シーバスリーガルアイコンの買取相場・査定情報まとめ

スコッチウイスキー・シーバスリーガル。そのシリーズの1つ、シーバスリーガルアイコンは、2015年12月に百貨店などで完全数量限定で販売されたものだ。参考価格は500,000円と言われるラグジュアリーウイスキー・シーバスリーガルアイコンの買取相場・査定情報をまとめた。もし飲まないシーバスリーガルアイコンがあって、買取をしてもらいたいのであれば参考にしていただきたい。

シーバスリーガルの歴史

まずは現在では世界150か国以上で人々に愛され続けているシーバスリーガルの歴史をひもといてみよう。

1990年に誕生したラグジュアリーウイスキー

シーバスリーガルの歴史は1909年にはじまった。ウイスキーの本場・スコットランドが生み出したブレンデッド・ウイスキーである。マスターブレンダ―はコリン・スコット。伝説のマスター・ブレンダ―とも呼ばれている。以前、シーバスリーガル12年の広告で貴乃花親方とも共演した過去もある。

貴重な原酒をぜいたくにブレンドしたシーバスリーガルアイコン。その核となるキーモルトは、ハイランド地方北部のスペイサイドにある最古の蒸留所・ストラスアイラ蒸留所の原酒を使用している。

シーバス兄弟によって作られるウイスキー

シーバルリーガルを製造するシーバス・ブラザーズ社は1801年、シーバス兄弟によって開かれたのが最初だ。当初はコーヒーやブランデーなどを販売していたが、1850年代に富裕層向けのビジネスとして、ブレンデッド・ウイスキーの製造をはじめたのがシーバスリーガルの始まりだ。1950年にはハイランド地域で最も歴史ある蒸留所のストラスアイラ蒸留所を買収し、現在ではペリノ・リカール社の傘下となっている。

ストラスアイラ蒸留所とは

シーバスリーガルのキーモルトである原酒の生産地でもあるストラスアイラ蒸留所はスコットランド・バンフシャ―、キースに位置する蒸留所だ。1786年に蒸留所の歴史が始まり、ストラスアイラに改名されたのは1870年のとき。その後1度は以前の蒸留所名ミルトンと名前を戻しているが、破産や競売などをへて1951年に再度、蒸留所名をストラスアイラと変更された。

そして現在ではフランスの世界的酒造メーカーで知られるペルノ・リカールの傘下になっている。ストラスアイラ蒸留所をキーモルトとし、ほか20種類以上のウイスキーをぜいたくにブレンド。中には現在操業していない蒸留所の原酒も含まれ、ウイスキーそのものがプレミアとなっている。

シーバスリーガルアイコンの特徴

最高級品とも呼ばれるシーバスリーガルアイコン。テイスティングはもちろん、付属品も豪華だ。

美しいグリーンボトル

英国の名門ガラスメーカー・ダーティントン製のクリスタルデキャンタを採用。なんと手拭きで作られている。気品のある緑色のクリスタルガラスに繊細なエッチング、そして美しい金属細工が施されている。

高級さあふれるトランクケース

付属品にも注目だ。シーバスリーガルアイコンは、グリーンのトランクパッケージに入っている。100年以上も前に上流階級の人々を魅了した気品高いデザインだ。その中には豪華なクリスタル製のデカンターキャップとブランドミニブックが付属されている。

テイスティングノート

シーバスリーガルアイコンは最高峰、そしてぜいたくを極めた味わいと言われている。そんなシーバスリーガルアイコンのテイスティングノートを紹介しよう。香りは深くリッチでフルーティー、かつほのかに広がる蜂蜜の甘さ、熟した梨、ビターチョコレート、そしてオレンジのフォンダンクリームのさわやかさ。

味はシロップやバニラエッセンスに漬け込まれた甘いオレンジや豊かでフルーティーな桃のフレーバー、熟成樽由来のヘーゼルナッツの風味と合わさり、バランスのとれた味わい。そして飲んだ後はどこまでも長く続く、魅惑的で甘い余韻が特徴らしい。

その他のシーバスリーガルの種類

日本で限定販売されたシーバスリーガル アイコン。他にもシーバスリーガルシリーズは6種類ある。それが以下だ。

• ・シーバルリーガル 12年
• ・シーバスリーガル 18年
• ・シーバルリーガル 25年
• ・シーバルリーガル ミズナラ・スペシャルエディション
• ・シーバスリーガル アルティス
• ・シーバスリーガル ブラザーズブレンド

主力商品は世界的にも有名なシーバスリーガル12年だ。ミズナラ・スペシャルエディションは、日本原産のミズナラ樽で熟成させた日本向けの商品、コンペで金賞を受賞した。18年や数量限定生産の25年などがある。

各酒買取業者の買取価格

それでは実際のシーバスリーガルアイコンの買取相場や査定情報をチェックして行こう。ちなみに定価は冒頭でもお話ししたが500,000円程だ。現在では楽天市場で一部正規品の取り扱いがあるが、そちらは48万円前後である。では買取価格はどうだろうか。

本記事の執筆時点では、シーバスリーガルアイコンの買取価格や査定情報についてハッキリと価格を提示している業者は残念ながらゼロだった。他のシーバスリーガルシリーズについては記載があるものの、シーバスリーガルアイコンに関しては名称すら挙げられていない。以下は参考までに業者別にシーバスリーガルの査定情報についてまとめた。

