レッドウィングは世界中で大人気のブーツメーカーの一つである。上質なデザインと高品質の素材を使い作られており、履けば履くほどに味が出てきて自分の足になじんでくることが魅力である。
だが、残念なことに良い製品であれば必ず付きまとうのが偽物の存在である。レッドウィングも例外ではなく、偽物が出回っている。特にネットオークションサイトやオンラインショッピングサイトなどでよく出回っているので、そういったサイトで購入する場合は注意が必要である。
また、自分が売る立場になったときに自覚なく偽物を販売してしまうとトラブルになりかねない。そこで、今回はレッドウィングの靴が本物か偽物かの見分け方を紹介しよう。
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タグの見分け方
靴のタン(足の甲に接触する部分)の裏の部分にタグが縫い付けられているが、このタグにより本物か偽物か判断できる。
タグの文字
本物の場合は、タグに書かれている文字が鮮明に見て取れる。それに対して偽物の場合はインクがにじんだようになっている事が多い。特に細かい文字にその違いが顕著に表れる。
タグの縫い付け
本物の場合、タグのふちに並行して縫い目がついていて、タグの反対側から見た(靴の外側からタンの部分を見た)ときも縫い目がきれいに長方形に入っている。しかし、偽物の場合は縫い目が雑になっていたり、歪んでいたり、丸みを帯びた膨らんだ長方形になっていることが多い。
シンボルの位置
タグの上部にはレッドウィングのシンボルである赤い片翼と「RED WING SHOES」の文字が書かれているが、ここにも本物と偽物で特徴が出ている。
本物の場合は、アルファベットが不自然に左側に寄っており違和感があると思うかもしれない。これは赤い片翼とアルファベットが一体でレッドウィングのシンボルとなっているが、中央にシンボルを配置するとどうしてもアルファベットが不自然に左によっているように見えるのである。
しかし偽物の場合は、アルファベットだけを上部中央に来るように設定されることが多い。それゆえ、赤い片翼とアルファベットを一体として見ると、シンボルが右に寄っているように見える。
これらの判断方法により本物か偽物かを初歩的に判断することができる。
刻印の見分け方
次にレッドウィングに刻まれている刻印を見て判断する方法を紹介する。
レッドウィングではかなり高品質の本革が使われていることで有名である。そして、レッドウィングの靴には本革であることを購入者に知らせるために製品のどこかにそれを示す文字が書かれている。
- genuine leather
- full grain leather
- animal leather
- eal leather
などである。
偽造品の場合この文字が書かれていないことがよくあるので、まずは最初の手がかりとしてほしい。靴が入っていた箱、靴のタグの部分、靴の裏などにこの表記がなければ偽物だと確信できる。
また、靴の裏に刻印されている偽物もたまにあるが、その場合、浮彫の刻印の場合は彫が深すぎる。単純に掘っているだけの場合の時は彫が雑になっていて、アルファベットの自体の太さが定まっておらずいびつに見える。しかしこれだけで本物だと断定するのは難しいので、下記もチェックしてほしい。
靴全体と本革の見分け方
タグや刻印などパーツの詳細を確認したら、次は靴全体をチェックしよう。
重さ
靴が本物かどうか判断する簡単な方法として、重さを確認することである。レッドウィングの靴はずっしりとした重量があるのが特徴で、偽物の場合は軽いものが多い。近くにレッドウィングの取扱店がある場合、実際にディスプレイ品を持って確認するのがお勧めだ。
本革か合皮か
二つ目の方法は、使われている革自体が本物であるかどうかを確認する方法である。偽物の場合、低価格で販売するがゆえに、製造コストも最小限にしようとする。その結果、偽物を製造する場合は合皮を使うのが主流である。そこで本革と合皮の違いにより、レッドウィングの靴が本物か偽物かを判断しよう。
水滴を垂らす方法
本物であるか合皮を使った偽物であるか調べる方法で確実性の高い方法として、水滴を垂らす方法がある。「水滴を垂らすだけで本当にわかるのか。」と疑問に思う人も多いだろう。しかし、本革と合皮との特性の違いから判断できるのである。
レッドウィングの靴の上に水滴を垂らすと、もし本物であった場合は、数秒の間本革の表面に水滴が付着したまま動かない。しかしその後、水滴が浸透していくのがわかる。また、余分な水滴をふき取った後も数秒間は水滴の後が見てわかる。水滴が落ちた箇所は、そうでない箇所と比べると暗い色になっている。
一方で合皮の場合は、水滴を垂らして数秒放置した程度であればはじいてしまうので水滴が浸透しない。水滴をふき取って、落ちた箇所とそうでない箇所を比べてみても明確な違いが見て取れない。場合によっては水滴が滑り落ちてうまく付着しないこともある。
触った感触により判断する方法
動物性の本革の場合、見た目がしっとりしていて触ってみると少しざらっとした感じがする。このざらざらした感触は、微細なシワと動物の革の毛穴によるものなので、注意深く触ってほしい。ビスケットのようなあからさまなざらつきではないので、それを基準にすると判断を誤る可能性がある。
一方で合皮の場合、ツヤツヤしたような感触がする。弱くなでるように触るとサラサラ、ふわふわした質感である一方で、強くなでるとビニールを触っているようなツルツルした感触がする。
見た目により判断する方法
見た目においても違いがある。本革の場合はきめ細やかなシワがあるのだが、それにくらべて合皮の場合、人為的に加工したように生地全体に均等に荒いしわができていることが多い。あるいは光をピカピカ反射するようにシワがないこともある。しかし、たとえ本物でも鏡面磨きが施されていた場合は同じように光を反射させるので注意が必要だ。
