そこで、本コラムでは「古い切手」の買取事情について紹介していくので、古い切手の売却を考えている人は参考にするといいだろう。
古い切手は売れることを知っているだろうか。
世の中にはコレクターと言われる収集家がおり、また各ジャンルにコレクターは存在している。このコレクターの存在によって買取市場で高い値がつくものは多い。そのなかでも、切手の買取市場はコレクターによって成り立っている。
よくメディアなどでもプレミアな切手は取り上げられる。特に古い切手などは、かなり高い金額で売れるシーンなどもみたことがある人も多いだろう。ウェル・センターと呼ばれる印刷が綺麗に真ん中に配置された切手を持っていると高く売れる可能性がある。その他にも特別な中国切手などを中心に驚く買取価格がつくことがある。
高い価値がつく古い切手の一例
- 赤猿:プレミア中国切手のひとつで、赤い背景に猿の全身が描かれている
- オオパンダ:プレミア中国切手のひとつで、水墨画のパンダが図柄
- 毛主席詩詞:毛沢東関連の切手も、プレミア中国切手
- 見返り美人:日本の切手趣味週間シリーズ第2弾で販売された5枚綴りの切手
- 月に雁:1949年に切手趣味週間シリーズの第3弾として5枚綴りで発行
CONTENTS
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切手はどこで売れるのか?
まず、この古い切手の買取を述べて行く前に、そもそも切手がどのようなところで売ればいいのかを知っておくといいだろう。最初に切手の買取を行っている業者やサービスについて紹介していこう。
切手專門で買取を行っている業者がある
切手の買取では、切手を專門に買取を行っている業者があるようだ。現代ではネット上で事業を行っている業者は多いため、切手の買取は店舗ではなく、ほとんどがネット上になっている。
ただ、このようにネットでの売買が活発化している要因もあり、切手の価値は以前に比べると高くなってもいる。古い切手をできるだけ高い金額で売るのであれば、ネット上で検索して需要の高いショップやサイトで売ったほうがいいだろう。
もちろんリサイクルショップなどの店頭に持ち込んでいることもできるが、買取金額がネットで事業展開している業者に比べる低い買取金額となりやすいので、心得ておくといいだろう。
ネットオークションでもよく売れている
最近では、ショップやサイトなどで買取業者に売る以外にも、個人同士で買取を行なうことができるようになっている。それがネットオークションやフリマアプリだ。
コレクターが多いので、高く売れる
また、このようなネットオークションやフリマアプリのサービスを利用して、古い切手を高い金額で売るのもいい手段だ。
ネットオークションやフリマアプリでは切手を探しているコレクターも多く、欲しい人へ直接売ることができるため、売れる金額は買取市場のなかでも高い水準を誇っているようだ。
切手コレクターだけが知っている買取・換金のマニアックな裏事情
価値が低い切手を高く売るのにおすすめ
ただ、気をつけておきたいのは、このようなネットオークションやフリマアプリでの取引だと、基本的に値段なども自分で決めていかなくてはいけないので、実は数十万円にもなる切手を安く売ってしまったという危険もある。
あくまで価値の低い切手をできるだけ高く売りたいときなどに利用するのがいいだろう。

高額になりやすい切手とは…
上記では、切手の買取を行っている業者やサービスについて簡単ではあるが紹介した。買取を考えたときにどこで売ればいいのかという点を以外とわかっていない人は多く、売るところを間違えて損をしてしまうことも少なくないので、この機会にしっかりと押さえておくといいだろう。
次は、高額になりやすい切手がどんな切手なのかについて記述してので、押さえていこう。
中国切手
切手の価値が今最も高騰している切手の種類で有名なのが、この「中国切手」である。
記念切手は高額買取されている
基本的に中国の歴史的な記念として発行され、毛沢東の記念で作られた切手は、高額で買取されていることでも有名である。
今最も高額な買取がされている切手であり、数枚で数万円の価値がある切手もあるようだ。間違いなく高額になる切手だろう。
富裕層の増加に伴い切手の価格も高騰
中国のここ数年での経済成長は凄い勢いで伸び、世界でも有数の市場となった。そのことで中国バブルなどの言葉できたぐらい世界に影響を与えている。
そして中国では富裕層も増えており、その富裕層間で中国切手の取引が活発化しているため、中国切手の価格は高騰しているのである。高い中国切手になると1点100万円の切手もあるようだ。つまり、中国切手は高額になる可能性の高い切手である。

記念切手
記念切手は、国家的行事を記念して発行される郵便切手だ。
販売される郵便局や販売期間、枚数に定めのない普通切手とは大きく違い、枚数も限定で印刷されるもので、場合によっては販売される郵便局や販売期間、郵便に使用できる期間までも定められるため、通常の切手とくらべると入手も困難な切手である。
記念切手が発売されるとき、徹夜組なども発生したり、行例ができたりすることも度々あり、メディアで放送されることも多い。また、キャンペーンや文化財の紹介国家的宣伝などの意図をもって発行される切手を、収集家は特殊切手と呼ぶようだ。
このような記念切手も非常に貴重で、また希少価値が高い切手のため、高額での買取となりやすいのである。

