現在、あなたが副業をしようと考えていて、どの副業をしようかと悩んでいる最中なら、トレカ転売がおすすめである。なぜなら世の中にはさまざまな副業があり、そのどれもが多大な何かが必要だからだ。例えば、アフィリエイトはサイト構築や文章構成に多大な時間をかけなければならないし、せどりは中古品を買うお金と保管場所が必要になる。
しかし、トレカ転売は、小資本で始めることができ、何かの細切れ時間を寄せ集めてできる副業のため、サラリーマンをしつつ、主婦をしつつ、あるいは学生をしつつ、二足のわらじを履きながらコツコツできる副業である。
今回は、トレカ転売の副業を始める上で気になるであろうどれぐらい稼げるのかについてお答えしよう。もちろんやったらやっただけ稼げる副業なのでトレカ転売のメリット・デメリットを始め、実際にトレカ転売をやり始めるにはどうすればいいのか?についても解説していこう。
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トレカ転売は稼げるのか?
結論から言うとトレカ転売は稼ぐことができる。それもやったらやっただけ稼ぐことができるので、その理由について解説していこう。まず国内海外においてトレカ市場は成熟期である。したがって中古カードの需要も高く、どのトレカでも転売をすればそれなりに儲けることができるだろう。もちろん、理由は市場の大きさだけではない。
トレカ転売が儲かる最たる理由は、トレカを楽しんでいる人間の性質にある。この性質とはカードの販売価格が重要な要素になりえないところである。だからこそ、ユーザーはある程度の値段でも購入するし、売る側としては利益率の高い商売を望むことができる。
トレカ転売を副業におすすめする4つの理由
トレカ転売を副業におすすめする4つの理由について解説しよう。
仕入れ値が安く回転率が高い
トレカ転売を副業に推す理由の1つは、仕入れ値の安さである。トレカ転売以外のせどりの仕入れ値は安くて数千円、高くて数万円かかる。しかし、トレカ転売の場合、安くて数十円、高くて数千円なので桁が1つ違う。したがって、低リスク低リターンで健全なビジネスをすることができる。また、在庫回転率が高いので仕入れてもすぐ売れるため不良在庫を抱えることがない。
利益率が高い
トレカ転売を副業に推す理由の1つは、利益率の高さである。せどりの利益率は20%あれば買っていいと言われているが、トレカ転売は30%~50%の利益率を期待できる。もちろん20%の利益率でも充分に利益を出せるので、そんなカードを見つけたらすぐに仕入れよう。利益率の範囲が広いので宝探しのような感覚で転売を楽しめるはずである。
保管に場所をとらない
トレカ転売を副業に推す理由の1つは、保管場所をとらないことである。せどりでは家電など、かさばる物も多いが、トレカ転売では1枚数ミリ単位のカードを何枚も重ねて置くことができる。だからこそ、保管場所を気にして仕入れができないなんてこともないし、宅配や郵送も楽々とできる。家が狭い人でも片隅にトレカを保管することもできるので1人暮らしの人にもおすすめである。
外的要因により値段が変動する
トレカ転売を副業に推す理由の1つは、外的要因により値段が変動することだ。この外的な要因は本来ならリスクである。なぜなら、仕入れた商品の値段が下がったら利益率が下がるからである。
しかし、せどりでは1度何らかの原因で下がったトレカも別のカードの登場でコンボが可能になったり、有名プレイヤーに使用されて人気になったりと値段がV字回復することがある。したがって仕入れに失敗しても塩漬けにしておいたら再販できるため、初心者におすすめである。
トレカ転売を副業におすすめしない4つの理由
トレカ転売を副業におすすめしない4つの理由について解説しよう。
