スイスのブランドロンジン(LONGGINES)。翼のついた砂時計という特徴的なシンボルを掲げたロンジンの時計はモダンでエレガンスな雰囲気で、どんな年代の人が持ったとしてもしっくりくる魅力を秘めている。そんなロンジンが過去にリリースしてきたアンティーク時計や懐中時計の買取相場を調査していく。
しかし、ひと口にアンティーク時計と言ってもたくさんの種類があるので、今回はその中からロンジンコンクエストクラッシック 4990.9.657 チタンモデルの買取価格を調査し、相場を算出していくこととする。
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こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。
偉人にも愛された歴史あるロンジンの魅力
今回ご紹介するロンジンコンクエストクラッシック 4990.9.657 チタンモデルの生みの親であるロンジンは、歴史のあるブランドである。名だたる歴史上の偉人たちに愛用されてきたことでも知られている。ロンジンの創業は1832年と古く、日本はまだ江戸時代で黒船も来航していない頃だ。
これほど長い歴史を歩んできたロンジンだからこそ、教科書に掲載されるような歴史上の偉人たちの目にもとまり、重用されてきた。ロンジン愛用者である偉人のひとりは、日本の幕末を駆け抜け、明治維新の主役とも呼べる西郷隆盛だ。西郷隆盛は、ロンジンの懐中時計を愛用していたという記述が残っている。贈ったのは薩摩藩第12代藩主の島津忠義で、1869年頃とされている。
もうひとりは知らない人はいないであろう偉人、アルバート・アインシュタインだ。腕時計と懐中時計のふたつを愛用しており、どちらもロンジン製だったようだ。腕時計は1929年製、懐中時計が1943年製だったという記録がある。相対性理論という、時間的な概念を覆した物理学者が愛用していたのだから、ロンジンの信頼性は抜群である。
ロンジンは独創的で革新的な発想が魅力
スイスのサンティミエを拠点として運営しているロンジンは、1832年に創業した。伝統・エレガンス・パフォーマンスを製造のテーマとして掲げて、独創的で柔軟な発想とデザインとでつねに新しい時計を展開してきたブランドである。1866年にレ・ロンジン(Les Longines)という土地に工場を開設したことにちなんで、ブランド名をロンジンとした。
こうした歴史の上に築かれた確かな実績と信頼で、スイスの老舗腕時計ブランドとしての地位を確立している。当時はラウンド型の時計が主流だったが、オーバル型や長方形といった独創的なデザインを商品化したり、沖縄が返還された年にはすでに液晶表示の腕時計を商品化したりするなど先進的で革新的な発想で次々と新しい商品を世に送り出した。
また、日本が世界に誇る時計ブランドセイコーが商品化するより15年も前に、高精度のクオーツ時計の開発を始めており、その性能を実証するなど、古い発想にとらわれずに自由で広大な発想で、貪欲に商品を開発していることが伺える。
買取価格を比較
レトロで落ち着きのある、シックで高級感漂うデザインが魅力のロンジン コンクエストクラッシックの買取価格を5社ピックアップし調査した結果を紹介していく(2020年2月8日現在)。以下では5社分の買取価格を調べ、それを一覧表にまとめているので参考にしてほしい。
買取業者 | ロンジンコンクエストクラッシック 4990.9.657 チタンモデル買取価格 | |
---|---|---|
1 | 買取り堂 | 35000円 |
2 | BRAND OWL ブランドアウル | 10000円 |
3 | ぜに屋 | 6000円 |
4 | 時蔵 | 5000円 |
5 | ブランド宇都宮 | 4000円 |

それぞれの業者について、解説していく。
買取り堂:35,000円
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
買取り堂は、島根県に展開するリサイクルショップだ。家の中でいらなくなったもの全般をリユースすることをメインにしているリサイクル業者である。買取価格は地域No.1を目指して最大限努力してくれるので、査定に出す際も安心できる。販売でも中古品や新品を含めて、リーズナブルな価格で多種多様な商品を取り扱っており、顧客の目線を大切にしていることを感じる店舗運営も強みである。
