最近、「VR(Virtual Reality:仮想現実)」に対する注目がますます高まっている。VR元年と呼ばれた2016年からしばらく経ち、家庭用VR端末が登場することでバーチャルリアリティの世界はグッと身近なものになった。いまではゲーミングPCやPlayStation 4(PS4)と接続して楽しむタイプのハイエンドなVRヘッドセットのほか、スマートフォンを装着するタイプのVRゴーグルを使うことで様々なVRを楽しむことができるようになっている。
そんなスマホVRヘッドセットの中でも群を抜いて人気なのが、サムスン提供の「Gear VR」だ。今回は、Gear VRがGalaxy s8で使えるのかなどを詳しく検証していく。これから購入検討予定や悩んでる人にとっては参考になる記事だろう。

CES2016_Samsung_GearVR2_Winters / ETC-USC
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Gear VRってなに?
まず、最初にGear VRについて紹介をしたいと思う。名前を聞いたことはあるがよくわからないという人は、ここで紹介を読んでから下に読み進めると理解が深まるかもしれない。
Gear VRは最初にも述べたように、サムスンが販売しているバーチャルリアリティの体験が気軽にできるヘッドセットである。開発は、「Oculus Rift」を提供するOculus社と共同で行われた。 スマホと一緒に使うことで使用が可能となっている。
Gear VRの具体的な使用方法を少し述べると、専用のアプリ「Oculus Home」をダウンロードしておき、ゴーグルのようなヘッドセットにスマホをはめ込むとそのまま起動するという、たったそれだけで使用開始できるのだ。
特に、コードやそのほか専用機器も必要がないので部屋のスペースにかさばってしまうこともなく、コンパクトで便利な商品だ
目が悪い人でも視力に合わせて映像を変えてくれるので、メガネなしでもバーチャルリアリティを体験することができる。また、メガネをかけたい人はそのままでも体験することができる。
新型「Gear VR」
Gear VRは2017年5月23日、専用コントローラーと同時に新型Gear VRが発売されており、こちらは3代目。初代Gear VRは日本では未発売で、2016年に発売された2代目Gear VRから国内販売が開始している。
2代目Gear VRから3代目Gear VRにかけて変わった点は、視野角の拡大とフェイスフォームの形状、内部色の変更だ。これによって、VR酔いや光の漏れを最小化することが可能になっている。
HMDの説明でよく目にする視野角だが、これは「ディスプレイなどを斜めから見た時正確に画面を見ることのできる角度の指標」のこと。視野角を広げることでディスプレイに映った映像ではなく、自分がその世界に入り込んだような感覚が高まる。よって3代目Gear VRではこれまで以上に高い没入感が得られるようになったのだ。
3代目Gear VRは、これまでの高いクオリティはそのままに、より安定した使用感を追求したモデルと言えるだろう。
3代目Gear VRの特徴として、高い解像度の他に優れた操作性が挙げられる。
3代目Gear VRには「加速度センサー」、「ジャイロセンサー」、「近接センサー」の3つのセンサーが搭載されており、それらとスマートフォン本体のセンサーとが合わることで、追従性が非常に高いという特徴がある。
また、Gear VR本体の側面についたキーやタッチパットにより、Gear VRを装着したままでもスムーズに操作を行うことができる。これにより高い没入感が得られ、Gear VRを装着した人はこれまでにない素晴らしいVR体験をすることができるのだ。
Gear VRの対象年齢
Gear VRの対象年齢は13歳以上となっている。というのもHMDは、眼鏡のように左右1枚ずつレンズが付いていて、それぞれに角度が微妙に異なる映像を映すことで遠近感や立体感を演出している。ただし、このような映像を発育途中の子供が見ると、斜視の発生リスクが高くなると言われている。その点を考慮し、二眼のHMDは多少の年齢差はあれど年齢制限を設けている。ガイドラインにしたがって楽しく遊んで欲しい。
気になる値段は
値段は家電量販店やネット通販サイトにもよるが、14,900円程度とそこまで高額では無い。しかし、対応しているスマホを持っていなければそのスマホを買わなければならないことになるので高額な買い物となってしまうだろう。
そうであったとして新しいスマホを買うほどの価値があるのかというと個人の価値観や求めているものにもよると思うが、気軽に家であそこまでの高技術のバーチャルリアリティを体験できると考えれば、ゲーム好きや映画好きの人にとってはその価値のあるものと言えるかもしれない。
Gear VRはGalaxy s8で使える?
