財布の中を整理していたりして、昔使っていたテレホンカードを見つける人は少なくないだろう。また、テレカのデザインが気に入り、テレカをコレクションとして集めていた人も少なからずいるはずだ。しかし、現在ではテレホンカードはまったくといっていいほど使うことがなく、若者の間では持っている人はまずいないだろう。
当コラムでは、不要になったテレホンカードは払い戻しが可能なのか、公衆電話でつかう以外に使い道はないのか、についてまとめていく。不要なテレカを持っている人は、ぜひ最後まで目を通していただきたい。
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需要がなくなったテレホンカード
昔は誰もが1枚はテレホンカードを持っていた。しかし、今ではほとんどの人がスマホで電話をかけているため、テレホンカードを使用する人はほとんどいなくなっている。実際、テレホンカードを使用するための公衆電話の数自体も年々減少傾向にあり、昔と比べて街中にある数も減っているのが事実である。
「公衆電話での利用に使う」という用途が減れば、当然テレホンカードの需要もなくなっていく。財布の中を整理し、昔のテレホンカードを見つけて懐かしくなる人もいるだろうが、テレホンカードはほかに使い道はないのだろうか。たとえば、払い戻しなどで現金に換えられたりはしないのだろうか。
テレホンカードは払い戻しはできる?
使っていないテレホンカードを見つけたとき、捨てるのがもったいなくて払い戻しなどを考える人も多いはずだ。しかし、結論から言ってしまうと、テレホンカードの払い戻しはできない。バス共通カードやハイウェイカードなどは払い戻しは可能だが、テレカは基本的にどこに持ち込んでも払い戻しはできないようになっている。
また、現在出回っているテレカは磁気式カードとなっているが、昔はICテレホンカードも出回っていた。ICテレホンカードは現在では使用できないため、磁気式カードに切り替えることができたが、それも2006年の段階で切り替えが終了している。
磁気式カードにはそれぞれ度数があり、50度、100度、300度、320度といくつか存在していたが、現在出回っているテレカはほとんどが50度と105度だ。もちろん、使用できるのもこの2つの度数のテレカだけである。
そのため、ICテレカの場合はそのまま処分、50度、105度の磁気式テレカを現金に換える場合は、金券ショップで売るのがいいだろう。
不要になったテレホンカードの使い道
まだスマホや携帯電話が普及していなかった頃は誰もがテレホンカードを持っていたと述べたが、今ではスマホさえあれば無料で電話ができるため、テレカを使用する機会はほとんどない。しかし、実はテレカは電話をかける以外にも使い道があるのだ。
以下では、不要になったテレホンカードの使い道についてまとめていく。テレカはただ持っていても意味がなく、不要なのであれば少しでもお得な使い道を考えるのがおすすめだ。具体的に、テレカには以下のような使い道がある。
金券ショップなどで売る
まず第一として、不要になったテレホンカードは、金券ショップなどで売ることができる。金券ショップでは株主優待券や航空券、その他のチケットやカードの買取をおこなっており、昔の不要になったテレカなども積極的に買取している。もちろん、ボロボロの状態などでは買取されないケースもあるが、基本的にはテレカは金券ショップで売るのがおすすめだ。
現在は大体1枚200円~700円の間で買取されており、限定のカードなどは数千円~数万円で買取されることもある。金券ショップで売る場合は、以下におすすめの業者を紹介しているので、そちらもぜひ参考にしていただきたい。
NTTの電話料金に使う
実は、テレホンカードはNTTの電話料金の支払いに使うことができる。使うときは1枚につき50円の手数料がかかってしまうが、不要で使い道のないテレカを少しでも役立てることができるのであれば、ぜひ使用しておきたいところだ。
現在対象となっているのは、NTT・ISDN・ひかり回線となっており、ほかの電話回線の支払いには利用できないので注意しておこう。使用するときは「116」に電話し、料金支払いに使う申し込みをして郵送すればOKだ。使わずに財布の中に眠っているのであれば、固定電話料金の支払いに使えるかどうか確認してみよう。
オークションやフリマでまとめ売りする
