環境についても注意が必要。
リチウムイオンバッテリーは特性上、熱に弱いとお伝えした。バッテリー性能を維持するために、最適な気温を考慮することも大切なのだ。
16°C~22°Cの室内で充電する
充電に適した気温は16°C~22°Cで、なおかつ湿気の少ない室内がよい。
35°Cを超える周囲温度は、バッテリー容量に回復不能な損傷を与える可能性があるため絶対にNG。真夏に窓を閉め切った自動車内で充電したまま放置してしまうと、一発で故障してしまうこともある。室内の気温を保ち、風通しのよい場所で充電しよう。
寒すぎる環境でiPhoneが使えなくなる現象
たまに、寒すぎる気温の中でiPhoneの電源が落ちてしまうことがある。
バッテリーは温度が非常に低い環境も苦手で、そのような気温の中ではバッテリー駆動時間が著しく短くなってしまう。そのため、直前まで充電が残っていたとしても急に電源が入らなくなるなどの不調が起きてしまうようだ。ただ、この状態は一時的なものであり、バッテリーが通常の温度に戻ればパフォーマンスも通常に戻り、問題なく使えるようになるので安心していただきたい。
iPhoneのバッテリーを交換する
バッテリーの劣化により、すでに充電ができなかったり、充電がすぐになくなってしまうなどのトラブルがあればバッテリーの交換をおすすめする。
期間内なら無償交換可能
iPhoneは、購入から1年間(AppleCare+に加入している方は2年間)Apple製品の限定保証を受けられる。期間内であれば、バッテリーの無償交換を受けられるのだ。
もしAppleCare+に加入しているか不明なら、Appleのサイト上で加入状況を調べよう。調べる際にはiPhoneのシリアル番号が必要になるため、「設定」アプリ→「一般」→「情報」と開き「シリアル番号」の欄にて番号を控えておこう。シリアル番号を長押しするとコピーすることができる。
保証状況とサービス期間を確認
シリアル番号を控えたら、以下に沿って保証状況とサービス期間を確認してほしい。
- 1.ブラウザから「iPhone 保証状況」と検索
- 2.Appleサポートによる「製品の保証状況」とサービス期間を確認する」のページが見つかるので、アクセスする
- 3.シリアル番号を入力
- 4.暗号認証コードを入力
この操作により、自分のデバイスの無償電話サポート期限や修理サービス保証期間が確認できる。Appleのサポートページにてバッテリー交換の依頼もできるので、場合によってはそのまま交換を申し込もう。
iPhoneのバッテリー交換サービス料金
もし無償交換の時期が終わってしまっていても、有償交換を受けることはできる。
- ・iPhone SE
- ・iPhone 6
- ・iPhone 6 Plus
- ・iPhone 6s
- ・iPhone 6s Plus
- ・iPhone 7
- ・iPhone 7 Plus
- ・iPhone 8
- ・iPhone 8 Plus
- ・iPhone X
上記の機種であれば、2018年12月31日まで iPhone 1台につき3,200円(2台目以降は通常料金の8,800円)でバッテリーを交換してもらえるようだ。その他の機種は1台につき8,800円となる。有償交換希望についても、Appleサポートから問い合わせよう。
携帯キャリアでバッテリー交換を依頼する
アップルのサポートセンターでなく、契約中のキャリアにてバッテリーを交換することもできる。キャリアごとに内容が異なる上、Appleの交換費用と異なることもあるので注意が必要だ。修理対応店舗も限られているので、事前に調べることをオススメする。
iPhoneに寿命を感じたら買い替えよう
もしもバッテリー交換でなく機種変更をする予定なら、不要になったデバイスをぜひ売却してみてはいかがだろうか。万が一充電不良を起こしてしまっていても、売却できるサービスがあるので安心して欲しい。iPhoneはスマホ業界の中で常に需要が高いため、中古でも高値で買い取ってもらえる可能性が高いのだ。
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iPhoneはタイミングをみて充電すれば長く使える
今回は、iPhoneの充電は残量が何%になったらするべきなのか、またそのタイミングなどについて紹介した。せっかく購入したiPhone。できれば長く大事に使いたいと考えるのは当然だ。今回紹介した方法で充電すればかなり電池の消耗は抑えられるので、しっかり意識しながら使い続けよう。そして、バッテリーに寿命がきた際には、交換や売却などをうまく使ってお得に機種変更していただきたい。