旅館浴衣を買取に出した際に価値はあるのか？

材質、デザインともに高いとは言えない旅館浴衣（業務用浴衣）は、新品未使用でもない限り、着物買取店や一般のリサイクルショップでの単品買取が難しい商品です。特に数回着用した旅館浴衣の中古品1着のみを持ち込んだ時には、査定がついたとしても数十円～数百円にしかならない可能性が高いと捉えた方が良いかもしれません。 こうした形で人気の低い旅館浴衣を現金化に繋げるには、下記2方法のいずれかを実践するのがおすすめとなります。 1.不要な着物や浴衣と一緒に売る 2.ヤフオクやメルカリに出品する まず福ちゃんや浴衣なでしこなどの買取専門店では、あまりコンディションの良くない浴衣や古い着物の買い取りを積極的に行なっています。こうした業者の宅配買取は、要らない着物と旅館浴衣を一緒に段ボールに入れて査定に出せるという意味でも、使い勝手の良いサービスです。また送った旅館浴衣に買値がつかなくても、自宅に集荷に来てもらうことで遠くのゴミ置き場までわざわざ運ぶ手間が省けると考えると、ただ捨てるよりも買取業者を利用するメリットの方が高い場合もあると言えるでしょう。 続いて、着物買取専門店やリサイクルショップの宅配買取を利用するほど多くの不用品がなく、少数の旅館浴衣の処分に悩んでいる人には、ヤフオクやメルカリに出品するというのも選択肢のひとつになります。オークション相場の検索サイトaucfanで調べてみると、この1年で旅館浴衣の取引実績が9件あります。 幅広い体型の人が着用できる旅館浴衣は、自宅に泊まりにくるお年寄り向けの寝巻きとして購入されるケースの多い商品です。9件の取引実績のあるヤフオクでは、1,000円～2,629円ほどの高値で新品浴衣が落札されています。また紛失されることの多い丹前帯にも、2個で500円、13個で1,300円で売れた実績があるようです。 こうした形で2方法のポイントを整理してみると、要らない旅館浴衣や着物が大量にある場合は福ちゃんなどの買取専門店、1～2枚の新品浴衣の現金化にはヤフオクやメリカリの活用が適していると言えるでしょう。