RAIJINやKIWAMIといった特殊な製品名を付けるFREETELは、型番・品番に関しても変わった命名規則のあるSIMフリースマホブランドだ。MVNO事業も行っているFREETELは、自社ブランドのSIMフリー端末も取扱う特殊なメーカーとしても注目を集めている。また月額299円から高速データ通信を使えるこのブランドは、スマホ利用にかかるコストをなるべく抑えたいと考える主婦や若い世代からの人気も高い実態があるようだ。
今回は、名称だけでなくMVNOのサービスにもさまざまな魅力の詰まったFREETELについて、人気製品の命名規則や特徴、型番・品番の調べ方などを徹底解説していきたい。

FREETEL MIYABI / masato_photo
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FREETELの特徴と歴史
FREETELは、プラスワン・マーケティングによって運営されている携帯電話端末およびMVNOのブランド名だ。2013年にAndroid搭載SIMフリースマホ・freetelを発売したこの会社は、翌々年の2015年にブランド名を小文字から大文字のFREETELへと変更を行っている。また市場全体の活性化が期待できるMVNOのサービスについても、同年7月からスタートさせていたようだ。
FREETEL SIM
自社ブランドのSIMフリー端末を提供するFREETEL SIMは、ドコモ系回線を使ったMVNOだ。自宅でかんたんFREETELスタートや自宅で簡単本人確認といったサービスを充実させているこのブランドは、初めてのMVNO利用で契約方法や端末設定などに不安を抱えたユーザからも高い評価を得ている。
またLINEやTwitter、Instagram、Facebookといった人気SNSがカウントフリーになるプランもあるため、膨大なパケット代に悩まされている皆さんにもおすすめ度の高い選択肢だと言えるだろう。
楽天への事業継承
FREETELの運営会社であるプラスワン・マーケティングは、分割したMVNO事業を2017年11月1日付けで楽天モバイルに継承することを発表した。今話題の格安SIM事業を切り離したとも言えるプラスワン・マーケティングは今後、FREETELブランド端末の製造販売に力を入れていくと見られている。
またMVNO事業がなくなったエネルギーがスマホ開発に注がれると考えれば、FREETELスマホへの期待度はかなり高いと言えそうだ。
FREETEL製品の型番・品番の調べ方
FREETELブランドから発売されたスマホやタブレット端末の型番・品番は、下記いずれかの方法を使って調べていく形となる。
設定(Android端末の場合)
FREETELスマホの型番・品番は、搭載されたOSによっても調べ方が変わってくる。日本国内の2大スタンダードとも言えるAndroid搭載の場合は、設定メニューから端末情報を開いてその中に書かれているモデル番号を確認する。またAndroidの端末情報から更に端末の状態へと進んでいくと、シリアル番号もチェックできる仕組みだ。
設定(Windows 10 Mobile端末の場合)
これに対してKATANA02などのWindows 10 Mobile搭載スマートフォンの場合は、設定メニューからデバイスという項目を開くと、その中に型番品番に繋がるモデル名やデバイス名なども書かれているようだ。このように設定メニューを使う完動品の場合は、Android・Windows 10 Mobileどちらであっても型番の調査を容易に行うことができる。
本体外側・バックカバー
FREETELのロゴが小文字だった時代に発売されたpriori2などの場合は、本体背面に大きく製品名が書かれている。これに対して大文字のFREETELブランドとなった2015年以降に発売されたモデルの大半は、シンプルなデザインによって本体外側に製品名などが書かれていない実態があるようだ。
バッテリー・電池パック
本体内部にあるバッテリーにも、prioriやMIYABIといった製品名が書かれている。しかし近年発売されている薄型スマホの多くは、FREETELブランドに限らずバッテリーの取り外しができない端末も非常に多い実態があるため、この方法で調査をする際には注意をして欲しい。
取扱説明書・保証書
外箱や保証書、取扱説明書にも製品名は書かれている。製品名のベースが和名となる比較的新しいモデルの場合は、外箱に「雷神」のような形で誰もがわかりやすい漢字で製品名が記載されていることもある。また大変コンパクトな取扱説明書のスタートアップガイドには、RAIJINなどの製品名だけでなくFTJ162Eなどの型番も括弧書きで記載されているようだ。
FRETEL製品の命名と型番・品番の付けられ方
大文字のFREETELブランドになった2015年以降に発売されたモデルには、下記のように和名をローマ字に変えた製品名が付けられている。これに対してAndroid上にも表示される型番については、KATANAやMIYABIといった製品名の前にこのブランド独自のルールで設けられたFTJ152Eなどの管理番号が付けられる形となる。
- KATANA01 → FTJ152E-katana01
- KATANA02 → FTJ152F-katana02
- MUSASHI → FTJ161A-MUSASHI
- MIYABI → FTJ152C-Miyabi
- REI → FTJ161B-REI
- KIWAMI → FTJ152D-Kiwami
- KIWAMI2 → FTJ162B-KIWAMI2
- RAIJIN → FTJ162E-RAIJIN
型番がなくても商品検索可能なFREETEL
上記のように全ての型番に製品名の入るFREETELの場合、RAIJINやKIWAMIといったモデル名のキーワードだけでも大半の商品情報が検索可能な実態がある。またFREETEL+REIといった形でブランド名をつければ、検索の確実性もアップするため、複雑な型番を設ける一般的なスマホメーカーと比べて、FREETELはネットを使った情報収集を行いやすい位置付けと捉えて良いだろう。
