30年以上前に純銀地金を実物資産目的で購入し「銀の相場が高くなったら売却しよう」と思っていたら、すっかり忘れていた。今さらになって売却しようと考えているが、現在の銀の価値は購入当時の30年前よりも上がっているのか気になっている。
はたまた、遺品整理をしていたら30年以上前に購入したであろう銀貨が出てきた。使い道はないから捨てようかと考えていたら、銀は積立投資に利用できると聞いて、30年前の銀の現在価値は上がっているのかを気になっている。
理由はそれぞれだろうが、30年前の銀の現在価値は上がっているのか、下がっているのか気になっている人はいると思う。結論からいうと30年前の銀の現在価値は大幅に上がっている。だから、この記事を読むことで銀の買取に関する知識を身につけてほしい。
この記事の内容を要約すると以下の通りだ。
- ・30年前の銀の現在価値がどれだけ上がっているのか
- ・銀相場が関係している金融事件
- ・銀を高く売る方法
それでは説明していこう。
CONTENTS
こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。
30年前の銀の現在価値は上がっている
金やプラチナなどは実物投資というイメージが強い。しかし、銀というとシルバーアクセサリーなどのイメージが強いのではないだろうか。実は銀にも金やプラチナのように塊である銀地金がある。それは、昔から銀が実物投資に利用されてきたことを指す。
冒頭でも説明したが、30年前の銀の現在価値は上昇しており、当時の銀の価格を知っているので、驚くほどの値段がついている。30年前といえば、鮮明な記憶として残っていることだろう。そう、バブル経済が崩壊した年だ。その年はお金もあった。だから、銀を大量に買っていたのではないだろうか。
1990年当時の銀の価格は、1gあたりの平均相場が26円となっていた。だから1,000g買うと、26,000円だ。一方で、2019年現在の銀の平均相場は62円となっている。計算すると、30年前の銀の現在価値は、36円も上昇していることになる。となると、当時26,000円で購入した1,000gの銀は、62,000円となる。
実に、36,000円の利益は出るという計算だ。もしも、1,000g以上持っていて、例えば10,000gの260,000円分を持っていたとすれば、360,000円分の利益を得ることになるのだ。
銀の価値は年々上がっている
それに、現在は銀の価値が上昇し続けている。なぜなら、医療目的や製造目的で銀が必要となるからだ。金やプラチナは加工したとしても、アクセサリーにしか加工することはできない。
しかし、銀には歯医者で利用される銀歯やソーラーパネルを製造するために使われるなど、さまざまな用途がある。もちろん、銀は柔らかい性質を持っているため、アクセサリーとしても加工できる。控えめに言っても銀はかなり万能である。
銀の買取業者も年々増えている
銀の価値が年々上がっている理由については、医療目的や製造目的で使われるシーンが多くなったからと説明した。実は、それにともなって銀の買取業者は年々増えている。もともと、銀の買取業者は古くから貴金属の買取をおこなっている。
創業1727年の徳力本店や銀の相場データを30年以上取り続けているフジデンタル。1930年に創業以来、金属の加工に携わってきた石福金属工業株式会社が主流だった。しかし最近は、さまざまな業者が参入してきている。
例えば、ブランド品を買い取りしているなんぼやや、貴金属ジュエリーの買取を強化しているリファスタ(Refasta)などが、銀の買取に参入している。ただ、銀地金を売ることに関しては、銀の買取を専門にやってきた「徳力本店」や「フジデンタル」、「石福金属興業株式会社」が高額で買い取ってくれる。
しかし、シルバーアクセサリーなどを買い取ってもらう場合には、 ブランド品に力をいれている「なんぼや」や金属ジュエリーの買取を強化している「リファスタ(Refasta)」を利用した方が、 高額買取が期待できる。
銀の買取業者が増えているからといって、高額で買い取ってもらえる業者は限られている。それに、 買い取ってもらう銀の種類に合わせた買取業者を選ばなければ、 相場以下の買取価格を提示されてしまうのだ。
だからこれだけは覚えておいてほしい。それは、純銀地金=老舗の銀買取業者、シルバーアクセサリー=ブランド品やジュエリーを強化買取中の業者ということ。これさえ覚えていれば、 銀の買取業者選びに悩むことはない。
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昔は金よりも銀の方が高価だった
今でこそ金は銀よりも価値が高い。しかし、時代をさかのぼると銀の方が金よりも価値が高かったのだ。 それを証明するには、古代エジプトまで時代をさかのぼる 。古代エジプトでは、金の価値よりも銀の価値の方が高かった。
当時から、オリンピックのようなものが開催されていた。そこで1位になると金メダル、2位だと銀メダル。しかし、 その当時は金メダルよりも銀メダルの方が価値が高かった。銀メダルに金のメッキを塗っていたという話もあるくらいだ。それほど、金よりも銀の価値の方が高かった。
そもそも、金よりも銀の方が採掘しにくく、かなり膨大な資金と人員が必要になる。だから、金よりも銀の価値の方が高い時代が続いていたのだ。しかしあるとき、ヨーロッパ諸国を含むたくさんの国と地域で銀が大量に採掘され、 銀の価値そのものが下がっていった。すると、銀よりも金の価値の方が高くなった。その状態が現在も続いている。
ハント兄弟の銀相場の操作
