あなたの家にある古本がどのぐらいの買取金額で売却できるのか気になる時はないだろうか。「引越しする時に大量に出てきた本、どうしようかな…」買い取ってもらっても大した金額にならないと諦めたり、買取店に持ち込むのが面倒だと感じる人もいるだろう。
買取金額を調べる場合、専門の業者まで見積をとってもらうにも手間がかかる。店舗までの交通費の方が買取金額より高くついてしまうこともあることだろう。
そんな古本の買取金額を知りたい時にとても便利な方法がある。スマホを持っていれば誰でも簡単にできる方法だ。それは、「ISBNコード」という本についているバーコードを使うやり方で、気軽に出来ておおよその買取価格を知ることが可能となっている。
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「ISBNコード」ってなに?この番号でなにがわかるの?
まずチェックして欲しいのが、どの本の裏をみても必ずついているバーコードである。これを本屋さんで書店を購入する時の管理番号だと思っている人も多いのではないだろうか?
確かにレジ打ちの時にスキャンするので間違えている訳ではないのだが、これは「ISBNコード」と呼ばれる、世界共通で本の管理をするための番号になる。
ISBNコードで読み取れる情報
日本語では正式な名前で「国際標準図書番号」という。このバーコードを読み取るだけで以下の情報を簡単に知ることができるすぐれものだ。
- 「国番号」…書籍の発行者は属している国の番号になり、日本は4番
- 「出版社番号」…加盟国内で出版社を識別する番号
- 「書名記号」…登録出版社が書籍のタイトルごとに付与する番号
- 「チェック数字」…コード数列の誤りをチェックし、付加する重要な番号
- 「分類記号」…書籍の分類基準になり、本屋が陳列する場所を決める時に使っている
- 「価格コード」…書籍の税抜き価格を表示したものになる。例2000→2160円(税込)
これだけの情報がバーコードには含まれていることになる。本のバーコード片手にどんな意味があるのか、チェックしてみたくなった人もいるのではないだろうか。
大手出版社の本は大方この「ISBNコード」があるのだが、小さな出版社や個人で発売しているような本には「ISBNコード」が記載していないこともある。まずこの記載があるかどうかでもきちんと本として認可を受けているものかどうか判断できるだろう。
書店で販売されるISBNコードがつかないアイテム
なお、「ISBNコード」がつけられないものもある。
- ・雑誌
- ・新聞
- ・宣伝物
- ・広告物
- ・手帳
- ・カレンダーetc…
これらはもともとコードを付けることができず、書店で読み取っているのはそのお店の管理バーコードになるので覚えておこう。本文の途中で詳しく説明するが、ISBNコードがない古本は、amazonの中古品の買取価格を参考にするのが良い。
ISBN-10とISBN-13がある
日本語で書かれたほとんどの書籍についているISBNコードは10桁である。この10桁のバーコードのことを、「ISBN-10」と呼ぶ。近年では、発行部数が多くなってきたため13桁の「ISBN-13」も発行されはじめている。参考までに頭に入れておくと良いだろう。
「ISBNコード」を使って副業もできる!
「ISBNコード」は管理が徹底されているため、本の後ろにあるバーコードをスキャンして読み込めば、どこでも簡単に本の特定ができる。この番号を使うことで、実は私たちにとってもお得なことがあるのだ。
街にある書店はもちろん、古本屋でも「ISBNコード」を使って買取金額を決めることもある。最近は禁止されていることが多いが、書店で本のバーコードをスマホにかざしている人たちを見たことはないだろうか。
一時期、安く売って高く買う方法の副業が流行ったが、その方法の1つが「ISBNコード」を読み取り情報を得た上で、買取価格よりもオトクに転売する方法なのだ。一昔前はこの方法で儲かった人たちもいるらしい。
そして、今やスマホのアプリを使えば簡単に古本の買取相場を調べることができるのだ。一体どのようなものがあるのだろうか。
「ISBNコード」を使って簡単に買取金額が調べられるアプリ
「ISBNコード」を読み取るアプリはたくさんある。どれも特別な技術など不要でバーコードの読み取りがきちんとできれば、誰でも使える。その中でもおすすめアプリを紹介するので、本を買取に出す時は、まずは自分でどのぐらいの相場になるのか確認するといいだろう。
1. ISBN Scan - OCR/バーコード スキャナ
初心者でも使いやすいアプリになる。バーコードの読み取りもカメラのボタンを押さずともかざすだけで簡単に検索ができる。読み取りスピードが早いのはもちろんのこと、書籍の詳細情報を表示したり誰かと共有できるなどのメリットも大きい。
シンプルな機能ではあるが、買取金額を調べる程度なら十分の機能があるのでぜひとも気軽に挑戦して欲しいアプリだ。日本語、英語、ドイツ語などに対応しているので、日本語が不得意な外国人の方々にとっても使いやすい。ISBN専用の数あるアプリの中では一番の高スペックといっても過言ではないだろう。
2. URIDOKI
日本最大の買取金額サイトとして知られるURIDOKIは、手元にある古本の買取金額を簡単に検索できるすぐれもの。たったの1分で検索でき、ISBNコードからも簡単に買取金額を検索できるのが嬉しいサービスである。
この本はどこで買取に出すのが一番オトクなのかな?ゲオだったらいくらになるのだろう?といった疑問に対してすぐ回答してくれるのがこのアプリだ。本だけでなく幅広いジャンルに対応しているので、家にある不要なものがいくらぐらいになるのか簡単に検索して買取に出してしまおう。
使いやすいと利用者からの評価も高いので、「ISBNコード」を検索する時はぜひインストールしておこう。
3. 楽天買取アプリ
古本のISBNコードを読み取るだけで複数の買取店が査定をしてくれるアプリ。ダウンロードするだけで楽天ポイントがもらえる時もあり、楽天愛用者にとってはおすすめのアプリだ。
買取に出したいと思える条件のものがあれば買取に出して、安すぎるな…と思った時は断ればよい。インストールは無料、利用者に嬉しいサービスも豊富なので、この楽天買取アプリを使うと損なく売却できることだろう。
4.ヒカカク!
