ザ・マッカラン1861 レプリカの買取相場・査定情報まとめ

今回は、ザ・マッカラン1861 レプリカについて詳しく解説していく。ザ・マッカランといえば、定番の多くのファンを持つシングルモルトウイスキーである。身近で目にするものも多いが、一方で中には高額で取引されるものも多々あり、今回紹介するザ・マッカラン1861 レプリカもその中の一つだと言えるだろう。

この記事では、そんなザ・マッカラン1861 レプリカがどこで生まれて、どのような歴史を持っているウイスキーなのか、などその背景を解説した後に具体的な現在の買取相場や査定情報、更に高く売るためのコツについて見ていく。

ザ・マッカラン1861 レプリカやザ・マッカラン 1861 レプリカ各ボトルの売却を検討している方は、この記事で紹介する内容をぜひ参考にしてほしい。

そもそもザ・マッカランとは

ザ・マッカラン1861レプリカの説明の前にまずはザ・マッカランというウイスキーについて知っておいたほうが良いだろう。ご存知の方も多いかもしれないが、復習の意味も込めてここでもう再確認していってほしい。

北海道よりも小さな面積であるにも関わらず、100以上のウイスキー蒸留所が存在するスコットランドの北部、ハイランド地方にある「スコッチウイスキーの聖地」スペイサイド地区にザ・マッカラン蒸留所はある。

原料は大麦、水、イースト菌のみと比較的シンプルだが、高級百貨店ハロッズが刊行したウイスキー読本の中で「シングルモルトのロールスロイス」と称賛されたほど、気高く品性のある味わいをもつスコッチウイスキーに仕上がっている。

1824年に蒸留ライセンスを取得して以来190年以上に渡って上質なウイスキーを製造し続けてきた名門中の名門であるザ・マッカランはウイスキー上級者だけでなく、初心者でも知っている幅広く人気があり、世界中に多くのファンがいる。

オークションでの価値

2018年8月に香港でおこなわれたワイン＆ウイスキーオークションではオリジナルデザインのマッカラン60年が2本出品されいずれも日本円にして約1億2千万円で落札されマッカランMが持つウイスキー1本につけられる歴代最高額「62万8千ドル」を大幅に更新した。

場合によってはウイスキー1本で1億円を超えるほどの取引になることやマッカラン60年に記録を更新されるまでの歴代1位もまたマッカランであることからもこのウイスキーがどれだけ世界中から愛されているかが伺い知れるのではないだろうか。ではなぜそれほどの価値がつき、これほど多くのファンを持つのかザ・マッカランの魅力について見ていこう。

ザ・マッカランの魅力

ここではザ・マッカランの根幹である6つの柱（THE SIX PILLARS）に添ってザ・マッカランの魅力がどこから生まれるのかを説明しよう。

• ・SPIRITUAL HOME （魂の故郷イースターエルキーハウス）
• ・CURIOUSLY SMALL STILLS(スペイサイド最小の小型蒸留釜)
• ・FINEST CUT(厳選された16％のファイネストカット)
• ・EXCEPTIONAL OAK CASKS(樽へのこだわり)
• ・NATURAL COLOUR(天然色)
• ・PEERLESS SPIRIT(職人の情熱)

この6つはザ・マッカランを支える柱であり、その魅力にも直結している要素なのでぜひ確認していただきたい。

SPIRITUAL HOME （魂の故郷イースターエルキーハウス）

まだザ・マッカランができる前、1700年に地元で採石された砂岩で建築されたEaster Elchies Houseは300年以上に渡ってここに佇みザ・マッカランの成長を見守ってきたまさにザ・マッカランの精神的支柱であり、象徴の存在と言える。

CURIOUSLY SMALL STILLS(スペイサイド最小の小型蒸留釜)

「スコッチウイスキーの聖地」スペイサイド地区においても最小の蒸留釜をザ・マッカランでは使用している。形状や大きさもそれぞれ異なり、銅とスピリッツとの接触の程度を考え抜いて作られている。釜の体積が減るということでたしかに効率は落ちるが、銅とスピリッツとの接触が増やし、コクがありフルーティーなザ・マッカランならではの味わいを演出するのがこの蒸留釜なのだ。

FINEST CUT(厳選された16％のファイネストカット)

