遺品には様々なものがあるが、もう使い道がないようなものは買取に出すのがおすすめだ。その中で、スマホの買取について考えたことはあるだろうか。
スマホには個人情報が多数入っており、本人のプライベートなものでもあるため、処分に困っている人も多いかと思う。今回は、スマホをより安全に買取ってもらう方法、スマホを高く買取ってくれる店舗、さらに高価買取につなげるコツなどを紹介する。
ここで記載した情報や価格は2024年1月時点のもので、今後変動する可能性があることをご留意いただきたい。
(2024年1月4日更新)

iPhone / calebbest
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こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。
遺品のスマホを売る方法
スマホの売却にはどのような方法があるのだろうか。まずは、売却方法について紹介する。ここで紹介するのはオークション、店頭買取、宅配買取の3つ。それぞれどのような方法なのか見てみよう。
オークション
一つはメルカリやヤフオクなどのネットオークションに出品する方法だ。
ネットオークションなら、会員登録を済ませて商品の状態を記入するだけで、あとは誰かが落札してくれるのを待つだけ。忙しい人でも気軽に遺品を整理できる手段として人気の方法だ。しかし、オークションは個人のやりとりとなり、取引や配送の際にトラブルが起きやすい。さらに、専門的な知識がないままにオークションに出品すると、個人情報の流出、悪用などにつながりかねない。
オークションは価格を自由に決定できるメリットもあるが、相場をしっかり理解した上で価格を設定しなければ買い手がつかなかったり、損してしまったりする可能性もある。早く遺品を整理してしまいたい場合は、いつお金にできるか不明なオークションよりも買取業者を利用するほうがおすすめだ。
店頭買取
スマホを売る方法の一つに店頭買取方法がある。
店頭買取は、街でスマホの買取をしている店舗へ持ち込んで買取ってもらうシンプルなものだ。店舗でスマホの買取、販売までしている場合がほとんどで、すぐに現金化できたり、そこに売っている中古のスマホを購入する代金に当てたりできる。
店頭買取なら査定後すぐにお金にできるため、とにかくスピーディーに済ませたい人におすすめだ。ただし、店舗を運営するには家賃、人件費、光熱費などがかかり、これらの費用を差し引いた金額になるため、オークションよりも買取金額が低くなる可能性が高い。
宅配買取
宅配買取は、売りたいスマホ端末などをダンボールに詰め、査定申し込みの際に指定した日に配送業者に集荷に来てもらうだけ。その後、買取業者からの査定連絡を受け、承認、またはキャンセルを選択。数日後には指定した銀行口座に買取金額が振込まれる仕組みだ。
店舗へ出向く必要はなく、自宅にながら簡単に買取ってもらえる点がメリットといえる。近くに買取店がない人や、買取店に行く時間がない人でも簡単にスマホを売却できる。
宅配買取の業者はたくさんあるので、買取金額やスピードを比較しつつ、自分にぴったりの買取業者を見つけてみよう。
より高く買取ってもらえるのは宅配買取
スマホをより高く売りたいなら、店頭買取よりも宅配買取がおすすめだ。店舗運営にかかる費用を抑えたり、接客にかかる人件費を抑えたりできるので、その分が買取金額が高くなる可能性が大きいためである。
オークションと比較すると金額が落ちるが、いつ買い手がつくかわからないオークションよりも、すぐに取引完了となる宅配買取のほうが効率的だ。実績のある業者に依頼すれば、オークションに近い金額で買取ってくれることもある。
スマホは機種や容量によって買取金額が変動するため、個人で出品するよりも、専門知識のあるプロに依頼するほうが安心といえる。ただし、買取業者によって、買取金額に大きな差があることも多いので、売却を検討の際は最低でも3社以上の見積もりをとると良い。
ジャンク品を買取してくれる買取店もある
- ・画面が割れている
- ・タッチパネルが操作しない
- ・内部にまで水が浸透している
- ・暗証番号がわからない
これらの状態はすべてジャンク品だ。ジャンク品は買取不可となる業者も多いが、中には買取可能な業者もある。
ジャンク品は買取金額が著しく下がるが、そのまま処分するよりは良い。
スマホ買取の傍らでジャンク品を買取っている業者もあれば、スマホのジャンク品を専門として買取している業者もあるので気軽に査定してもらおう。宅配買取でおすすめの業者
では、実際にどのような買取業者があるのか、ジャンク品を含む中古品のiPhoneを売却するのにおすすめの業者を紹介する。
