初代iPadが発売されて以来、タブレット端末は、新たに様々な機種が発売されてきた。そして、タブレット端末は日々進化し、今後もさらなる高機能のタブレット端末も発売されるだろう。ただ、タブレット端末を日常的に使用する場合、そこまで高機能でなくても日常的に十分使用できる場合も多い。
そのため、タブレット端末を購入する際には、最新機種を検討するのもいいが、少し前のモデルのタブレット端末を中古で購入することを検討してみるのもいいかもしれない。
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ねらい目は1~2型前のモデル
なぜ前のモデルのものをすすめるかというと、少し前のタブレット端末は最新機種と比べてもそれほどスペック的に劣っているわけではない。さらに中古端末であることから、最新機種より格安で購入できる場合が多いためだ。また、古い型はさらに価格が下がるので、スペックにそれほどこだわらない人にとっては狙い目となるだろう。
iPadを例にとってみよう。2017年6月に発売が開始された最新型の10.5インチiPad Proは、Apple Storeで69,800円(税別)で販売されている。
これに対して、2016年3月に発売された9.7インチのモデルはビックカメラグループに属す家電量販店、ソフマップにて53,800円(税別)で購入できる(2017年9月24日現在の情報)。一年前のモデルでも16,000円も安く購入することができるのだ。
しかし、中古タブレット端末を購入・使用する場合は、注意しなければならない点もいくつかある。当コラムでは、中古タブレット端末を購入、使用するうえで注意しなくてはならないことを記載していく。ぜひ、参考にしてほしい。
「赤ロム」状態となり通信ができない場合がある
中古のタブレット端末の中には、「赤ロム」という、通信が出来ない端末がある。
赤ロムになる要因
タブレット端末が赤ロムとなる原因は、分割支払いでタブレット端末を購入したが支払いが滞った場合、盗難されたタブレット端末である場合などがある。さらに、購入時に身分証明などで不正があった場合などがあり、それらによりキャリアがそのタブレット端末を通信不能にしてしまうのである。
代金を完済せずに売却された端末
大手キャリアのNTTドコモ・au・ソフトバンクなどでタブレット端末を契約すると、機種代金を分割支払いすることができる。タブレット端末の値段は機種によって大きく異なるが、最新機種である程度高評価のものならば15,000円程度から100,000円近いものまである。
数年間は使用することを想定して購入することを考えると、大きな買い物とも言える。そのため、24ヶ月程度の機種代金の分割支払いを前提とした料金プランがすすめられることも多い。
中古タブレット端末には、元の持ち主がこのような契約したものの、分割支払いで端末代を支払い終える前にキャリアと解約し、残債の支払いをやめたタブレット端末を売ってしまっている可能性があるのだ。
赤ロムは解除されない
「赤ロム」という名称の由来は、画面に表示される通常白色の電波マークが、キャリアから通信不能状態にされると赤色になることからくる。
この赤ロムの厄介なところは、一度赤ロムとなると解消する手段がないということにある。たとえ、前のユーザーの代わりにタブレット端末の残債を支払っても赤ロムは解消しない。
つまり、赤ロム端末を購入するということは、本来使えるはずの機能の多くが使用不可能な端末を購入する、ということになるのだ。
使えなくはないが…
ただ、赤ロムとなってもWi-Fi経由での通信は可能である。そのため、「赤ロム」となった場合はWi-Fi専用タブレット端末と割り切ってしまうのも手である。しかし、購入者に何の落ち度もないのにタブレット端末の機能が使えなくなるのは、やはり問題であ。
近年では、中古タブレット端末を扱う業者も販売前に赤ロムチェックをしっかり行っており、「赤ロム」のタブレット端末を購入する危険性は下がっている。しかし、当初赤ロムでなかった端末が、その後購入時の不正が発覚し赤ロムとなるような例もある。
赤ロム保証のあるショップで購入しよう
中古タブレットを購入する際は、「赤ロム」となった端末を交換、もしくは返金してくれる「赤ロム」を対象とした保証がある業者で購入したほうがいいだろう。
ソフマップは、中古タブレット端末を購入し、商品が到着してから3カ年以内に「赤ロム」で使用できなくなったものに関しては、返品を受け付けている。
また、Rmobile楽天市場店やケータイ販売のじゃんぱらでは、赤ロムとなってしまった中古タブレット端末には永久保証をつけている。万が一「赤ロム」が発生した場合には、保証期間を問わず交換を受け付けている。
中古品を購入するならば、このようにしっかり対応してくれる業者なのかを確認し、最小限のリスクにとどめたいところだ。
フリマアプリやオークションは要注意
オークションやフリーマーケットといった個人と取引するサービスでは上記のような保証はまずないので、「赤ロム」の危険性を考えるならなるべく避けた方がいいだろう。
また、製造番号から「赤ロム」かどうか確認できる。NTTドコモ・au・ソフトバンクの三大キャリアはそれぞれネットワーク利用制限のある端末を確認できるウェブサイトを設けている。製造番号さえあれば簡単に確認ができるので、事前にタブレット端末の製造番号の情報を入手し、赤ロムかどうかチェックしたほうがいいだろう。
バッテリー持ちが悪いことがある
タブレット端末に内蔵されているバッテリーは、通常は新品のころが一番長く使用することができる。使用するにつれ劣化し、だんだんとバッテリーの持ちが悪くなることが多い。
バッテリー交換が可能かどうかで異なる対応