プレミアム切手
プレミアム切手は高額になる切手のなかでも、1番高額になりやすい切手である。
古い記念切手がプレミアム付き
プレミアム切手は、言葉通りプレミアムが付いている切手となるわけだが、上記で記述した記念切手と少し被るような切手はあるが、基本的に古い記念切手のことを指す場合が多い。
本コラムでは古い切手を取り上げているが、古い切手で買取価値が高いのは、このプレミアム切手だろう。
昭和30年以前の記念切手
現在では昭和30年よりも前の切手がプレミアム切手と言われており、歴史的価値、また希少価値などが付き、数十万円の査定となる場合も多い。
少し記念切手と似ているところはあるが、プレミアム切手は基本的に昭和30年より以前の記念切手だと思っておくといいだろう。
使用済の切手であっても古い切手なら高く売れる場合も
また、基本的には未使用であるものが高く買い取ってもらえる切手ではあるが、なかには使用済であっても売れる切手というものが存在している。
高額買取になる可能性の高い切手
それも昭和30年以前の切手に多いのだが、歴史的な価値や希少価値がある切手であれば、使用済だとしても高額で売れる切手となっている
特にここ最近価値が高まってきている中国切手などは、使用済のものでも高額で売れる切手も多い。
価値の有無は自己判断しない
そのため、使用済の切手だから価値がないと自己判断で処分しないほうがいいだろう。
そのような使用済の切手はまず、買取に出してみたり、ネットオークションやフリマアプリへ出品してみたりすることをオススメする。
消印自体に価値がある切手というのもある
また、使用済みの切手の特徴でもある消印だが、その消印自体にも価値があるケースも少なくないので覚えておくといいだろう。
押し方で価値の出る消印
世界には様々な郵便局があり、人気のある郵便局の消印は切手よりも価値が高いということもある。
また、その消印の押し方にも価値があるようだ。
どういうことかというと、切手の枠内に入るように丁寧に押された消印は、高価値となりやすいようなのだ。
記念印
そして、その中でも記念印と言われる消印が最も価値が高い消印とされている。
ある国を上げた記念ごとに対して作られた印を使用して、短期間限定で押しているような消印がある。そのときの消印が押された切手になると高額査定となることもある。
このように、記念印と言われる消印によって切手の価値が急激に上がる場合もあるので、不要な切手は絶対に自己判断で捨てないほうがいだろう。
価値のある消印リスト
- 特殊通信日付印(特印)
- 小型記念日付印(小型印)
- 風景入通信日付印(風景印)
- 初日印
- 満月印
古い切手の買取金額一例まとめ
ここまで、古い切手の買取を考える上で押さえておきたい、基本的な知識やポイントについて合わせて紹介してきた。なので、しっかりとこの機会に覚えておこう。
そして最後に、古い切手が実際にどれくらいの金額で売れるものなのかをここで紹介しておくので、参考にするといいだろう。
- ●たくさんの切手ブックとシート…302,500円
- ●バラ切手とブックと中国相手の一括買取…452,000円
- ●中国切手1980年 年賀切手(申)子ザル…200,000円
- ●中国切手1967年 毛主席の長寿をたたえる 8種完…160,000円
- ●プレミアム切手 ピードロを吹く娘…4,500円
- ●プレミアム切手 月に鷹シート…13,000円
- ●プレミアム切手 見返り美人シート…14,500円
上記が古い切手の実際に買取された金額となる。
金額をみてもわかるように、まとめて貴重な切手を売ることで数十万円の買取になるというのは驚きだろう。このような切手を幸運なことに持っていた場合、出来るだけピンセットで扱い、ストックブックと呼ばれる保管用の本でしわやカビを避けるようにしよう。出来るだけ素手で触らず、綺麗な状態を維持するようにしておこう。
基本的に切手は単品で売るのではなく、まとめて売ったほうが買取金額も上がるのである。そして、買取金額も40万円くらいになることもあるようだ。
おすすめ買取店:チケッティ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
チケッティは東京都内に6店舗を構える金券・チケットショップ。切手はバラやミニシートも買取対象としている。店舗に出向かなくてもオンラインで簡単に手続きできる郵送買取がおすすめだ。
まとめ
ここまで、古い切手の買取市場について紹介してきたが、切手の買取では非常に高価な金額となることがある。
価値が下がっても十分高額買取されている
ただ、現代ではプレミアムな切手の価値は一時期に比べると全体的に下がったとも言われている。それでも、今でも価値のある切手になると数十万円にも上る買取金額となっているのである。
この切手市場は一部の切手愛好家、収集家によって成り立っている市場であるので、全体的な価値が落ちても、そのなかでより価値が高まる切手が出て来るだろう。
現在は昭和30年以前の切手が高い価値
年月が立てばまた、切手の価値もさらに変わってくるだろうが、現在高く売れる切手は昭和30年以前の切手が最も価値が高い切手となっているようだ。
ここで紹介したポイントや買取金額は基本知識ともなるので、押さえておくといいだろう。