スマホでヒカカク!にアクセスし、査定依頼フォームからバーコードをスキャンすると商品が表示され、買取価格をそのまま査定依頼フォームから依頼することで知ることが出来る。最大20社から買取価格を比較できるのも特長だ。
「ISBNコード」以外を用いて古本の買取価格を知る方法
「自分が売りたい本に、ISBNコードがついていない…」そんな人もいると思う。実は、「ISBNコード」を用いなくてもある程度の買取価格を知る方法がある。「ISBNコード」がついている場合、信憑性のある買取価格を知ることができるが、ISBNコードを使わない方法も参考に紹介したい。
1. 一般的な古本の買取価格は定価の1割程度
人気の作品以外の古本の場合、オンライン上での買取価格は定価の1割程度が基準となっている。
オンライン上で買取を行ってもらう際の目安として覚えておくと良いだろう。ただし、小規模店や、知識や経験のあるスタッフが揃っている古本の価値を見定めてくれる業者の場合、定価の1割よりも査定額が高くなる可能性もある。
また、発行日から新しければ新しいほど、査定額が高くなる傾向がある。古本を処分する場合、6カ月頃までは買取保証をつけてくれたり、やや高めの査定額をつけてくれることもあるだろう。
2. Amazonの中古買取価格を参考にする
Amazonで買取価格を参考にするのも1つの方法だ。Amazon上、中古の価格が高額になっているものは高く売れる可能性が高い。定価よりも、中古品の価格のほうが高い場合は、特に高く売れる可能性がある。
Amazonの中古品は、個人が出している場合や、中古買取業者が出している場合がある。価格は出品者が決めるが、価格を下調べした上で出店しているため信憑性は高いと言えるだろう。
古本を高く売れるオンラインの買取業者
従来のように、家にある本をまとめて買取業者に運ぶのには重いし大変である。ここでは、オンライン上で古本を買い取ってくれる買取業者をいくつか紹介したい。
買取王子
あらゆるジャンルの本を買い取ってくれるのが「買取王子」である。単行本やコミックだけではなく、専門書なども積極的に買取を実施してくれる。
集荷用の段ボールの用意もあり、入金までの時間が短くスピーディーなのが特徴だ。査定結果の金額をAmazonギフト券で受け取ると、最大で11%査定額から上乗せしてくれる嬉しいサービスもある。
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ブックステーション
ポイント還元の業者が多いのに対し、買取価格の現金還元を行っているのがポイントである。買取可能商品が50点ごとに250円還元してくれるのでお得である。また、入金の早さも強みである。
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ブックサプライ
本だけではなく、CDやDVDなどの買取も行っている買取業者。発売から1カ月以内の本であれば、定価の40%が保証されているため、本を読んだ後にすぐ売りたい方には非常におすすめのサービスである。
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
らくらく書店
1点からでも送料無料で買取を行ってもらえるのが強みの買取業者。入金も申し込みから最短3日と非常にスピーディーである。また、一般の買取業者では扱っている店舗が少ない「同人誌」や「雑誌」も積極的に買取を行っている。
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
まとめ
口コミ評価の高いアプリを中心に紹介してみた。アプリでISBNコードと調べると該当するものがたくさんあり、それだけ古本の管理方法としても買取金額を調べるものとしても私たちの生活に強く根付いていることが分かる。どれも簡単操作でできるものばかりなので、気軽に試して比較してみて欲しい。
高値で買い取ってもらえるかすぐわかる
古本の買取は店頭に直接もっていかずとも簡単にアプリで検索できる時代なのだ。ちょっと気になった時に「この本いくらかな?」と調べたものが驚くぐらいの買取価格になることだってあるだろう。価値のある本であることがわかれば手元に保管せずとも買取に出してしまった方がオトクになるのだ。
買取依頼先も比較して選定しよう
また、ISBNコードで買取価格を調べた後に、いかに高額で売るかも考える必要がある。上記に、複数オンラインでの買取業者を紹介したが、自分が売りたい本の特徴を踏まえた上で、買取業者を選定したほうが良い。自分が納得した査定額が出た上で、売りに出すようにしよう。
ISBNコードを簡単に検索して、いらない本といる本を整理整頓してみよう。ゲーム感覚で検索できるので調べるのが楽しくなるかもしれない。
なお、買取業者については、下記のコラムも参考にしていただきたい。
- 参考:ブックオフ(BookOff)より便利!人気の宅配買取業者18選で賢く本を売ろう
- 参考:バーコードからCD・DVDの買取金額を確認する方法をまとめてみた
- 参考:バーコードからゲームソフトの買取金額を確認する方法
- 参考:買取査定アプリのおすすめはどれ?ランキングトップ6を発表!