トラクターの査定基準は何なのだろうか。また売り時や買取相場はどのくらいなのか。できるなら損をしない金額で売りたいところだろう。
ここではお得に売れるようトラクターの買い取りについてまとめてみたので紹介していく。なお、当コラム紹介する情報は2017年4月に記載して、2024年4月に追記したものなので、それ以外の期間では変動する可能性があることをご留意いただきたい。
(2024年4月22日更新)
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こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。
トラクターの意味合い
トラクターとはふたつの意味合いがあって、1つはトレーラーの頭の部分。もう1つは農業用トラクターを言う。ここで指すトラクターとは農作業用トラクターを言うのでご注意いただきたい。
トラクターの査定基準
どのような基準がトラクターの買取価格に影響しているのだろうか。どうせ処分するのなら高く売りたいと誰もが思うものだ。農業用トラクターの一般的な査定基準は馬力だがその他にもいくつかあるので紹介する。
一般的な査定基準は馬力
一般的なトラクターの査定基準は馬力だ。馬力が大きいほど買取価格は高くなり、小さいほど低くなる。一番小さなものは10馬力程度で小さな農家の場合だとだいたい20馬力以下を所有しているところが多いだろう。また中規模になると30馬力以下、大きな農家で50から70馬力程度になってくる。
また、25馬力くらいのトラクターはキャビン付きで雨が降っていても作業ができるのが魅力だ。さらにエアコンやラジオがついているものもあるので、まるで乗用車に乗っているかのように作業ができるだろう。
馬力に応じて価格が変わってくるが装備も変わってくるところにも注目していただきたい。もちろん馬力が大きく装備がいいものほど高く売れることは言うまでもないだろう。
トラクターの稼働時間
通常トラクターにはアワーメーターと呼ばれるものがついており、トラクターの稼働時間を表示している。当然のことながら稼働時間が長いほど使用時間が長いため安く査定され、稼働時間が短いほど高く査定される傾向にある。
インターネット上のトラクター買取業者への査定時にアワーメーター数を申告するのでぜひチェックしておこう。
型式・内外装の装備や劣化や汚れ
乗用車と同じくトラクターの査定基準は型式や装備・内外装の劣化や汚れが影響する。やはり型式によってグレードや新しさが変わってくるのでいいものほど高く買い取られるだろう。またキャビンの有無によってもエアコンやラジオなどの装備がよくなるので高く査定される傾向にある。
また、内外装の劣化や汚れがあると査定額が下がってしまうのできれいにしておこう。型式や装備や劣化はどうにもならないが汚れはお手入れ次第で違い、買取価格にも影響を与えるので確実に掃除しておくべきだ。
なお、2駆か4駆か、ロータリーの有無などによっても変わってくる。やはりグレードの高いものほど高く買い取られる傾向にあるのでぜひチェックしたい。
需要は海外のほうが高い
現在の日本は農業離れが進んでトラクターの需要が減ってきている。よって日本での買い取りよりも海外への輸出ルートを持つ業者のほうが高く買い取ってもらえる可能性が高くなる傾向にあるのだ。
さらに日本のトラクターは東南アジアを中心に大人気である。日本では廃車になってしまうトラクターでも海外では高く売れるため買取価格も高くなるだろう。また、トラクターの状態では使えなくても、部品やパーツに解体すれば日本製部品は高く売れるものだ。そのようなことも高く売れる理由になっているのだろう。
売り時・買い替え時は相場による
トラクターの売り時は相場価格が高い時だ。ネットオークションなどの買取価格が相場になり、高いときこそが売り時だと言えるだろう。特にシーズン中はトラクターの使用頻度が高くなり高額査定されるので、季節を狙うと高く売れるだろう。
さらに毎年新しいトラクターが発売されるので古いものは自然と査定価格は下がってしまうものだ。よって使わなくなったものはスピーディに買い取りに出すのが高く売るためにはかかせないので覚えておこう。
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トラクターの買取の特徴とは?普通自動車の買取とは何が違う?
農家にとって欠かせない存在なのがトラクターだが、使わなくなったトラクターの廃棄に困っている人も多いと言われている。最も手っ取り早いのが業者に買い取ってもらうことだが、トラクターは特殊車両であるため普通自動車の専門店では買い取りが難しい場合も多い。
今回はトラクターの買い取りにおける大事なポイントについて紹介する。
トラクターは自動車買取店で対象外となりやすい
一般の普通自動車を買い取ってもらいたい場合は、買取先はいくらでも見つかるほど数が多い。住んでいるエリアの自動車買い取り店をネットで探して連絡をすればすぐに買い取りができる。しかし、トラクターはそのような自動車買い取り店では取り扱いをしていないケースがほとんどだ。
たとえ自動車買取店でトラクターの買取が可能だったとしても、トラクターという特殊車両についての専門知識が乏しいがために、適正な価格で査定ができずにかなり安い買取価格になってしまうこともある。
もともとトラクター取り扱い不可の自動車買取店が多いうえ専門知識のあるスタッフがいないという点も含めて、トラクターを一般的な自動車買取店で売るのはなかなか難しいというのが現状だ。
トラクターの場合は農機具買取専門業者を利用しよう
普通自動車の買取店では難しいトラクターの買取も、農機具取り扱い専門の「農機具買取専門業者」ならばしっかりと買取をしてくれる。まずは住んでいるエリアに点在する農機具買取専門業者をネットで探してみよう。もし近くに農機具買取専門業者のお店がない場合でも、全国に対応しているオンライン業者もあるのでこちらもネットで探してみよう。