ザ・マッカランの原酒はこれだけこだわり抜いた設備と原料の中から生まれ、そこから更に厳選される。蒸留釜から生まれたスピリッツをテイスティングし選別。原酒となれるのは全体のたった16％という厳しい選別をくぐり抜けて我々のてに届くのだ。環境、設備、原料にこだわり抜いた上で更に厳しく選別をおこなうことでマッカランの高い品質は保たれている。

EXCEPTIONAL OAK CASKS(オーク樽樽へのこだわり)

ザ・マッカランの樽はそのほとんどが独自のオーク樽製だ。樽の使用からこだわり抜いて制作されるこの樽はウイスキーの香り、味のなんと8割を左右するとも言われる重要な要素。ザ・マッカランはこの樽に原木調達、製造、シーズニングから手入れまで時間をかけてこだわることで芳醇で重厚な味を実現しているのだ。

NATURAL COLOUR(天然色)

ウイスキーの魅力を樽の個性が出るその美しい色に見出す方もファンの中には多いだろう。ザ・マッカランでは人工着色は一切おこなわず琥珀色の豊かで自然な色を生み出している。

PEERLESS SPIRIT(比類なき精神)

ブランドとして既に確立された位置を手に入れながらなお高品質なウイスキーを輩出し続けるザ・マッカランはどの工程をとっても他を凌駕する職人の技と情熱が生み出している。ザ・マッカランのクオリティの高さを維持し続けている理由が垣間見えたのではないだろうか。次はいよいよこの記事の本題であるザ・マッカラン1861 レプリカについて見ていこう。

ザ・マッカラン 1861 レプリカとは？

ザ・マッカラン 1861 レプリカは2001年に「レプリカシリーズの第2弾」と銘打って販売されたボトルだ。香りは重めでオールド感のあるオレンジや麦感があり味は濃厚。適度な粘性もあって人気の1本となっている。

1861年当時のマッカランの香り、味、ボトルやラベルまで再現されており、眺めるだけでもマッカランの歴史を存分に楽しめる一本だ。

ザ・マッカラン 1861 レプリカ買取相場

ザ・マッカラン 1861 レプリカの買取相場やその他にも多くの種類があるザ・マッカランがどの程度の価格帯で取引がされているのかを知っておくことは、売却の検討に役立つ大きな検討材料の一つになる。

買取相場

ザ・マッカラン 1861 レプリカの買取相場は、キャップが開いているか否か、色調ラベルの保存状態などの状態や装飾品の有無はもちろん、時期や業者によっても大きく左右される。ここでは、参考までに大手買取業者大黒屋が発表しているザ・マッカランの買取参考価格をチェックしよう。

• ・ザ・マッカラン ファイン＆レア 1945 56年…300万円
• ・ザ・マッカラン ファイン＆レア 1950 52年…145万円
• ・ザ・マッカラン 18年 1977年…22万円
• ・ザ・マッカラン 30年 シェリーオークブルーラベル…45万円

ここで紹介したものはほんの一部にすぎないが、それでも特に人気の高いものであれば、参考買取価格で300万円を超えるものもあり、非常に高額な取引もおこなわれていることがわかってもらえたのではないか。このコラムの主題ザ・マッカラン 1861レプリカの参考買取価格は以下の通りだ。

• ・ザ・マッカラン1861 レプリカ…6.5万円
• ・ザ・マッカラン1841 レプリカ…4万円
• ・ザ・マッカラン1851 レプリカ…3万円
• ・ザ・マッカラン1876 レプリカ…5万円

他のレプリカシリーズと比較しても1861は高額で取引されている。

ザ・マッカラン 1861 レプリカの査定情報

ここでは具体的に業者ごとの査定情報を案内しよう。所在地や宅配買取サービスの有無、LINE査定など、それぞれ業者によって対応が違うので、自分に合った業者をここでは探してみてほしい。

レッドバッカス

レッドバッカスはお酒の買取に特化している大手買取業者だ。ウイスキーの他にもワイン、ブランデー焼酎など対応してもらえるお酒の領域も広い。

査定方式は従来の減点式ではなく、目安の最低買取金額から状態によって上乗せがされる上乗せ方式の査定なので、状態によっては高額買取も期待できる。代金振込みのスピード感も早く、最短で当日の受取りが可能な業者だ。

