一時、査定機能がストップしていたCASH(キャッシュ)だが、2017年8月24日からサービスを再開した。「目の前のアイテムが一瞬でキャッシュに変わる」というフレーズで注目を集めたCASH。はたしてどのように生まれ変わったのだろうか。今回は再開されてから変更されたポイント、そして気になる現金化の受付時間についても紹介していこう。
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話題のCASHが買取アプリとして再開!
CASH(キャッシュ)の利用方法はとても簡単。無料アプリからキャッシュに変えたいと思っているアイテムの情報を入力して写真を撮るだけで査定額が表示されるといったものだ。品物を送らず、すぐに現金を受け取ることができるため、身近なアイテムを即現金化できるアプリとして多くのユーザーから注目を集めた。
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質屋アプリとして注目を集めていた
最初にリリースされたときの仕様は、現金を受け取ったあと「アイテムを送る」か「キャッシュを返す」を選択するようになっていた。アイテムを送りたくない場合は、現金化した額にキャンセル手数料として15%を上乗せして返すと取引が完了する。
- 【例】
- 10,000円を現金化した場合、
- 10,000円+(10,000×0.15)=11,500円を返金。
このキャンセル手数料が利子のように思えるせいか、ネット上では「質屋アプリ」と言われており、“買取り”というよりも“質屋預かり”と認識されていたようだ。
一時はヘアゴムが現金化できたことも…
しかし想像以上の査定数となり、依頼が殺到してしまったことから、査定機能が一時停止された。わずか16時間あまりのあいだに7万点以上も依頼が殺到し、3億6,000万円以上が現金に変えられたそうだ。その際、ヘアゴムも現金化できたことでも話題となった。

買取アプリCASHのサービス停止から再開まで
CASHの公式サイト(https://cash.jp/)で公開されていた写真には、大量の服、ブランド財布、そしてダンボールの山が写されていた。トラックいっぱいにアイテムがなんども届いたため、オフィスはダンボールで埋め尽くされていたそうだ。
公開されていたサービス停止から再開までのデータをまとめたので一部を紹介しよう。
「アイテムを送る」と選択したユーザーが多かった
CASHでは、総額366,293,200円が現金化された。その後、「キャッシュを返す」を選択したユーザーは全体の2%で、残りの98%は「アイテムを送る」と選択したそうだ。
実際に大半にユーザーがアイテムを送っていたため、現金返却という不要な部分を削除するという結果に至ったとのこと。
銀行振込が多く、引き出し金額は8,623円/1回
1回あたりの引き出し金額は8,623円。一人当たりのキャッシュ回数は平均3回であった。またユーザーの多くは現金を引き出す際、銀行振込を選んでおり、手軽に思えるコンビニ受け取りは19%ほどだった。
身近なアイテムが現金化されていた
査定結果の価格帯は1,000円~4,900円が半数以上の70%を占め、adidasやNIKI、AppleやLouis Vuittonなどの知名度の高いブランドが多かったようだ。スポーツメーカーから高級コレクションブランドまで、様々なブランドが現金に変えられていた。
また、身近なもの・身につけているものが多く、トップス→シューズ→財布・小物の順にキャッシュに変えられていた。「目の前のアイテムが 一瞬でキャッシュに変わる」というキャッチフレーズが体現されていたということだろう。
CASHの新しい機能とは?
CASHのサービス再開とともに新しい機能がアップデートされた。
現金化できる金額が明確に
月間で3億円、一日あたり1,000万円がキャッシュの上限額となった。アプリでも一日にキャッシュにできる金額が表示されるようになり、「キャッシュにする」の上部にその日の限度額が表示される。ユーザーが安定してサービスを利用しやすくなった。
ただし、一日の上限額に達すると翌日までキャッシュにすることはできない。
ユーザーの評価制度
新しくユーザーの評価制度というものができた。いままでの取引内容を参考に星5段階の評価がつけられる。継続的に利用している優良ユーザーに対しては良い査定結果が提示されるようになり、査定時に申告したアイテムと実際の状態に差異がある場合は評価が下がり査定金額も下がってしまう。
アプリの画面
上記でも紹介した通り、多くのユーザーが「キャッシュを返す」ではなく「アイテムを送る」を選んでいた。そのため現金で返済といった機能を削除し、アイテムをすぐに送りやすい画面に変更。同時に取引のキャンセル料も無料となった。
取引期間の変更
前回まではアイテムの取引期間が2ヶ月と設定されていた。この期間内であれば「アイテムを送る」か「現金を返す」を選ぶことができた。だが、94%のユーザーが1週間以内にアイテムを発送していたため取引期間が短縮され2週間になった。
買取アプリとして認識されていく
上記でも軽く紹介した通り、CASHの買取りは質屋預かりに似ていたため、一時「キャンセル手数料は質屋営業法の許可がないと違法なのでは」といった声も散見された。このキャンセル料は、あくまでも機会損失を埋めるための手数料だったが、利子のように上乗せした金額を支払うため少々グレーなイメージを持つ方も少なくなかったようだ。

しかし、今回のアップデートで機能を一新したため、よりアイテムの買取りに注力するとのことだ。質屋アプリというよりも、きちんと買取アプリとして認識されていくだろう。
アイテムを送るのもかなり簡単
アイテムを送るときは、ユーザーに無駄な手間がかからないようになっている。アプリのアクティビティから「アイテムを送る」をタップし、初回のみ住所などを登録する。
すると宅配業者が自宅まで集荷に来てくれるので、面倒な準備もかからず家にいたまま取引が完了する。もちろん送料無料であるため、いままでの買取りよりも気軽になったのではないだろうか。
受付時間は?いつならキャッシュに変えやすい?