では、読者が一番気になっているであろう本題に戻ろうと思う。結論から言えばGear VRはGalaxy s8で使うことができる。ただし、海外では既に発売されているGalaxy s8だが、日本ではdocomoやauがやっと2017年6月に予約者に販売したばかりである。両者を揃えている人は、まだ少ないのではないだろうか。
しかし、Gear VRはGalaxy s8との連携で真価を発揮すると言っても過言ではない。
また、Gear VRで見られるVRコンテンツは、急速に増えている現状がある。以前はコンテンツが不足しており、あまり興味がなかったというユーザーも、近年ではVRコンテンツのクオリティーが向上していることもあって興味を示す人も多い。
Gear VRを取り入れるなら、やはり最新機種Galaxy s8と組み合わせて使用してみることがオススメと言える。おそらくこれまでにない最高のVR空間を味わうことができるだろう。
Gear VRはどの端末・モデルなら動作保証あり?
Gear VRはご存知の人も多いかとは思うが、使用するには、基本的にサムスンが提供してる対象機種となるGalaxyスマホが必要である。それ以外のスマホでは動作しない。Galaxy s8は使用可能機種なので、安心して使ってみると良いだろう。
基本的に動作保証があるものは、Galaxy S8、Galaxy S8 Plus、Galaxy S7、Galaxy S7 Edge、Galaxy S6、Galaxy S6 Edge、Galaxy S6 Edge Plus、Galaxy Note 5である。詳しい最新情報は、Gear VRのホームページで確認してみよう。
その為、残念ながらスマホで世界的にシェア率が一番多いiPhoneではGear VRを使うことができない。もし対応するGalaxyスマホを持っていないという場合は、購入する必要が生じてくる。
安いものでは3,000円代のスマホVRがある中、Gear VRは前述したように1万円以上と高額な値段である。加えてGalaxyスマホを購入するとなると負担が大きいと考える方がいるかもしれないが、買うだけの価値はあると言えるだろう。
レンタルという手段
また、ここで少し紹介したいのが、もしGear VRを使用したいけど、iPhoneしか持っていない、Galaxyに買い換えなければならないという人は、レンタルで試してみることもできる。やはり、スマホと合わせて購入すると考えるとかなりの高額な金額となってしまうだけに、なかなか購入に踏み切れない人もいるだろう。
そういった理由で新しいGalaxyの購入を迷っている人にオススメなのがレンタルサービスである。そのレンタルを可能にしているのがDMM色々レンタルだ。しかし、残念ながらここではGalaxy s6とのレンタルしか行っていない。
Galaxy s8 でどうしても使用してみたいという場合は、取り扱っていないので購入する必要がある。しかし、Galaxy s6のレンタルで試してよければ、Galaxy s8でさらに満足感を得られること間違いなしだろう。是非一度試してみてほしい
DMMレンタルでのGalaxy s6とGear VRのレンタルの価格は3日間で5,000円である。この3日間思う存分VR体験をできると考えたら割とリーズナブルな値段ではないだろうか
もし、Gear VR対応の機種を持っていなくて購入を迷っている、そもそも購入はしたくないが体験だけはしてみたいという人は是非このレンタルサービスを使ってみることをオススメする。
GoogleのDaydream Viewなら単体で使用できるのか
実はGoogleからも同様に、2017年12月13日、VRヘッドセット「Daydream View」の日本国内での販売を開始した。今のところサムスンが一強となっているスマホVR分野に、風穴を開ける存在として期待されている。
Daydream Viewの特徴
Daydream Viewの特徴として、スマホを利用したVRに関する3つの要素である「OS/スマートフォン」「VRデバイス」「アプリケーション」の全てを最適化し、Googleの主導で高クオリティなVR体験を提供していくという点が挙げられる。どのようなスマートフォンでも使える通常のVRゴーグルと比べると、対応スマホが限られるぶん「OSレベルから最適化されているスマホ向けVR」という点が際立っていると言えるだろう。
Daydream Viewの方がGear VRよりもコンパクトで、ファブリック素材が使われているためにカジュアルな印象を与えるデザインとなっている。ユーザの好み次第ではあるが、より威圧感がないのはDaydreamだろう。また、対象アプリについても、現状はDaydream Viewの方が少ないが、こちらも徐々に増えていくだろう。
しかし残念ながら、Daydream Viewも全てのスマホで利用できる訳ではなく、対応機種が限られてしまっている。国内向け端末としては、Galaxy S8/S8+、ZenFone AR、Moto Z、ZTE AXON 7があげられる。しかし、アップデートによってDaydream Viewに対応する機種が多くなってきたので、Daydream Viewが要求するハードウェア構成をクリアしている端末がアップデートによりDaydream Viewに対応することも珍しくなくなると予測できるだろう。
Gear VRとGalaxy s8の組み合わせは最高の没入感を実現
Galaxy s8の解像度はなんと4Kである。VRの画質もそれ以前の機種より向上している。それにより、ゲームなどの作り込まれた美しい世界を最高の状態で堪能することが可能だ。臨場感や没入感が抜群なので、新しい世界を体験することができるだろう。
スマホVRそのものがまだ知名度が低い為か、あまり大々的に取り沙汰されていることが少ない印象があるが、一昔前とは比べ物にならないほど性能も画質なども向上しているのだ。
特にGear VRとGalaxy s8の組み合わせは最高レベルでスマホVRの良さを味わうことができる。
これからスマホVRを始めるという人、最高のスマホVRを探しているという方には特にオススメできる組み合わせであり。他の低価格のVRとは比べものにならないだろう。
画質が良すぎてVR酔いする?
