SIMフリー仕様のiPadは、特定のキャリアに縛られないため利便性の高さが特徴的である一方、新品価格の高さから中古市場でも活発な取引がされている。では、できるだけ安くSIMフリー仕様のiPadを手に入れるにはどうすればよいだろうか。さまざまな種類があるiPadシリーズのSIMフリー製品はどのような場所で取引されているのか、最安値をどのように探せばよいかなどを解説する。
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こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。
SIMフリー製品のiPadはどこで手に入るか
SIMフリーのiPadはどのようなものか、どこで購入できるかなどをまずは簡単に説明しておこう。
SIMフリー製品の便利な使い方
iPadには、キャリア版とSIMフリー版が存在する。一般的に、セルラータイプのタブレット端末にはSIMカードと呼ばれるICカードが挿し込まれており、電話番号などの固有情報を識別する役割がある。キャリア版のタブレット端末には、他のキャリアが使用できないようにSIMロックが掛かっているが、SIMフリー端末にはSIMロックによるキャリア制限がない。
SIMフリー端末は、さまざまな種類のSIMカードを挿し込めるため、同じ端末を使いながら複数のキャリア間で乗り換えることも可能だ。利点として、キャリアを乗り換える際に新たな端末を購入する必要がなく、旅行や出張など海外にiPadを持ち出す際にも現地でSIMカードを購入すれば通信が可能になるためとても便利だ。
SIMフリー製品にも種類がある
SIMフリー版のiPadには、国内版と海外版の2種類が存在することを覚えておく必要がある。国内版SIMフリーとは、日本国内で携帯キャリアを通さずに販売され、SIMにロックが掛かっていないものを指す。一方で海外版SIMフリーは国内版と同様に、特定キャリアからのSIMロックが掛かっていない一方、海外で販売された端末であるところに相違点がある。
海外版SIMフリー製品には日本国内で販売されていないモデルも多く存在し、高性能かつ廉価で販売されている反面、対応バンド帯が異なるケースもある。海外版SIMフリーを購入したが国内では使えないケースも散見されるため、使用条件をよく確かめてから購入することが大切だ。

SIMフリー製品の購入方法
SIMフリー端末のiPadは、Apple StoreやAppleの公式サイトのほか、じゃんぱら、イオシス、ゲオモバイルなどの中古販売店や楽天市場、ムスビー、価格.com、Amazon、スママ、ヤフーショッピングなどの通販サイトなどからでも購入できる。iPadの中古品を安く手に入れたい場合は、中古販売店やネットショッピングを利用すると非常に便利だ。ヤフオクなどのネットオークションや、メルカリなどのフリマアプリもSIMフリー端末のiPadの取引が活発で、中古商品を購入しやすくなっている。
中古市場では、状態の良いものや未使用品のiPadも出回っているため、掘り出し物を見つけることも可能だ。新品未使用品は高値で取引される傾向にあるが、中古品は状態によって取引価格帯にばらつきが見られる。箱や保証書など、付属品一式がそろっている場合は減額査定になる可能性が低くなるため、売却を考えている場合は購入品一式を綺麗に保管しておくことが大切だ。
中古市場でiPadを探す場合の注意点
iPadには、Wi-Fiモデルとセルラーモデルが存在する。インターネットに接続して利用する際、Wi-FiモデルはWi-Fi環境のある場所で使用できるが、SIMカードを使うことができないため注意が必要だ。
iPhoneやiPad、パソコンの買取や販売をおこなっているじゃんぱらでは、iPad ProやiPad miniなどさまざまな種類のiPadを取り扱っている。SIMフリー端末を探す際には「SIMロックフリー」や「SIMロック解除済み」といった表記が入った商品を選ぶようにしよう。
SIMロック解除済みの商品は、もともとはキャリア版の仕様だったものが、後からSIMロックを解除してSIMフリーにしたものを指している。SIMロックフリーと同様に特定キャリアの制限がなくなるため覚えておくと便利だ。