査定するのは、常駐している専門バイヤーなので、提示される査定額も信用できる上に、査定にかかる費用はすべて無料なので、店頭買取以外でも遠慮なく出張買取や宅配買取を依頼できる業者といえる。買取り堂におけるロンジンコンクエストクラッシック 4990.9.657 チタンモデルの買取価格は、35,000円となっている。
BRAND OWL ブランドアウル:10,000円
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
BRAND OWL ブランドアウルは、埼玉県で展開する買取業者である。その店舗は実に小さい小型店舗だが、小さくアットホームな店舗にすることで店舗運営にかかるコストを最大限まで抑えることができるのだ。カットしたコストは、買取の査定金額という形で可能な限り還元してくれるようになっているので、顧客心理としてはとても嬉しい
小型の買取専門店だからこそできる、こだわりや強みを前面に打ち出した運営が魅力の買取業者だ。親身に相談に乗ってほしいというアットホームな人にはおすすめの買取業者である。BRAND OWL ブランドアウルのロンジン フラッグシップ L4.874.4.12.の買取価格相場は、10,000円となっている。
ぜに屋:6,000円
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ぜに屋は、長崎県で展開する買取業者だ。創業してから現在まで約70年の長い歴史のなかで、地元の人たちの信頼を得て実績を重ねてきた。蓄えた豊富な経験や知識を生かし、正確な査定をおこなってくれる。ぜに屋は買取業者だけではなく、質屋でもある。
質入れすることで現金融資を受けることも可能となっていて、買取や家庭で保管しにくい毛皮や着物といった品物を万全の管理体制で預かってくれるサービスなど幅広く対応している。質屋である、ぜに屋のロンジンコンクエストクラッシック 4990.9.657 チタンモデルの買取価格は、6,000円となっている。
時蔵:5,000円
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
時蔵は、石川県金沢市に店舗を構える買取業者である。ロレックスやパテックフィリップをはじめとする、世界中の有名ブランド時計の取引をメインとする、高級腕時計買取と販売専門店だ。店舗は、金沢百万石の城下町にあるため、店舗イメージも和を基調とした、ゆったりとして落ち着きのある空間にデザインされている。
また、アフターメンテナンスでも自信がある時蔵は、ダメージのひどい腕時計でもオーバーホールして再販をすることができるため、買取範囲が広いのも魅力といえる。時蔵のロンジンコンクエストクラッシック 4990.9.657 チタンモデルの買取価格はというと、5,000円となっている。
ブランド宇都宮:4,000円
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ブランド宇都宮は、栃木県宇都宮市にある買取業者だ。地元に根付き、地元を大切に営業してきたこともあり、顧客のことを常に第一に考えてサービスをおこなっている。そうして積み重ねてきた信頼と実績は、ブランド宇都宮の実力の証明といえるだろう。買取査定も店頭買取や出張査定、郵送査定など、さまざまな方法を選ぶことができるので、自分の生活スタイルにあった方法を選ぶことができる。
経験豊富なバイヤーが査定を担当するので安心して任せることができる。他店での査定に違和感を覚えたり、不信感を覚えたことがある人にはおすすめできる買取業者である。ブランド宇都宮のロンジンコンクエストクラッシック 4990.9.657 チタンモデルの買取価格相場は、4,000円となっている。
ロンジン懐中時計の買取価格比較
現在では、使用している人の数は少ないが、根強い人気がある懐中時計にも焦点をあててみよう。だた懐中時計の場合、買取実績がある業者が絞られており、懐中時計のモデルもひとつに絞ることが困難だったため、買取業者の名前と買取価格のみの記載となる。(2020年3月時点)
買取業者 | 買取価格 | |
---|---|---|
1 | エコランド | 64713円 |
