父が急逝したため娘である私が車を売却したいが、名義変更しなければならない？

車の所有者が死亡した場合、売却するためには名義変更を行う必要があります。車は資産である為、つまり相続財産であり必ず手続きが必要になります。売却時点で実在する方でしか取引きはできませんので必ず名義変更が必要です。そして、普通自動車と軽自動車では手続き必要書類が多少異なります。 【普通自動車の場合に必要な書類】 ・戸籍謄本 ・遺産分割協議書 ・印鑑証明書 ・委任状 ・譲渡証 ・車検証 ・自賠責保険証 ・納税証明書 普通自動車は特に手続きに必要な書類が多く、相続権利をお持ちの方が多い場合はさらに種類が増えるケースもあり、手間や時間がかかるでしょう。必要書類だけでも金融機関での相続手続きと同様と言えます。 まず所有者が死亡したことが確認できる書類と、相続権利者を確認できる書類が必要になります。両方を兼ね備えているのが戸籍謄本です。しかし、結婚などで戸籍から抜けている場合は戸籍謄本には記載されない為、除籍謄本や改正原戸籍が必要になるケースもあります。また遺産分割協議書は、代表相続人が所有権を相続することに同意したことを証明する大事な書類です。遺産分割協議書には相続人の直筆かつ実印を捺印する必要があります。もし相続人が一人の場合は不要です。そして実印である証明の為に印鑑証明書が必要になります。代表相続人のみ発行から3カ月以内の印鑑証明書が必要です。委任状や譲渡証についても記入が必要であり、国土交通省のホームページよりダウンロードすることが可能です。 しかし、自動車の価値が100万円以上の場合は、遺産分割協議成立申立書で代用することが可能です。この場合、相続人全員からの直筆・実印捺印が不要になりますので、手続きが簡略化できます。 【軽自動車の場合に必要な書類】 ・軽自動車申請依頼書 ・車検証 ・自賠責保険証 ・納税証明書 軽自動車の名義変更に所有者の名字の認印があれば名義変更が可能です。買取店に買取依頼する場合は上記の書類がすべて必要です。しかし、買取店によっては普通自動車と同様の書類を求められたり、死亡事実が確認できる書類のみ追加持参するよう依頼される場合もあります。買取店によって対応が違うため、以前に確認しておくことおすすめします。

お父様の車を売りたいのであれば、まずは車の所有者情報を「お父様→トピ主様」へ変更しなければいけません！ そして車の所有者情報を変更する際は必ず「名義変更」をしなければいけませんが、名義変更を自分で行おうとするとかなり面倒です…。 用意しないといけない書類は山ほどあるし、新たに所有者となる人の住所を管轄する運輸支局へ足を運んで手続きをしなければいけません！ （運輸支局が遠くにある場合、行くだけでも結構な手間です） なので、名義変更をする場合はお世話になっているディーラーやガソリンスタンド（車検を行っているような大きなところ）などにお願いしてみましょう。 名義変更の代行だけなら2〜3万円で引き受けてくれるので、楽チンですよ◎ 難しい存続のことについても丁寧に教えてくれるので、まずはトピ主様がお世話になっているディーラーorガソリンスタンドがあれば聞いてみては？

亡くなられたお父様の愛車を買取店に売るときには、娘さんへの名義変更を含め下記3つの手続きが必要となってきます。 ・他の相続人との遺産分割協議 ・名義変更 ・自動車の売却 【他の相続人との遺産分割協議】 お父様の乗っていたマイカーは、立派な相続財産です。そのため、売却や廃車などの処分をする前に、お父様の配偶者であるお母さんや他の兄弟姉妹などと一緒に、「誰がどの財産をもらうか？」や「どのように財産を分配するか？」の話し合いをした上で、遺産分割協議書という書類を作成しなければなりません。 【他の相続人に何も言わずに自動車の処分はできる？】 車の売却処分前におこなう名義変更では、遺産分割協議書が必要書類となります。そのため基本的には、他の法定相続人の了承を得ることなく勝手に愛車を売る、処分するといったことはできないと捉えた方が良いでしょう。また故人の残した財産に限らず、遺品や家財道具などの処分を無断でおこなうと、争族といって家族や親戚関係が一気に悪くなるケースも多く見受けられますので、さまざまな物を捨てたい、売りたいといった状況の時こそ早めに他の法定相続人との話し合いをする必要があると言えるでしょう。 【名義変更】 自動車の名義変更は、普通車の場合は陸運局、軽自動車の場合は軽自動車協会で手続きをする形となります。ケースによって内容の異なる必要書類については、下記を中心に最大で13種類もの用意が必要になることもあるようです。また普通車と軽自動車では必要書類にも多少の違いがありますので、注意をしてください。 ・遺産分割協議書 ・相続人全員が確認できる戸籍謄本 ・住民票除票（これまでの所有者（故人）） ・除籍謄本（これまでの所有者（故人）） ・ナンバープレート ・車検証 ・実印と印鑑証明書（新しい所有者（相続人）） ・車庫証明書（新しい所有者（相続人）） ・手数料納付書 ・自動車税、自動車取得税申告書 ・申請書（OCRシート1号書式） 【自動車の売却】 トピ主さまへの名義変更が終わった段階で初めて、お父様の愛車を自由に処分・売却できる状況となります。ちなみに自動車の処分や売却の準備（店探し）は、遺産分割の話し合いをしている最中でもおこなえます。例えば、早い段階でヒカカク！などを使って複数社からの相見積もりをとっておくと、相続財産を誰に分けるか決まった直後にスムーズな手続きが進められると言えそうです。 また良心的な買取業者では、遺産相続などを含めたお客様の事情に合わせて売却スケジュールの調整や名義変更の手続き代行などのサポートもおこなっていますので、上記のような書類の準備に不安があるときには、担当の査定士に事情を話してみるのもおすすめとなるでしょう。 スタンダードな国産自動車などの買取相場は年々下落傾向にありますので、遺産分割協議や名義変更などをスムーズに終わらせて早めに売却手続きへと進んでみてください。