ファイブニーズ

ファイブニーズは高額買取に期待ができる業者だ。これは元ソムリエや元ワインインポーターなどの専門家が在籍しているお酒買取のプロフェッショナルである点や独自の「飲食店コンシェル」というサービスを利用して全国飲食店との非常に強力なつながりを持つことで再販ルートを常に確保できる点などの根拠がある。

査定方式はオンライン査定、電話査定、LINE/写メ・画像査定、FAX査定と多様で、買取方法も店頭・持込買取に加えて全国送料無料の宅配買取や、対応エリアは都心か否か、や本数によって要相談となるものの出張買取にも対応してくれるのが嬉しい。

ストックラボ

ストックラボはお酒に加えてブランド品などさまざまな買取サイトを持ち、網羅的に広く買取という分野で活躍している業者だ。お酒に関しても専門知識と経験も豊富な専属の鑑定士がおり、業界最高水準の買取価格の提示が受けられる。

これは、お酒専門では無いため多く独自の再販ルートを持つという利点が活かされていると言えるだろう。また、ラベル剥がれや液面の低下など状態が悪い場合でも査定及び買取が受けられる。他の業者で既に断られてしまった。という方も諦めてしまわず、一度ストックラボに相談してみてはいかがだろうか。

ライフバケーション

ライフバケーションはお酒買取専門の業者だ。インターネット販売をメインとする業者も多い中、横浜店・世田谷店・静岡店では店頭販売もおこなっている。

インターネット販売であれば自ずとかかってしまう掲載費用・オークション出品費用・手数料などを割愛できるので安価なお酒や状態の悪くなってしまったお酒も査定の土台に上がりやすい特徴がある。

キャンセル料金も無料で、数千本単位の大量売却にも対応してもらえるので、他業者で断りを既に受けた。という方でも一度相談してみると良いだろう。

高額売却のコツ

ザ・マッカラン1861 レプリカを更に高額で売却するためにここで紹介するコツについて気をつけてほしい。同じウイスキーでも査定をするスタッフの印象や細かいポイントで買取金額に大きく差が出る場合があるのだ。

付属品をなるべくそろえる

付属品がそろっていないと買いたくない。というファンの方も多いため、買取業者は付属品の有無で価格を上下せざるを得ないという事情がある。ぜひ査定に出す前に付属品がしっかりそろっているかを確認しよう。

飲まないお酒は早く売る

お酒は保存状態に気をつけないと経年劣化してしまう。味や色に変化が出てしまうと当然のことだが、その分査定額は下がってしまう。手に入ったお酒をコレクション、もしくは飲むのでなければすぐに売却を検討するようにしたい。

複数業者に一括査定を出す

1社にまかせてしまうのではなく、複数の業者に一括査定を出すことがお酒の査定においても重要だ。買取業者によって査定方法や再販できるルートは異なり、得意のジャンルというものもそれぞれの業者で存在し、状況も業者ごとに常に異なっている。

例えばそのお酒をちょうど今ほしがっているというような業者であれば高く買い取ってくれるだろう。そういったことを加味すると1社のみの査定に任せてしまうのは更に高く買い取ってくれる業者を捨ててしまうリスクがある。実際に一括査定を出してみると驚くほど金額に差がつく場合もあるので、少しでも高く売るのであれば複数の業者に査定を頼むようにしてもらいたい。

査定前に掃除する

査定に出す前にかならず綺麗に掃除し、査定する鑑定士の印象を少しでも良くすることをおすすめする。

同じお酒でもホコリまみれで査定されるのと綺麗な状態で査定されるのとでは印象は大きく違い、金額に差が出てしまう場合がある。これはその状態のみの印象だけではなく、保存状態が悪かったのではという推測も入ってしまうので、悪い印象を与えてしまうことが原因だ。

保存状態を良くするに越したことはないが、必ず綺麗な状態で査定に出すことを心がけるだけでもより高い査定金額の提示を受けられる場合がある。

まとめ

今回は、ザ・マッカラン1861 レプリカの持つ背景や買取相場、高く売るためのポイント、主な買取業者などについて紹介した。参考になっただろうか。ザ・マッカラン1861 レプリカを現在所有していて、将来的にも飲む予定はない。という方は今回紹介した内容を是非参考にして早期で高額の売却をぜひ検討してもらいたい。