農機具買取専門業者に買取を依頼する大きなメリットは、普通自動車の買取店に比べて「専門知識が豊富」であるため、売りたいトラクターについてより詳しい査定を行ってもらえるという点にある。
やはりトラクターは普通自動車に比べて用途や構造自体が大きく異なるため、専門的な知識のある業者に頼んだほうが高額買取になる可能性が高い。全国対応の業者では無料査定を行ってもらうこともできるので、年式・外観の汚れ・故障の有無などを事前に把握しておこう。
不良品や故障品も積極的に買い取ってもらえる
農機具買取専門業者では「古すぎる農機具」「動作不良の農機具」でも積極的に買い取ってもらえる。ここは普通自動車の買取とはかなり違う部分だ。普通自動車の買取では古すぎるものや故障状態が酷いものは買い取ってもらえないことが多い。
しかし、トラクターを含めた農機具の場合、それぞれ分解されてパーツとして利用されたり、他の農機具のメンテナンスに使用されることがあるので、年代が古すぎるものやまったく動かない故障車両であっても高額買取してもらえるケースが多い。
壊れているからといって簡単に廃棄するのはもったいないので、まずは買取可能かどうか業者に問い合わせてみよう。もし売ることが不可能な場合であっても、業者によっては廃棄手続きを代行してくれたり、売れる品と一緒に買い取れない品もまとめて引き取ってくれることもある。

【2024年4月】おすすめの農機具買取業者7選
トラクターの特徴についてわかったところで、おすすめの農機具買取業者を紹介する。なお、ここで紹介する情報は2017年4月に記載して、2024年4月に追記したものなので、それ以外の期間では変動する可能性があることをご留意いただきたい。
つくば市の「日本トレーディング株式会社」
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
日本トレーディング株式会社では、トラクター、コンバイン、田植機、管理機、建設重機、トラックなど、農機具を中心に幅広く出張買取している。対応エリアは全国で、費用無料で利用できる。
来訪する査定スタッフは査定経験や農機具に関する知識が豊富なので、不明点はなんでも相談できる。また、最短即日の対応も可能なので、利用しやすいだろう。
買取額はトラクターの種類や使用期間にもよるが、30万~100万円ほどの買取実績が公開されていて、他社よりも高く買取る自信があるので期待できるのではないだろうか。
トラクターの買取実績【2024年4月】
商品名 | 2024/4 |
---|---|
ヤンマー トラクター US35D | 36万円 |
ヤンマー トラクター AF210 | 35万円 |
クボタ トラクター AR70 | 100万円 |
クボタ トラクター L1-33 | 45万円 |
イセキ トラクター AT25 | 100万円 |