中古販売店舗の販売価格
今回はSIMフリーの中古iPadがいくらで売られているのか、その相場を調査した。以下ではiPadのシリーズごとに紹介しているので、購入を考えている機種の販売価格をまずはチェックしておこう。
動画編集に最適なiPad Pro
iPadは、販売時期によってモデルが異なるが、iPad Proの場合、2019年7月現在で最新の第3世代まで合わせて6種類存在する。じゃんぱらでは全種類のiPad Proを取扱っているが、販売サイトによると第3世代の12.9インチiPad Pro 2018は、92,800円~139,800円の間で取引されている。
同じ12.9インチサイズでも第1世代のiPad Proは、49,800円~68,800円の価格帯となり、9.7インチ仕様のiPad Proでは34,980円から取引されているため、利用目的や予算と相談しながら自由に選ぶことが可能だ。現在取引されている価格が妥当な額かどうかを知りたい場合、フリマアプリやネットオークションの相場を見てみることで判断が付きやすくなるため、覚えておくと便利だ。
持ち運びに便利なiPad mini
2019年7月現在で、第5世代までリリースされているiPad miniだが、スマホやPC、デジタル家電の買取販売をおこなっているじゃんぱらでは全種類のiPad miniを取り扱っている。第5世代のiPad mini(2019)は59,800円から、第1世代のiPad miniは12,800円から販売されている。古い世代の製品を購入する場合は、買取相場の変動額をチェックしておくことで、今現在が売りどきなのか買いどきなのかがつかみやすくなる。
逆に、相場よりも安い商品が出品されている場合は、売り出されている商品がどのような保存状態になっているかを確認しておくことが大切だ。じゃんぱらでは、iPad miniの海外版SIMフリー端末も売りにだされているため、海外へ頻繁に行く人や海外版SIMフリーに詳しい人はチェックしておくと便利だ。
proとminiの中間モデルiPad Air
iPad Airは、第3世代の位置づけでiPad Air(2019)がリリースされている。iPad Air(2019)の未使用品は69,800円~89,800円が相場で、第1世代の中古品を含めると、じゃんぱらでは23,600円から販売している。iPad Airの買取価格は買取店舗によって異なるが、2019年7月現在でじゃんぱらでは14,000円から、買取専門店のカウモバイルでは17,000円から買取をおこなっている。
中古品や使用済品は買取価格の減額に注意する必要があるが、買取価格の変動を確認した上で売りどきをおさえることが大切だ。査定額アップキャンペーンを利用すれば、買取価格がアップする可能性が高まるため覚えておこう。
ネットオークションの落札相場
中古販売店舗での販売価格に納得できなければ、ネットオークションやフリマアプリなどでの購入も視野に入れてみよう。個人間の取引では、運営コストがかかっている販売店よりも安く購入できる可能性が高い。以下のポイントや相場を踏まえ、活用してみよう。
ネットオークションでは細かい検索が可能
買取販売をおこなう中古店舗以外に、ネットオークションでも、SIMフリー製品のiPadを手に入れることが可能だ。ネットオークションサイトの1つであるヤフオクは、フリマとオークションを区分けしたサイト運営をおこなっており、「iPad」「SIMフリー」などを検索条件に加えることで希望に沿った商品を検索できる。
あらかじめ検索条件に価格設定を設定できるほか、出品された商品の保存状態も詳細条件に加えることが可能で、「未使用に近い」「やや傷や汚れあり」など5段階の評価から選ぶことが可能だ。検索条件を細かくすることで、より精度の高い検索結果が得られることから自分独自の検索方法を見つけることが重要だ。
ヤフオクでの落札価格の調べ方
ネットオークションではオークション方式によって落札価格が決定されるが、過去の落札価格をチェックすることでオークション市場の相場観を知ることができる。ヤフオクの場合、所定の検索ワードを入力した検索結果画面の右上に出現する「落札相場を調べる」をクリックすることで、過去120日間の落札価格を見ることができ、落札価格の最安、平均、最高も確認できる。
検索方法によっては、ジャンク品が含まれるほか、SIMフリーという表記でありながら、実際はSIMロックを解除した端末も出品されているため、出品内容の詳細を一つ一つくまなく確認することが大切だ。フリマやオークションに出された商品の中から希望するものが見つかった場合、購入する前に出品者の評価や評判も忘れずにチェックしておこう。
ヤフオクでの落札相場
2019年7月現在で、第3世代の12.9インチiPad Pro 2018の場合、SIMフリー端末は88,000円~166,999円の間で取引されており、落札平均額は約140,000円である。第1世代の12.9インチiPad Proまで含めると、最低落札価格は28,800円だが、低価格帯の出品は液晶画面の一部にヒビが入っているなど、製品の保存状態が必ずしも良くないケースも存在する。
検索結果の中身を一つ一つ確認し、使用用途や品質条件に見合う出品物を見つける手間がある反面、検索時期によっては状態の良いものが廉価で取引されていることもある。早急に必要ではなく、じっくりと選びたい場合は定期的にチェックしておこう。

メルカリでの取引相場
フリマアプリのメルカリでも、SIMフリータイプのiPadが出品されていることがある。フリマアプリは、売り手側が価格を決定しており、SOLDした価格から相場観を確認できるが、詳細検索の中から「売り切れ」にチェックを入れることで取引価格の判別が可能だ。2019年7月現在、12.9インチiPad Pro 2018のSIMフリー端末は、106,800円~160,000円の間で取引されている。
売りに出されているかどうかは、詳細検索の中から「販売中」にチェックを入れることで検索可能だ。販売中の出品に対して何か質問や疑問がある場合は、出品者とチャット形式でリアルタイムにやりとりできる。条件に見合った希望する出品物が見つかった場合は、出品者と積極的にコンタクトを取ってみよう。

SIMフリー製品のiPadはどこが最安値?
ここまでSIMフリーiPadの中古価格を比較してきたが、最安値での購入を狙うには保存状態や買取業者の動向が大きなポイントになっていることがわかった。
iPadの保存状態が価格帯を左右する
SIMフリー製品の中古iPadは、買取販売店舗やネットショッピングなどから購入できるが、最安値は、出品された商品の保存状態に左右されることが多い。それぞれの相場観を把握しておくことで、高い価格で設定されていないか、あまりにも安く売りに出されていないかどうかをチェックすることが可能だ。品質と価格の関係性を理解した上で、自身の要求品質に見合う出品の中から最安値を探るように心がけよう。
買取業者の動向もポイント
モバイルモバイルやじゃんぱら、カウモバイルなどiPadやiPhoneなどを専門に買取をおこなう業者が存在する。いくつかの買取業者の買取価格を比較することで、その商品の販売価格を相対的に判断することが可能だ。販売価格だけでなく買取価格を知り、ありとあらゆる情報を精査することが大切である。




まとめ
SIMフリー製品のiPadは、正規販売店で販売されている新品以外にも、買取販売店やネットオークションなどから新品未使用品や中古品が流通していることが分かった。多少のキズは問題ないか、使用感は気にしないかどうかなど、どのような保存状態であれば自身が満足するのかを決めておこう。そうすることで、良品廉価な製品を探し出すことが可能だ。