贈答品や旅行のお土産で購入した洋酒や日本酒など、自宅に眠っている酒はないだろうか。飲むのがもったいないとか、しまったまま忘れてしまっているケースも少なくないが、開封していない酒は熟成されて購入時よりもおいしくなっていることも多い。
このように古くなった酒を古酒というが、愛飲家の中には古酒を何より好むという人も多く、古酒を専門に取り扱う業者も存在する。ここでは、どのような古酒は価値が上がるのか、古酒として売るためのコツとおすすめの業者を紹介したい。
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こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。
古酒とは?
一般的に、古酒とは長期間熟成されたお酒のことを指す。蔵元や製造元で樽などに入れられ一定の温度と厳しい管理の下、長い間熟成されたものは高級古酒として取り引きされるが、自宅で保管している酒の中にも古酒と呼べるものは存在する。
では、一体どのようなものが古酒として取り引きすることができるのだろうか。
醸造酒
古酒として取り上げられるものに、醸造酒がある。
保存によっておいしくなる
醸造酒とは、ワインや日本酒に代表される、瓶に詰められても酵母や乳酸菌が生きている酒のことを指す。開封しない限り酵母や乳酸菌が生き続けることができるため、保存することで味が変化し、よりおいしくなる可能性がある。
醸造酒の保管方法
ただ、開封しないといっても管理し続けることは非常に難しく、日の当たる場所を避け、一定の温度と湿度の下、ワインセラーや冷蔵庫の野菜室などで保存しなければならない。ワインはコルクが傷んで液漏れすることもあるので、特に注意して保管することを心がけたい。
醸造酒の主な種類
醸造酒の主な種類は以下の通りだ。
- ・ビール
- ・ワイン
- ・日本酒
蒸留酒
蒸留酒も、古酒として取り引きされることができる。
蒸留酒の熟成
ブドウや麦で造られた醸造酒を熱すると、水分より先に沸点の低いエタノールが蒸発する。蒸発したエタノールは再び冷やすとアルコール度数の高いエタノールが生成され、蒸留酒のベースとなる。
できたアルコールを樽に詰め、厳重な管理のもと熟成させ、水で希釈したものがウイスキーやブランデーなどの蒸留酒である。
蒸留酒の保管方法
蒸留酒は樽から瓶に詰められた時点で熟成は止まるため、自宅で保存しても味に変化が生じることはない。しかしアルコール度数が40度以上と高く、長期間保存しても味が変質しにくいため、長期間保存されていても味に変化が生じにくい酒ともいえる。
蒸留酒の主な種類
蒸留酒の主な種類は以下の通りだ。
- ・焼酎
- ・泡盛
- ・ウィスキー
- ・ウォッカ
- ・ブランデー
混成酒
混成酒も種類によっては古酒として保存しておくことができる。
混成酒の熟成
混成酒とは醸造酒や蒸留酒を原料にし、植物の果実、皮、ハーブ、薬草、香辛料、甘味料、香料などの成分を配合した酒のことを指す。醸造酒が主に混ぜて作られたものは味醂、蒸留酒が主なものは果実酒が代表に挙げられる。
また、混成酒のアルコール度数は蒸留酒または醸造酒を混ぜて作っているため比較することは難しいが、だいたい梅酒が8~20度、リキュールは15~55度、みりんは12~15度となる。
混成酒の保管方法
混成酒は基本的に度数が高いため、菌が繁殖しにくく常温保存でも問題ないとされている。
混成酒の主な種類
混成酒の主な種類は以下の通りだ。
- ・梅酒
- ・リキュール
- ・ベルモット
- ・薬酒
- ・みりん
- ・白酒
高価で取り引きされる古酒とは
では、高価で買取してもらえる古酒はどのようなものがあるのだろうか。製造年代や保管状況により多少の価格変動は考えられるが、一般的に高値で取り引きされる古酒を種類別にみてみよう。
ワイン
その年に収穫されたブドウの出来不出来で、大きな価格差が生じるのがワインの特徴である。
価値を上げることも楽しめる
同じワイナリーで作られたワインでも、1年の差で買取価格に数万円以上の差がつくことは決して珍しいことではない。ワインは醸造酒のため、長く保存することで味わいが増し、価値が上がることを楽しむような個人愛飲家も多い。
熟成すると芳醇な味わいになるボルドーワインが人気
ワインを保存するにはワインセラーなど専用の保管設備があることが望ましい。特にボルドーワインに代表される渋みや酸味、果実感が感じられる力強いワインは、数年熟成させることでまろやかで芳醇な味わいになるワインとして人気が高く、ヴィンテージワインも高値で取り引きされている。
代表的なワインの銘柄
- ・DRC ロマネ・コンティ 1940
- ・シャトー・ペトリュス 1928
- ・シャトー・ムートン・ロートシルト 1870
ウイスキー
自宅で常温保存しても味に変化の生じにくいウイスキー。高値で取り引きされているウイスキーは、特にイギリスのスコットランド地方で製造されている、スコッチウイスキーのシングルモルトである。
熱狂的なファンが多いシングルモルト
個性的な味わいから熱狂的なファンが多く、現在と製造方法が異なるものも多いため、古い製造方法で作られたシングルモルトウイスキー独特の、コクのある味わいを求めるファンが多いことが特徴である。
日本産の高級ウイスキーも高額取引商品
日本国内で製造された高級ウイスキーも非常に高値で取引されている。
本場スコッチウイスキーから学んだ製造方法で製造され、近年ウイスキーの名だたる賞を受賞していることもあり、サントリーやニッカウヰスキーなどは、日本のみならず海外の愛好家からも人気を集めている。
代表的なウィスキーの銘柄
- ・マッカラン 50年
- ・山崎 50年
- ・グレンフィディック 50年

