漫画を売るときに生じる労力や業者選定といった問題の解消におすすめとなるのが、楽天で運営されている楽天買取というWEBサービスだ。専用アプリも無料提供されているこのサービスは、買取市場においても話題性の高い存在となっている。また実際にサービス利用した口コミや体験談に目を通すと、特定のショップに直接売るのとは全く異なるメリットやデメリットを実感している方々が多い実態があるようだ。
今回は、漫画やコミックの売却先選びに悩む皆さんと一緒に、人気のWEBサービス楽天買取の体験談から見えてくるメリット・デメリットや注意点などを詳しく整理していきたい。
楽天買取がサービス終了のお知らせ

CONTENTS
こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。
楽天買取とはどんなサービス?
楽天買取は、楽天に加盟する買取業者と売り手を繋ぐ仲介サービスだ。具体的なイメージとしては、多くのショップとユーザを繋ぐ総合通販サイトの楽天市場と非常に良く似ている。また利用料や登録料のかからない楽天買取は、不用品売却に向けた買取相場などの情報収集ツールとして用いられることもあるようだ。
楽天買取で漫画を売った人の多くが実感するメリットとは?
実際に楽天買取を通して漫画の現金化に成功した方々の体験談に目を通すと、このWEBサービスならではとも言える利点が見えてくる。
楽天ならではの安心感
楽天というブランド名と、総合通販サイトの楽天市場と非常に良く似た楽天買取は、この会社の各種WEBサービスを使う人にとって安心できる部分が多いとされている。また普段から楽天市場でショッピングしている方々は、画面遷移や操作性などにストレスを感じることなく、このWEBサービスを活用できる実態があるようだ。こうした形で楽天会員に多くの安心感をもたらす楽天買取は、初めて漫画などの売却をする方々の不安も緩和してくれる。
2方法で業者選びができる
楽天買取で漫画を売る時には、「ショップを探す」もしくは「買取価格を調べる」のいずれかを使って加盟業者と繋がるシステムとなっている。不用品の売却に向けて多角的な比較検討のできるこのツールは、1円でも高くマンガ本などを売却したいと考える皆さんにとってより良い情報源となる。また2機能を備えた楽天買取の利用時には、ゆっくり時間をかけて分析などをした方が自分の理想に近い専門店と出会いやすくなると言えそうだ。
加盟ショップ数が多い
楽天買取には、漫画などを含めた本のカテゴリだけで21ものショップが加盟している。ショップを探す機能を開いてみると、それぞれの専門店の買取可能ジャンルや特徴などのアイコンなどを一覧で確認することができる。またこの一覧は評価やレビュー件数、ポイント順でも並び替えが可能となっているため、初めて楽天買取を使う皆さんでも容易にショップの比較検討ができると言えそうだ。
漫画だけでなく幅広い不用品を一緒に売れる
総合買取仲介サービスの楽天買取を利用すれば、不要になった漫画だけでなく、同じ部屋に並んでいるCDやDVD、ゲームなどの売却もできる。またショップによっては、ファッションや家電、金券などを漫画と一緒に買取可能とするところもあるため、実家の引っ越しや遺品整理、断捨離で出てきた不用品を家族みんなで現金化につなげることもできるだろう。
自宅に居ながらにして売却できる宅配買取サービス
楽天買取に加盟する専門店は、宅配買取サービスをメインに商品の引き取りを行なっている。そのため、楽天買取より買取申込を行えば、売り手が自らショップにマンガ本を持っていく必要もない。またショップと提携する宅配業者に集荷依頼をした場合は、不要な漫画を運搬するマイカーを持たない方々でも段ボールいっぱいの商品を手放せることだろう。こうした特徴を持つ楽天買取は、お年寄りや障害を抱えた方々にもおすすめ度の高いサービスとなっている。
引っ越しや断捨離の時に便利な出張買取
楽天買取に加盟する一部の業者では、宅配買取だけでなく出張買取サービスも取り扱っている。買取店のスタッフが自宅に来てくれる出張買取を利用すると、その場で売れる漫画・売れない漫画のチェックをしてもらえる。また出張買取は基本的に商品の査定だけでなく箱詰めや搬出込みのサービスとなるため、本棚いっぱいの漫画を売る時に、どう扱って良いかわからないといった方々の悩みも良い形で解消してくれることだろう。