中部地方から中国地方なら「農機具買取プレジャー」
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
農機具買取プレジャーは滋賀を中心に岐阜、三重、愛知、京都、福井、兵庫など中部地方から中国地方で出張査定をおこなう農機具専門の買取業者だ。出張査定にかかる費用や引き取りにかかる費用はすべて無料でおこなうことができ、引き取り時に現金で支払ってくれるため現金化を急いでいる方には嬉しい業者と言えるだろう。
他店よりも高価買取をHP上で謳っているため、他の買取業者と相見積りするのがおすすめだ。無料査定もだが、26種類以上もの車種を幅広く買取対象車種にしている点や古くても、壊れていても買取対象になる点など安心して査定ができる環境を整えている。不要な農機具の処分だけでなく、買い替え資金などを考えている方は利用して損はないおすすめの業者だ。農具の買取価格は公開されていなかかったが、メーカーと品番は公開されており、以下の通りだ。
トラクターの買取実績【2024年4月】
- ・ヤンマー トラクター US324
- ・クボタ トラクター KL37Z
- ・クボタ トラクター KL26-PC
- ・クボタ トラクター FT30
- ・クボタ トラクター FT240BMAJ
他にも出張買取業者を探したい人は以下の記事をチェックしてみよう。

滋賀県にある「農機具王」
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
農機具王は、滋賀県にある中古農機具・農業機械専門の出張買取販売業者だ。買取エリアは全国に対応しており、農機具年間買取15,000件を誇る。本社は滋賀県だが、農業が盛んな都道府県を中心に全国に店舗を展開していて、直営店はは30店舗以上ある。
買取りは、最短当日で査定が完了し、即日現金で買い取ってもらえる。故障していたり、動かないものでも買取可能で、例え値段がつかなくても無料で引き取ってもらえる。
トラクターの買取実績【2024年4月】
商品名 | 2024/4 |
---|---|
クボタ トラクター FT240 | 115万円 |
クボタ トラクター FT30 | 170万円 |
クボタ トラクター GL25 | 50万円 |
イセキ トラクター TH185 | 40万円 |
ヤンマー トラクター EF220 | 45万円 |

上場の「農機具高く売れるドットコム」
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
農機具高く売れるドットコムは、東京都に本社を置き、東証プライムにも上場している大手農機具買取業者だ。リユースセンターは全国に10箇店舗以上あり、幅広い地域が買取サービスの対応エリアとなっている。
買取を希望する場合にはまず、年中無休のお客様窓口に電話し、おおよその買取価格を教えてもらう。その後、値段に納得がいくなら買取サービスを申し込むと効率的だ。
トラクターの買取実績【2024年4月】
商品名 | 2024/4 |
---|---|
クボタ トラクター L1-225 | 20万円 |
クボタ トラクター JB16 | 32万円 |
ヤンマー トラクター AF222 | 45万円 |
ヤンマー トラクター GC215 | 2万円 |
ヤンマー トラクター UP-2 | 10万円 |

幅広い工具を買取「ツールオフ(TOOL OFF)」
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
年間買取実績12万点と多くの工具を買取しているツールオフ(TOOL OFF)は、電動工具・エア工具・住宅設備品・農機具など幅広い工業用工具を買取りしている。
査定料は無料で負担費用は無料、最短の査定時間は1分というスピーディーな査定でリピート率も高い。店舗は全国に20店舗以上あるので近くの店舗へ問い合わせてみよう。
トラクターの買取実績【2024年4月】
新品買取価格は以下の通り、中古品に関しては問い合わせが必要。
商品名 | 2024/4 |
---|---|
クボタ トラクター A155 | 100万円 |
ヤンマー トラクター AF114 | 60万円 |
ヤンマー トラクター AF30 | 80万円 |
イセキ トラクター AT23 | 95万円 |
イセキ トラクター T1053 | 100万円 |