ブランデー
りんごやブドウなどの果実酒を蒸留させて作るブランデーも、ウィスキーと同様、期間によって味の変質が起こりにくいため、高価買取が期待できる。
またブランデーの特徴として、味そのものに加え、バカラ社製クリスタルボトルや高級陶磁器製ボトルなどを収集するボトルコレクターも多く存在する。
このため、高級ブランデーなどは空き瓶だけでも高値で買取に応じてもらえることも期待できる。特にフランスの「コニャック」は世界中に愛好家が存在するため、高く売ることができる可能性が高い。
代表的なブランデーの銘柄
- ・カミュ ヴィンテージ 173
- ・フェラン 1806
- ・ラフォンタン 1893
- ・レミーマルタン ナポレオン
- ・ヘネシー リシャール
- ・ヘネシー パラディ 旧バカラボトル
泡盛
泡盛は琉球諸島産の蒸留酒だ。3年以上置いたものは「古酒(クース)」と言われ、価値も上がる。泡盛は酒として楽しまれている他、沖縄料理の調味料として使われていることもある。有名なものに「もろみ酢」があり、これは近年の健康ブームともなり人気となった。
古酒としてたいへん価値が高い泡盛
泡盛は時間が経てば経つほど熟成され、しっかり管理しておけば100年や200年の古酒に育てられることがポイントで、家庭でも育てることが可能なのだ。
第二次世界大戦の影響で古酒はだいぶ減ってしまったようだが、20〜30年熟成の古酒でも甘い香りと芳醇なテイストは高く評価されている。
代表的な古酒銘柄
- ・カリー春雨
- ・於茂登
- ・瑞泉 御酒(うさき)
焼酎
焼酎は、芋や麦、米などを蒸溜して作られる。飲食店にも数多く置かれており、日本の伝統文化として根付いていると言っても過言ではない。使われている原料の種類も数多くあり、芋、麦、こんにゃく、じゃがいも、しそ、ごまなどたくさんある。その中でも「芋」と「麦」は焼酎生産の9割に達する原料を占めている。
プレミアムがつく焼酎もある
焼酎は主に南九州の生産が盛んだが、その中でもプレミアム焼酎と言われる「森伊蔵」「村尾」「魔王」は3Mで知れ渡っており、いずれも高価買取が期待できる銘柄たちだ。
焼酎の代表的な銘柄
- ・百年の孤独 黒木本店 720ml
- ・森伊蔵
- ・村尾
- ・魔王