2 | Dan-sha-Ri | 50000円 |
3 | なんぼや | 44000円 |
4 | エコスタイル | 20000円 |

買取価格では、遺品整理もおこなっているエコランドが最高額だった。しかし、対象となる懐中時計のモデルや状態、業者の在庫状況などによっても大きく異なることを把握しておいてほしい。しかし、ロンジンの懐中時計のなかには、かなり古いモデルもあったが、軒並み数万円の買取価格を付けていることが分かる。
実績がある業者は少ないもののロンジンの懐中時計は時計専門の買取業者だけでなく、アンティーク・骨董品の業者でも受け付けている。壊れているからと捨ててしまわず、まず買取業者に相談してほしい。
高価買取のコツ
ロンジンコンクエストクラッシックの買取相場は、おおよそ12,000円といったところだった。古いモデルであることから値段がつきにくいのは確かで、今回の査定は本体のみの極上品であった場合と仮定した値段になっている。もっと品質の良い保管状態で付属品がついている場合は、大きく査定額が変わってくるので、この結果に諦めずに査定依頼をしてみてほしい。
ここからは参考情報なのだが、少しでも高価買取をしてもらうにはいくつかポイントがある。それが以下の内容だ。
- ・付属品をすべてそろえる
- ・できる範囲で綺麗に見えるようにする
- ・イベント時期の前に査定依頼する
- ・口コミで買取業者の有無をしっかり比較検討する
査定も人間がおこなうので、適当に依頼したのでは査定価格が安くなってしまうことも否定できない。これから説明する方法を試して、高額査定に繋げていってほしい。内容は難しくないので、実行可能なのでぜひ試してみることをおすすめする。
付属品をすべてそろえる
もっとも簡単なわりにプラス査定に大きく影響するのが、付属品を合わせて査定に出すことだ。購入時に付いていたさまざまな付属品を捨ててしまっていないのなら、今すぐ探してほしい。
時計本体の良し悪しにかかわらず、購入時に付属した箱や保証書、説明書やメンテナンスキットなどがそろっているのなら、一式そろえて査定に出すことで、プラス査定をしてくれる可能性が上がる。買取店側の立場からすれば、できるだけ新品と同じ状態にして販売した方が、買い手がつきやすいためである。
できる範囲でキレイに見えるようにする
どうせ買取ってもらうのだから汚いままでいいという考えを持っている人がいるなら、その考えは改めた方がいいだろう。ドロドロになった時計は愛着の証であることは認めてもらえるとしても、いざ買取価格に反映しようとしても、なかなか難しい。
買取業者からすれば、腕時計の掃除にもコストがかかる。コストは、買取価格から差し引かれることになるため、買取価格の上昇を目指すのであれば、なるべくキレイな状態で査定に持ち込もう。
イベント時期の前に査定依頼する
クリスマスやボーナスの時期などのイベントシーズンは、誰かへのプレゼントや自分へのご褒美で、顧客側の購買意欲が高くなる時期にあたる。買取業者としては、来客した人たちにたくさんの品物を見て、買ってもらいたい。イベントシーズン前には品物を充実させておきたい想いから、高額買取につながる可能性が高くなる。
買取業者をしっかり比較する
全国に数え切れないほどの買取業者が存在しており、身近なところにも何店舗もあることに気づくだろう。その中から今回は5社に絞って価格を調査したわけだが、この価格はあくまでも参考である。今回紹介した業者以外にも条件の良い買取会社が存在する。
口コミや査定額、対応などの情報を比較検討するなどして1社でも多くの買取業者から査定をすることが大切になってくる。そうすることで、1社だけの査定では見えなかった真実が見えてくる。比較対象を複数持つことで、その査定額が本当に信頼できるかを判断することができるようになるので、しっかり比較するようにしよう。
まとめ
この記事では独自に選定した5社による価格をベースにロンジン ドルチェヴィータ L5.512.4.11.6の買取相場が、12,000円であることを算出した。また、懐中時計の買取価格も軒並み数万円を付けていることも把握できた。
これはあくまでも一例であり、品物の状態や査定に出す時期によっては金額が大きく変動することは理解しておいてほしい。その上で、高額査定につながるポイントを意識して、ぜひとも後悔のない査定額で成約できることを祈っている。