山崎蒸留所80周年記念ボトルは、サントリーのピュアモルト山崎の記念ボトルである。山崎蒸溜所の設立から80年となった2003年6月に限定5000本が発売され、味にこだわるディープなウイスキーファンから注目を集めた。山崎蒸溜所の粋を集めたウイスキーは、原酒らしいコクのある風味と心地良くしてくれる香り高さを楽しめるため、ファンならずとも味わいたくなるという。
ここでは山崎蒸留所80周年記念ボトルの特徴や魅力を紹介しながら買取相場での評価や高く買取するためのポイントなどを紹介する。

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こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。
山崎蒸留所80周年記念ボトルの特徴と魅力
80周年記念ボトルは、日本で最も歴史を誇り、ジャパニーズウイスキーの原点とも言ってもよい山崎蒸留所で育まれた。世界的なウイスキー品評会では、本場スコットランドのスコッチウイスキーを凌ぐほどに評価を受けるまでに成長しており、その上質さは折り紙付きだ。
山崎蒸留所80周年記念ボトルの特徴や魅力を知れば、買取プレミアムやリファスタ(Refasta)、おたからやなどの酒類買取業者が高く評価する理由も理解できるのではないだろうか。
こだわりの清らかな水
ジャパニーズウイスキー原点とも言える山崎蒸溜所は、大阪府三島郡島本町山崎にある。日本百名選にも選ばれる離宮の水があり、古くから名水の産地として知られている。また桂川や宇治川、木津川が合流し周囲を山々が囲む環境によって生じる湿潤がウイスキーの蒸発を防ぎ、熟成を助けるという。
特に原料となる水がウイスキーの風味を左右する。異味や異臭がないだけでなく、発酵の働きを促す酵母の生育に必要なミネラル分がバランスよく含まれていなければならない。そのような厳しい条件をクリアした名水の地山崎の清らかな地下水を仕込水に利用している。
原料は本場の二条大麦
主役となる原料が二条大麦である。ウイスキーの本場であるイギリスやヨーロッパエリア、アメリカから粒が大きく豊満なものを厳選して仕入れており、発酵や糖化に適したでんぷん質が多く、タンパク質が少ないという特徴を持つ。日本酒で言うところの酒造好適米といった存在であり、これがウイスキーの風味の決め手となるのだ。
多彩な原酒を作り分ける
山崎蒸留所では、発酵過程では木桶発酵槽と近代的なステンレス発酵槽を使用し多彩な原酒を作り分けしている。木桶発酵槽では、木に棲み着く乳酸菌の発酵を利用して原酒に複雑な風味を与えており、ステンレス発酵槽では水や二条大麦が持つスッキリとした香りや風味を引き出せるため、ブレンドのさいに欠かせない。
木桶発酵槽に使用される原木には、もみの木の一種であるダグラスファーを使用、日本ではベイマツ(米松)と呼ばれているが、加工性に優れ丈夫であり、発酵の邪魔となる木材独特の香りがしないという特徴を持つ。
熟成された2種類の原酒をブレンド
山崎蒸留所80周年記念ボトルは、パンチョン樽の山崎ピュアモルト15年ものを厳選しミズナラ樽40年ものをブレンドした。特に日本のオーク材であるミズナラ樽で長期熟成すると高級香木の伽羅や白檀のような淡い香りが加えられる。これを山崎モルト15年ものにスパイスとして与えることで心地よい風味と香りに仕上げているのだ。
山崎蒸留所80周年記念ボトルは、原料や発酵過程、熟成、ブレンドの全てにこだわった魅力ある一品といえるだろう。
山崎蒸留所80周年記念ボトルの買取相場
山崎蒸留所80周年記念ボトルの買取相場をチェックしていきたい。おたからややリファスタ(Refasta)、買取プレミアムなどの酒類では、定価を大きく超える査定見積もりを出しているため、想像以上に懐が暖かくなるだろう。ここでは、山崎蒸留所80周年記念ボトルの買取相場や実績、その背景について触れていく。
大黒屋の買取相場
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
大黒屋で買取すると180,000円前後で査定される。2003年当時に発売された山崎蒸留所80周年記念ボトルの定価が10,000円ほどであったことを考えると18倍に値上がりしていることになる。特に山崎蒸溜所製造のウイスキーは2015年を境に買取相場が200~300%も上昇しており、山崎蒸留所80周年記念ボトルもその影響を受けている。
この相場上昇の背景にはウイスキーの生みの親である竹鶴政孝を扱ったNHKの朝の連ドラ「マッサン」が2015年に放送されたことやそれに伴うウイスキーブームを指摘できる。
かいとりっぷの買取相場
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
かいとりっぷでは、220,000円の買取実績をサイトに掲載している。東京都に住む60代女性が、友人から贈られた山崎蒸留所80周年記念ボトルを飲む機会がないため買取したのだ。化粧箱もそろっており、ラベルやコルク周りのパラフィルムも剥がれも一切なく、購入した当時の状態に限りなく近い。ジャパニーズウイスキーブランドの代表格であり、80周年記念ボトルという二度とない品だからこその高額査定といえるだろう。
メルカリやヤフオクなどの出品価格
メルカリやヤフオクでの出品価格もチェックしておきたい。買取業者は、これらの出品価格もチェックしながら見積もりするからだ。ネットオークションのヤフオクでは、約180,000~290,000円前後となっており、良好な保存状態がはっきりしているものほど高くなる傾向がある。
2019年2月時点ではメルカリでは見つけられなかったが、出品された場合はヤフオクとほぼ同じだと考えられる。
