かつて、携帯市場においてdocomoの携帯端末として人気シリーズとなっていた、「MOVA」という機種を知っているだろうか。当時、このmova シリーズは人気のシリーズであった。だが、現在では、その名を聞く事はなくなってしまっている。要は、mova に変わる次世代の端末が次々と発売され、市場から消えてしまったのである。それは、急激なテクノロジーの進化という時代の移り変わりによるものでもあった。
現代では、スマホやタブレットなど様々な携帯端末が発売されている。そのなかで、以前のスマホやガラケーなどは、すぐさま過去のモノとなり、不要品となってしまっていることも多いだろう。今回は、ここで以前、docomoで発売されシリーズ化されていた、docomoの携帯端末mova の買取などについて紹介していこう。

左からN503i,N504i,N505iS,N211i。DoCoMoのmova時代は、一途にずっとNを使ってた。 / k14
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docomoの携帯端末「mova(ムーバ)」とは
では、ここでdocomoの携帯端末のmova とは、どういったモノなのかについて紹介しておこう。まず、どういったモノなのかを掴んでおくことは、買取において重要だ。こういったことが高価買取に繋がるので、しっかりとここで押さえておくといいだろう。
ライバル社の製品に対抗するため、日本の主要メーカを集結し開発した
movaだが、かつて日本の携帯電話会社NTTドコモが提供していた、携帯端末のサービスの総称。NTTは、1989年に、当時セルラーグループの携帯端末サービスとして採用されていた、モトローラー社の小型携帯端末MicroTAC(容積約300ccであった)に対抗するため、日本の主要通信機器メーカーを集結し、松下通信工業(現:パナソニック モバイルコミュニケーションズ)、日本電気(NEC、現:NECカシオ モバイルコミュニケーションズ)、三菱電機、富士通の4社と共同で容積200ccを目指したTZ-804型無線機を開発したことからはじまる。
英語movable(動かせる、移動する)の最初の4文字をとってmovaと名付けた
そして、1991年(平成3年)4月から提供を開始した。当時、自動車電話及びショルダーホンなどの商品と区別するため、「超小型携帯電話・ムーバ(mova)」と呼称する商品名とした。「mova」の名称の由来は、英語のmovable(動かせる、移動する)のスペルから最初の4文字をとってmovaと名付けている。この名称は携帯のしやすさ、移動のしやすさを表現した上で、従来の携帯端末よりも使いやすいといったイメージを持たせるような、小型の携帯端末を表しているネーミングであった。
では、なぜmovaはなくなってしまったのか?
上記では、movaがどういった携帯端末だったのかについて、非常に簡単ではあるが紹介した。当時は革新的な小型携帯端末であった、movaがなぜその後なくなっていったのだろうか。次はそこについて紹介していこう。
時代の移り変わりが大きな要因
NTTが共同開発を行った作った携帯端末であるmovaは、その後もデジタル方式時代に携帯端末が移行しても、ユーザー数を着実に増加させていった。そのなかで、いろいろなシリーズの製品を発売している。では、なぜmovaはなくなっていくのかについてだが、それは、テクノロジーの進化とともに、新製品が開発される時代が要因となった。第3代世代携帯電話の端末してFOMA(フォーマ)の登場が、movaを終焉へと向かわせることとなった。
第3世代の「FOMA(フォーマ)」が台頭し、movaを終焉へ向かわせることに
当時、携帯端末の技術の進化は、今以上に著しく次々と新製品、また新機能を開発した携帯端末が世に出される時代であった。そのため、もっと高度な技術を要する製品を各社が開発していくなかで、docomoは第3世代携帯端末として「FOMA(フォーマ)」サービスを開始する、このFOMAは瞬く間にユーザーを獲得していくこととなる。2006年には、FOMAユーザー数がmovaユーザー数を上回り、ドコモユーザー全体に占める割合も過半数に達しており、ユーザ−数の推移からみてもmovaからのユーザー離れは顕著であった。そのためdocomoは、このFOMAにユーザーを集約すべく、movaの技術など大きな移行を押し進めていくことになる。徐々にmovaのサービスは終焉を迎えていくなかで、2012年3月31日限りで自動車電話サービスとともに、終了することが正式に発表され、19年という長いmovaの歴史は幕を閉じることとなるのである。
movaの買取を行っているショップを紹介
ここで、 movaの買取を行っているショップを紹介していこう。movaはサービスが終了しているガラケーではあるが、どのようなショップが買取を行っているのだろうか。知っておくといいだろう。
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movaの買取価格の相場はどれくらい?
報をまとめておこう。ただし、ショップにより違いはあるので注意が必要だ。movaの相場は、100円〜300円までの買取実績のようだ。movaはSIMフリー非対応端末ということもあり、かなり安い買い取りとなるだろう。まとめ
ここまで、movaの携帯端末についてや、その歴史、また買取相場を述べてきた。一昔前に主流であった、ガラケーで人気機種であった、movaは現在生産を終了しているサービスの携帯端末である。その需要度も現代では、極めて低いだろう。もしも、movaの買取を考えるのであれば数百円の買取となることを念頭に入れておくべきだ。ただ、もう何十年かしたら、過去の遺品となり、今後コレクターがこぞって欲しがるレトロな端末として、付加価値が付くかもしれないが、今はそのような価値はない携帯端末ではあるのが実情だ。
参考:どんなに古い携帯も売れる?!まさかのガラケー買取サイトまとめ。