もっとも軽量なモデルは1kgを下回るその取り回しのよさや、高解像度な「Retinaディスプレイ」などが魅力であるMacBookはメルカリでも大人気の商品だ。関連商品も含めれば常時数百点が出品されている。比較的最近のモデルでも半額程度で出品されていたりと、価格訴求力も高い。
しかしノートパソコンというデジタル家電である以上、メルカリで購入時に気をつけておきたいことも多い。良い買い物ができるように、注意点とチェックポイントを押さえておこう。
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MacBook本体のチェックポイント
中古のノートパソコンの購入経験があるユーザーならば、MacBookも気をつけるべき共通点が多いため分かりやすい。しかし中にはMacBook特有の注意点もあるためしっかりとチェックしておきたい。
バッテリーは劣化が起こりやすい
ノートパソコンは電源のない環境でも使えるように内部電源であるバッテリーが搭載されており、MacBookも例外ではない。最新のモデルでは10時間以上の連続作業が可能なバッテリーも搭載されており、年々MacBookのバッテリーは高性能になりつつある。
しかし中古の場合はカタログスペックをそのまま鵜呑みにすることはできない。バッテリーはノートパソコンのパーツの中でも劣化が起こりやすいためである。
バッテリーで起こり得る問題としては、充電が途中までしかできなかったり充電時間が長く掛かる他、フル充電しても動作時間が短くなっていることもある。しかしメルカリの出品写真のみではバッテリーの状態を判断するのは困難だ。場合によっては新品のバッテリーへの交換も視野に入れる必要がある。
評価の高いキーボードだが状態のチェックは欠かせない
MacBook12インチモデルから採用が始まった「バタフライキーボード」は静音性も優れており、ユーザーの評判も良い。しかし中古となると所有していたユーザーの使用状況によってキーボードの状態はまちまちだ。ノートパソコンはキーボードの耐久性が高いため、MacBookもキーボードが壊れるほどの不具合が起こる可能性は低い。
しかしキーがぐらついたり、押し込んだ際に違和感がある状態のものは中古ならば当然存在すると考えるのが自然だ。長期間の使用や、特定のキーが何度も使用されたことでキーボードの印字が薄れているものもある。
また2015年の12インチモデルなど一部のMacBookではキーボードに不具合があり、アップルはキーボード修理プログラムによって無償で修理を行っている。メルカリで該当するモデルに興味がある場合、念のため修理プログラムをすでに受けているか聞いておいた方がよい。
高性能な「Retinaディスプレイ」はチェックポイントも多い
高精細で高解像度な「Retinaディスプレイ」はMacBookを購入するユーザーの動機としてよく挙げられている。Macbookのステータスであり、ユーザーエクスペリエンスに大きく影響する部分だけに、ディスプレイの状態は念入りに確認が必要だ。
ヒビや割れがないかはもちろんのこと、電源が入った状態での映りのチェックも必須だ。ドット抜けがないか、色の見え方に問題はないかも見ておきたい。
また使用時間が長いと、LEDバックライトなどの内部の部品も劣化しやすい。「Retinaディスプレイ」は自動調光機能があり、部屋の明るさに応じてディスプレイの明るさも適切に調整してくれる。しかしLEDバックライトや環境光センサーに問題があると、その機能もうまく働かないため要注意だ。
可動部だけに問題が出やすいヒンジ
ノートパソコンはディスプレイとキーボードなどがある本体下部をつなぐ部品としてヒンジが使われている。MacBookも同じで、長期間使用しているとこのヒンジが緩んだり、逆に締まってディスプレイの開閉がしにくくなることがある。ヒンジはメルカリの商品写真だけで判断をするのが難しい部分だ。
本体の細かい状態までしっかりと確認をして、何かあれば漏らさず記載をしてくれる出品者から購入するなど対策を講じたい。
退色や傷などが外観に見られないか
ゴールドやスペースグレーなど美しいカラーが揃うのもMacBookの魅力だ。しかし中古品の中には退色や傷などが目立つものがある。また退色が激しい物は喫煙環境に置かれていた可能性がある。当然状態が悪いと判断できるので、マイナスポイントと判断した方が良い。
仕様やスペックについてチェックすべきこと
2006年に最初のモデルが発売されて以来、MacBookは仕様変更やスペックアップを続けてきた歴史がある。特定のモデル以降にしか存在しない仕様や機能も少なくない。メルカリには最新モデルから初期のモデルまで幅広い出品がある。そのため購入するときも仕様とスペックで見ておきたい点は多い。
ストレージの問題は対処困難になりやすい
ストレージとはデータを記憶する場所のことで、MacBookの場合はモデルにもよるが近年はSSDが主流である。しかし古いモデルやMacBook ProなどにはHDDを採用しているものもあるので、ストレージタイプを事前にチェックしておきたい。
このストレージが動作不良を起こしていたり、不良セクタが発生していると致命的な不具合となるため要注意だ。基本ソフトであるOSも当然ストレージにデータが置かれているため、あらゆるトラブルの元となると考えた方がよい。メルカリの説明文で、ストレージに問題があると記載されているものは基本的に避けた方が良いだろう。
また一部モデルはMacBook向けの専用SSDを搭載しており、自分で交換を行うのが困難な点も留意しておきたい。つまり後からストレージの容量を増やすことは大変なため、購入時はストレージの容量も希望を満たしているかチェックをしておくのが望ましい。