高く買取するためのポイント
山崎蒸留所80周年記念ボトルは、定価をはるかに超えた査定を期待できる。しかし買取する側の準備や山崎蒸留所80周年記念ボトルの状態によっては思わぬ査定減額を受けることもあるので注意したい。
高く買取してもらうためには、買取業者の視点に立つことも重要だ。彼らがどのような状態の山崎蒸留所80周年記念ボトルを求めているかを知れば、査定アップを目指しての準備や努力もできるのだ。ここでは貴重な山崎蒸留所80周年記念ボトルの納得の買取に欠かせないポイントを紹介していこう。
付属品をそろえておく
山崎蒸留所80周年記念ボトルは、2003年の発売当時、ボトル本体700mlと化粧箱に加えて冊子がついていた。冊子にはジャパニーズウイスキーの歴史と重なる山崎蒸溜所の歩みやブレンドされた原酒を紹介するなど、山崎蒸留所80周年記念ボトルを深く知るガイドブックであった。
一般的な山崎蒸留所80周年記念ボトルの買取では、冊子が付属していないことが多い。もし化粧箱に冊子までそろっていたら査定アップを期待できる。
まとめて売る
手元に山崎蒸留所80周年記念ボトル以外のウイスキー類はないだろうか。親しい友人から贈られたけど飲む機会がなく、どうすればよいか迷っているのならまとめて買取すると査定アップにつなげられる。買取プレミアムやおたからや、リファスタ(Refasta)といった買取業者は、まとめて買取するほどに見積もり意欲がアップする傾向である。
もちろんブランデーやウォッカ、焼酎といったウイスキー以外の蒸留酒やワインや日本酒やビールなどの醸造酒でも問題ない。まとめて買取は、価格交渉力をアップさせる重要なポイントなのだ。
未開封品が最も高く査定される
未開封であることが査定減額を避ける最も重要なポイントである。山崎蒸留所80周年記念ボトルのアルコール度数は43%であるため、開封しても品質劣化は起こりにくいが、少しずつ風味や香りが変化していくのは避けられない。また一度開封すると中古品扱いとなるため、買取相場を大きく下回る見積もりになってしまう。飲まないのであれば開封せずに買取することをおすすめする。
査定前にきれいにしておく
山崎蒸留所80周年記念ボトルを買取する際には、担当者の心証を良くするためにきれいにしておきたい。化粧箱に積もったホコリを払うだけでも好印象を与えられるのだ。またボトル本体のみを買取する場合は、繊維くずが付きにくいナノファイバークロスで優しく拭いておくと良い。査定アップに直接つながらない場合もあるが、担当者の印象はよくなるだろう。
ウイスキーを適切に保管しよう
買取する際に保管状態を聞かれるので、胸を張って応えられるように準備しておこう。アルコール度数の高いウイスキーに消費期限はないが、保管方法によって風味に変化が生じる。絶対に避けたいのが直射日光の当たる場所、冷蔵庫の野菜室など振動にされされやすい場所、寒すぎたり暑すぎる場所、湿度の高い場所である。
1年を通して温度や湿度が安定しており、紫外線にさらされず、振動も少ない場所としては、クローゼットや押し入れの奥、床下収納などが適している。また化粧箱がへこんだり、破れたりしないように新聞紙などで包んで保護してやるとよいだろう。買取するときは保管状態を担当者に伝えて良好な品質であることをアピールするのも忘れてはいけない。
複数の業者を比較検討して納得の買取にする
買取プレミアムやリファスタ(Refasta)、大黒屋など複数の買取業者に査定見積もりを依頼してほしい。査定見積もりはそれぞれの業者で違うため、1社だけを選ぶのは良くないのだ。最低でも3社、できれば5~8社ほどをピックアップし納得できる査定の中から買取する業者を選びたい。
一度に複数者の査定見積もりをもらえる無料サイトを利用しても良いし、画像を送るだけで査定をもらえるLINE査定なども便利だ。複数の買取業者を比較すれば、納得価格で買取できるだろう。
オークションやフリマアプリもチェック
ヤフオクやメルカリ、ラクマなどの個人出品サイトもチェックしておきたい。山崎蒸留所80周年記念ボトルはヤフオクで出品されているため、個人間での取引価格を定期的にチェックできる。これにより相場観を身につけ、査定見積もりへの判断能力を養おう。サイトで価格をチェックするだけなので空いた時間に取り組んでみてほしい。
売りどきを見極める
山崎蒸留所80周年記念ボトルは、その名の通り80周年記念品なので2度と販売されない。また5000本限定品なので急いで買取に出さなくても良いといえるだろう。
ただしウイスキーブームによって買取相場が急騰したため、ブームが冷めると相場も低下する可能性も考慮しておきたい。ウイスキーブームがいつまで続くかはわからないが、今後も高騰するとは限らないのでその点に注意しながら買取するタイミングを見極めよう。
まとめ
山崎蒸溜所の設立から80年を記念して、限定5000本が発売された山崎蒸留所80周年記念ボトル。買取相場は180,000円前後、買取業者や状態によっては220,000円という高値がつくというから驚きだ。またヤフオクではこれまた高額な約180,000~290,000円前後で取引されており、日頃からヤフオクを利用する機会が多い人は出品してみるのも一つの手だろう。
また買取に出す際は以下のポイントを押さえておくと、査定額に差が出るだろう。
- ・付属品をそろえる
- ・まとめて売る
- ・未開封で売る
- ・査定前にきれいにしておく
- ・適切に保管する
- ・複数の業者を比較検討する
- ・ネットオークションやフリマアプリの出品価格をチェックする
- ・売りどきを見極める
ぜひこれらをうまく活用して、満足のいく値段での取引を実現させてほしい。