買取価格の検索や比較もできる
楽天買取の「買取価格を調べる」という機能を使うと、漫画や書籍の買取金額の把握もできる。2018年6月現在、楽天買取の本・雑誌・コミックのカテゴリには、188,796もの商品情報が登録されている。また情報の検索には、キーワードやメーカー名、発売日を使った絞り込みができる形となるため、初めてこのツールを使う方々でもシンプルな条件を使って気になる商品の買取情報が入手できると言えそうだ。
買取業者の口コミ・評判のチェックができる
このWEBサービスを使って実際に取引をしたユーザたちは、サイト内にレビューや評価を登録することができる。こうした形で蓄積された口コミ情報に目を通すと、気になる業者が提示した買取金額や満足度などもイメージしやすくなる。また評価については下記5項目に5段階で記載されているため、買取業者選びで自分が重視する項目のみをチェックするといった使い方もできると言えそうだ。
- ・査定スピード
- ・入金スピード
- ・手続きが簡単
- ・金額に納得
- ・スタッフの対応
楽天会員は買取申込も簡単
既に楽天会員になっている場合は、ログイン後、集荷希望日と買取金額の振込先情報を入力するだけで宅配買取サービスの申し込みができる形となる。集荷希望日などの情報については、基本的に希望条件をチェックするだけで良い。また金融機関情報に関しては、楽天会員情報より口座名義が自動入力される形となるため、楽天買取を使えばキーボード入力の苦手な皆さんでもよりスムーズに買取業者と繋がれると言えそうだ。
漫画を売るだけで楽天スーパーポイントがもらえる
仲介サービスである楽天買取を利用する最大のメリットは、漫画などの不用品を売るだけで楽天スーパーポイントがもらえることだ。マンガ本の買取に積極的な大手買取チェーンなどでは、ポイント10倍~20倍といった特典を用意している。こうしたショップに高価買取対象となる人気シリーズを売却すれば、楽天市場での買い物で役立てられるレベルのポイントが得られることだろう。
楽天買取で漫画を売った人が体験談で語ることの多いデメリットとは?
漫画というカテゴリの商品を楽天買取で売った人の中には、不満の声とも言えるこのサービスのデメリットを挙げる方々も少なからず見受けられる。しかしこうした不満はユーザの工夫によって解消されることがあると考えると、楽天買取を使う上での注意点と捉えて下記のデメリットに目を向ける心掛けも必要なことだと言えそうだ。
必ず楽天会員になる必要がある
楽天買取を使った取引は、楽天会員のみが行える仕組みとなっている。そのため、今までショッピングで敢えて楽天市場ではなくAmazonやYahoo!ショッピング等を利用してきた人にとっては、買取のためだけに楽天会員になる点に違和感が生まれることもあるようだ。基本情報の入力だけで無料で登録できる楽天の場合、基本的に会員になるデメリットはない。しかし多くのサイトで会員登録をすることで情報漏洩などのリスクを感じている人は、ネットよりも店舗で直接査定申し込みをした方が安心かもしれない。
法人や未成年の利用はできない
個人向けのサービスとなる楽天買取は、18歳未満の未成年や法人の取引には対応していない。そのため、こうした人達が楽天買取でマンガ本を売る時には、成人している代表者の楽天会員情報で申し込みをする必要がでてくる。また買取市場においてはトラブル防止のために子供との取引にさまざまな条件を設ける実態があるため、18歳未満の未成年が子ども部屋のマンガ本などを大量に売る時には、楽天会員アカウントを持つ両親に相談するようにして欲しい。
一度に申し込みできる商品数に制限がある
価格を調べるのメニューより漫画を売却する時には、申込みのできる冊数に上限があることを頭に入れておく必要がある。そのため、自室の本棚に並んでいる大量のマンガ本を一気に売却する時には、「買取価格を調べる」よりも「ショップを探す」機能を使って宅配買取サービスの申し込みをした方が良いかもしれない。また売却予定のマンガ本が段ボール数箱になる場合は、「どのぐらいまでなら宅配買取可能か?」といった問い合わせをした方が良いかも知れない。
