携帯を1台買いに行ったのに店員さんに説明されるがままに子ども用ケータイやWi-Fiルーターを契約させられた経験はないだろうか。「使わなくても2年間は無料なので!」などと、言葉巧みにオプションパックでキャッシュバックと引き換えに変なものを契約させられて全く使ってないということはよくあることなのだ。そんな不要なものたちはなぜついてくるのか。疑問に思ったことは無いだろうか。その疑問にお答えしたうえで、利用方法・注意点を解剖し、まとめてみよう。

Watching Star Trek / JD Hancock
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オプションパックは時限爆弾かもしれない
不要なオプションとしてなぜ付属的に契約をさせるのかと言えば、彼ら通信キャリアが得をするからだ。実際になんとなく使うと通信料金が結構かかるような契約になっていたり、解約を忘れると解約金で数万円とられたりとやや理不尽な条件になっていることも多い。もちろん、途中できちんと解約できればよいのだが、忘れてしまうのが人間の性。それを狙ってキャッシュバックを契約時の引き換えとして仕掛けてくるものだと考えて良い。
このオプションパックをうまく利用してお小遣いを稼いでいるのが携帯乞食だ。彼らの生態については、以下のコラムなどで解き明かしている。
- 参考:携帯乞食には論理的思考能力が必要?!情報戦の末、MNP転入で高額キャッシュバックを得る方法と注意点。
- 参考:【限定公開】一日に60万円稼いだプロ携帯乞食が特別に携帯運用ノウハウを教えてくれた。【キャッシュバックの鬼】
- 参考:携帯ショップが行う多額のキャッシュバックの正体。あなたも携帯乞食になってみる?
実は使い道のあるキッズケータイ

IMG_0726 / Jason Lander
キッズケータイや、みまもりケータイという名称で売られている物だ。これらは単純な通話機能とGPS機能のみを備えていることが多く、インターネットが使えないため子どもに持たせるにはちょうどいい物だ。しかし、こうした対象年齢の家族がいない世帯では無用の長物となる。契約から2年は毎月2円から600円程度で利用できるが、その期間が過ぎると携帯料金が上がることがあるので、契約内容を確認したい。
だが、このタイプは電話番号を持ち、通話できるプランのためMNPキャンペーン(他社乗り換え)を享受できる。ほとんどの代理店では「複数台で乗り換えするとお得になる」というキャンペーンがおこなわれている。2年無料で使ったあとにメインの携帯とセットで乗り換え、そのうち1台をスマホに紐付けた毎月500円程度のデータシェアプランや、機種代一括ゼロ円だからこそ実現できる割安プランを用いることで総合的に見てとてもお得に携帯電話を運用できる。
使ってはいけないモバイルWi-Fi

Maxis WiFi Modem (Huaiwei E5832) / liewcf
いわゆるY!MOBILE(旧イーモバイル)やWiMAXのルーターもオススメされることが多い。毎月のデータを多く使うなら、毎月の制限がないルーターを活用することで、毎月の通信容量が大容量のスマホの契約より節約することができる。
ただ、契約時に使わなければ料金はかかりませんのでというタイプの説明をされている人は注意が必要だ。そうした契約の場合、使わないことを前提とされているので、使うと普通の契約より割高となっているおそれがある。「せっかく契約しているのだから使ってみたい」という人は代理店へ行って確認してみよう。
また、こうしたモバイルWi-Fiは電話番号も定められているが、契約上はデータのみの契約となっているため、先ほどの子ども用ケータイの欄で述べたような、MNP利用でキャッシュバックを獲得するようなことができないものがほとんどだ。
通信技術は日進月歩で、規格も頻繁に変わるので最低利用期間の2年が経ったら迷わず解約しよう。必要であればまた新しい機種を聞けばオススメしてくれるに違いない。普通に使いたいポケットWi-Fiの選び方については、量販店での「衝動的契約」は禁物?!正しくポケットWi-Fiを比較して購入する方法まとめ。というコラムを参考にしていただきたい。
残念ながら何の役にも立たないタブレット

Tablets and phones / tribehut
一番厄介なのがこのタブレットだ。主回線がなければ単体では契約できないというだけでなく、割引内容からレンタル・機種買い取りまで幅広い契約がある。それぞれについてデータ量も主回線とシェアするタイプや、擬似的にモバイルWi-Fiとして使えるものまであるため、利用中の契約をよく見なおしてほしい。こちらも電話は使えない契約のため、乗り換えの際には役に立たない。機種買い取りプランの場合は解約後、家のWi-Fiで利用できる子ども用タブレットとして利用することが一番望ましいだろう。
まとめ

la terrasse / jenny downing
その他にも画面の保護フィルムやスマホのケースを分割支払いで契約したもの、体重計やフォトフレームなどが付属のオプションとなってくることがある。これらも基本的には乗り換え時に有効活用ができない、さらに最低利用期間が過ぎると料金が上がることが起きるため注意が必要だ。
どれも更新月ではない月に解約しようとすると一律10,000円前後の違約金を支払うこととなる。スマホや携帯を更新月でないときに乗り換えようとした場合、キッズケータイなどとスマホや携帯で最低でも20,000円支払うことになるため、早めに乗り換える予定がある人には足かせになりかねない。これが通信キャリア側の狙いでもあるわけだが。最初の契約時にキャンペーンの金額と違約金を見比べて、お得な選択をすることが必要だ。
トラブルなしでスマホ売買
せっかく携帯を買うにしても、売るにしてもできればトラブルは避けたいものだ。そこでオススメしたのが、中古スマートフォンの売買に特化したスマホのマーケット(スママ)である。

他のフリマサイトとは異なり、売り手と買い手の間にスマホのマーケットが入るので、トラブルが起きにくく安心して売ることができるのだ。さらにネットでの取引になるため店舗に足を運ばなくても自分のタイミングでスマホを売買できるのも魅力の一つといえるだろう。ぜひ参考にしてみてほしい。