クラガンモアはウイスキー通にも納得できる味と香りを持ちつつも、ウイスキーに慣れていない女性でも飲み易いウイスキーとして人気があるスコッチウイスキーである。そのため需要も高く、買取業者に査定してもらうと比較的高値がつきやすい。ここでは、クラガンモアを高値で買い取ってもらえる店や場所、参考査定価格を紹介していく。
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人気のスコッチウイスキーである理由
まずは、スコッチウイスキーであるクラガンモアが人気の理由とその特徴を簡単に解説する。
クラガンモアは王道をいくスコッチウイスキー
クラガンモアは、華やかで飲みやすいスコッチウイスキーの代表銘柄である。スコットランドの北側に位置する、スペイサイドと呼ばれる地域にある蒸留所で作られている。スペイサイドは昔から最上のウイスキーが作られる場所として知られており、中でもクラガンモアの丘からは良質な水が湧き出るため、その名水を仕込み水に使って作られるクラガンモアはウイスキーとして評価が高いのだ。
クラガンモアの特徴
クラガンモアの特徴は、香りと味わいのバランスの良さである。立ち上がってくる香りは調和がとれている上、コクがあるのに味わい深く、そのハーモニーは、モーツァルトのシンフォニーのようだとも評される。クラガンモアは、日本で人気の高いブレンデッドスコッチウイスキー、オールドパーの根幹となるキーモルトとして使われていることもあり、スコッチウイスキーの中でも日本で名の知られたものの一つである。
スコッチウイスキーの特徴でもあるスモーキーフレーバーが強くないため、ウイスキー初心者でもとっつきやすい飲みやすさだ。ブレンダーのようなウイスキー通も納得の個性を持つクラガンモアは、需要も高く、条件がそろえば買取価格も高くなるウイスキーだ。
高値で売ることができる場所
十分に高値で売れる可能性を秘めているクラガンモアだが、少しでも買取価格アップを狙うためにはどこで売るといいのだろうか。以下を参考にしてみてほしい。
お酒を扱っている買取業者
中古品の買取をしている店の中でも、お酒を専門に買い取ってくれる買取業者がある。こういった店はクラガンモアの価値を理解した上で査定してくれるので、高値をつけてくれる可能性が高い。
また、おたからやのように、主にブランド品の買取をしている店で、洋酒の買取もおこなっている店もある。まずは買取業者のホームページで買取実績を確認するのが良いだろう。過去にクラガンモアの取引があれば一番良いが、スコッチウイスキーの買取実績があるかを調べたい。電話で問い合わせればより詳しい情報が得られる場合もある。
ネットオークション
クラガンモアを買い取ってもらう手段として、ネットオークションもある。フリマアプリ、メルカリ、ヤフオクなどで取引されている。自分で出品するほか、手数料は取られるものの出品を代行してくれる業者もある。オークションに出すこと自体が手間だという場合は利用しても良い。
クラガンモアの価格相場
それでは、ここからクラガンモアの買取相場を見ていこう。今回は買取業者の査定相場に加え、ネットオークションでの売買相場も調査したので、この機会に個人売買も検討してみてほしい。
買取業者に査定をしてもらった場合の価格相場
クラガンモアとひとことで言っても、スタンダードなものから限定品までいろいろな種類があり、それにより価格は変わってくる。クラガンモア12年が最も流通している商品だが、箱入り美品など条件がそろうと5,000円での買取実績もある。
ウイスキーは一般的に熟成年数が上がるとそれだけ作る手間がかかるため、価格は上がっていく。クラガンモアの場合、12年ものの他に14、15、21、25、29年ものなどが過去に限定販売されている。21年ものであれば8,000円という査定価格も出ている。醸造年が記載されたものや、特殊な製造工程を経たものなど、本数限定のリリース品だとさらに価格は上がり、1973年もののクラガンモアは28,000円という高値がついている場合もある。
また、クラガンモアの場合、単に熟成年数だけでは希少価値がはかれないものも存在する。ポートワイン樽など個性のある熟成樽を使って寝かせたものや、カスクストレングスといって熟成した原酒に加水せずボトリングされたアルコール度数の高い商品も販売されている。こういったものは再販予定がない限定品のため、ウイスキー好きには特に需要が高く、買取価格も高い場合が多い。
買取業者に査定を依頼する前に、手元にあるクラガンモアがどのような種類のものなのか自分なりに調べておくと良いだろう。限定品はラベルが特徴的なので、一般的なクラガンモア12年と比べればすぐにわかるはずだ。限定品の場合はラベルにロットナンバーが入っている場合もあるので参考にしたい。
ネットオークションでの価格相場
買取業者での査定価格と同様、クラガンモアでも熟成年数が長いものや限定商品かどうかで価格は変わってくる。買取業者での査定価格に比べ、ネットオークションの方が買取価格に幅があり、約3,000円~40,000円となっている。比較的市場に多く出回っている12年ものが3,000円前後で、レア商品は10,000円~というケースが多い。それら全てを平均すると約22,000円だ。