つまり、すでに使用済みである中古タブレット端末は、新品よりバッテリーの持ちが悪い可能性が高いのである。もちろん、多少劣化している程度であれば通常に使用する分には十分バッテリーが持つこともある。しかし、中にはバッテリーの劣化が進み、新品に比べバッテリーの持ちがかなり悪い場合も出てくる。
機種によってはバッテリーが交換可能な場合もあり、そのような機種は交換用のバッテリーを購入する手もあるが、バッテリーが交換不可能なタブレットの場合は、そのような手段はとれない。
決して安くないバッテリー交換費用
iPadの場合は、アップルの修理拠点でバッテリーを交換してもらえるが、料金が、11,400円(税別、修理拠点により異なる場合があり)とやや高額となる。
XPeria TabletもSONYの修理に出せばバッテリー交換が可能だが、11,000円(税別)の料金がかかり、やはり同じような費用が必要となる。
場合によっては、このくらいの料金を足せば新品を購入することもできる。そのため、バッテリーの交換を必要とするようでは、必ずしも中古タブレット端末の方がお得とは言えないだろう。
発売してから時間が経過していない中古タブレットの劣化具合はそれほどでもないが、発売してから時間が経過した中古タブレットは、バッテリーの劣化が大きい可能性が高いと言える。
新しい、バッテリー交換可能端末が安心
とはいえ、バッテリーの劣化具合は発売からの時間だけでなく、元の持ち主の使用頻度や、用途によっても大きく異なってくるだろう。バッテリーの持久力は最新型タブレット端末の売りの一つにもなりやすくランキングをつけられることもあるが、中古タブレット端末の場合、そのようなランキングが一概にそのまま役に立つとは言い難い。
そのため、タブレット端末の選択にバッテリー持ちを重視するのであれば、比較的新しいタブレット端末、もしくはバッテリーが交換できるタブレット端末を選択したほうがいいかもしれない。
OSのバージョンが古い場合がある
中古のタブレットに搭載されているOSのバージョンは、現在の最新バージョンに比べ古いものがほとんどである。しかし、あまりに古いとセキュリティ上で問題があったり、場合によっては使い物にならない可能性もある。
iOS、Androidのバージョンアップ状況
iOSは、比較的古い機種もバージョンアップ対象となるが、初代iPad、iPad2などは、すでにバージョンアップ対象から外れている。
Androidの場合はバージョンアップはほとんど行われない。そのため、古い端末ほどAndroidのバージョンが古くなることから、セキュリティ上の問題や、アプリがそのバージョンに対応しておらず、タブレット端末にインストールできないなどの症状が出やすいといえる。
事前にバージョン情報をチェックしておく
例えば、人気アプリ「ポケモンGO」は、Androidのバージョン4.4以降の端末にしかインストールできない。それよりも前のバージョンの端末ではプレイすることはできない、などがある。
そのため、自分が使用したい環境、アプリなどに購入を検討している中古タブレット端末のOSのバージョンが対応しているか確認する必要がある。もし対応していなければバージョンアップ情報などを確認し、可能と判断した場合に購入するのもいいかもしれない。
なお、2種類のOSが使用できるデュアルOS搭載のタブレットについては、以下のコラムで紹介しているので興味があれば参考にしてみてほしい。

付属品が欠品の場合がある
中古のタブレットの商品説明などを見ると、化粧箱や説明書、ケーブルなどの付属品が欠品している場合が多い。ジャンク品は付属品はないと思った方がいいだろう。
付属品は完備していないとダメ?
説明書は、メーカーのホームページにPDFファイルで掲載されていることが多いので、欠品であってもそれほど困らない。しかし、例えばTVアンテナを兼ねたケーブルが欠品しているとTVは見られず不具合が生じる。
充電用のUSBケーブルなど一部の付属品は、正規品・非正規品問わずメーカーや家電量販店などで単品購入ができることもある。そのため、付属品の欠品に気づかず購入してしまっても絶望的ではないかもしれない。
価格重視なら付属品無はお手頃
また付属品がない分、販売価格が低く、安価に手に入れられるメリットもある。とは言え、やはりタブレット端末のすべての機能を使用したいなら、付属品はできるだけあったほうがいいかもしれない。中古のタブレット端末を探す場合は、付属品の有無についてもチェックしたほうがいいだろう。
SIMフリータブレットを安く安心して買えるフリマサイトを利用する手も
中古でタブレットを購入する場合、フリマサイトを利用するというのも選択肢の一つになる。
弊社が運営する家電・ガジェット専門のフリマサービス「スママ」では中古だけでなく新品・未使用品のタブレット端末も多数出品されている。比較的新しい機種でも安く買えることがあるので、ぜひチェックしてみてはいかがだろうか。ポイントが10%還元されるので、かなりお得に購入することができるだろう。
まとめ
中古タブレット端末を購入、使用するうえで注意することを記載した。これらにこだわり過ぎると、せっかく購入したのに、そのタブレット端末の粗探しに終始し、うまく使いこなせないこともある。そのため、ある程度の状態で妥協して、そこからいかに快適に使用できるか、あれこれ考えた方が幸せかもしれない。
販売業者によっては中古タブレット端末にあらかじめグレードをつけているところもある。例えば、ソフマップでは5段階、老舗パソコンショップのドスパラの中古WEB通販では6段階のグレードに分けていて、中古タブレット端末の状態がわかるようになっているのだ。
キズなど見た目の使用感はもちろん、動作・機能や付属品の状態も判定基準に入っているので、高いグレードを購入するのも一つの手。まずは中古のタブレット端末を購入して、そこから使い方を学習していくのがいいだろう。