農耕具全般を取り扱う「農星」
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
農星は、農機具を専門とする買取業者だ。トラクターなどの大型農機具だけでなく。農耕具などの買取をしている。また、倉庫の不要な工具をまとめて買い取って、廃棄物を処理してくれる嬉しいサービスもある。
査定はLINEやメール、電話など自分に合った方法を選ぶべる。出張買取は全国どこでも対応、査定と査定後のキャンセルは無料、代金は即日現金支払でもらうことができる。トラクターの買取価格公開はないが、買取実績は公開されているので以下の表に記載する。
トラクターの買取実績【2024年4月】
- ・ヤンマー トラクター YT345
- ・クボタ トラクター L1-18
- ・クボタ トラクターFT220
- ・イセキ トラクター TL2501
- ・イセキ トラクター AT33
農機具専門買取の「ウルトラファーム」
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ウルトラファームは農機具の専門買取業者だ。300人以上のスタッフが在籍しており、出張買取は全国に対応している。故障や年代の古いものを買い取ってくれる嬉しいポイントに加えて、高価買取に定評がある業者だ。
買取と合わせて、新しい農機具の購入も手伝ってくれる。トラクターの買取価格は公開されていないが、メーカーと品番は公開されているので以下に記載した。
トラクターの買取実績【2024年4月】
- ・ヤンマー トラクター F-7
- ・イセキ トラクター TF17F
- ・クボタ トラクター B1702-M
- ・ヤンマー トラクター 名F145
- ・シバウラ トラクター 名P145F
【2024年4月】トラクターの参考買取相場
トラクターの参考買取相場は常に変動しているのでここでは一言では言えないのが現実だ。もしいち早くトラクターの参考買取相場を知りたい場合は、専門の買取業者へ査定を依頼しよう。特にインターネットの査定業者を利用すれば数社を一括査定することができて、時間をかけて調べる必要がないのが魅力だ。ここでは今回調査したトラクターの買取価格をまとめて紹介する。
【2017年7月】トラクターの参考買取相場
商品名 | 2017/4 |
---|---|
クボタA-155MAXJ 15馬力 489時間 | 41万円 |
イセキTF193F-UQ 19馬力 404時間 四駆 | 44万円 |
ヤンマーA-10V 10A 10馬力 195時間 四駆 | 62万円 |
イセキTG21 21馬力 806時間 2駆・4駆切り替えつき | 85万円 |

【2024年4月】トラクターの参考買取相場
商品名 | 2024/4 |
---|---|
ヤンマー トラクター US35D | 36万円 |
ヤンマー トラクター AF210 | 35万円 |
ヤンマー トラクター EF220 | 45万円 |
ヤンマー トラクター AF222 | 45万円 |
ヤンマー トラクター GC215 | 2万円 |
ヤンマー トラクター UP-2 | 10万円 |
ヤンマー トラクター AF114 | 60万円 |
ヤンマー トラクター AF30 | 80万円 |
クボタ トラクター AR70 | 100万円 |
クボタ トラクター L1-33 | 45万円 |
クボタ トラクター FT240 | 115万円 |
クボタ トラクター FT30 | 170万円 |
クボタ トラクター GL25 | 50万円 |
クボタ トラクター L1-225 | 20万円 |
クボタ トラクター JB16 | 32万円 |
クボタ トラクター A155 | 100万円 |
イセキ トラクター AT23 | 95万円 |
イセキ トラクター T1053 | 100万円 |
イセキ トラクター AT25 | 100万円 |
イセキ トラクター TH185 | 40万円 |

オークションでのトラクター買取相場は?
次にオークションでのトラクターの買取相場を見てみよう。トラクターが多く出品されているヤフオク!で落札額を調べてみた。
商品名 | 落札額(2024/4) |
---|---|
クボタ トラクター KT250 | 7万円 |
クボタ トラクター NB21 | 130万円 |
イセキ トラクター キャビン AT340 | 115万円 |
イセキ トラクター TH213GQ | 69.6万円 |
ヤンマー トラクター KE-60 | 51.1万円 |

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業者選びならヒカカク!で
この点は普通自動車の買い取り店と同じだが、同じ農機具買取専門業者でもサービス精神が豊富な善良な業者と、そうでない悪徳業者が存在する。そのためトラクターを売る場合でも業者選びには慎重になる必要がある。
できるだけネット上での口コミやレビューなどを参考に、多くの買取業者を比較して最も信頼できそうなお店を選ぶようにしよう。また、査定についても一つの業者にだけ依頼するのではなく、数社に依頼して比較するほうが高額買い取りをしてもらうための賢明な方法となる。
そんなときにおすすめしたいのが当コラムを運営するヒカカク!だ。ヒカカク!なら、登録された業者の買取価格を最大20社まで一括で調査できる。簡単な登録で使えるのでぜひ試してみてほしい。
まとめ
今回の記事では、トラクター買取におすすめの業者を紹介、参考買取相場も記載した。トラクターの査定基準はエンジンやタイヤの状況が大きいが、乗用車と同じく年式・走行距離・内外装の劣化などによって変化していくのでご注意いただきたい。
ただ、日本では売れないトラクターも海外では人気なので高く買い取ってもらえる可能性が高くなる。そのためには業者選びが非常に大切なので専門としているところへ依頼するのが大切だろう。また、コンバインや田植え機も買取を依頼しようとしていれば以下の記事をチェックしてみよう。



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参考サイト