FREETEL KATANA01 / KATANA02の特徴と製品名の由来
2015年登場のKATANAは、国内で最も早くWindows 10 Mobileを搭載した話題のスマートフォンだった。プラスワン・マーケティングの増田薫社長は、「KATANA01の発売時に世界でもおそらく2番目の早さ」という自信を持った発言をしていた。
「刀」を想像させるシンプルなローエンドモデル
その名のとおり「刀」をコンセプトとするKATANAシリーズは、斬新な製品名といった部分でも多くのユーザの関心を高めていた。FREETELの中でもローエンドモデルに位置付けられたKATANAは、12,800円という驚きの新価格で発売されていたようだ。LTE対応スマホの中でも最安のカテゴリに入るKANATAは、少しでも安くSIMフリー端末が欲しいと考えるユーザにとっておすすめ度の高い存在だったと言えるだろう。
FREETEL MUSASHIの特徴と製品名の由来
宮本武蔵をなぞらえた二刀流をうたうMUSASIは、2つ折り携帯電話の使い勝手をそのままにして、スマホの機能を搭載したガラホと位置付けられる商品だ。一時期から14,800円の新価格が適用となったことにより、なるべく安くガラケーを入手したいと考えるユーザの中にもMUSASHIに目を向ける方々が増えたと言われている。
二つ折りなのに大画面の「武蔵」
武蔵には、普通のガラケーよりも遥かに大きな4インチ液晶が表と裏の2面に搭載されている。またスマホと同じように画面を使って操作をすることもできるため、文字入力は物理ボタン、画面スクロールなどは液晶といった形でユーザのスタイルに合った使い方も可能となっていたようだ。
FREETEL MIYABIの特徴と製品名の由来
定価が19,800円となるMIYABI「雅」も、大手キャリア会社の1/3ほどで購入可能なリーズナブルさで話題になったモデルだ。ホワイト、ブラック、シャンパンゴールドのみとなるこのモデルのデザインは、どちらかと言えば男性向けとなる。
コスパの高さで話題の「雅」
操作性やつながりやすさといったバランスの整った雅も、コストパフォーマンス抜群の格安スマホとして多くのメディアで紹介されていた。またmicro SIMスロットを2つ搭載しているMIYABIは、どちらのスロットでも4G・LTEの利用が可能ということで、海外旅行用として複数のMVNOを利用するユーザからも注目を集めていたようだ。
また2,200mAhの高品質バッテリーは急速充電にも対応しているため、旅先や出張先でスマホを使うことの多い皆さんにとってもおすすめ度の高いモデルとなるだろう。
FREETEL REIの特徴と製品名の由来
「麗」をコンセプトとするSAMURAI REIは、FREETEL史上における最薄、最軽量、最も美しいといったデザイン面にこだわった魅力的なSIMフリースマホだ。格安スマホの大半が男性向けのデザインであることに着目したFREETELでは、REIの中で女性に嬉しいシャンパンゴールドやピンクゴールドといったカラーバリエーションを設けている。
コスパ最強スマホと呼ばれる「麗」
背面1,300万、全面800万画素のカメラを搭載したREIは、SNS投稿などをする機会の多いカメラ女子などの間でコスパの良いスマートフォンとして話題になっている。また指紋認証の解除やGoogle nowの起動といったさまざまなナビ機能を集約させたFREETELボタンについても、操作性の高いSIMフリー端末を求めるユーザの間で高評価を得ている。
FREETEL KIWAMI / KIWAMI2の特徴と製品名の由来
性能の「極」をコンセプトとするKIWAMIとKIWAMI2は、FREETELの中でもハイエンドモデルに位置付けられている。ブランド名が大文字となった2015年以降に発売のスマホの場合、「極」や「雷神」と達筆で書かれた壁紙により、わざわざ設定情報を開かなくても製品名の確認ができることもある。
FREETEL「極」シリーズの特徴
ハイパフォーマンスの性能を重視したKIWAMI2の場合、MediaTek Helio X20の10コアCPUや、発売後のAndroid 7.0ヌガーへのアップデートといったスペック重視のユーザに嬉しい仕様がたくさん詰まっている。またKIWAMI2はRAIJIN同じタイミングでデュアルSIMスタンバイに対応したFREETEL初のスマホとしても、注目度を高めているようだ。
FREETEL RAIJINの特徴と製品名の由来
大きく「雷神」と書かれた外箱が印象的なRAIJINは、SAMURAI KIWAMI2と同時期に発売された人気スマホだ。5,000mAhの超大容量バッテリーを搭載したRAIJINは、仕事用スマホやiPhoneとの2台持ちをするユーザからも高く注目されるモデルとなっている。
またZenFone3などと同じようにSIMデュアルスタンバイにも対応をしているため、複数枚のMVNOを上手に活用したいと考えるユーザにとってもおすすめ度の高い存在となるだろう。
ミドルレンジ〜ハイエンドモデルの位置付けとなる「雷神」
最上級機のSAMURAI KIWAMI2と比べて15,000円ほど安い雷神は、CPUなどのスペックよりも長時間のSNS利用などによりバッテリーの減りが気がかりな皆さんに適したSIMフリースマホとなる。
またRAIJINように新しいモデルの大半がバッテリーの取り外しが不可となっているため、先程紹介した電池パックから型番・品番を調べる方法は使えないと捉えて欲しい。
まとめ
雅や武蔵、雷神といった日本人に馴染みのある名称が付けられたFREETELのスマホは、難しい命名規則で型番・品番が作られている大手キャリア製品と比べて遥かに情報収集や調査のしやすい存在となるだろう。
またRAIJINやKIWAMIは2017年10月現在でも高価買取の期待できる人気モデルとなっているため、将来的に売却予定のある人は当サイト・ヒカカク!を使って一括査定にチャレンジしてみて欲しい。
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