iPhoneの買取価格一例も掲載しているので、遺品のスマホを売却するときはぜひ参考にしてほしい。なお、ここに記載した価格は2024年1月時点のものであり、今後変動する可能性があるのをご留意いただきたい。
Quick
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
Quickは、電源が入らないものや画面割れしたiPhoneも対象で、Webサイトでは状態別の買取価格を閲覧できる。さらに、分割払い中の端末であっても買取の対象となる点は大きなメリットだ。iPhoneだけでなく、Apple WatchやMacの買取もしているのでiPhoneと一緒に査定に出すのがおすすめだ。2024年1月時点のiPhoneの買取価格一例は以下の通りである。
機種 | 買取価格 |
---|---|
iPhone15 128GB | 64.000円〜87.000円 |
iPhone15 256GB | 70.000円〜99.000円 |
iPhone15 512GB | 77.000円〜109.000円 |
iPhoneSE 第3世代 64GB | 16.000円〜30.000円 |
iPhoneSE 第3世代 128GB | 20.000円〜37.000円 |
iPhoneSE 第3世代 256GB | 25.000円〜45.000円 |
iPhone6sPlus 16GB | 〜1000円 |
iPhone6sPlus 32GB | 〜4500円 |
iPhone6sPlus 64GB | 〜5000円 |
iPhone6sPlus 128GB | 〜6000円 |

カウモバイル
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
カウモバイルは大阪中心に店舗を持つ買取業者で、スマホやタブレットを中心に電化製品を取り扱う。カウモバイルの大きな特徴はジャンク品のiPhoneも買取してもらえる点だ。Webサイトには、状態別の買取価格が細かく記載されている。また、宅配買取が超スピーディーな点も特徴で、査定品が14時までに到着すればその日のうちに振り込んでもらえる。2024年1月時点のiPhone中古品の買取価格は以下の通りだ。
機種 | 買取価格 |
---|---|
iPhone15 128GB | 5.000円〜85.000円 |
iPhone15 256GB | 5.000円〜96.000円 |
iPhone15 512GB | 5.000円〜104.500円 |
iPhoneSE 第3世代 64GB | 200円〜31.000円 |
iPhoneSE 第3世代 128GB | 200円〜37.000円 |
iPhoneSE 第3世代 256GB | 200円〜40.000円 |
iPhone7 32GB | 200円〜5500円 |
iPhone7 128GB | 200円〜6000円 |
iPhone7 256GB | 200円〜6000円 |

※最安値は不動、起動不可・画面割れの場合の買取価格
アメモバ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
アメモバは旧モデから新モデルまでのiPhoneを高額で買取してくれる。さらに、画面割れや水没、故障したiPhoneも買取ってくれる。その理由は、端末を修理して再販したり、修理に必要な部品をストックするためだ。どこにも買取ってもらえるはずがないとあきらめていたiPhoneも買取ってもらえるかもしれない。iPhoneの買取については2024年1月時点で最新のiPhone15シリーズから、最も古いものではiPhone5sまで価格が公開されている。
機種 | 買取価格 |
---|---|
iPhone15 128GB | 40.500円〜91.000円 |
iPhone15 256GB | 46.000円〜103.000円 |
iPhone15 512GB | 50.000円〜115.000円 |
iPhoneSE 第3世代 64GB | 15.000円〜38.000円 |
iPhoneSE 第3世代 128GB | 16.500円〜41.000円 |
iPhoneSE 第3世代 256GB | 18.000円〜50.000円 |
iPhone5s 16GB | 〜1000円 |
iPhone5s 32GB | 〜1000円 |
iPhone5s 64GB | 〜1000円 |

イオシス
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
イオシスは全国の電気街に店舗を持つ業者だ。画面割れや水没などの故障したiPhoneの買取もしている。創業25年の老舗業者で多くの買取経験があることから、他店よりも高い金額を提示してくれると定評がある。2024年1月時点のiPhoneの買取価格は以下の通りだ。
