最近、「VR(Virtual Reality:仮想現実)」に対する注目がますます高まっている。VR元年と呼ばれた2016年からしばらく経ち、家庭用VR端末が登場することでバーチャルリアリティの世界はグッと身近なものになった。いまではゲーミングPCやPlayStation 4(PS4)と接続して楽しむタイプのハイエンドなVRヘッドセットのほか、スマートフォンを装着するタイプのVRゴーグルを使うことで様々なVRを楽しむことができるようになっている。
中でもレベルの高いスマホVRとして注目を集めているGear VR。本体にスマホを装着することで、360°のリアルなバーチャル空間を楽しむことができる。今回は、Gear VRはGalaxy s7で使えるのかなど、気になるあれこれに関してまとめてみた。

Samsung Gear VR virtual reality headset (feat. Samsung Galaxy S6 edge+) / Andri Koolme
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Gear VRとは
Gear VRはGalaxy s7に対応しているかどうかということの前に、そもそもGear VRがよくわからない、という人のためにまずはGear VRについてまとめてみた。是非参考にしてみて求めている商品か検討してみてほしい。
まず、Gear VRを簡単に説明をすると、簡単にバーチャルリアリティを体験することができるヘッドマウントディスプレイで、ゴーグルのように頭に装着する機械である。「Oculus Rift」のOculus社が、スマホの「Galaxy」シリーズを提供しているサムスン社と共同で開発したものだ。
バーチャルリアリティといってもピンとこない人もいるかもしれないが、例えばゲームや映像に使用することができる。ゲームや映像を、映画館などの専用の機械があるところに行かなくても自宅で、リアルにその場所にいるかのように体験することができるのだ。
また、360度の動画の体験が可能で、360度カメラで撮ったものを実際に自分で体験することができる。このように、Gear VRを使えば近未来的な技術を現在で簡単に、手軽に家で体験することができる。Gear VRの内部には、加速度センサー、ジャイロセンサー、近接センサー等が搭載されており、Galaxy本体に搭載されたセンサーと組み合わされることにより、より精度の高いVR体験が可能になっているというわけだ。
使用する際に高性能なパソコン、専用機器、配線コードなどは一切必要ない。対応しているスマートフォンがあれば使用可能で、また、Gear VRで使用できる様々なアプリも、専用のアプリ「Oculus Home」でダウンロードしてそのまま起動することができる。現在Gear VR対応コンテンツは550以上あり、今後も続々と増えていくだろう。
Gear VRの価格
では、かなりハイテクノロジーで値段が高そうに聞こえるが、実際の値段はいくらくらいなのだろうか。どこの量販店で買うか、ネット通販サイトなどにもその値段は左右してしまうが、基本的に14,900円である。
この値段を聞いた時にどう思うだろうか。個人的には、この機能性に対しては非常にお手頃な価格だと言えると思う。この値段でバーチャルリアリティが体験できるというのは、ゲーム好きや映画好きにとっては非常に嬉しい商品であると言える。
そのため、実に購入してすぐに使用したい魅力的な商品であるが、問題はその対応機種である。サムスンが提供しているGalaxy s7で使うことはできるのだろうか。以下にて詳しく検証結果を説明していこうと思う。
Gear VRはGalaxy s7で使える?
調査してみたところ、Gear VRはGalaxy s7で使うことができるようだ。
2017年にはGalaxy s8が発売されているが、Galaxy s7でも十分快適なバーチャル空間を楽しむことができる。コードレスかつ軽量な設計なので使いやすく、頭につけるだけですぐにVRの世界を堪能できる点も評価されているのが見られる。最近では屋外や屋内のイベントに導入する企業も増えてきていると言える。
一昔前は、VRのコンテンツの数が少なく、持っていても楽しめないという人も多かった。しかし、現在では状況はかなり変化している。コンテンツやアプリが充実しているというだけでなく、さらにコンテンツが増え、より私たちが思っている以上に楽しむことができるものとなり、世の中にどんどん普及する可能性が高い。そのため、これからさらに発展していく分野として注目度が高まっている。
また、Gear VRとGalaxy s7の組み合わせは、非常に高画質なものとなっていて、高い没入感を味わえるので人気である。
なお、「Galaxy Gear VR with Controller」なら専用のコントローラーもセットとなっている。コントローラーは単体でも購入可能だ。
Gear VRはどの端末・モデルなら動作保証あり?