仕入れが不安定
トレカ転売を副業におすすめできない理由の1つは、仕入れが不安定なことにある。なぜなら利益率の高い仕入先の多くが個人だからである。個人はビジネスで売っているわけではなく、要らないものを売ってお小遣いを稼ぐ程度でトレカを売っている。したがって、継続的にトレカを売ることがほとんどない。だからこそ、継続的な取引が望めないので、初月10万円分仕入れたが次月1万円しか仕入れがなかったなんてことも起こりえる。
値段が不安定で値段の入れ替わりが激しい
トレカ転売を副業におすすめできない理由の1つは、値段が不安定なことである。先ほどおすすめする理由のところで相場が不安定なことをメリットにあげた。しかし、相場が不安定ということは、カードの単体の値段が頻繁に入れ替わるということである。
トレカは扱うカード数が膨大である。だからこそ、常にカードの価格をチェックし続け、また大会などもチェックして人気が出るカードを予想しなければならない。したがって、他の副業より勉強することが多いだろう。
薄利多売のビジネス
トレカ転売を副業におすすめできない理由の1つは、薄利多売なことである。トレカの最も売買が激しい価格帯は、一説には2,000円を下回ると言われている。例えば、1,000円のトレカを30%の利益率で売買したとき、発生する利益は300円で5万円分稼ごうと考えたら月に170件近い取引が必要になる。したがって、トレカ転売で定期的な収入を得るためには、常に動き続けなければならないので結構大変である。
カードの高騰と値下がりが激しい
トレカ転売を副業におすすめできない理由の1つは、カードの高騰と値下がりが激しいことである。トレカ転売を副業でするということは、カードを買う資金源はあなたのお小遣いだろう。だからこそ、お金の量は限られているはずである。
トレカは、仕入れに失敗したらしばらく塩漬けにしておくことで値段が再びV字回復することがあるが、回復するまでそのトレカは現金化できないためどんどんあなたの財布を圧迫することになる。そして、取引がどんどん消極的になっていく可能性がある。
実際にトレカ転売を始めるためには
今までの話でトレカのメリット・デメリットは確認して頂けただろうか。確認をした上でトレカ転売をしたいと思った人のために、ここからは実際にトレカ転売をするためにはどうすればいいのかを紹介していこう。ここでは、警察署と税務署に申請を出す方法を解説するので、ぜひ活用にしてほしい。
古物商免許を取得しよう
トレカ転売では中古の商品を事業目的で仕入れ、販売することになるだろう。だからこそ、古物商免許を取得しなければならない。古物商免許は、古物商許可申請書を所轄の警察署に提出し、都道府県の公安委員会によって受理されることで発行される。
もし、古物商免許を取得せずに営業をしていた場合、3年以下の懲役、もしくは100万円以下の罰金になるので必ず取得するようにしよう。なお、古物商許可申請書は管轄の警察署の窓口で貰うか、県警のホームページからダウンロードするようにしよう。なぜなら警察署によって申請書の様式が変わり、違うと受取拒否されることがあるからだ。
開業届を出そう
トレカ転売に限らず、副業をする場合には所轄の税務署で開業届を提出しよう。開業届は、開業したことを税務署に申告するための書類で出さなくても罪に問われることはない。しかし、開業届を提出することで青色申告を利用することができる。
青色申告は控除額が65万円で、もし所得税率10%の人が65万円の控除額を受けたら65,000円分もの所得税が減額される。ただ青色申告では、仕訳はもちろんのこと会社の決算書でお馴染みの貸借対照表や損益計算書などを提出しなければならない。したがって、過剰な利益があがらなければ必ずしも提出する必要はない。
会社にばれないか?
