医療費負担が少ない高齢者にも医療保険は必要？預金で充分？

高齢者の方は、高齢者療養費制度があるので、公的な保険である程度はカバーできると思います。 高齢者の医療保険についての内容はこちらのリンクに詳しく載っていました！ https://hoken-room.jp/medical/1766

医療保険は医療費負担が少ない高齢者にも必要か？という悩みは、定年退職した両親などを持つと誰でも抱えるものです。実際、一生保障が続く終身医療保険や、高齢でも入れる医療保険など、老後の医療費に備えるための商品は数多くあります。 たしかに、年齢を重ねるごとにケガや病気などのリスクは増えていきますが、どのくらい医療費の負担が増え、どのような公的制度があるのかというのは、専門家でもないとわかりません。誰でも不安になる、老後の医療保険の必要性について調査してみました。 まず厚生労働省の調査による「年齢階級別にみた受療率」つまり保険の受取割合をみてみると、年齢が上がるにつれて入院・外来ともに上がっています。そして、定年後の65歳以上から、外来は75-84歳まで、入院は高齢者になるほど急激に増えます。この流れを見る限り医療保険は入っていた方が良いと言えます。しかし、国民皆保険で医療費給付が段階的に増えるので、詳細を見る必要があります。 70歳以上で低所得になると医療費負担は2割に減ります。さらに75歳以上になると1割にまで減ります。さらに高額医療費に関しては世帯収入に応じて手厚い給付があります。これらの制度から、高齢者になると手厚い負担軽減がありますが、長期の入院になってしまうと、これ以外にも医療費以外の差額ベッド代や食事代などの雑費がかさみます。 医療現場が入院しないで治療する方向で発達してきており、入院の短期化や通院と在宅での治療で済むようになってきています。しかし、長期の入院はせず先進医療を受けないという保証もないため、絶対に医療保険はいらない、とも思いきれないのが難しいところです。 はっきりとした答えは出せませんが、年金生活を圧迫しない程度の保障がついた保険に加入するのは、選択肢の一つでしょう。もし加入を検討する場合、ポイントは2つあります。 1.給付金を受け取って補いたい費用と、月々の保険料のバランス。貯蓄した方が良いような、高額な保険料にならないか計算する。 2.先進医療特約が付いているか。費用が高額になるところに保障が付くように設計する。 この2点を慎重に考慮しながら、保険を検討されるとよいかと思います。

高齢者は公的医療制度が充実しているため、民間の保険会社の保険は必須ではないという考えは合理的で、私も基本的にはその考えです。 唯一、念のために加入しておいたほうが良いものとして、先進医療特約が挙げられます。 もし高度な医療が必要な病気にかかった場合は、保険が適用されないため高額の医療費を支払う必要があるためです。 公的医療制度が充実しているため見落としがちですが、先進医療については対象外ですので、ご自身で保険に入りカバーしたほうが良いでしょう。 もちろん、高度医療を受けれるだけの十分な余裕資金がある場合でしたら、必ずしも保険加入の必要はありません。 保険とは、病気や怪我をしたときに突発的に支払う費用をあらかじめ均して支払っておくようなものですから、一括で払える資金がある場合にはそもそも不要なものなのです（これは高齢者に限らず、若い人でも基本的に同じことが言えます） また高齢になってからの医療保険は、当然ですが保険料が高くなります。 そのくせ手術をしても入院日数は短く、2～3日で退院できるケースもよくあるため、思ったほど費用がかからない状況になっているのです。 もしものための保険ではありますが、その「もしも」のときにかかる費用が少なくなっているのでは、保険に入っておく必要性も薄れることでしょう。 というわけで、十分な余裕資金（入院や手術をしても生活に困らないだけの）がある方ならば保険加入は不要、そうでない方は保険に加入し突発的な支出を防ぐという考え方で良いと思います。 ご参考にしていただければと。

●よりよい医療を受けたい場合は加入することも検討 年齢が上がると転んだり、若いころと違い身体のあちこちに変化が起きるため高齢になってからの医療保険加入を考えたほうが良いのでは・・と不安になりますよね。 昔と比べて自分の身体に自信が持てなくなってくるとなおさらだと思います。 しかし、病院にかかる可能性は高くなっても公的制度で守られているので公的医療保険が適用される病気などについてはあまり心配する必要はないと言えます。 しかし、保険適用外の治療を受けたい、高度な先進医療を受けたい、何よりも良い治療を受けたい、人と一緒のベッドは嫌だから個室にはいりたい、治療がかなり長期となる場合もあるかもしれないといった不安や希望があるとするのであれば、民間の医療保険に加入することも検討するとよいでしょう。 しかし高齢者の場合、医療保険に加入するとなると若いころと比べると保険料はかなりの高額となります。　 また、保険によっては病歴があると保険そのものに加入できない場合もあります。 病歴は黙っておけば大丈夫と申告せずに加入した場合、告知の内容が実際と違っているといざ入院となった場合、保険料を支払っていたとしても保険金がもらえない場合もあります。 告知義務と告知義務違反には十分注意が必要となります。 補償内容が良ければよいほど高額となるので、それを払い続けられるかという不安が増えます。 しっかりと検討し、加入するのであれば生活費に支障のない医療保険を選ぶようにしましょう。