機種 | 買取価格 |
---|---|
iPhone15 128GB | 99.000円~38.000円 |
iPhone15 256GB | 41.000円〜109.000円 |
iPhone15 512GB | 44.000円〜121.000円 |
iPhoneSE 第3世代 64GB | 9.000円〜39.000円 |
iPhoneSE 第3世代 128GB | 11.000円〜44.000円 |
iPhoneSE 第3世代 256GB | 13.000円〜59.000円 |
iPhone6Plus 16GB | 100円〜3000円 |
iPhone6Plus 32GB | 100円〜4000円 |
iPhone6Plus 64GB | 100円〜5000円 |

スマホを売る際の注意点
次に、iPhoneを買取業者へ売却する際の注意点を解説する。
査定前にSIMカードを抜く
スマホには、SIMカードと呼ばれる個人情報を管理するための小さなICカードが挿入されており、SIMカードが入った状態の端末を白ロムと呼ぶ。SIMカードが抜かれた状態のスマホは一切の通信系の操作ができなくなる。
SIMカードが挿入されたままの端末は個人情報の流出の恐れがあるので、安全に取引するために、SIMカードを抜き取っておくことを忘れないようにしよう。
ネットワーク利用制限を確認する
ネットワーク利用制限を確認するというのは、スマホ本体の支払いがどの状態にあるのか確認することだ。
端末の支払いが完了しているなら「◯」、分割払い中であれば「△」、支払いが滞っている場合は「×」になる。「◯」は買取に問題はないが、「△」なら減額や業者によっては、買取の対象外。「×」の状態は赤ロムと呼ばれ、買取の対象外、もしくはジャンク品となる。買取後に赤ロムだと判明した場合は、返金を求められる可能性もあるため十分に注意しよう。
さらに、売却前までは正常に支払っていても、分割払いの途中で買取に出してしまうと支払いがストップして赤ロムとなり、スマホがロックされ、一切の操作ができなくなるのだ。
赤ロムを避けるには、事前に分割払いの残高を一括で支払う、スマホを売ったあとにそのお金で残りの端末代金を支払う、また売却後も残りの端末代を毎月支払い続ける方法がある。残りの金額が少ないのであれば、トラブルを避けるために残りの端末代を一括で支払うことをおすすめする。
ネットワーク利用制限
- 「◯」・・・端末の支払いが完了しており、買取に問題はない
- 「△」・・・端末が分割払いの最中で、買取の際は減額対象になることが多い
- 「×」・・・支払いが滞っており、ジャンク品扱い、または、買取対象外となる
機種名・製造番号を確認してから買取に
スマホの高価買取には、業者選びや買取方法の選択も重要だが、スマホの状態を整えておくことが大切だ。
まずは、スマホの機種名、製造番号を確認する。宅配買取の場合はスマホの機種名、製造番号を記入することも多いため、事前に調べてメモしておくとスムーズだ。店頭買取でも聞かれる可能性が高いため、すぐに応えられるようにしておこう。
iPhoneの場合は「設定」のアプリから、Androidの場合は「設定」から端末情報をタップすると確認できる。
機種名や製造番号が記入されていなかったり、間違っていたりすると査定に時間がかかってしまうので、事前に調べていくことをおすすめする。
アプリ・データを削除してから買取に
スマホを買取に出す前は、おサイフケータイやモバイルSuicaといった電子マネー系のアプリをすべて消去しておく必要がある。データをそのままにしてしまうと、電子マネーを悪用されることもあるからだ。アンインストールするだけでは、再びインストールした際に情報が引き継がれるため、携帯ショップに持ち込んでデータを消去してもらうか、買取業者によっては、データを消去してくれるところもある。
また、iPhoneを売却の際にはAirPodsのペアリング解除、「iPhoneを探す」をオフ(アクティベーションロックの解除)も忘れずにおこなおう。
端末を初期化してから買取に
製造番号を確認したら、スマホを売る前に初期化しなければならない。
初期化を忘れていた場合でも店頭買取の場合はその場で初期化することも可能だが、宅配買取となるとスタッフが初期化することになる。そうすると時間、手間がかかり減額の対象となることもあるので要注意だ。中には初期化していないスマホは買取不可の買取業者もあるのできちんと確認しておこう。
iPhoneの場合は「設定」「一般」「リセット」「すべてのコンテンツと設定を消去」「iPhoneを消去」の順番で、Androidの場合は「設定」「アカウント」「バックアップとリセット」「工場出荷状態に初期化」「端末を消去」の方法で初期化ができる。