トレカ転売で、20万円以上の所得が出たら確定申告をしなければならず、会社にばれてしまう恐れがある。なお、所得とは年度の売上から年度の仕入れ値や送料を差し引いた金額のことである。もし、会社に副業がばれたくない場合は、所得20万円以上を稼がないようにしよう。しかし、副業を始めたら所得20万円はアッという間だろう。
だからこそ、ここでは会社にバレにくい方法を紹介しよう。会社に副業がばれる多くが住民税からである。住民税は、前年度の所得を元に決定される。したがって、例えば社内に同じ額の給料を貰っている人がいて、その人と住民税の金額が異なる場合にもしかしたら副業しているかもしれないという考えで給与担当者からばれるのがほとんどだ。
副業をばらしたくない場合は、確定申告の際に申告書の「普通徴収を希望する」という項目にチェックを入れよう。これで住民税を自分で払うことになるので、会社の給与担当者に住民税を知られることがなくなり、副業ばれが起こりにくくなるだろう。
おすすめの仕入れ先
以下では、トレカのおすすめの仕入れ先を紹介しよう。中でも今回は、実店舗での仕入れとインターネットを介した仕入れの2種類を紹介しよう。
リサイクルショップを利用しよう
実店舗のリサイクルショップは販売価格が高いのでカードコレクターはメルカリなどのECサイトを利用してカードを集めている。しかし、リサイクルショップも捨てたものではない。なぜならリサイクルショップは、値段表示が追いつかず不適切な価格が付いているカードがあるからだ。
例えば、数ヶ月前に大会で使用されていた現在の人気カードがタダ同然の価格で売られていたりする。また、まとめ売りされている中には貴重なカードが合わせて入っていることがある。
インターネットでの仕入れを利用しよう
トレカの言わずと知れた仕入れ先がECサイトやネットオークション、フリマプリである。トレカの売買が特に頻繁なサイトは、以下の通りだ。
- ・アマゾン
- ・ヤフオク
- ・イーベイ
- ・メルカリ
- ・magi(マギ)
フリマアプリの利用は、サイト使用料として売主側に販売手数料が2割~1割程度かかる。しかし、リサイクルショップなどの中古買取店を通すのと違い、個人対個人で安価に仕入れることが可能だ。そのため、トレカ転売を含め、現在の仕入れ先の主流はECサイトである。
そのなかでも「magi(マギ)」はトレカ専門のフリマアプリなので、ユーザー内のトレカ需要が高いと言える。まずは一度、magiでどんな取引がされているのかチェックしてみてほしい。

仕入れするカードの狙い目
価格が高騰しているカードを狙い、波乗りのように転売するのもいいが、この手法は競争相手が多く大変である。したがって、以下では競争相手の少ない狙い目のカードの仕入れについて紹介しよう。今から紹介する仕入れ方法はどれもそれなりの知識が必要になるので情報収集はしっかりとおこなおう。
大会優勝デッキの狙う
トレカは、コレクションするだけではなく戦うための公式大会が存在する。公式大会で輝かしい戦績を残したデッキのカードは間違いなく人気が出ているので、大会には注目しておき、優勝デッキの中に入っている利益率の高そうなカードを仕入れておこう。
セット販売やまとめ売りを狙う
リサイクルショップやECサイトの中には、まとめ売りやセット販売しているカードが存在する。リサイクルショップのまとめ売りは特にレアカードが多いので積極的に購入していこう。しかし、もちろんハズレが多いのも事実なので宝くじを買うような感覚で購入するのが良いだろう。
パックを数年寝かす
トレカのブースターパックは、数年後に値段が高騰するものもが多い。例えば、遊戯王の150円の初回パックは、現在数十万円で取引されている。初回パックの話は極端だが、人気の出そうなトレカにつばを付けておく意味で、初回パックを数点購入しておくのは将来に向けた良い投資である。
引退品を狙う
毎年多くのコレクターが、トレカを卒業していく。その際に出てくる引退品は狙い目である。なぜなら、卒業した彼らは早くトレカを現金化したいので安価な価格でも取引をしてくれるからだ。また、貴重なカードも多く、まとめ売りするのでここぞとばかりに買い占めるのをおすすめする。
具体的に仕入れるカードの商品名
特に人気のあるカードは、以下の通りだ。
- ・遊戯王
- ・ドラゴンボール