Gear VRは、サムスンが販売していることもあって、Galaxyスマホしか対応していない。基本的に動作保証があるものは、Galaxy S8、Galaxy S8 Plus、Galaxy S7、Galaxy S7 Edge、Galaxy S6、Galaxy S6 Edge、Galaxy S6 Edge Plus、Galaxy Note 5である。最新情報に関しては、Gear VRのHPを確認すると確実である。
つまり、対応しているGalaxyスマホを持っていない場合は、Gear VRと合わせてGalaxyスマホを購入する必要があるのである。
Gear VRは、安ければ3,000円台のスマホVRがある中で1万円台と高額である。加えてGalaxyスマホも安くはない。合わせて新品を揃えると10万円を越えてしまうだろう。
しかし、スマホVRにおいてトップクラスのVR空間を得られることを考慮すると損のない買い物と言うことができるのではないだろうか。Galaxy S7 Edgeが発売された2016年頃は、まだVRコンテンツが少なくGear VRがついてきても持て余していた方がいるかもしれない。
しかし、前述したように今は使えるコンテンツや楽しいバーチャルリアリティーを活かしたゲームが豊富である。加えて益々充実する可能性は大いにある。登場してからいつの間にか浸透したドローンのように、今後社会でさらに活躍するようになる可能性もある。人気が出る前に早めに入手しておいても良いのかもしれない。
不明点はサポートで解決
説明を見ても実際わからない、問い合わせはどこにしたら良いの?と思う人も多いだろう。そういった場合はサムスンの問い合わせ先にて問い合わせすれば答えてくれる。
大手だけあってサムスンが用意しているGear VRのサポートは充実しているのだ。HPには詳しい状況別の解決例が豊富に載ってる。それだけで十分にほとんどの不明点は解決できるだろう。それでもわからなければ電話やメールでサポートを受けることが可能だ。
また、Galaxyスマホに関しては、購入したキャリアでサポートを受けることになる。docomoやauなどの大手キャリアならサポート体制も整っている。安心して質問や購入をすることができるだろう。
しかし、購入してから不便を感じることはほとんどないのではないだろうか。もし万が一何かあっても、大手がサポートしてくれているので、不安は少ないと思われる。
Gear VRはVRヘッドセットの王者?
一番最初のGear VRの説明を読んだ人は認識していると思うが、VRヘッドセットを販売している会社はサムスン以外にも他にもある。しかし、総じて販売台数を公表したがらない。
ただ、サムスンは、Gear VRの販売台数を公表したことがあり2017年始めには500万台を超えたとされている。加えて、2017年中に1,000万台近いGear VRが販売されるだろうとしており、VRヘッドセットの中ではトップに君臨していることがわかる。他の企業が販売台数を公表したがらない理由は言わずともわかることだろう。
サムスンの一強が続いた背景には、同等レベルのVRヘッドセットが他に登場していなかったことも大きい。サムスンがGear VRを自社のGalaxyスマホにしか対応させてない戦略をとったこともあり、Gear VRを使うためにGalaxyスマホを購入したユーザーも多いのではないだろうか。
ただしこの現状を打破するものとして注目を集める存在が登場した。GoogleのDaydream Viewである。こちらもスマホで高品質なVRを提供してくれるものである。コントローラーも付いていて、価格も1万円以下になるだろうとされている。日本ではまだ発売されていないが、発売されれば大きな注目を集めそうである。
さらに、スマホなしでも単体で使えるDaydream Viewも開発が進められていると言われている。サムスンにとってかなりの脅威になること間違い無いとも言える存在では無いだろうか。
GoogleのDaydream Viewは今はまだ販売台数でサムスンに敵わないだろうが、まだ世界に発表されて間もない段階で大きな期待が寄せられていることを考えると、二社の競争が激しくなってくる可能性はある。競争原理が働いて、ユーザーにとってさらに使いやすいものが誕生するかもしれない。現在のところ、日本においては、国内で入手できるGear VRの方が知名度が高いだろう。
Gear VRの今後
しかし、今後のことを考えるとおそらく脅威となるライバル社はGoogleだけにとどまらず、たくさん出てくるであろう。そうなった場合サムスンはどう戦略を立てていくのだろうか。そもそもなぜGalaxy以外の端末では使えないのだろうか。