さきほどは、不要にあったテレホンカードは金券ショップで売るのがいいと述べたが、業者で売るほかにもオークションやフリマを利用して売る手もある。実際、アイドルやアニメとのコラボテレカなどは、業者で売るよりもオークションなどで売ったほうが高値がつきやすくなっている。
テレカのコレクターやファンの多くは、オークションやフリマなどでグッズを探したりするので、場合によっては業者より数倍高い金額での売却も狙える。しかし、そうしたプレミア価値がついているテレカはかなり少ないので、普通に売却したいのであれば買取サービスが充実している業者で売るのが一番だといえるだろう。
テレホンカードの売却におすすめの業者
テレホンカードは主に金券ショップや不要品買取業者などで買取がおこなわれている。しかし、昔よりも買取業者の数が増えており、いざ売ろうと思ってもどこの業者を利用すればいいのかで迷ってしまう人も多いだろう。
そこで以下では、テレホンカードの売却におすすめの業者をいくつか紹介していく。不要になったテレホンカードを持っている人で、売ろうと考えている人はぜひ参考にしていただきたい。
チケットレンジャー
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
チケットレンジャーは、金券や公演のチケット、切手や株主優待券などの買取・販売をおこなっている業者だ。他社よりも多くの買取サービスやキャンペーンを実施しているため、高価買取が狙いやすいという特徴がある。
取り扱いしているチケットも豊富で、テレカの買取も強化している。また、常に市場価値をチェックしているため、アイドルやアニメのテレカなどの希少性が高いものは期待以上の価格で買取してもらえるだろう。
買取は宅配・店頭の2つの方法で対応している。宅配買取は基本的に送料自己負担となっているが、買取金額が30万円を超える場合は無料になるので、高額買取が狙える人は覚えておこう。店舗は銀座や東京、六本木などに4店舗構えている。
甲南チケット
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
甲南チケットは、株式優待券や商品券などを中心に買取している業者だ。基本的にチケットやカード類はなんでも買取しており、幅広い取り扱いジャンルが魅力の業者でもある。サービスや対応の評判もよく、はじめての人でも安心して利用できる。
買取価格に関しては、他社と比べて若干低いという声があるが、サービスやキャンペーン、取り扱い数などの面で高評価を獲得しており、業者としては重宝されている。専門店で安心して売りたい人におすすめだ。
買取は宅配・店頭の2種類の方法から利用できる。店頭買取の場合は、東京や大阪、京都などにある35店舗のどれかに持ち込んで買取依頼してみよう。宅配の場合は全国対応しているが、送料は自己負担となっているので、その点はしっかりと確認しておこう。
ダイヤチケット
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ダイヤチケットは、航空券や旅行券などを買取している業者だ。ほかにも、株主優待券などの金券や、テレカといったカード類の買取もおこなっている。常に市場での価値を把握しているため、プレミア価値がついているテレカもしっかりと査定してくれる。
また、他社よりも高額での買取が狙える業者として人気が高く、利用者の満足度も高くなっている。はじめての人にも親切・丁寧な買取サービスを実施しており、いつでも安心して査定を任せることができるだろう。
買取は宅配・店頭の2種類の方法で対応している。宅配は全国対応となっているが、送料は自己負担となっているので、遠方の場合はできるだけ送料がかからない方法で発送しておきたい。店頭買取の場合は、新宿の店舗に直接持ち込んで買取依頼してみよう。
アクセスチケット.com
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
アクセスチケット.comは、新幹線の回数券や株主優待券などを中心に買取している業者だ。チケットや不要になったカードの買取に対応しており、テレカももちろん買取してくれる。価値のあるテレカであれば、予想以上の価格で売れることもある。
査定スタッフは相場を常に把握しており、実績と経験も豊富なので安心して査定を任せられるだろう。まとめて売ればよりお得な価格で売却できるサービスもあるため、テレカを売るときはできるだけまとめて売るのがおすすめだ。