ハント兄弟とは、アメリカの石油会社を経営する富豪の一族だった。彼らは石油を扱っていたため、かなりの資金を持っていたがインフレやドル安が影響して資産の価値が減少してしまった。そこで ハント兄弟はアメリカの勢いが急上昇していた銀の実物資産に目をつける。
そこで彼らは、銀の買い占めを図る。当時はの銀は約31gでたった10ドルも満たないほどだった。しかし彼らが君を買い占めることによって10ドルにも満たないほどの銀の価値が50ドルに跳ね上がる。
ハント兄弟は銀の価値が50ドルに上がった時点で、50億ドルもの大金を手にしたと言われている。しかし取引所が規制の強化に乗り出してしまい状況が一変してしまう。それがどんな影響を及ぼしたかというと、50ドルに高騰していた銀がたった2ヶ月で元の価値の10ドルに戻ってしまった。
ハント兄弟によるシルバーショック
彼らは一時56億ドルもの大金を手にしていたが、たった2ヶ月で破産に追い込まれる状況となった。さらに、銀の大量買い占めによる相場操縦の疑いでアメリカの先物取引委員会に告訴されてしまった。
ハント兄弟が起こしたこの事件は銀市場だけでなく、 彼らが持っていた株式を次々と売ったためにウォール街はパニックへと突き落とされる。これまで過去にアメリカの市場がこれほど動かされたことはなかっただろう。
この事件をきっかけに、国際金融はアナログの決済方法からデジタルの決済方法へ変わった。その理由は、売り逃げを必要とする投資家たちがアナログの決済方法が理由で株式を売却することができなかった。これら一連の流れをシルバーショックという。
30年前の銀は売るor売らない?
ここからは、30年前にお金を売るのか売らないのかという話に移ろう。実際、 オリンピックが近づいているために銀は取っておいた方が良いと考える人もいる。確かに2020年に迫っているオリンピック。その時期には経済に何らかの影響を及ぼすことは確実だろう。
しかし、相場は予測不可能なために、銀の相場が下落するのかは、誰も予測することができない。ただ、現在の銀相場でいうと30年前の銀の価値は26円で、2019年現在の銀相場は62円となっている。(2019年4月30日現在)だから、現在の相場で銀を買い取ってもらえば確実に利益だ。
しかしオリンピックまであと1年。たった1年だけ待てば、銀の相場が爆上がりする可能性がある。一概に売ったほうが良い、あるいは売らない方がいいという断言はできない。
だから、今すぐに利益がほしい人は、現在の相場で銀を売却すればいい。ただ、オリンピックが開催される2020年に相場が上がることを期待するならば、売却するのを待つ方がいい。
銀を高く売るコツ
銀は少し工夫するだけ高く売ることができる。ただ、ここで紹介する銀の高く売るコツは、基礎的な要素が強い。だから、買取価格が20,000円以上アップするといった内容ではないことを、はじめに理解しておいてほしい。それでは銀を高く売るコツを紹介しよう。
買取業者を比較する
1つ目は、買取業者を比較するということだ。銀の買取価格は、相場の変動によって決定される。そして、銀の買取価格が決定される方法はもう1つある。それは、銀の相場からマージンをとった価格で銀の買取価格を決定するということだ。
老舗の銀買取業者であるフジデンタルなどは一切マージンをとっておらず、買取相場に忠実な価格で売却することが可能だ。しかし、ブランド品やジュエリーを専門に買い取っている業者は、マージンを差し引いた金額を提示することが多い。
ただ、マージンの有無や買取価格の違いは、業者を比較することでしか知り得ない。だから、銀を高く売るためには銀の買取市場をリサーチし、価格感をチェックする必要がある。買取業者の比較はめんどうだが、やっておくことこしたことはない。
銀の相場が上昇しているときに売る
2つ目は、銀の相場が上昇しているときに売る、ということだ。これは完全に相場をよむということになるが、希望の相場額を決めておくといい。相場をよむというと難しく感じるが、希望額に足したら買取を依頼する。だと簡単ではないだろうか。
ただ注意してほしいのは、相場を気にしすぎて銀を売却することができなくなることだ。高く売るために相場をみているのにも関わらず、相場が原因で売却できないなど元も子もない。
それともう1つは、希望の相場額に達しても買取を依頼しない場合だ。希望の相場をこえたことに満足してしまい、買取を忘れてしまうということだ。そうならないためにも、ここで紹介した方法、注意点を理解した上で銀の買取に備えよう。
まとめ
この記事では、30年前に手に入れた銀の現在価値は上がっているのか、それとも下がっているのか、という疑問に答える形で記事を執筆した。現在の銀の価値は、30年前と比べると、はるかに高くなっている。だから売りどきだとも言える。
しかし、2020年にはオリンピックも控えているのため、相場が上がるチャンスは十分にある。だから、2020年まで待ってみようとも言える。ただ、現在の相場感だと30年前の銀を売却することは確実に利益になる。
だから、もしかしたら上がるかもしれない相場に魅力を感じないのであれば早急に銀を売却しよう。売却する時には、老舗の「フジデンタル」がおすすめだ。相場通りに銀を買い取ってくれる。
銀を相場通りに買い取ってくれる業者は「フジデンタル」以外にもある。銀の買取業者を比較したいと考える人は査定フォームに銀の商品名を入力しよう。1分で高額買取が期待できる業者をピックアップしてくれる。利用してみてほしい。
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