ライフバケーション

24時間受付対応のオンライン査定、メール査定、そして最近では画像を送るだけで査定してもらえるリアルタイムLINE査定を実施しているライフバケーション。メディア実績も豊富だ。買取の際の配送料や振込手数料などもすべてライフバケーションが負担してくれる。店舗は横浜本店、世田谷区、千代田区、静岡、宇都宮にあるので近くの方は店舗も利用できるので直接交渉もしやすい。

ライフバケーションではシーバスリーガルアイコンについて、価格記載はなかったが12年、ミズナラ、18年、25年が高額買取の対象になるとの記載があった。その中でも25年が1番高いとのこと。現行商品は付属品など全てそろって10,000円以上、旧ボトルは15,000円以上の査定が付くようだ。

ストックラボ

ストックラボも酒買取の実績が豊富な業者だ。さらに宅配買取や店頭買取はもちろん、出張買取もおこなっており、指定した住所までスタッフが査定に来るサービスもおこなっている。売りたいお酒の本数が多く梱包が大変な人には便利だ。もちろん出張費や手数料などはすべて無料でおこなってくれる。

ストックラボではシーバスリーガルブランドのお酒は相場上昇中ブランドとして扱われている。また、買取実績も豊富で、さらに汚れがあっても買取をしてくれるという。また、実績としては2017年に25年、レアオールド18年が挙がっていた。

お酒買取みっけ

過去にイチローズモルトを8,700,000円で買い取った実績がある千葉県柏市にあるみっけでは、シーバスリーガルの買取価格を25年が10,000円、18年が2,000円、12年を500円で設定している。

もともとおもちゃ買取専門店のこちらでは、お酒も積極的に高額買取をしているようだ。シーバスリーガルアイコンも、もしかしたら高値をつけてくれるかもしれない。アプリ査定もしているので、気軽に問い合わせてみてはいかがだろうか。

メルカリ・ヤフオクでの相場

現在ではフリマアプリやオークションサイトでお酒を売る人も多い。特にメルカリでは出品までの流れが非常にスピーディーなので愛用者も多い。ウイスキーもかなりの数が出品されている。シーバルリーガルシリーズもその1つだ。本記事執筆時点でなんと、シーバルリーガルアイコンの出品を1件見つけた。

シーバスリーガルアイコンと他に4本のウイスキーをまとめて出品しているが、未開栓でしっかり緑のトランクケースもついていて、ほぼ購入時の状態のままだ。価格は425,000円。他のウイスキーとセットになっていることから通常価格よりも買いやすい金額になっている。が、なかなか買い手がついていないようだ。

フリマアプリの性質上、値が張るものは売りづらい印象だ。ヤフオクでも1件だけ出品があった。メルカリと同じく425,000円スタートで即決も同じ価格だ。未開栓で箱付き。ボトル自体は袋が被せられていることからも状態はかなりいいものである。記事執筆時点で出品開始したばかりだったので、この後どうなるかが気になるところだ。

お酒を売るときの注意点

シーバスリーガルアイコンはあまり査定情報や実績がないが、もし査定を依頼する場合は以下の点に気を付けよう。

未開封であるか？

酒専門の買取業者によっては、開封済みのものでも積極的に買い取ってくれるところがある。しかし、言うまでもなく開封済みのものよりも未開封のものの方が買取価格は高くなるものだ。開封してしまうと劣化の進みが早くなるので開封前の味わいや風味が落ちてしまう。また、次に挙げるリスクも懸念される。

液面低下していないか？

開封してしまった場合はもちろん、未開封のものでも年数がたってしまったお酒は液面低下の恐れがある。液面低下とは、ウイスキーのアルコール分が揮発することによって内容量が減ってしまうことだ。

保管していたときに湿気が高かったり、直射日光にさらされてしまっている場合に液面低下が起きやすくなる。開封してしまった場合は、直射日光を避け、冷暗所に立てて保管するようにしよう。また、替栓がある場合はそちらを利用してしっかり封をしておこう。

付属品はそろっているか？

シーバスリーガルアイコンの場合、前述のように

• ・緑色のトランクケース
• ・クリスタル製のデキャンタキャップ
• ・ブランドミニブック

この3点がついてくる。買取の際は付属品がすべてそろっていると買取価格もUPしやすい。もしうっかり捨ててしまった場合でも、まれにヤフオクやメルカリなどで付属品のみ出品している場合がある。そういったものを利用して付属品をそろえておくのもいいだろう。場合によっては1万円以上も変わるので付属品の有無は意外とあなどれない。

まとめ

現在およそ500,000円で売られているシーバルリーガルアイコンは酒買取業者では詳しい実績を掲載していない。2015年に日本に限定登場したのでおそらくまだ手放せない人が多いのだろう。そんな中でもメルカリやヤフオクと言った個人間取引の場では少しずつ出品が増えてきている。

あまり査定情報が明らかになっていない状態で適当に業者を選んで売ってしまうのは、損する恐れもある。もし買取してもらう場合は、ネットで無料一括査定をおこなうようにしよう。複数業者に問い合わせれば損するリスクも減る。ぜひ参考にしていただければ幸いだ。