- ・ヴァンガード
- ・デュエルマスターズ
- ・BBM(野球カード)
- ・ポケモンカード
- ・マジック:ザ・ギャザリング
特に人気のあるカードは、以上7点だが具体的に仕入れるカードは、多少なりとも自分が知識を持っているカードにしよう。なぜなら、どのトレカにもそれなりに需要があるからだ。それに、今はインターネットを介してボーダレスに取引ができるので、マイナーなカードをほしがる人にも簡単に出会うことができる。
しかし、それでも買い手がつかない場合は、イーベイを通じて海外輸出をするもの良いだろう。言語の障壁は大きいと思うが確実に買い手は見つかるはずである。しかし、先に紹介した7種類のパイが大きいのは事実である。したがって、以下では7種類のカードの大まかな紹介をしよう。
遊戯王
遊戯王は、1999年に初回パックが発売されて以来、現在もパックが販売され続けている長編シリーズである。国内外問わず人気があり、世界で最も販売枚数の多いトレカとしてギネスに登録されている。
ドラゴンボールヒーローズ
ドラゴンボールヒーローズは、2010年より第1シリーズが稼働し、現在はスーパードラゴンボールヒーローズとして稼働し続けている。ドラゴンボールは、海外でも人気があることから国内外問わずカードコレクターが多いトレカである。
ヴァンガード
ヴァンガードは2011年よりブースターパック第1弾が発売され、現在では、英語・韓国語・タイ語などのカードも発売される世界各地でプレイされているトレカである。今もなお大会やイベントが、数多く開催されている。
デュエルマスターズ
デュエルマスターズは、2002年に日本で初回パックが発売され、2004年にはアメリカで製造販売されたが、現在はアメリカを含め他国でも販売終了している。日本では、今もなお新弾パックがリリースされており、国内人気の強いカードである。
BBM(野球カード)
BBM(ベースボールマガジン社)の販売する野球カードは、歴史があり、さかのぼると1800年台から存在しているトレカである。BBMでは野球カード以外にもトレカを販売しており、日本では野球が人気スポーツということもあって特にコレクターの多いカードである。
ポケモンカード
ポケモンカードは、1996年から販売されているトレカである。ポケモンカードは、日本を代表するアニメでありトレカなので、人気をここで解説する必要はないだろう。国内外の大人子どもを問わず、需要のあるカードである。
マジック・ザ・ギャザリング
マジック・ザ・ギャザリングは、1993年に発売された世界で初めて販売されたトレカである。世界で最も遊ばれているトレカとしてギネス登録されているが、日本でプレイしたことがある人は少ないのではないだろうか。特に、海外で人気のあるトレカである。
おすすめの販売先と方法
以下では、トレカのおすすめの販売先と販売方法について紹介しよう。
インターネットを利用して販売しよう
リサイクルショップでは、安く買い叩かれてしまう恐れがあるのでインターネットを介したECサイトを利用してトレカ転売をおこなおう。中でもおすすめのECサイトは、以下の通りだ。
- ・メルカリ
- ・ヤフオク
- ・アマゾン
- ・イーベイ
利用するプラットフォームが多ければ多いほど、不良在庫も減り回転率も上がるだろう。販売できたら郵政のミニレターが62円なので利用していこう。小さなトレカだと5枚ほど封入できるはずである。
複数枚で売る
トレカで戦う場合には複数枚をデッキに入れ戦闘をする性質上、3枚1セットで販売している商品がよく売れる。したがって、1枚でも多く買取っても貰えるようにセット販売を実施しよう。
具体的には、3枚1セットや5枚1セットで販売するのがおすすめである。複数枚を1セットで販売していても1枚での販売を打診してくる人もいるので心配せずに複数枚1セットで販売しよう。
まとめ
トレカ転売を副業にして稼げるイメージは湧いただろうか。トレカ転売で儲けるためには、常に最新の情報を仕入れ続けなければならず、薄利多売のため激しく取引をしなければならない。
しかし、取引をすればするほど儲けることができ、1枚あたりの価格が小さいため、初心者でも安心して初めの1歩を踏み出すことができる。準備も少なく新規参入するのが簡単なので、明日にでも始めてみてはいかがだろうか?

