インテリア製品の代表とも言える花瓶は、日用品、ブランド品、食器といった幅広い専門店で売却可能な陶磁器だ。比較的サイズの大きい花瓶は、同じ素材を使った他の陶磁器やガラス製品と比べて高値になりやすい傾向がある。また古い時代に製陶された花瓶の場合は、骨董品や古美術品、西洋アンティーク品としての価値もつくため、幅広い専門店に査定依頼のかけられる存在と位置付けて良いだろう。今回は、このカテゴリの買取相場と査定情報を詳しく確認していきたい。
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こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。
高く売れる花瓶の種類と買取実績、買取相場
幅広い専門店で査定可能な花瓶は、理想的な業者選定という部分でユーザを悩ませることもある。しかしブランドや産地、作家などがわかっている場合は、その特徴からより良い買取店を探すことが可能となるのだ。まずは、多くの買取実績の存在する下記6つの花瓶から、それぞれの買取相場と売却のポイントなどを紹介していこう。
一般ガラスメーカーの花瓶
カメイガラスやKURATAクラフトの花瓶には、家庭用ガラスメーカーとしての信頼性により500円~2,000円ほどの査定がついている。高価買取が難しい安い花瓶を売る時には、コンディションの良さをアピールするために、売却前に必ず綺麗な布を使って周囲を拭くようにして欲しい。またメーカー名などのわからない花瓶の場合は、価値あるブランド食器などと一緒に持ち込んでプラス査定を狙ってみても良いだろう。
バカラの花瓶
バカラの花瓶(フラワーベース)は、サイズと希少性によって買取額にかなりの差が出る傾向がある。流通量の多いコロンビーヌベースなどの場合は、新品未使用品であっても3,000円~5,000円ほどの査定となる。これに対して日本らしい鯉を描いたメモワールジャポニズムベースについては、世界限定50個の希少性によって100,000円~200,000円ほどの高値も期待できるのだ。こういった買取市場の実態から考えると、商品によって査定額に開きの出やすいバカラをコレクションする時には、歴史的価値や販売数などもチェックするべきだと言えるだろう。
マイセンの花瓶
ドイツの名窯マイセンも、花瓶の高価買取実績の多いブランドだ。美術品のような輝きのあるクリスタルガラスの花瓶には、25,000円~55,000円前後の査定が付いている。これに対してマイセンらしい西洋白磁の花瓶の場合は、12,000円~30,000円ほどで買い取られているようだ。
ドームの花瓶
19世紀~20世紀にかけて活躍したドーム兄弟の花瓶には、西洋アンティーク品としての高い価値がある。ヴィトリフィカシオンやジブレといった手法で模様の描かれた花瓶には、ドームらしい魅力によって300,000円~800,000円もの高値がつく。また日本の雪景色を表現した花瓶の場合は、3,500,000円もの鑑定額が付いているため、ドームは希少性やテーマも査定に影響しやすいガラス工芸作家と位置付けて良いだろう。
備前焼の花瓶
日本六古窯のひとつである備前焼でも、たくさんの花瓶が作られている。一つとして同じもののない備前焼の特徴は、花瓶の査定基準に欠かせない希少性を高めている。ろくろ技術の高い花瓶については500,000円~650,000円もの高額査定がつくため、将来的な売却も検討するコレクターにとっても購入のメリットが高い陶磁器産地と位置付けて良いだろう。
金重陶陽の花瓶
明治時代に活躍した金重陶陽は、花瓶の作陶実績が大変多い人間国宝だ。金重陶陽などの作家名のわかっている花瓶を売却する場合は、オンライン査定やLINE査定などを使って「銘の書かれた部分の写真」をショップに送信することで査定士とのコミュニケーションが図りやすくなる。また有名作家の場合は、木製の共箱も査定基準に含まれるため、カビなどが生えないように大事に保管する必要があると言えそうだ。備前焼の再興に尽力した金重陶陽の花瓶の中には、窯の構造を大きく変えた歴史的要素により1,200,000円もの高額査定がついた実績も存在する。
花瓶の買取に積極的な業者 まとめ
下記4つのような花瓶買取に積極的な業者を利用すると、査定士とのスムーズなコミュニケーションにより、売却時の手間やストレスも軽減できる。
レコフ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
花瓶の強化買取キャンペーンを行なうレコフは、東京都内を中心とした出張査定の専門店だ。陶芸作家の銘やブランドのわかる花瓶については、インターネット査定を使って写真を送ればすぐに概算額を教えてもらえる。またレコフでは手数料無料で査定を行っているため、相見積もりを兼ねて気軽に問合せのできるショップと位置付けて良いだろう。
いわの美術
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
いわの美術では、花瓶専用の買取ページを用意している。その中には、人気の高いメーカーや産地に関するコラムも掲載されているため、「自分の花瓶は高く売れるのだろうか?」と不安を抱えているユーザにとっても良き情報源になることだろう。またいわの美術には写メール査定もあるため、LINEアカウントを持たないスマホユーザでも簡単にオンライン査定のできる業者となっている。
おたからや
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ブランド食器や陶磁器、骨董品買取のできるおたからやは、花瓶コレクターにおすすめの業者だ。出張買取の全国対応のできるおたからやを利用すれば、地方都市に住む人でもラリックやバカラ、マイセンなどの花瓶を安全に売却できる。またおたからやでは現在、高級陶磁器の買取強化をしているため、高額査定を狙う人にも満足の対応が得られやすいショップになることだろう。
マルミ工藝社
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
古道具や骨董品カテゴリを得意とするマルミ工藝社でも、有名ブランドやガラスの花瓶を積極的に買い取っている。この業者では、花瓶買取を急ぐユーザ専用の電話番号も用意されている。またメールでの問合せには年中無休・即日返信をしてくれるため、急な入用で花瓶の現金化に迫られている人にも利用のメリットが高い業者になりそうだ。
まとめ
和洋問わずインテリアとして置かれることの多い花瓶は、幅広いニーズにより高価買取の狙いやすい品目となる。また当ページで紹介したようなブランド、産地、人間国宝などの付加価値がある場合は、大半のショップで買取を歓迎してくれるため、一般的な日用品やインテリア用品と比べて遥かに査定依頼のかけやすい存在と位置付けて良いだろう。花瓶、一輪挿し、花入れなどの売却先が見つかりにくい場合は、全国の骨董品や食器買取店の集う当サイト・ヒカカク!を使ってみて欲しい。