カルティエはフランスの高級宝飾・時計ブランドであり、170年以上の歴史を誇り、古くから各国の王族や富豪の御用達ブランドとして活躍してきた。
高品質でハイセンスな宝石類で大変有名で、宝飾界の頂点に君臨し続けている。カルティエは歴史と威厳を持つブランドなのだ。
今回はそんな世界最高峰のブランドであるカルティエの腕時計の買取相場をまとめていくので、買取を検討している方にはぜひ参考にしてみてほしい。
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こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。
カルティエとは
カルティエとはフランス発祥のジュエリーブランドである。1847年に創業され、ティファニー、ブルガリ、ハリーウィンストン、ヴァンクリーフ&アーペルと並んで世界5大ジュエラーと呼ばれている。
元はジュエリーから始まり、時計、革製品、筆記用具などを取り扱っている。
カルティエは創業当初からイギリス王室、ロシア、ギリシャ、ベルギーなど多くの王国との関係を深めていくことができたため、国王や大富豪の御用達のブランドとして確固たる地位を築いた。
ジュエリーから地位を確立していったカルティエだが、腕時計もクオリティが高い。カルティエの腕時計は世界初の腕時計と言われている。
飛行機の父と呼ばれるアルベルト・サントス・デュモンが、飛行機の操作をしている時にでも見ることができる時計を要望したことから、腕時計という形の時計が生まれた。
現在もこの時計がサントスウォッチとして生き続けている。カルティエの腕時計は、宝飾ブランドでありながら、シンプルで実用性が高いことで人気を博しているのだ。
サントスウォッチを生み出した後も、様々な人気シリーズを輩出し続けいている。

カルティエの人気シリーズ
カルティエは様々な時計を出している。今回はその中でも人気のラインを紹介していく。人気のラインということは必然的に需要が高く、買取価格が高いことが分かるだろう。
これらの人気シリーズを理解しておくことで、買取価格の高いカルティエの時計が分かるので理解しておくと良いだろう。
タンクシリーズ
カルティエの人気シリーズの一つがタンクである。1917年に誕生したタンクは100周年を迎える。
タンクの魅力というのはそのデザイン性である。タンクが誕生する背景には、懐中時計の使い勝手の悪さがあった。
第一世界大戦時、兵士が懐中時計を見るのにいちいち出し入れしなくてはいけないという不便さを解消する必要があった。
懐中時計にベルトを巻いて腕時計にしていた中、当時の戦車をモチーフにしたタンクが登場する。
それまで懐中時計の改造程度の腕時計しかなかった時に、長方形の形をした腕時計のタンクが登場したことにより、腕時計の使い勝手のよさ、デザインが人気を博し、現在にも受け継がれているのだ。
タンクのデザインは腕時計のデザインを確立した点において、歴史的なものなのである。そして発表当初から変わらないデザインを貫いている世界的にも稀有なシリーズである。
タンクシリーズにはタンク アメリカン、タンク フランセーズ、タンク MCなど様々な種類がある。
バロンブルーシリーズ
バロンブルーはカルティエが2007年に発表した比較的に新しいシリーズである。
フランス語で青い風船を意味しており、コロンとした可愛らしいデザインが人気である。ガラス盤が風船のように膨らんでいること、リューズガードという独特のデザインが特徴になっている。
これまで、タンクやサントスなど、四角形のケースが主流であったカルティエにおいて、丸型のケースというのは珍しく、新しいファンを取り入れることに成功した。
長い歴史を持つカルティエからすれば、まだ歴史が浅いバロンブルーが数年でカルティエの中でも定番を勝ち取ったことから、バロンブルーが人気であることが証明されている。
パシャ
パシャはタンク、サントス、バロンブルーというカルティエの定番の一つとして有名だ。人気な理由はそのデザイン性によるところが大きい。
リューズプロテクターが付いており、それがチェーンで繋がっている。これがデザインの個性感をアップさせており、パシャらしさを押し上げる非常な要素になっている。
また、文字盤は他のシリーズとは異なり、ローマ数字ではなく、アラビア数字を採用している。そして、数字は3,6,9,12のみになっている。
一部のモデルではあるが、格子状のマスクであるグリッドが付いているものもある。こちらもデザインのインパクトを押し上げる重要な要素の一つとなっている。
このグリッドは取り外しが可能であるので、その時の気分に合わせてつけるつけないの選択が可能である。
