皆さんのお宅には、使い古しの専門書が眠っていないだろうか。とりわけ、医学書が本棚の中でほこりを被っているようなことはないだろうか。
医学書関連の専門書は、一般的に大きくて厚いものが多い。本棚の中でも場所をとるし、情報が古くなったりすると見る機会がなくなってしまうことも多い。
そうした場合に、すぐに捨ててしまう方もいるかもしれないが、医学書は非常に高価なものであるため、むしろそのまま捨てずに放置している人の方が多いかもしれない。
便利になった昨今、こうした医学書などの専門図書の処分の方法も様々だ。読みも使いもしないのに、本棚でほこりを被らせて眠らせておくのは勿体無い。そこで、今回は医学書の処分について考えたい。燃えるゴミとして出すか資源ごみとして古紙回収に出す以外に方法はあるのか。
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そもそも医学書とは?
医学書の処分方法について説明する前に、医学書の基本的な知識を確認しておこう。
治療法、医療知識などが掲載されている本
医学とは、人体の仕組みを研究し、疫病についての対策(診断・治療・予防)方法を開発する学問を差し、これら学問に従って様々な治療方法や医療知識等を掲載している本が医学書と呼ばれている。
よく新書などで発刊される、一般人に向けて医学内容をわかりやすく説明しているものは通常医学書とは呼ばず、よりアカデミックな内容のものを指す。
広い分野があるため、医学書の数も膨大
医学を大きく分ければ、西洋医学と東洋医学に分類されるが、この2つ以外にもイスラム医学、中国伝統医学、ユナニ医学、ギリシャ医学、アユールヴェーダ、チベット医学など、挙げればキリがないだけの伝統医学と呼ばれる分野も存在し、その医学書たるや膨大な数に及ぶ。
広義に解釈すれば、薬学書や看護学書、歯科学書も医学書であり、また医学を志す人々のための医療系学生向けの教育書なども医学書だ。
医学書を処分する方法
では、そんな医学書を処分する場合、具体的にはどのような方法があるのだろうか。
ゴミとして捨てる
まず、処分の方法として一番に浮かぶのは捨てることだろう。
本は資源ゴミの区分
勘違いをしてしまいがちなのだが、本は燃えるゴミに出すことができない。紙は燃えるには燃えるのだが、だからといって燃えるゴミの日に出してしまうのはやめておこう。
本は基本的には資源ゴミにあたり、ダンボールや新聞紙などと同じ扱いだ。このため、捨てる本はまとめて縛り、資源ゴミの日に古紙回収の置き場、ゴミ置き場へ持っていこう。資源ごみなので無料で出すことができる。
破ってしまえば燃えるゴミでも出せるが…
なお、屁理屈を言えば、本も破り捨ててしまえば燃えるゴミに変わる。
医学書は分厚い場合が多く、破るだけでも大変な労力なのであまりおすすめはしないが、資源ゴミの日を待たずに廃棄処分したいのなら、本を細かく破り、燃えるゴミとして処分することもできなくはない。
なお、ここに記載したのはあくまで一般論であるので、詳細については各自治体のルールに従ってほしい。
周りの人、後輩に譲る
捨てるよりも有意義な処分方法が、誰かに譲ることだ。
もちろん、その誰かを探すのは手間ではあるが、もしその医学書を読みたい、使いたいという人がいれば、ぜひ譲り渡すことも検討してみてはいかがだろうか。
例えば、医学や医療を学ぶ後輩や生徒、あるいは同業の仲間などだ。その道の人間であれば、愛情を持って使ってくれるだろう。
よりよい医療を実現するために書かれた医学書なので、使ってくれる人がいれば、作者も持ち主であるあなたも嬉しく思うのではないだろうか。
寄付する
もし周りに欲しがる人がいないようなら、どこかに寄付するのも有意義な処分方法だろう。
医学書は、一般的に非常に高額であり、気軽に買えるようなものではない。そこで、医学書を有効に活用してもらえるような施設へ寄付することは、寄付される側にとっては有難い話だ。
医学書の内容によって施設先は変わってくるが、全般的に寄付を受け入れるところとして真っ先に頭に浮かぶのが、図書館だ。
もちろん、病院や大学などの研究施設などもOKだ。出身校に寄付するのもよいだろう。
オークションで売る
なかなか貰い手、または買い手が見つからないのなら、インターネットのオークションサイトを活用してみてはいかがだろうか。
書物は他アイテムと比べると簡単に取引できる
今や、老若男女、誰しもがインターネットを利用する時代である。特に、インターネットで専門的な書籍を購入するケースは多く、簡単に処分したい医学書の買い手を見つけることができるだろう。
近年、ヤフーオークションや楽天オークションなどをはじめとしてたオークションサイトの利用者が急増している。