グラフィックスとビデオの性能
高解像度のディスプレイを採用しているMacBookは、他のノートパソコンと比べても比較的高性能なグラフィックスチップを積んでいる。しかしモデル世代間ごとに性能も違うため、メルカリで購入する前には自分の用途に応じたグラフィックス性能があるか、Apple公式サイトなどで性能を確認しておくのが理想だ。
転送速度にこだわるなら「Thunderbolt3」採用モデルを
「Thunderbolt3」はコネクタ規格であり、USBの次世代規格の1つであるUSBタイプCと互換性がある。しかし転送速度は「Thunderbolt3」の方がUSBタイプCよりも圧倒的に早い。USBタイプCは10Gbpsまでの転送速度に対応できるが、「Thunderbolt3」では40Gbpsまで対応している。
外部ストレージや端末にファイルを転送したり、ファイル共有が必要な場合は転送速度の早い「Thunderbolt3」搭載のモデルを選ぶのがベストだ。また2015年3月以降のモデルならばUSBタイプCには必ず対応しているので、「Thunderbolt3」に対応していなくても互換性さえ維持できればよいなら、USBタイプC搭載モデルでも問題はない。
Bluetooth対応モデルかどうか
ワイヤレス規格の1つであるBluetoothは現在では様々な対応デバイスが発売されており、もはや必須という人も多いだろう。Bluetoothに対応しているモデルかどうかも購入前のチェックポイントの1つだ。
MacBookの場合、Bluetooth 4.0ならば「Early 2015」以降のモデルが対応している。これらのモデルならばドライバ等のインストールも不要なため、接続してすぐに使える。
出品者と取引する前に注意しておきたいこと
ここまでMacBook本体や、スペックなどに関するチェックポイントを挙げてきた。しかしメルカリは個人間の売買であり、肝心の人の部分に問題があると取引が台無しになることもある。また人気商品だけに高値出品する人や、何かしら問題を抱えている商品を出す人もいる。失敗を避けるためにも、出品者と取引を始める前に注意しておきたい点も複数ある。
そもそもその価格は適正なのか
相場以下で売られていることが多いメルカリのMacBookだが、すべての商品がそうだとは限らない。損をしないためにも事前に価格が適正なのかを知っておきたい。MacBookの中古価格の相場は、買取専門ショップの価格を元に判断するのが一番確実だ。
適正な価格を知った上で出品者と交渉を始めるとスムーズだろう。相場以上だと判断した場合はメルカリは値切り交渉もおこないやすいので、出品者に持ちかけるのもひとつの手だ。
MacBookに関する知識が出品者にはあるか
見落としがちだが、出品者がMacBookについてどれほど知っているかも重要だ。あまり知識がない場合は商品に何かしら問題が生じるリスクが高まる。例えば家族が付属のアクセサリーを社外品のアクセサリーと交換していたが、本人は気づかずにそのまま出品しているといったケースだ。
また初期化済かどうかも注意をしておきたい点だ。ほとんどの出品は購入者がすぐに使えるようにOSを初期設定に戻しており、パソコン関連の出品では1つの暗黙のマナーになっている。しかし中には初期化せずに出品されるMacBookもあるため、商品説明で念のため初期化済の記載があるか確認しておきたい。
相手は誠実な取引が期待できるか
出品者の商品説明が間違っていたり、不具合を隠して出品された場合、購入者はすべてを見抜くことは難しい。それだけに出品者は誠実な取引を心がけている人物が望ましい。そういった人物ならば万が一商品に問題があった場合でも、返品対応なども応じてくれやすいためトラブルにも発展しにくい。
商品説明のページはもちろんのこと、メルカリの評価欄や出品者プロフィールなども確認して総合的に出品者を判断したい。
不要なパソコンは買取業者へ
もし、手元に不要なパソコンがる場合は、買取業者に売却するとよいだろう。買い替えを検討している場合などは、メルカリで買い手を待つよりも買取業者へ売却するとすぐに買い替え資金にも充てられるのでおすすめだ。
買取専門店SAZAE
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対策
買取専門店SAZAEは、幅広い品物に対応している買取業者だ。ブランド品の取り扱いから電子機器まで買取してくれるので、不要になったものをそのままにしておかずお金にするという考えも持っておくとよい。
カウモバイル
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対策
カウモバイルはモバイル製品専門の買取業者だ。Apple製品の買い取りに特に力を入れているので、高価買取が期待できる。ジャンク品の買取もおこなっているため、処分に困っている人にもおすすめだ。
じゃんぱら
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対策
じゃんぱらはPCやスマートフォンなどの買取を専門にしている業者だ。中古パソコンの取り扱いを得意としているため、MacBookも高価買取が期待できる。パーツ類の買取も可能なので、不要ならまとめ売りしてしまおう。
まとめ
メルカリで中古MacBookを購入する際の注意点と完全チェックポイントをご紹介した。ノートパソコンを中古で購入した経験がある人もMacBook特有の注意点が複数あるので気を付けたいところだ。
比較的最近のモデルでも半額程度で出品されていたりと、価格訴求力も高いため、出品者の情報や価格相場を含めて入念に調べて、悔いのない買い物を行いたい。