クラガンモアは2002年にラベル変更をしている。そのため、ネットオークションではもう販売されない旧ラベルのクラガンモア12年は約6,000円と高値がついている。
基本的にウイスキーは飲料なので未開栓品のみ取引が可能と考えたほうがいいが、ネットオークションに関しては空瓶なども出品されている。ウイスキーの人気が高まっているせいで、ウイスキーの空瓶をインテリアとして使いたい人の需要があるようだ。200円前後の取引価格が多いが、限定ラベルの空瓶は1,000円での取引も成立している。
高く買い取ってもらうコツ
これだけ需要が高いクラガンモアなので、せっかくならできるだけ高い価格で買い取ってもらいたいものだ。そのためにはどうしたらよいか、コツを紹介していこう。
付属品があれば必ずセットで査定に出そう
保証書や箱があれば必ず一緒に査定してもらおう。多少の汚れやシワがあっても、付属品がある方が減額されないことが多い。
箱やボトルはできる限り綺麗にして査定に出す
埃が被っている商品は、鑑定者の印象を悪くしてしまう。できる範囲でかまわないので、拭くなどして綺麗な状態にしてから査定をしてもらおう。また、査定に出す際に宅急便を使う場合はボトルが割れないよう丁寧に梱包し、宅配業者にもワレモノが入っている旨を伝えるなど、細心の注意を払いたい。
キャンペーンを利用しよう
買取業者のホームページなどを見ると、時期によっては査定額アップキャンペーンをしていることもある。クラガンモアの買取価格は比較的高いものが多いので、キャンペーンを利用すると例え数パーセントアップでもかなりの高額になることもある。最適な売りどきを見極めることも大切だ。
複数の買取業者に査定を依頼しよう
業者によっては買取査定価格に大きな差が出ることもある。鑑定者にクラガンモアの正確な知識があるかどうかで査定価格が変わる上、その店でのクラガンモアの需要によっても査定価格が違ってくるからだ。
査定方法は、商品を店に持ち込む以外にも、電話での口頭査定やネット上で必要な項目を入力するだけで査定をしてくれる業者もある。手間と時間はかかるものの、少しでも高値をつけてもらうには必要な作業と考えたい。
また、複数の買取業者から査定額をもらっておけば、希望する買取業者との交渉の際に参考価格として利用できるため、交渉次第で買取価格を上げてくれることも考えられる。買取業者での査定額が最適かを判断する際に、ネットオークションでの取引価格も参考になる場合もあるので、調べておくと良い。
買取業者の評判も重要
買取業者の対応について、ネット上の口コミなどで評判をチェックしてから買取依頼をしよう。特にクラガンモアでも限定品や熟成年数が長いものを売る際は、高値での取引が考えられるため、買取業者との折衝は重要だ。安心して取引をするためにも、事前に買取業者の下調べはしておきたい。
オークションであれば買取相場の変動を確認しよう
オークションでは、お歳暮やお年賀などでお酒を貰ったけれども飲まないので出品するといったケースがあるため、年末年始は比較的出品数が多い。そのため、オークション市場での供給量が増えることから、価格もそこまで上がらない傾向がある。同じ商品でも他の時期に比べて年末年始の取引価格は10,000円近く値が低くなっているものもある。オークションへの出品時期は相場の変動を見ながらおこなうのが得策だ。
まとめて売ると高値がつきやすい
クラガンモア1本を買い取ってもらうより、複数のウイスキーをまとめて査定に出した方が高値になりやすい。まとめて鑑定できれば担当者の手間が省けるため業者にとっても都合がいいこともあり、価格交渉の余地が増えるためだ。他のウイスキーと一緒に売るのでもう少し高値をつけてほしいと言った要望を聞いてもらえることも考えられる。
ネットオークションでも、複数での出品は受け取る側にとって送料が1回分で済むこともあり、人気がある。クラガンモア12年のスタンダード品でも複数での出品であれば目を惹くため、高値になる可能性がある。
オークションならクラガンモアの良さを最大限にアピールしよう
入札者はネットオークション上に公開されている情報だけを手掛かりに入札を決める。そのため、出品者は商品をできるだけ目を惹くようにアピールしなければならない。クラガンモアの限定品を出品する場合は、それがはっきりわかるラベルなどの拡大写真を載せよう。
また、ウイスキーは独特の琥珀色が特徴的である。その色を際立たせるためにも、木目調の机の上で写真を撮らない方が良い。バックを白にするのもいいだろう。商品の良さを魅力的に紹介すれば、落札価格も上がるはずだ。
保管状況に気をつけよう
ウイスキーは常温保存でも問題ないお酒である。ただ、急激な温度変化や紫外線には注意が必要だ。箱やラベルが日焼けしてしまうと商品の価値も下がってしまうので、買取先が決まるまでの間の保管場所にも気をつけたい。
まとめ
クラガンモアは多くの人に受け入れられやすい特徴を持つウイスキーなので、需要が高く、高値で買い取ってもらえる可能性が高い。ものによっては想像以上の値がつくことも考えられる。売る場合は即決せず、さまざまな条件を比較検討して、できるだけ価値がわかる人に高い価格で買い取ってもらおう。高値で買い取ってもらうには、その手間を惜しまないようにしたい。