本は梱包や発送が比較的容易にできるため、他のアイテムと比べると取引も簡単にできるだろう。思わぬ高額な取引となる可能性もあり、時間的な余裕と手間を惜しまない方であれば、おすすめしたい処分方法ではある。
手間・時間がかかるデメリットも
しかし、オークションで落札されるかどうかは実際に出品してみなければ分からず、落札までにどれぐらい時間がかかるか見通しがつきづらいという難点もある。
また、簡単とはいえ発送作業や問い合わせ対応なども自分で行う必要があるため、すぐに処分したいと考える人にとっては不向きかもしれない。
買取業者を利用する
実情を加味すると、一番おすすめできるのは買取業者に買い取ってもらうことだ。
持ち込むならば大手や最寄りの古書店や神保町へ
本の買取を行っている業者は実に多い。皆さんがお住まいの地域にも大手の古書買取店があるのではないだろうか。こうした大型古書店でも、おそらく医学書を買い取ってくれるだろう。
また、大手の古書買取店でなくても、意外と街には古書店があるものだ。持ち込みの都合も考えると、こういった最寄りの古書店を利用するのが便利であるため、検討する価値はあるのではないだろうか。
さらには神保町が近い人や神保町でカレーを食べたい人は、ついでの用事で医学書を査定して貰いに行くという手もあるだろう。

一般図書と同様の査定しかしてもらえない
しかし、こうした大手の古書店や街の古書店には、デメリットもある。
せっかく高額な費用を出して購入した医学書でも、二束三文にしかならないことが多いことだ。
大型古書店は、新刊やよく売れる人気図書でない限りあまり値段がつかず、また出版されてからの年月や、本の状態などの単純な査定しか行われないケースが多い。
医学書などの専門書の買取はマニュアル化することが難しく、いくら価値のある医学書であっても一般図書と変わらない扱いになるため、高額金額は期待できないだろう。
医学書を高額買取してくれる専門店はどこ?
街の古書店では、医学書のような専門書は専門外であって取り扱っていないという理由から買取を断られたり、かなりの安値になってしまうことがある。
では、なるべく高額で買い取ってもらうには、どのような古書店・業者を選ぶのがいいのだろうか。
専門店で高額買取が期待できる理由
古書店に買い取ってもらう場合は、医学書を専門に取り扱っているところへ持っていこう。
専門士による査定
一般的な古書店に比べて、高額で買い取ってくれる可能性は高いだろう。その大きな理由としては、専門の査定員が存在するためだ。
専門の知識を持った人が価値を適切に判断するため、本によっては一般古書店の10倍~20倍、貴重なものとなればそれ以上の高値で買い取られることも決して珍しくはないのだ。
独自の販路を持っている
また、こうした専門性に特化した古書店や買取業者は、専門書を探している顧客への販売ルートを独自に持っているため、高価買取ができるのだ。
医学書は特に専門性も高く、その割に需要も高いので、売りたいニーズと買いたいニーズが合致すれば高い金額の取引となる可能性が高いだろう。
専門買取業者の見つけ方
しかし、一つ大きな問題がある。どのように医学書を扱う古書店や買取業者を探すかだ。
住んでいる地域でこのような店舗は見つけることは簡単にはできないだろうが、検索サイトで「医学書 買取」と検索することだけでも多くの業者を見つけることができるだろう。
また、中には当サイト「ヒカカク!」のように複数の業者の買取金額の比較をしているようなウェブサイトもあるため、活用してみる価値はあるだろう。


まとめ
本コラムでは医学書の処分方法について説明してきた。
捨てるよりは買取サービスを利用するのが◎
先にも述べた通り、医学書は新品で購入すると高額なことが多い。発行部数が少ないこともその一因ではあるものの、専門性が高いのにも関わらず、需要の高い書物でもある。
もし処分を急いでいるのであれば、人や施設に譲ったり、自分で直接ゴミとして処分したりしてしまう方が早いだろう。
しかし、時間的な余裕があるのならば、医学書の買取業者に連絡して査定を依頼してみることをおすすめする。
事前の業者リサーチは必ず行おう
店舗が遠い、持ち込むのが手間であると感じるのであれば、出張査定あるいは出張買取を行っている業者に相談してみよう。
中には医学書を取り扱っていない、査定が有料になる業者も存在するので、事前にウェブサイトや口コミなどをリサーチしておくことをおすすめする。
とはいえ、医学書は高額で売れる可能性が高いため、ぜひとも業者に買い取ってもらうことを検討してみてほしい。
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