また、パシャは先ほど挙げたバロンブルーに先駆けて、カルティエの中でケースが丸いモデルであることも人気の要因になっている。
カルティエの買取相場
ここからはシリーズごとに相場をお伝えしていく。当然、ここに載せたているのはあくまでも参考程度だと思っていてほしい。
付属品の有無や、その時計の状態によって価格はバラつくからだ。また価格の幅は上限数値であることに注意してほしい。
以下の相場は箱や証明書などの付属品がちゃんとついた値段になっている。
箱や保証書がない場合にどれだけ影響を及ぼすかについては、モデルにもよって異なってくるが、5,000円〜20,000円ほどの差がついてきてしまう。
もし箱や保証書がない場合はこれくらいの値段はまず落ちてしまうので注意が必要だ。
タンクシリーズ
カルティエ タンクMCは四角く、堅牢な見た目が特徴の時計だ。数あるタンクシリーズの中でもモダンで漢らしい仕様から人気が高い。
時計の心臓であるムーブメントもカルティエ製のものを使っており、まさにカルティエの技術力の結晶とまで言うべき商品なのだ。
バロンブルー
青い風船という意味を持つバロンブルー。丸い文字盤に3時のインデックスのところに特徴的な円があることで有名なモデルだ。
バロンブルーはモデルによって買取価格が違うが、基本的には200,000円~700,000円の枠に収まる。バロンブルーは登場から10年以上のロングセラーとなっている。
サントス
航空界の父、アルベルト・サントスの友人であるカルティエが彼のために作ったモデルだ。このモデルは海中時計を取り出すのが困難だったアルベルトのために作った歴史あるモデルとなっている。
カルティエの歴史を作った逸品であり、現在もサントスはモデルを変えながら生産が続いている。古くから続いている四角のベゼルは今でも健在だ。
サントスはエントリーモデルからハイエンドモデルまで様々なラインナップがあり、モデルによって買取相場はまちまちだが、150,000円~1,000,000円が相場となっている。
パシャ
カルティエといえばパシャと思い浮かべる人が多いほどの人気モデルだ。カルティエには珍しいスポーツウォッチだが、美しい見た目から女性に人気である。
カルティエは角型ケースのイメージが強いが、このパシャは丸型ケースを使っているというのが特徴的だ。買取相場は100,000円~400,000円となっている。しかし、モデルによっては600,000円を超えるものもあるので覚えておこう。
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カルティエは誰もが知っているブランドの時計であるため、中古市場での取引も多く、相場は常に変動し続けているといっていいでしょう。売ろうと思って相場を調べたものの、忙しくて売る機会を逃してると、相場価格が大きく動いてしまっていて損をしてしまった、なんていうことにもなりかねません。常に複数の買取業者の相場を知っておきたいところです。
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時計を高く売る方法
カルティエの査定ポイントを紹介していく。まずカルティエは純粋な時計ブランドではない点に注意が必要だ。
宝飾ブランドとしての地位もあるので、どちらかと言えばファッション性が重要視される。つまり、買取の査定をする上で流行の影響を受けてしまう傾向が強いということである。
流行りのモデルであれば高値が付くし、流行りが過ぎてしまっていればそれほどの高値は出ない。 ただ、一部のモデルに関しては価値が確立しているものもあるので、流行の影響をあまり受けないものもあることを理解しておこう。
時計を綺麗にする
カルティエの腕時計をより高く売るためのポイントとしては、査定をする前に商品の手入れは必要になってくる。埃や、汚れがあるとその分印象が下がるので、柔らかい布や、中性洗剤で磨いておくことを推奨する。
時計をキレイにすることで、査定員の印象アップにつながるし、キレイな方がもちろん買取価格は高い。簡単さゆえに忘れやすい対策なので気を付けよう。
また、極端に温度の高低差が高い窓ぎわなどに置いておくと買取価格が下がりやすい。なぜなら金属に良くない影響を与えるからだ。
基本的に時計は温度差が激しくなく、湿度もちょうど良いところに置いておくと良いだろう。また、箱に入れっぱなしのものはホコリがついてしまうので定期的に清掃しよう。
付属品をつける
次に付属品の添付はできるだけしておいたほうが良い。保証書、箱、説明書、コマなど、なるべく買った時に付属していたものが多い方が査定する際に値段が上がる。
特に箱、保証書は、コレクションとして腕時計を持つ者からすると必要になってくるアイテムであるので、なるべく箱、保証書は一緒にしておきたい。