買取アプリとして再開したCASHだが、利用する側からすると現金化できる受付時間が気になるところだ。「CASHのアプリをダウンロードしたけど、いつなら現金にかえることができるか分からない…」そんな方に向けて受付時間について解説していこう。はたして何時ならキャッシュにしやすいのだろうか。
一日に、1,159人が利用できる!?
CASHはアップデートに伴い、一日の上限価格が1,000万円に設定されため、より安定的な利用が可能になると予想されている。CASHを運営する株式会社バンクのプレスリリースによると「初月は最低3億以上のキャッシュ化を目指す」と掲げられていた。ということは一日最低1,000万円のキャッシュが動くということだ。
前回のデータをもとにざっくばらんと計算してみる。
- 10,000,000円/一日の上限
- 8,623円/一人当たりの引き出し金額
- …1,000万円÷8,623円=約1,159回
あくまでも概算であるが、一日で一人が一回現金化すると仮定すると、1,159人が利用できるということだ。
人気すぎて1時間あまりで上限に達することも
だが、サービス自体が注目されているせいか、アプリをアップデートして2時間弱で当日の上限額(1,000万円)に達した。また、2017年8月31日時点でも午前10時に査定が再開されてからわずか1時間ほどで上限に達している。これは日に日に依頼が殺到しているということかもしれない。
一日の受付時間はたったの1時間。いまのところ午前中だけしか現金化できないようだ。
今後も利用者数が多くなると考えられる
現在、CASH はiOS向けのアプリであるため、まだAndroid端末に対応していない。今後Androidアプリも配信されるようになると利用者が増えて行くことが見込まれている。そうなると、早々に当日分の受付が終わってしまうかもしれない。もちろん上限キャッシュ額は改善されていくようだが、当分の間はタイミングを見計らって現金にかえる必要があるだろう。
すぐに現金化したいときの選択肢が広がる
CASHは、フリマアプリやネットオークションのように個人間でのやりとりが不要であるため、現金にするまでの工数や時間を大幅に短縮した。少額アイテムを出品しているにもかかわらず値下げ交渉があるわけでもなく、売れるかどうかが不透明といった不安感もない。
買取価格は一回あたり最大で2万円。高級ブランドの買取りと考えると決して高額ではないが、ユーザーからすると、少額をすぐに現金化したいときの選択肢がかなり広がったのではないだろうか。
すぐに現金化したいなら買取サイトもあり
CASHがまた新たにスタートした中、スマホ買取サービスも新しくスタートさせている。
今、買取サービスで注目されているスマホのマーケットが運営する買取サービススママDASHプラス。ジャンクスマホなど不要になったスマホでも値段をつけてもらえ、送料やキャンセル時の返送料も無料だ。アイホンなど人気シリーズなどは特に故障していても高値で買取してもらえる可能性が高い。中古スマートフォンのフリマサイトを運営するスママだからこそできるサービスや買取価格になっている。
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ウイルス
対策
CASHの受付時間=上限に達したとき
CASHが買取アプリとして再開され、大きく変わったポイントは以下の通りである。
- ・一日の上限が1,000万円に設定された
- ・ユーザーの評価制度ができた
- ・「キャッシュを返す」がなくなった
- ・取引期間が2ヶ月から2週間に変更された
また、受付時間は一日の上限に達したときと言えるだろう。もちろんCASHの受付時間は今後改善されていくと考えられる。すぐにキャッシュに変えたいと考えるなら、あらかじめ査定だけ完了させ、翌日の10時から現金化するとスムーズかもしれない。