買取は店頭と宅配の2つの方法で対応している。宅配の場合は送料が自己負担となっているので注意しておこう。また、入金の際の振り込み手数料もかかり、入金も遅いという声があるので、一応頭に入れておこう。だが、利用者の満足度は高く、チケット業者としては重宝されている。
大黒屋
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
大黒屋は、金券やブランド品などを扱っている業者だ。買取ジャンル数は業界でもトップクラスとなっており、時計やバッグ、サイフやお酒、家具や家電まで何でも買取対応してくれる利便性が高い業者でもある。
それぞれのジャンルの専門家が在籍し、相場価格と照らし合わせた価格を提示してくれるため、納得のいく価格で売却できるだろう。また、買取金額がアップするサービスも豊富で、テレカの場合はまとめ売りすることで査定額をアップさせることができる。売るときはまとめ売りを意識しておこう。
買取は宅配・店頭・出張の3つの方法で対応している。どの買取方法でも手数料や費用はかからず、自分の好きな方法を選択できるのが魅力。全国に210店舗を超えており、年間買取実績数も150万件を突破。他社と比べて安心感のある買取業者だといえるだろう。
テレホンカードをできるだけ高く売る方法
最後にテレホンカードをできるだけ高く売る方法についてまとめていく。テレホンカードの中には高く売れるものがあるが、そのためにはいくつか注意しておくべき点がある。適当に買取に出してしまうと、売ってから後悔することにもなりかねないのだ。
少しでも高くテレホンカードを売りたいと思っている人は、以下の点についてチェックしておこう。
綺麗な状態で売る
テレホンカードを売るときは、綺麗な状態で売ることが大前提だ。当然、カードの状態が悪ければ買取価格は低くなり、あまり高く売れなくなってしまう。カードは傷やスレ、折れ目などがつきやすいので特に注意しておくべきである。
また、使用済みのテレカなどもやはり査定では減額の対象となってしまう。言うまでもなく未使用のテレカがもっとも買取価格が高くなっている。一度でも使用していれば中古品とみなされ、新品の買取価格では売れなくなってしまうのだ。テレホンカードを売るときは、できるだけ綺麗な状態、未使用状態で査定へ出すようにしよう。
レア度が高いカードを一緒に売る
テレホンカードの中には、1枚数十万円するレア度の高いプレミア価値があるテレカもある。そうしたテレカと通常のテレカをまとめて売ることで、買取金額を高くすることができる。もちろん、プレミア価値がついているテレカは数少ないが、昔持っていたテレカが今になって価値が出ているケースも少なくない。
特にアニメやアイドル、ゲームのキャラクターとコラボしたテレカは、当時限定品として登場したものが多く、そうしたカードは現代でも高額で売買されている。希少性が高いものはどれも価格が高騰しているが、テレカも同様、今では手に入らないものは高額で取引されているのだ。
業者比較をしてから売る
テレホンカードの買取をおこなっている業者はたくさん存在するが、高価買取を狙うのであれば、複数の業者で比較してから売るのが効果的だ。というのも、業者によって買取価格は異なっており、場合によっては数千円~数万円の違いが出ることもあるのだ。いくらプレミア価値のあるテレカを持っていても、査定でしっかりと価値を判断されなければ大した金額にはならないので注意が必要である。
また、業者を比較する際は、買取価格だけでなく買取の方法や手数料の有無についてチェックしておくのも大切だ。テレカの買取業者は大体金券の買取に対応している業者だが、金券業者は宅配買取の送料が自己負担のケースが多い。遠方から発送すると大きな金額がかかる場合もあるので、細かいところまでしっかりとチェックしておこう。
まとめ
当コラムでは、テレホンカードの払い戻し、不要になったテレカの使い道などについてまとめてきた。実際、今ではテレホンカードはほとんど使う機会がないが、まだまだ新しいテレカは販売されており、昔のカードも使えるようになっている。電話をかける以外にも売却したりNTT料金の支払いに使ったりなど、調べればいくつか使い道があるのがわかる。
不要になったテレホンカードを持っている人は、ここでの情報を参考にし、少しでも何かのために役立ててみてほしい。