加えてレッドウィングで使用される本革の特性から、地面に置いておいても形状が崩れることがない。それに比べて合皮を使用している偽物の場合は内部にへこんだり、ぺたんこになる。
匂いにより判断する方法
本革で作られた製品は、本革特有の匂いがするのでこの匂いから判断することもできる。合皮の場合、本革のような独特の匂いがせず、特に匂いがなかったり、ビニールのような匂いがしたり、繊維質の匂いがしたりする。すでにいくつか本革の製品や、合皮を持っている方はぜひ比べてみてほしい。手元にない方も是非一度、実際に店頭に行ってディスプレイに並んでいるものを比べてみると違いがわかるだろう。
靴の内側を見ることで判断する方法
上記では本革と合皮の違いを外側から知る方法を書いたが、内側から確認する方法もある。本革の場合、靴の内側がざらざらしている。このざらざらは靴の外側のようなきめ細やかなしっとりしたざらざら感ではなく、動物の毛を逆なでしたような感じに近い。実際、生地にほころびがあるような質感を目視できる。一方で合皮の場合、靴の外側と内側とで質感が変わらないことが多い。あるいは紙のような質感であることもある。
このように本革と合皮とでは質感に違いがあるので、その違いを利用して判断するのが確実性が高いのでオススメだ。
その他の見分け方
本物と偽物を見分けるポイントは他にもある。
SKUナンバー
あらゆる商品には在庫管理を適切に行うために個別に番号が振られている。この番号をSKUナンバーというのだが、この番号が本物の靴であるか偽造品であるかを確認する手助けになる。
販売店では商品が売れたときにその個別番号で在庫補充を依頼するので、靴の場合、同じ種類でもカラーが違っていたり、サイズが違っていたりするとこの番号も違ってくる。
レッドウィングの商品でもこの番号が記されている。レッドウィングの製品の場合は、靴のタグやサイドに書かれていたり、靴が入っている箱に書かれていることが多い。
そのSKUナンバーをネットで検索すると製品がヒットするので、その製品とお手元の製品とカラー、サイズなどが一致していれば本物である可能性が高い。偽造品の場合、サイズが違っていたりすることが多いどころか、SKUナンバーが記載されていないことも多々ある。
価格
レッドウィングの靴が本物であるかとは直接関連するものではないが、やはり明らかに不自然な価格設定の物は買わないようにすることが偽造品を買わないで済む簡単な方法である。
最初に書いた通りレッドウィングの靴は高品質の素材が使われており、精密に作られているからこその価格設定である。その価格から大幅に値下げされている場合は、少なからずなにか事情がある場合が多い。
定価の20%OFF程度で販売されている場合はイエローゾーンである。オークションサイトやフリーマーケットサイトなどで50%OFFで販売されている事もあるが、この場合は購入しない方がいい。また、購入するときは正規取扱店を利用するのが確実である。
パッケージの箱
靴が入っているパッケージの箱を見て偽物かどうか確認できる可能性がある。偽物の場合、パッケージの箱にバーコードが印刷されたシールが貼付されていないことがある。しかし、この方法はパッケージの箱は本物で、中の靴が偽物という可能性もあるので安易に判断せず、他の方法も併せて行ってほしい。
本物かどうか判断するための最善の方法
本物であるかどうかを判断する方法で最も確実な方法はやはり、取扱店に直接依頼するのが最善の方法である。中でも、本店であるレッドウィングジャパンに直接依頼するのが良い。
本物と偽物を判別する方法は公開されていないので、ブランドもとに問い合わせて査定してもらうことで100%確実に本物であるか偽物であるかを知ることができる。
また、レッドウィングの取り扱いのある専門店に査定を依頼するのも良い。本物と偽物の判別方法は公開されていないものの、知識と経験が豊富な査定員がいるため、信用度も高い。
注意点としては、偽物の場合は査定が不可能であったり、たとえ偽物でもそれをはっきり明示することなく、「査定基準外です。」や「取り扱いできないものです。」というように婉曲的に返答されることも多い。
買取業者に聞いてみる
所有のレッドウィングがあるなら、買取業者で見てもらう方法もある。とはいっても、きちんと判断ができる業者でないと鑑定してもらう意味がない。そこで最後に、レッドウィングの知識豊富なプロの査定員が在籍する、ヒカカク!おすすめの買取店を紹介するので、鑑定や買取を考えている方はぜひ参考にしてほしい。
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対策
ブーツやブランド古着の買取店、リアルクローズではレッドウィングなどのシューズを買い取っている。ブランド類を専門的に買い取っているので、査定に必要な偽物を見抜く目利きはもちろん、靴についての知識も持ち合わせているので、安心して任せることができる。疑問点はどんどん質問しよう。
ブーツやスニーカーなどの靴類は、中古品だとソールに傷や剥がれがあったり、金具が破損していたりとトラブルがつきものだが、リアルクローズではそのような靴でも問題なく査定してくれる。値がつかないだろうと諦めたり自身で判断する前に、一度気軽に相談してみよう。
まとめ
レッドウィングのブーツはデザインと品質にこだわっており、長く愛用できる一品である。ただ、残念ながらそれとわからない偽物も出回っている。正規取扱店以外で購入するときには、ブランドの証しであるタグや刻印をはじめ、本革の特性などもチェックしたい。
ただ、一般消費者が見極めるのは難しい部分もある。そのような場合は、取扱店に直接依頼し本物かどうかの判断をしてもらう、またはレッドウィングの取り扱いのある専門店に査定を依頼するのも方法だ。
今回紹介した内容を参考にしていただき、ぜひ本物のレッドウィングの製品を入手してほしい。




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