漫画は楽天買取アプリの対象外
スマホで撮った写真を送るだけで相見積もりのできる楽天買取アプリは、漫画に対応していない。そのため、このWEBサービスを使って漫画の売却をする時には、「ショップを探す」もしくは「買取価格を調べるから買取専門店と繋がることがある。またアプリに対応する洋服やブランド品、パソコン、デジカメなどと一緒にマンガ本の売却を考えている場合は、アプリもしくはWEBサービスの機能どちらかに絞って申し込みをした方が効率的かもしれない。
機能が多すぎて困惑する
初めて漫画の売却をする人の場合、楽天買取ならではの多機能さがストレスになるケースもある。例えば、買取市場の仕組みや買取相場といった言葉の意味がわからない初心者の場合、細かな情報を自分で比較検討するよりも、WEBサービス側からおすすめ業者を紹介された方がシンプルに受け入れられる傾向がある。またマンガ本などを売る上で買取価格を含めたこだわりのない人にとっても、あらゆる角度から分析のできる楽天買取は少し機能が多すぎるツールになってしまうこともありそうだ。
買取価格の掲載商品と業者数が少ない
楽天買取の加盟業者には、若干の偏りがある。例えば、自分の売却予定のマンガについて買取価格を調べた場合、買取店舗一覧に多くても2社ほどしか出てこないことにより、「価格比較にならない!」といった印象を抱く人も少なくない実態があるようだ。しかしショップを探すの本カテゴリにトータル21件の業者が並んでいることから考えると、楽天買取で漫画を買い取れる店舗が少ないというわけではないと言えそうだ。
楽天スーパーポイントがつかないこともある
1冊数円~数十円ほどにしかならないケースの多いマンガ本の場合、安い商品を少量売っただけでは、楽天スーパーポイントがつかない可能性も出てくる。例えば、合計額ではなく書籍1点1店の買取価格を知らせてくれる良心的なショップでは、100円に満たないマンガ本の付与ポイントを0(ゼロ)と設定している。そのため、楽天スーパーポイントをなるべく多く欲しい人は、それなりに高値の付く商品を多めに出す必要があると言えるだろう。
送料無料に条件が設けられていることがある
楽天買取の利用で売却コストをなるべく抑えるためには、送料と宅配キットが無料の業者を選ぶ必要がある。この注意点は、ショップを探す機能の一覧から確認することができる。また漫画を含めた書籍の場合、買取価格10,000円以上といった形で送料無料条件を厳しく設定するショップが意外と多い実態があるため、必ず申し込み前に詳細条件をチェックするようにして欲しい。
振込手数料がお客様負担になることもある
商品単価の非常に安い漫画の場合、買取代金の振込手数料がお客様負担になってしまうケースも多い実態がある。これは楽天買取に限らず、書籍の買取市場全体に言えることだ。そのため、高額査定の見込めないマンガ本の売却をする時には、段ボール数箱や数十冊単為で売却した方が、送料や振込手数料の無料条件を満たしやすくなるだろう。
わかりにくい買取不可条件
初めて楽天買取から価格を調べて商品売却をする時、非常に良い・良い・可の3種類から状態を選ぶ時に戸惑うユーザが多い実態がある。特に多くの業者の窓口的な位置づけとなる楽天買取を使う場合、買取不可のケースについて「判断しにくい!」と感じられることも多いようだ。そのため、再販売が難しいほどコンディションの悪いマンガ本を送る時には、査定がつかない可能性もあることを頭に入れておくようにして欲しい。
まとめ
ここまで紹介したとおり、楽天買取というWEBサービスは売却予定の商品の種類や売り手の希望条件によって、受ける印象が大きく特徴がある。しかしこれから漫画を売る上で「どんなショップがあるのだろう?」といった純粋な疑問を解消するには、どんな方々にとっても使い勝手の良いツールとなるだろう。また相見積もりや買取価格の比較を更に細かく行いたい場合は、当サイト・ヒカカク!もぜひ活用してみて欲しい。
宅配買取サービスについては、ブックオフで古本買取は時代遅れ?宅配買取で評判の古本買取業者まとめもチェックしてみるといいだろう。