考えてみると、世界で第一のシェア率を誇るスマートフォンは群を抜いてiPhoneである。その他全ての機種にて対応可能にすると確かにコストもかかり大変ではあるが、iPhoneで使用可能になればさらに多くのユーザーが使いたがること間違いなしで、かなりユーザー数も増えることが予想できる。
しかし、サムスンはiPhoneを製造しているアップルとはライバル企業という関係でもあることを忘れてはならない。サムスンが提供しているGalaxyはiPhoneに次いで絶大な人気を誇っているスマートフォンだ。1位になりたいという点もあるだろう。Galaxyのみで使用可能にしたのはもしかしたらサムスンの一つの戦略であるのかもしれない。
また、アップルとサムスンはライバル企業であると述べたが、実はサムスンはスマートフォン以外に半導体の事業を行なっていて半導体の分野の方でもかなりの利益を得ている。この半導体だが、アップルにも影響しているのだ。つまり、iPhoneが売れればサムスンも万歳ということである。
そうなるとさらになぜGalaxyでしか使うことができないのか、その理由がわからなくなるかもしれない。他にも脅威のあるバーチャルリアリティーのヘッドセットが出てくれば、サムスンも戦略を変えていくことだろう。
いずれにせよGear VRは販売台数もトップを誇っていて、その他には無い高度な技術や新たな戦略で今後もどんどん人気は伸びていくと考えられるだろう。
知っておきたい発熱問題やVR酔い
Gear VRにGalaxy s7をセットして長時間使うとスマホが発熱してくる問題がある。対策としては、スマホ用冷却シートを使ったり、節電モードにする方法があるが、一番有効なのは、熱を帯びてきたら無理せず休めることである。
体にとっても適度な休憩を入れるほうが、快適に過ごすことができる。発熱してしまうのは、VRアプリやスマホの性質上避けがたいことなので、適度に休めながら使用することがオススメと言える。
まれに、無理に冷やそうとして冷蔵庫などにスマホを入れる方がいるが、これはオススメできない。故障の原因である。熱を帯びてきたら休めることを基本に、使っていこう。
また、VR酔いというものもある。こちらに関してはVRが普及するに連れて生じた問題なので、まだ研究段階であるが、対策として椅子などの安定感があるものに座ってプレイするなど、推奨される対策方法を取っておくことがオススメできる。
Gear VRにGalaxy s7を組み合わせて作り出されるVR空間は、高画質で高い没入感や臨場感を味わうことが可能である。適切な対応をとることで、より快適に存分に味わうことが可能である。注意しよう。
眼鏡をつけたままでも使用可能
視力が悪い人は、眼鏡をつけたままで活用できるかも気になるところだろう。Gear VRは眼鏡をつけたままで使用可能である。Gear VRはGalaxy s7と組み合わせても500g程度の重さなので、眼鏡をつけていても重すぎるということはないだろう。
ただし、裸眼と比べると少々手狭い印象はある。慣れてくれば気にならないと思われる。視力を理由に諦めることはないので安心していただきたい。もちろん裸眼でもプレイ可能だ。
VR体験してみたいならレンタルという手法もある
残念ながら、Gear VRはGalaxy端末以外で位使用することはできない。そのため、Gear VRを使ってみたいけれど、いきなりスマホとセットで揃えるのはためらいがある、という人もいるだろう。そういった人はレンタルという手法を利用してみてはいかがだろうか。実はその手があるのだ。
DMMが提供しているDMMいろいろレンタルなら、Gear VR Consumer Edition+Galaxy S6 edgeのセットを3日間5,000円で利用することができる。実際に体験してみたいというユーザーにとっては非常に便利でお手軽に試すことができるだろう。別に専用のコントローラーなどもレンタル可能だ。実際にレンタルして使ってみて、やはりどうしても買いたいというのであれば買ってみるのも悪い選択肢ではないだろう。
VR分野は、一昔前とは比べ物にならないほど、コンテンツも充実しておりクオリティーが高くなっている。360度のバーチャルリアリティー空間は新しい世界を垣間見させてくれる。いずれはドローンのように、いつのまにか身近な存在になっている可能性も高い。気になる人は、まずはレンタルから活用してみるのも良いだろう。
まとめ
発展途上のVRヘッドセット業界ではあるが、まだまだサムスンが一歩進んでいる印象がある。最高のスマホVRを体験したいなら、Gear VRにGalaxy s7をつける組み合わせはオススメできる。とはいえ、購入するにはなかなか踏ん切りがつかない、という場合にはレンタルで一度試してから決断してみてはいかがだろうか。
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