シャンパン
シャンパンはお祝い事やパーティーに欠かすことのできないお酒だ。「ドン・ペリニョン(通称ドンペリ)」などの有名なお酒はあまりシャンパンに詳しくない方でも知っている方は多いのではないだろうか。
安定した人気を誇るシャンパン
高級なイメージのあるシャンパンは、高値で売却したい方も多いはずだ。シャンパンは安定して人気があり、高値で買取してくれることが多いようだ。
特に「ヴーヴ・クリコ」や「ルイ・ロデレール」などの銘柄は高値で取引される。人気の高いものは需要が高いので買取価格の上昇も期待できる。
主なシャンパンの銘柄
- ・ヴーヴ・クリコ ホワイトラベル ドゥミ・セック
- ・アルマン・ド・ブリニャック
- ・ドン・ペリニョン
価値は中身だけで決まるとは限らない
古酒に限らず、市場に愛好家が多いものは高く売ることができる。
ヴィンテージワイン
自分が生まれた年のワインや、数十年に一度といわれる当たり年のワインを味わいたいなど、ワインファンは世界中に存在し、ヴィンテージワインの需要も増えてきている。
また、ワインは気温の変化に敏感で保存管理が大変ということもあり、状態の良いヴィンテージワインが高値で取り引きされる要因ともなっている。

古いボトル、限定品も人気
また、ウィスキーやブランデーは味もさることながらボトルにも芸術的な要素が含まれ、ボトルのみを収集している愛好家も多い。
現行のボトルとは異なるデザインのウィスキーボトルや、バカラ社製クリスタルを使用したブランデーボトルはインテリアアイテムとしても重宝し、現行品にはない、古き良きボトルデザインや限定品は特に人気があり、驚くような値段で取り引きされるということも珍しくない。

古酒買取におすすめの業者
古酒を売るのは、経験と知識が豊富な酒買取の専門店に適正な価格で買い取ってもらうのがベストである。ここでは、買取実績が豊富で、価値の理解も深い古酒買取に強い業者をご紹介しよう。
独自の販売網が強みのファイブニーズ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
錦糸町、新宿歌舞伎町、横浜、名古屋、大阪、博多に販売店を持つファイブニーズ。レストランやホテルを始め、世界のコレクターなど独自の販売網を持ち、あらゆる種類の酒の買取に対応している。
買取方法は店頭・宅配・出張の三種類が用意され、宅配買取では無料宅配キットを利用して、送料無料で全国どこに住んでいても利用することができる。
ベテラン査定員による査定「晴れ屋」
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
希少品はもちろん、付属品なし、古いお酒も買取対象としている晴れ屋。査定は市場価格を把握したベテランスタッフが行うので、適正価格が期待できる。
全国地域対応の出張買取、宅配買取は往復の送料やキャンセル用まですべて無料。気軽に申し込めるのがポイントだ。
買取可能な酒類が豊富なストックラボ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ウイスキー、ブランデー、ワイン、焼酎等の古酒をはじめ、さまざまな種類の酒の買取に対応しているストックラボ。
ウェブでの展開をメインとし無駄な経費を抑えることで、可能な限りの金額を還元することをモットーとしている。買取方法も数通り用意され、売り手のニーズに合わせて売却することができるのもうれしいところだ。
札幌一の高価買取と評判のアルジャン
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
札幌で最も酒類を高価に買い取ってもらえると評判のアルジャン。
札幌を中心にレストラン、居酒屋、コレクターなど独自の販売ルートを持ち、不良在庫を作らないことで高価買取を実現している。査定金額が他店よりも低い場合は、即座に金額を改善してくれるという柔軟さも魅力のひとつだ。
古酒を高値買取するためのコツ
最後に、古酒を少しでも高く売却するためのポイントをいくつか紹介する。以下のポイントを抑えて高値買取を狙おう。
希少価値のあるボトルも買取対象
ただし、ブランデーが入っていたバカラ社製のボトルや古いウイスキーボトル、珍しいワインボトルは、ボトルだけでも買取対象になることもある。
また、箱などの付属品がすべて揃っているとプラス査定となりやすい。
保存状態にも気を付けよう
保存状態も査定の重要なポイントだ。そもそも酒の買取は、未開封であることが前提となることを頭に入れておこう。
液漏れ、濁りや極端な液面低下は査定がマイナスになりやすい。査定に出す前に、ほこりをきれいに取り除いておこう。また、ラベルが貼られていないと査定することができないため、汚れているからといってラベルを絶対に剥がさないことも覚えておいてほしい。一円でも高く売るために、これらは最低限守っておきたいポイントだ。
まとめ
いかがだっただろうか。古酒はコレクターの間で需要が高いものであるため、人気の古酒になると高値で買取されることが多いようだ。そのため、まずは目利きの鑑定士がいる複数の業者に査定をしてもらってから売却をすることをオススメする。
また、査定では見た目もかなり重要視されるので、日頃から保存状態や環境にも気をつけておきたいものだ。


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