買取不可になるスマホとは
スマホの買取には様々な条件があり、状態によっては買取対象外になることもある。どのようなことで買取不可となるのか具体的な状態を紹介する。
故障している
その条件は業者によって微妙に違っているが、総合的に見て故障しているスマホは買取を受け付けていない業者がほとんどだ。
とくに画面が液晶部分まで割れている、タッチ操作ができない、音量調節ができないなど、本体そのものの故障の場合は修理するのが難しく、また修理費用も高額になるため買取不可、またはかなり低い金額での買取となる。
暗証番号が不明
遺品の場合、故人が設定した暗証番号がわからないケースもあるだろう。
この場合、中身のデータを消去することもできず買取前に初期化することも当然不可能だ。スマホのロックは、何度も暗証番号を間違えると本体を携帯ショップに持って行ったり、本人確認をしなければならなかったりするケースも多く、かなりの労力が必要となる。
また、故人のスマホであることを携帯ショップに証明しなければならないため、そのためだけに書類を集めるなどの手間も必要だ。
改造されている
改造されているスマホも買取不可となるケースがほとんどだ。
街中には、画面修理などを公式のショップよりも格安、短時間で行ってくれる店舗がたくさんある。しかし、このような店舗で修理をしたものは改造とみなされ、公式からの保証の対象外となる。買取後、売却先で故障があった場合は公式ショップで保証を受けられなくなるため、トラブル回避のためにこのようなスマホは買取らないようにしている業者が多いようだ。
不正なソフトウェアをダウンロードしていわゆる「脱獄」をしたスマホなども買取不可となるので注意が必要だ。
遺品の場合は故人がそのように改造していたかどうか調べられないため、買取店に持ち込んだ際に発覚するケースもある。
高価買取のコツ
次に、遺品のスマホをなるべく高く買い取ってもらうためのコツを紹介する。遺品のスマホを少しでも高く買取ってもらうためにできることをしておこう。
綺麗にしてから査定に出す
同じ状態のスマホでも、少し気をつけるだけで買取金額が大幅に変動することがある。
まずは、指紋など外側の汚れを綺麗にクリーニングしておこう。傷に見えても、きちんと拭き取ればただの汚れだったということはよくある。シール、ステッカーなどを貼り付けていた場合は剥がし、その跡も拭き取って綺麗にする。
防水スマホなどは、水で洗いよく乾かしてから買取に出す方法がおすすめだ。防水でないスマホの場合は拭き取る際に水分がスマホ内部に浸透しないように気を付けよう。
付属品を揃える
スマホの買取において付属品の有無は非常に重要だ。充電器や充電ケーブル、イヤフォン、外箱など、どれかが揃っていないことで減額対象となる。購入した際に付属されていたものが全て揃っているのが理想的だ。
早めに売る
スマホは常に最新機種が販売されている。数ヶ月前のスマホでも、最新機種が登場することで買取相場は一気に下がるのだ。
入れ替わりの激しいスマホ業界で少しでもスマホを高く買取ってもらうためには、やはり少しでも早く売ることが大切だ。iPhoneなどの人気機種は、最新機種が登場すると1日で1万円以上も買取相場が下がることもある。同じ状態なのに1万円も損をすると思うと、いかに売るタイミングが重要なのかがわかっていただけるだろう。
スマホは遺品の中でも、自宅においていても使う機会がないアイテムでもある。そのスマホがほしい、思い入れがあるということでなければ、早々に売ってしまったほうがより高い金額で取引が可能になる。
ヒカカク!で複数業者を比較
スマホをなるべく高く売却したいなら最低でも3社以上の買取業者で見積もりをとることをおすすめする。なぜなら、買取業者によって買取価格は大きくことなるためだ。そんなときにおすすめなのがヒカカク!である。
ヒカカク!は、買取してもらいたいものの価格を調べられるサイトだ。登録された業者の中から一括で調べられるので、各業者へ問い合わせる手間が省ける。簡単な登録をすれば無料で使用できるのでぜひ一度試してみてほしい。
遺品のスマホをより高く買取ってもらおう!
遺品のスマホを売却する方法、高価買取してもらう方法について紹介した。
スマホは個人情報が入っていて、お金の管理などをしていることも多い。買取に出したり個人で取引するには抵抗がある方も多いかもしれない。しかし、きちんとした業者に相談し、事前に準備すれば、安心、安全にスマホを買取に出すことは可能だ。
さらに、高価買取のコツをチェックすれば、遺品のスマホをよりお得に売却できるだろう。

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参考サイト