VR酔いに関しては、まだまだ未知の部分が多く研究が進められている段階だ。画質が良いことでVR酔いをする可能性はないとは言えない。
しかし、もしGear VRを使用していて気分が悪くなったら休むなり、椅子などに座り安定感を得てプレイするなど、基本的なVR酔い防止の事項を守れば、VR酔いを防いで楽しむことができるだろう。あくまでも、無理をしたり、説明に反したことをやらないことがオススメだ。
しかし、ここで一つ声を大にして伝えたいのが、Gear VRとGalaxy s8の組み合わせだからVR酔いしやすいというのは考えづらいということだ。
むしろ、人間工学に基づいた設計がされているGear VRを使うことで、VR酔いを軽減できる可能性が高いと考えられる。
その他VR酔いに関しては、まだ問題が指摘され始めたばかりなので、最新情報をチェックしつつ、キチンと対応していくことが肝心である。
Gear VRアプリは有料か?
Gear VRを手に入れたら、
VRアプリの数は年々増加傾向にあり、楽しめるコンテンツは今や豊富である。久しぶりにVRアプリを覗いてみたという方はその数の多さに驚くことだろう。ざっと確認しただけでも、Gear VRで楽しめるアプリの数は250を越えており、今後さらに増える予定である。発展途上の分野であるだけに今後に対する期待感は大きい。
発熱することはある?
Gear VRにGalaxy s8を装着して長い時間楽しむ場合は1点注意が必要である。それは、発熱の問題が生じる点だ。普段VRでなくてもあまり長時間スマホを使用していたり、映像を見すぎるとスマホが発熱してしまうのと同じように、VRにおいても長時間スマホを使用するとどうしてもスマホが熱くなってしまうのである。
対策としては、スマホ用冷却シートを貼る、節電モードにするなどがあるが、一番は休めることである。VRアプリやスマホの性質上、熱を帯びることは避けがたい。無理をせず、適度に休みながら楽しむことが一番だろう。
まれに、冷蔵庫に携帯を入れるなどの無茶な行動をする人がいるが、これは断じてオススメしない。故障の原因となってしまうからだ。現状根本的に発熱問題を解決する方法はまだ見つかっていないので、様子を見ながら遊ぶのが一番無難と言える。
そもそも発熱をしてしまうということはやりすぎであり、目にも悪いので休みながら調整してやるようにしてほしい。
唯一の欠点?装着時にはカバーを外す
Galaxy s8をGear VRにセットする時は、カバーを外す必要がある。カバーをつけないで携帯を使用している人は少ないのではないだろうか。Galaxy s8をセッティングするにはいちいちカバーを外さないといけない。この点に少々不便さがあると言える。
困ったことがあったらサポートを活用してみよう
Gear VRやGalaxy s8で困ったことがあったらサポートを活用する方法が有効である。Galaxy s8は、購入したキャリアのdocomoかauに訪ねる形となるだろう。Gear VRのホームページのサポートを確認してみると、よくある質問事項などもまとめられていて使いやすい。
状況別の対応方法に関しても豊富な事例が詳細にまとめられており、多くの疑問を解決することができる。疑問点はまずホームページで確認し、それでもわからないことがあれば電話かメールにてサポートを受けると良いだろう。
その際にはモデル番号などが必要なので、ホームページを確認し必要がある書類などは手元に用意しておくとスムーズに確認できる。
大手会社が関わっているので、サポート体制は充実していると言って良い。もし何かあった際も、スムーズに対応してくれる体制が確立されいてることは評価して良いだろう。
まとめ
スマホVRも数多く販売されるようになったが、Gear VRは、その中でも特に素晴らしい出来と言える。加えて、最新のGalaxy s8が合わされば、現状最高峰のスマホVR経験を得ることができるだろう。コンテンツも充実しており、さらに発展する可能性が高い分野であるだけに、今の内に手に入れておく方法も有効と思われる。
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