箱、保証書がない場合の査定には与える価格の影響は上記の通りである。続いてはオーバーホールで、オーバーホールとはメーカーなどにおこなってもらうメンテナンスのことである。
オーバーホールをしておくことで、普段は見えない箇所についてもメンテナンスしておいてくれるので、時計としての価値を高めておいてくれることになる。
オーバーホールをおこなうことで証明書が発行されるが、この証明書も査定に影響してくるので、お忘れないよう注意しよう。
まとめ売りする
また、査定をおこなう際には、もしいくつか査定するものがあれば、まとめて査定した方が買取金額が高くなるところもある。もし複数点あるならまとめて査定することをおすすめしたい。
まとめ売りのメリットとしては買取業者からの買取金額が上がる点だと説明した。この理由としては査定にかかる時間や費用が個別で売りにくるより安くなるからにある。
1点1点時間を割いて見積をしたりするより人件費がかからず、買取業者にメリットがあるからこそ買取価格が高くなるのだ。
おすすめの買取業者
高級時計は大切なものだし、せっかく売るのなら高く売りたいところだ。しかし、買取業者は業者数が多すぎて分からないという方もいるだろう。
今回は独自に調査したおすすめの買取業者を紹介していく。大手であればあるほど信頼性が増すし、販売ルートの多さから買取価格が上がるという特徴がある。
その特性を生かして、今回は時計貴族、銀座パリス草加店、とけい堂.comという大手買取業者3社を紹介する。どちらもおすすめなので相見積もりをしてみると良いだろう。
時計貴族
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
時計貴族は札幌で唯一、時計を専門としている買取専門店である。つまるところ、札幌付近においては時計貴族の鑑定士のレベルは非常に高いものであり、近辺に住んでいる人なら候補に入れるべき業者であると言える。
専門であることから、アンテイーク物や、滅多にお目にかかれないモデルの時計に関しても造詣が深く、ちょっとした微妙な変化によって値段が変わる時計にも、適切な査定額を導き出してくれる。それぞれのモデルに合わせた売却ルートを持っているので、高価買取が可能となっている。
銀座パリス草加店
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
銀座パリス草加店は、埼玉県草加市に拠点を構え、全国展開しているブランド品の買取業者である。当然カルティエのようなブランド物の高級時計も多数扱っている。腕時計に関してはコンデイションの良さを重視していて、状態の良いものほど高価な査定額が期待できる。
全国展開をしているという利点を活かし、流通ルートを多数確保しているため、高価での買取が実現している。単純に流通網が広いだけでなく、各店舗同士のアライアンスを重視しているため、グループ企業ならではの査定が実現できているわけだ。
とけい堂.com
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
とけい堂.comは東京都台東区に拠点を構える時計専門業者である。とけい堂.comは日本だけでなく、海外市場とも値段を比較した査定方法を取っていて、このことによって他の業者に勝りこそすれ引けを取らない高額での査定を可能にしている。
カルティエのような高級ブランドの時計ほどこの査定方法は有効であり、ものによっては50万円近い差が出てしまうほどである。業界経験25年のバイヤーによる鑑定がおこなわれるので、まさに買取にあって隙がない業者だと言えるだろう。
まとめ
カルティエの腕時計はそのデザイン性の高さ、実用性の高さから世界中で人気がある。流行による影響はある程度受けてしまうが、その価値は下がりにくいとも言われているので、高く売れるケースが多い。
買取の際に箱、保証書がないことで査定金額は下がってしまうので、なるべく箱、保証書はとっておくことが好ましい。しかし、もし無くても問題はないので、諦めずに査定してもらおう。
保証書に関して言えば、オーバーホールの証明書が保証書の代わりになることもあるので、保証書がない場合はオーバーホールをしておくことをお勧めする。※オーバーホールの費用が高い場合は必要ないかもしれないが。
買取業者も全国に展開しており、かつ海外にもネットワークを持つ会社なので、買取がしやすく、かつ高額に査定をしてくれることだろう。ぜひ買取を検討しているのであれば参考にしてみてほしい。
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