余市の買取価格はどのくらい？相場を紹介

まとめ

TVドラマで人気・知名度が上昇した余市。ヴィンテージは終売となり、リユース業界で非常に高値が付きやすくなっています。

ヒカカク！の実績をベースに余市の主要銘柄の買い取り価格の相場観をご紹介します。

なぜ「余市」はこんなに人気なの？

買取の話をする前に、まずは「余市」が なぜ人気が高いのか、 その理由を簡単にご紹介します。

簡単に説明すると、原酒不足により市場の供給が減っていることが影響しています。また国内外でジャパニーズウイスキーの需要が高まり、需要が供給を上回り、その結果価値の高騰につながっています。

原酒不足の理由

①ウイスキーの減産

1970年代から2000年代中盤にかけて、ウイスキーが売れない時代がありました。メーカーはウイスキーが売れない＝生産量を減らさざるを得ませんでした。ウイスキーは長い時間をかけて熟成させる必要があるため、ウイスキーブームのころには原酒が足りなくなることが起きました。「余市10年」「12年」「15年」「20年」といった、熟成年数が書かれたボトルは次々と販売終了になり、余市はより希少になりました。

ワールド・ベスト・ブレンデッドモルトウイスキー（WWA）やインターナショナル・スピリッツ・チャレンジ（ISC）といったコンペで受賞したことにより、ジャパニーズウィスキーの流行が加速し、資産としても価値が上がったため、投資目的で購入する人も増え、より希少性が増しています。

②余市という銘柄の付加価値

「余市」の生みの親は、「日本のウイスキーの父」と呼ばれる竹鶴政孝。彼の情熱的な生涯は、NHKの連続テレビ小説『マッサン』で描かれ、日本中にウイスキーブームを巻き起こしました。彼がウイスキー造りの理想郷として選んだのが、気候や風土がスコットランドに似ていた北海道・余市の地でした。

そして、余市の味を決定づけているのが、今では世界でもここだけでしか行われていない「石炭直火蒸溜（せきたんじかびじょうりゅう）」という伝統製法です。これは、蒸溜釜を石炭の力強い炎で直接熱する方法で、非常に手間がかかり大量生産には向きません。しかし、この製法だからこそ生まれる、力強く香ばしい味わいが「余市」の最大の魅力であり、真似のできない価値の源泉となっているのです。

今、いくらで売れる？データで見る余市の市場価値

まずは直近1年間（2025/8/1時点）の買取金額のレンジと平均買取金額、過去の最高値です。

ヒカカク！の買取実績（新品未開封の実績）※2025/8/1更新

※相場は目安であり、買取価格をお約束するものではございません。

※箱など付属品の有無で査定金額が異なる可能性があります。

最後に直近1年間（2024/8～2025/7）の NV（ノンヴィンテージ）の買取相場の平均推移です。

※新品・未開封の買取平均

※ヴィンテージは買取実績が少ないため割愛

NVの買取平均推移

査定依頼の多いNVの買取金額は比較的安定しており、5,000円前後を推移しています。時期によっては買取相場の平均を上回る時期はあるので、一番高い金額で売ることができるかもしれません、

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他のウイスキーとの買取相場との違い

余市の類似銘柄のノンヴィンテージの買取相場との違いを紹介します。 ※2025/8/1更新

山崎、白州と比べると相場は下がりますが、金額のレンジは広く、状態が良い物や値付けをちゃんとしてくれる業者であれば相場より高く買い取ってもらえる可能性もあります。

※相場は目安であり、買取価格をお約束するものではございません。

※箱など付属品の有無で査定金額が異なる可能性があります。

さいごに

余市の買取相場ついて紹介しました。

ヒカカク！では直近3か月で50件の買取が成立しています。

シングルモルト余市 1987やリミテッドエディション 2019といったレアな商品は高いもので30万円前後で取引されるケースも。NVの中古美品でも相場に近い金額で買取が成立した実績があります。

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